18 / 74
第18話 魔盾の性質
しおりを挟む
(嘘だろ!?結構強めに打ったのに……流石にゴブリンみたいに上手くはいかないか!!)
自分の攻撃が通じなかったことにレイトは冷や汗を流すが、このような状況に陥る事は想定済みだった。まだレイトの右手は反魔盾を展開しており、迫りくるオークに向けて構えた。
「プギィイイッ!!」
「来いっ!!」
自分の食事の邪魔をした人間にオークは怒り心頭であり、レイトを捕えようと腕を伸ばしながら突進してきた。それに対してレイトは反魔盾を展開した状態で待ち構え、冷静にオークの片腕に目掛けて放つ。
「おらぁっ!!」
「プギャッ!?」
オークが迫った瞬間、レイトは側面に回り込んでオークの左腕に目掛けて反魔盾を繰り出す。衝撃が跳ね返ったオークの左手が自分の顔面めり込む。
「フガァッ!?」
「まだまだ!!」
左腕を弾き飛ばしてオークを怯ませると、さらにレイトは肘の部分に反魔盾を叩き込み、さらに顔面に衝撃を受けたオークは地面に倒れこむ。その間にレイトは距離を取り、オークの様子を伺う。
顔面に二連発も衝撃を受けたオークは立ち上がろうとしたが、流石に自分の腕で殴られたら無事では済まなかったらしく、鼻血を吹き出していた。
「フガァッ!?」
「ふうっ、ふうっ……流石にしぶといな」
「プギィイイッ!!」
鼻血を流しながらもオークはレイトと向き直り、全身の毛を逆立たせて睨みつける。ボアにも劣らぬ迫力にレイトは後ずさるが、このまま逃げる事はできない。
(やっぱり俺の地力じゃこれが限界か。仕方ない……とっておきを使うか)
渾身のカウンターでもオークを倒すまでには至らず、自分の腕力では限界を感じたレイトは準備を行う。
――反魔盾は衝撃が強いほどに跳ね返すのに必要な魔力が大きくなるが、逆に言えば魔力の消費量を増やせば反発力を高める事ができる。その性質を利用すればレイトは相手が攻撃を仕掛けずとも反撃を繰り出すことができた。
反魔盾を縮小化させ、掌に収まるほどの大きさに変化させる。盾を小さくしたのは無駄な魔力の消費を抑えるためであり、オークに目掛けてレイトは突っ込む。
「うおりゃあっ!!」
「プギャッ!?」
まさか獲物の方から接近してくるとは思わず、オークはレイトが繰り出した掌底を避けられずに腹部で受け止める。オークの腹部は肉体の中で最も防御力が高く、人間の力ではどうにもできない。しかし、レイトの掌には反魔盾が握りしめられていた。
反魔盾がオークの肥え太った腹に触れた瞬間、魔力を消費して反発力を高める。レイトの腕力だけではびくともしない巨体だろうと、魔法の力を最大限に高めれば吹き飛ばす事も不可能ではない。
「おらぁあああっ!!」
「ブフゥウウッ!?」
腹部に強烈な衝撃を受けたオークは吹き飛び、先ほど食べていた餌を吐き散らしながら倒れこむ。一方でレイトは右腕を抑え、頭痛と疲労が同時に襲い掛かる。
「はあっ、はあっ……さ、流石にきついな」
オークを吹き飛ばすだけの衝撃を生み出すためにレイトは相当な魔力を消費し、しばらく休まなければ動けそうになかった。その一方でオークは倒れたまま動かず、意識を完全に失っていた。止めを刺すには絶好の機会だが、レイトは疲れて動けそうにない。
(一発だけでこの有様か。でも、こんな化物を俺一人で倒せたんだよな)
防御魔法は攻撃を防ぐ事しかできないと思われがちだが、使い道によっては攻撃にも利用できる事は証明された。もっと魔法の腕を磨けばより強力な反撃を繰り出せると確信し、自分が魔法使いとして一歩成長したと実感した。だが、そんな事を考えているレイトの元に聞き覚えのある声が響く。
「くくく、まさかこんな形で再会できるとはな」
