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第15話 思わぬ再会
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――試験当日を迎えると、レイトは試験会場まで馬車で向かう。試験を受ける冒険者は馬車で送迎されるらしく、今回の試験会場は街中ではなく街の外だった。馬車がたどり着いた場所は街の南側に存在する森であり、森の手前には既に今回の試験を受ける冒険者と試験官が待ち受けていた。
「よう、遅かったじゃないかい」
「ギルドマスター!?どうしてここに!?」
「どうしても何も、今回の黒虎の試験官はあたしだよ」
到着して早々にレイトは驚かされたのは今回の試験官の一人がバルルである事であり、彼女はレイトよりも先に辿り着いて準備を整えていた。いつものラフな格好ではなく、今回の彼女は現役冒険者のような恰好をしていた。
(ギルドマスターを務める前は冒険者をやっていたとは聞いたけど、やっぱり熟練の冒険者は雰囲気が違うな……)
現役の冒険者にも勝る迫力を誇るバルルに普段から接しているレイトも圧倒され、他の冒険者も彼女を見ただけで緊張してしまう。この場に集まったのは三つのギルドから派遣された冒険者たちであり、その中にはレイトの顔見知りもいた。
「レイト!?そこにいるのはレイトか!?」
「ダイン!?やっぱり参加してたんだ!!」
「何だい?知り合いかい?」
聞き覚えのある騒がしい声にレイトは振り返ると、一か月前に別れたダインの姿があった。彼は依然とは違って黒色のローブと杖を握りしめており、魔術師らしい格好をしていた。
ダインが所属する冒険者ギルドは「漆黒」は国内でも指折りの冒険者ギルドであり、黒虎よりも冒険者の数は何倍も多い。しかし、冒険者同士の競争が激しくて苦労しているらしい。
「はあっ、お前の顔を見てほっとしたよ。今日一緒に来た奴等、僕と一緒の階級の癖に偉そうな奴ばかりで苦労してんだよ」
「へえ、どんな人たち?」
「や、やめとけよ。絡まれると面倒な事になるぞ」
「あんたは漆黒の冒険者なのかい。あそこは冒険者同士の競争が激しくて大変だろう?」
「うわっ!?な、なんでこんなところにオーガが!?」
「誰がオーガだい!!失格にされたいのかい!?」
「ひいいっ!?」
バルルの姿を見てダインは恐れおののき、初めて彼女を見る人間はあまりの迫力に気圧されるのは仕方ないが、仮にも現役の冒険者が人前で怯える姿を晒すのは問題があった。
「たくっ、情けない悲鳴上げてんじゃないよ。それでも冒険者かい?」
「な、何だよ!?あんた誰だよ!?」
「あたしはバルル、こいつが所属する黒虎のギルドマスターさ」
「ギ、ギルドマスター!?」
バルルの正体がギルドマスターと聞いてダインは驚き、彼はレイトの肩を組んで引き寄せると小声で話しかける。
「お、おい!!どうしてお前のところのギルドマスターがいるんだよ!!」
「今回の試験官の一人としてきたんだよ」
「はあっ!?そんなの聞いてないぞ、試験官は現役の冒険者がやる決まりだろ!!」
「あたしは冒険者を引退した覚えはないよ。ギルドマスターになったからといっても別に冒険者を辞める必要はないからね」
二人の話声が聞こえていたのかバルルは自分の懐からバッジを取り出すと、黄金に輝くバッジを見てレイト達は驚く。どうやらバルルは黄金級冒険者だったらしく、ギルドマスターになった現在も冒険者を引退していなかったらしい。
「ギルドマスターは冒険者を引退しなくてもなれるんですか?」
「まあ、大抵の奴等は引退した後にギルドマスターを受け継ぐからね。だけど、あたしは生涯現役だよ。死ぬまでにオリハルコン級の冒険者になるのが夢さ。若手が育てばあたしもギルドマスターを引退して冒険者稼業に専念できるんだけどね」