「っ!?」
声のした方向に振り返ると、前に街道で絡んできた赤竜に所属する冒険者の男が立っていた。男は地べたに座り込むレイトと彼が倒したオークに視線を向け、醜悪な笑みを浮かべた。
「こいつは最高だ!!まさかお前みたいなガキがオークを仕留めるとはな!!」
「あんた、まさかずっと見てたのか?」
「ああ、お前の後をずっと付けてたからな。全く気付いていなかっただろ?」
「くっ!!」
男の言葉にレイトは自分が油断していた事に恥をかく。この試験では他の冒険者は競争相手でもあり、ましてや単独行動する自分は他に頼れる仲間がいない事を忘れていた。
仮にレイトが他の冒険者と行動を共にしていたら流石の男も尾行は断念していた。しかし、黒虎からの冒険者が一名だけだと知った男はレイトの後を辿り、先日の恨みを晴らそうと考えていたのだが、まさかオークを仕留めるとは思わなかった。男は獲物を奪えるだけでなく、レイトに復讐する絶好の機会を得た。
「別の他の冒険者から獲物を奪うなという規則はなかったよな。お前のお陰で特別報酬も手に入れられそうだ」
「ふざけんなっ!!それ以上に近づいたらただじゃおかないぞ!!」
「ふんっ!!そんな有様で何ができるってんだよ!?」
レイトは立つことさえもままならず、そんな彼を無視して男は倒れているオークの元に向かい、止めを刺して素材を奪おうとした。だが、レイトは男に獲物を奪われるぐらいならばと右手を構えた。
「それ以上に近づいたら攻撃するぞ!!」
「やるってのか!?上等だ、ぶっ殺してやる!!」
男はレイトの言葉に慌てて剣を抜いて構え、二人は睨みあったまま動けない。レイトは大分体力を消費しているが、このまま獲物を奪われるぐらいならば意地でも戦うつもりだった。
(絶対にこんな奴に渡してたまるか!!)
右手を構えて呪文を唱えようとした時、男の後方から大きな影が差す。それを見てレイトは目を見開き、男は急に暗くなったことに疑問を抱いて振り返る。
「な、何だ?」
「馬鹿、振り向くな!!」
男は振り返った瞬間、視界に映し出されたのは全身が赤毛に覆われた巨大熊が立ち尽くしていた。オークよりも一回りは大きく、異様に長い牙と爪は刃物のように研ぎ澄まされており、巨大熊は血走った目で男を見下ろす。あまりの迫力に男の悲鳴が森中に響き渡った。
「ひ、ひぃいいいっ!?」
「ウガァアアアッ!!」
「逃げろ!!殺されるぞ!?」
巨大熊の迫力に腰を抜かした男は地面にへたり込み、恐怖のあまりに身体が震えて動けない。レイトは男を助けようとしたが、巨大熊は腕を振りかざして男の頭を叩き潰す。
断末魔の悲鳴を上げる暇もなく男は死亡し、地面に大量の血が飛び散る。頭を潰された肉体はしばらく痙攣した後に動かなくなり、その光景を見たレイトは顔色を真っ青に染めた。
(し、死んだ……人が、死んだ)
憎き相手とはいえ、人が死ぬ瞬間を初めて見たレイトは身体の震えが止まらない。今すぐに逃げなければ殺される事は理解しているが、巨大熊の圧倒的な威圧感に身体が言う事を聞いてくれない。
(に、逃げなきゃ……でも、どうやって!?)
必死に身体を動かそうとするが上手く動けず、その間にも巨大熊は男の死体を振り払ってレイトの元に近づく。それを見てレイトは腰に差している短剣を思い出し、どうにか刃を抜いて自分の左手に突き刺す。
「がああっ!!」
「ウガァッ!?」
自分で肉体を傷つけたレイトを見て巨大熊は戸惑い、その一方で左手の痛みで正気を取り戻したレイトは立ち上がる。痛覚で恐怖を振り払うと、改めてレイトは周囲を見渡して役立ちそうな物を探す。
(考えろ考えろ考えろ!!この化物の注意を反らす方法は……あれだ!!)
レイトが目をつけたのは餌箱であり、中身はオークをおびき寄せるために大量の食材の残骸が入っていた。巨大熊も餌に釣られてやってきたのは間違いなく、レイトは餌箱を蹴りつけて中身を散布した。
「これでも食ってろ!!」
「ガウッ!?」
地面に散らばった食材を見て巨大熊の注意がレイトから逸れると、その隙を逃さずにレイトはゆっくりと後ずさり、ある程度距離を離すと全速力で逃げ出す。オークの素材を回収する暇などなく、森の中を駆け抜けた――
自分の攻撃が通じなかったことにレイトは冷や汗を流すが、このような状況に陥る事は想定済みだった。まだレイトの右手は反魔盾を展開しており、迫りくるオークに向けて構えた。
「プギィイイッ!!」
「来いっ!!」
自分の食事の邪魔をした人間にオークは怒り心頭であり、レイトを捕えようと腕を伸ばしながら突進してきた。それに対してレイトは反魔盾を展開した状態で待ち構え、冷静にオークの片腕に目掛けて放つ。
「おらぁっ!!」
「プギャッ!?」
オークが迫った瞬間、レイトは側面に回り込んでオークの左腕に目掛けて反魔盾を繰り出す。衝撃が跳ね返ったオークの左手が自分の顔面めり込む。
「フガァッ!?」
「まだまだ!!」
左腕を弾き飛ばしてオークを怯ませると、さらにレイトは肘の部分に反魔盾を叩き込み、さらに顔面に衝撃を受けたオークは地面に倒れこむ。その間にレイトは距離を取り、オークの様子を伺う。
顔面に二連発も衝撃を受けたオークは立ち上がろうとしたが、流石に自分の腕で殴られたら無事では済まなかったらしく、鼻血を吹き出していた。
「フガァッ!?」
「ふうっ、ふうっ……流石にしぶといな」
「プギィイイッ!!」
鼻血を流しながらもオークはレイトと向き直り、全身の毛を逆立たせて睨みつける。ボアにも劣らぬ迫力にレイトは後ずさるが、このまま逃げる事はできない。
(やっぱり俺の地力じゃこれが限界か。仕方ない……とっておきを使うか)
渾身のカウンターでもオークを倒すまでには至らず、自分の腕力では限界を感じたレイトは準備を行う。
――反魔盾は衝撃が強いほどに跳ね返すのに必要な魔力が大きくなるが、逆に言えば魔力の消費量を増やせば反発力を高める事ができる。その性質を利用すればレイトは相手が攻撃を仕掛けずとも反撃を繰り出すことができた。
反魔盾を縮小化させ、掌に収まるほどの大きさに変化させる。盾を小さくしたのは無駄な魔力の消費を抑えるためであり、オークに目掛けてレイトは突っ込む。
「うおりゃあっ!!」
「プギャッ!?」
まさか獲物の方から接近してくるとは思わず、オークはレイトが繰り出した掌底を避けられずに腹部で受け止める。オークの腹部は肉体の中で最も防御力が高く、人間の力ではどうにもできない。しかし、レイトの掌には反魔盾が握りしめられていた。
反魔盾がオークの肥え太った腹に触れた瞬間、魔力を消費して反発力を高める。レイトの腕力だけではびくともしない巨体だろうと、魔法の力を最大限に高めれば吹き飛ばす事も不可能ではない。
「おらぁあああっ!!」
「ブフゥウウッ!?」
腹部に強烈な衝撃を受けたオークは吹き飛び、先ほど食べていた餌を吐き散らしながら倒れこむ。一方でレイトは右腕を抑え、頭痛と疲労が同時に襲い掛かる。
「はあっ、はあっ……さ、流石にきついな」
オークを吹き飛ばすだけの衝撃を生み出すためにレイトは相当な魔力を消費し、しばらく休まなければ動けそうになかった。その一方でオークは倒れたまま動かず、意識を完全に失っていた。止めを刺すには絶好の機会だが、レイトは疲れて動けそうにない。
(一発だけでこの有様か。でも、こんな化物を俺一人で倒せたんだよな)
防御魔法は攻撃を防ぐ事しかできないと思われがちだが、使い道によっては攻撃にも利用できる事は証明された。もっと魔法の腕を磨けばより強力な反撃を繰り出せると確信し、自分が魔法使いとして一歩成長したと実感した。だが、そんな事を考えているレイトの元に聞き覚えのある声が響く。
「くくく、まさかこんな形で再会できるとはな」
「っ!?」
声のした方向に振り返ると、前に街道で絡んできた赤竜に所属する冒険者の男が立っていた。男は地べたに座り込むレイトと彼が倒したオークに視線を向け、醜悪な笑みを浮かべた。
「こいつは最高だ!!まさかお前みたいなガキがオークを仕留めるとはな!!」
「あんた、まさかずっと見てたのか?」
「ああ、お前の後をずっと付けてたからな。全く気付いていなかっただろ?」
「くっ!!」
男の言葉にレイトは自分が油断していた事に恥をかく。この試験では他の冒険者は競争相手でもあり、ましてや単独行動する自分は他に頼れる仲間がいない事を忘れていた。
仮にレイトが他の冒険者と行動を共にしていたら流石の男も尾行は断念していた。しかし、黒虎からの冒険者が一名だけだと知った男はレイトの後を辿り、先日の恨みを晴らそうと考えていたのだが、まさかオークを仕留めるとは思わなかった。男は獲物を奪えるだけでなく、レイトに復讐する絶好の機会を得た。
「別の他の冒険者から獲物を奪うなという規則はなかったよな。お前のお陰で特別報酬も手に入れられそうだ」
「ふざけんなっ!!それ以上に近づいたらただじゃおかないぞ!!」
「ふんっ!!そんな有様で何ができるってんだよ!?」
レイトは立つことさえもままならず、そんな彼を無視して男は倒れているオークの元に向かい、止めを刺して素材を奪おうとした。だが、レイトは男に獲物を奪われるぐらいならばと右手を構えた。
「それ以上に近づいたら攻撃するぞ!!」
「やるってのか!?上等だ、ぶっ殺してやる!!」
男はレイトの言葉に慌てて剣を抜いて構え、二人は睨みあったまま動けない。レイトは大分体力を消費しているが、このまま獲物を奪われるぐらいならば意地でも戦うつもりだった。
(絶対にこんな奴に渡してたまるか!!)