バルルは黄金級冒険者になるまで相当な苦労を重ねたが、彼女は今の階級に満足していなかった。黒虎の人材育成を終えれば冒険活動を再開し、再び夢を目指すつもりだった。そのためには若手の育成に力を注ぎ、何としてもレイトに合格するように発破をかける。
「あたしの夢のためにさっさとあんたも一流の冒険者になりな。試験なんてちゃちゃっと合格して、とっとと鋼鉄級冒険者になりな」
「が、頑張ります」
「お前も苦労してるんだな……」
「おい、ダイン!!何してやがる!!さっさとこっちに来い!!」
会話の最中にダインを怒鳴りつける声が響き渡り、声のした方に振り返ると強面の男たちが待ち構えていた。彼らを見てダインは嫌な表情を浮かべ、レイトと別れを告げた。
「じゃ、じゃあ僕は行くよ……お互いに頑張ろうな」
「あ、うん。ダインも気をつけてね」
「柄の悪い奴等だね。あの坊主、あんなのと一緒で大丈夫かね」
同じギルドに所属する冒険者の元にダインは向かい、見た限りでは他の冒険者からあまり良い扱いは受けていないように見えた。友人として心配するが、今はもう別のギルドの人間なので過度の接触はできない。
ダインは心配だがレイトもバルルの期待に応えるために頑張らねばならず、とりあえずは集まっている冒険者を確認した。誰も彼もが強そうに見えるが、この場に集まっているのはレイトと同じく銅級冒険者ばかりであり、気持ちで負けるわけにはいかない。
「レイト、あれを見な。赤竜の奴等も参加してるよ」
「え?あ、本当だ」
「一人があんたの事をじっと見てるけど、知り合いかい?」
黒虎とは不仲の赤竜の冒険者も参加している事にレイトは気が付き、そのうちの一人は先日に遭遇した男性冒険者で間違いなかった。相手は既にレイトに気付いているらしく、不機嫌そうに中指を立てる。
「ふんっ、黒虎は随分と人材不足のようだな。あんな毛の生えていないガキを一人だけ送り込むなんてな」
「おい、やめとけよ……」
「あのイカれたギルドマスターに目をつけたらどうするんだ?」
「知ったことかよ!!」
「随分と生意気な奴だね。どうやら立場を分からせる必要がありそうだね……」
「ちょ、ギルドマスター!?それはまずいですって!!」
レイトが昇格試験に参加していることが気に入らないのか、男は大きな声で侮辱してくる。そんな彼の態度にギルドマスターは拳の骨を鳴らしながら男に近づこうとしたのでレイトは慌てて引き留めた。流石にギルドマスターが他の冒険者に手を出すのはまずく、必死に落ち着かせた。
「あんな奴放っておきましょうよ!!それよりもギルドマスターが言っていた凄腕の槍使いの女の子はどこにいるんですか?」
「さあね、あたしも噂でしか聞いてないからどんな奴かは知らないよ。でも、噂通りの実力ならここへはまだ来ていないだろうね」
「え?どうしてわかるんですか?」
「本当に強い奴は雰囲気で分かるんだよ。少なくともここに集まっている人間の中であたしの目に敵う奴は一人もいない……おっと、どうやら本命が来たようだね」
バルルの視線の先にレイトは目を向けると、最後の馬車が到着する光景が映し出さされた。馬車には「雪の結晶」を想像させる紋様が記されており、それを見ただけで他の冒険者は一斉に緊張感が増す。
王国内でも一、二を誇る冒険者ギルド「氷雨」も今回の試験に参加していたらしく、馬車から下りてきたのは金髪の美女と一人の槍を抱えた少女だった。恐らくは彼女がバルルの語る凄腕の槍使いの冒険者で間違いないと思われたが、少女の顔を見てレイトはどこかで見覚えがある気がした。
(あれ?もしかしてあの女の子……まさか!?)
少女の顔を見た瞬間、約三か月前まで共に訓練校で一緒に訓練を受けていた「リーナ」である事にレイトは気付く。同じく訓練校で学んでいたダインも彼女に気が付き、二