右手を構えて呪文を唱えようとした時、男の後方から大きな影が差す。それを見てレイトは目を見開き、男は急に暗くなったことに疑問を抱いて振り返る。
「な、何だ?」
「馬鹿、振り向くな!!」
男は振り返った瞬間、視界に映し出されたのは全身が赤毛に覆われた巨大熊が立ち尽くしていた。オークよりも一回りは大きく、異様に長い牙と爪は刃物のように研ぎ澄まされており、巨大熊は血走った目で男を見下ろす。あまりの迫力に男の悲鳴が森中に響き渡った。
「ひ、ひぃいいいっ!?」
「ウガァアアアッ!!」
「逃げろ!!殺されるぞ!?」
巨大熊の迫力に腰を抜かした男は地面にへたり込み、恐怖のあまりに身体が震えて動けない。レイトは男を助けようとしたが、巨大熊は腕を振りかざして男の頭を叩き潰す。
断末魔の悲鳴を上げる暇もなく男は死亡し、地面に大量の血が飛び散る。頭を潰された肉体はしばらく痙攣した後に動かなくなり、その光景を見たレイトは顔色を真っ青に染めた。
(し、死んだ……人が、死んだ)
憎き相手とはいえ、人が死ぬ瞬間を初めて見たレイトは身体の震えが止まらない。今すぐに逃げなければ殺される事は理解しているが、巨大熊の圧倒的な威圧感に身体が言う事を聞いてくれない。
(に、逃げなきゃ……でも、どうやって!?)
必死に身体を動かそうとするが上手く動けず、その間にも巨大熊は男の死体を振り払ってレイトの元に近づく。それを見てレイトは腰に差している短剣を思い出し、どうにか刃を抜いて自分の左手に突き刺す。
「がああっ!!」
「ウガァッ!?」
自分で肉体を傷つけたレイトを見て巨大熊は戸惑い、その一方で左手の痛みで正気を取り戻したレイトは立ち上がる。痛覚で恐怖を振り払うと、改めてレイトは周囲を見渡して役立ちそうな物を探す。
(考えろ考えろ考えろ!!この化物の注意を反らす方法は……あれだ!!)
レイトが目をつけたのは餌箱であり、中身はオークをおびき寄せるために大量の食材の残骸が入っていた。巨大熊も餌に釣られてやってきたのは間違いなく、レイトは餌箱を蹴りつけて中身を散布した。
「これでも食ってろ!!」
「ガウッ!?」
地面に散らばった食材を見て巨大熊の注意がレイトから逸れると、その隙を逃さずにレイトはゆっくりと後ずさり、ある程度距離を離すと全速力で逃げ出す。オークの素材を回収する暇などなく、森の中を駆け抜けた――
7
お気に入りに追加
97
あなたにおすすめの小説
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。
42歳メジャーリーガー、異世界に転生。チートは無いけど、魔法と元日本最高級の豪速球で無双したいと思います。
町島航太
ファンタジー
かつて日本最強投手と持て囃され、MLBでも大活躍した佐久間隼人。
しかし、老化による衰えと3度の靭帯損傷により、引退を余儀なくされてしまう。
失意の中、歩いていると球団の熱狂的ファンからポストシーズンに行けなかった理由と決めつけられ、刺し殺されてしまう。
だが、目を再び開くと、魔法が存在する世界『異世界』に転生していた。
“絶対悪”の暗黒龍
alunam
ファンタジー
暗黒龍に転生した俺、今日も女勇者とキャッキャウフフ(?)した帰りにオークにからまれた幼女と出会う。
幼女と最強ドラゴンの異世界交流に趣味全開の要素をプラスして書いていきます。
似たような主人公の似たような短編書きました
こちらもよろしくお願いします
オールカンストキャラシート作ったら、そのキャラが現実の俺になりました!~ダイスの女神と俺のデタラメTRPG~
http://www.alphapolis.co.jp/content/cover/402051674/
神眼のカードマスター 〜パーティーを追放されてから人生の大逆転が始まった件。今さら戻って来いと言われてももう遅い〜
サイダーボウイ
ファンタジー
「いいかい? 君と僕じゃ最初から住む世界が違うんだよ。これからは惨めな人生を送って一生後悔しながら過ごすんだね」
Fランク冒険者のアルディンは領主の息子であるザネリにそう吐き捨てられ、パーティーを追放されてしまう。
父親から譲り受けた大切なカードも奪われ、アルディンは失意のどん底に。
しばらくは冒険者稼業をやめて田舎でのんびり暮らそうと街を離れることにしたアルディンは、その道中、メイド姉妹が賊に襲われている光景を目撃する。
彼女たちを救い出す最中、突如として【神眼】が覚醒してしまう。
それはこのカード世界における掟すらもぶち壊してしまうほどの才能だった。
無事にメイド姉妹を助けたアルディンは、大きな屋敷で彼女たちと一緒に楽しく暮らすようになる。
【神眼】を使って楽々とカードを集めてまわり、召喚獣の万能スライムとも仲良くなって、やがて天災級ドラゴンを討伐するまでに成長し、アルディンはどんどん強くなっていく。
一方その頃、ザネリのパーティーでは仲間割れが起こっていた。
ダンジョン攻略も思うようにいかなくなり、ザネリはそこでようやくアルディンの重要さに気づく。
なんとか引き戻したいザネリは、アルディンにパーティーへ戻って来るように頼み込むのだったが……。
これは、かつてFランク冒険者だった青年が、チート能力を駆使してカード無双で成り上がり、やがて神話級改変者〈ルールブレイカー〉と呼ばれるようになるまでの人生逆転譚である。
チートがちと強すぎるが、異世界を満喫できればそれでいい
616號
ファンタジー
不慮の事故に遭い異世界に転移した主人公アキトは、強さや魔法を思い通り設定できるチートを手に入れた。ダンジョンや迷宮などが数多く存在し、それに加えて異世界からの侵略も日常的にある世界でチートすぎる魔法を次々と編み出して、自由にそして気ままに生きていく冒険物語。
無限の成長 ~虐げられし少年、貴族を蹴散らし頂点へ~
りおまる
ファンタジー
主人公アレクシスは、異世界の中でも最も冷酷な貴族社会で生まれた平民の少年。幼少の頃から、力なき者は搾取される世界で虐げられ、貴族たちにとっては単なる「道具」として扱われていた。ある日、彼は突如として『無限成長』という異世界最強のスキルに目覚める。このスキルは、どんなことにも限界なく成長できる能力であり、戦闘、魔法、知識、そして社会的な地位ですらも無限に高めることが可能だった。
貴族に抑圧され、常に見下されていたアレクシスは、この力を使って社会の底辺から抜け出し、支配層である貴族たちを打ち破ることを決意する。そして、無限の成長力で貴族たちを次々と出し抜き、復讐と成り上がりの道を歩む。やがて彼は、貴族社会の頂点に立つ。
辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します
潮ノ海月@書籍発売中
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる!
トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。
領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。
アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。
だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう
完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。
果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!?
これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。
異世界で俺だけレベルが上がらない! だけど努力したら最強になれるらしいです?
澤檸檬
ファンタジー
旧題 努力=結果
異世界の神の勝手によって異世界に転移することになった倉野。
実際に異世界で確認した常識と自分に与えられた能力が全く違うことに少しずつ気付く。
異世界の住人はレベルアップによってステータスが上がっていくようだったが、倉野にだけレベルが存在せず、行動を繰り返すことによってスキルを習得するシステムが採用されていた。
そのスキル習得システムと異世界の常識の差が倉野を最強の人間へと押し上げていく。
だが、倉野はその能力を活かして英雄になろうだとか、悪用しようだとかそういった上昇志向を見せるわけでもなく、第二の人生と割り切ってファンタジーな世界を旅することにした。
最強を隠して異世界を巡る倉野。各地での出会いと別れ、冒険と楽しみ。元居た世界にはない刺激が倉野の第二の人生を彩っていく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる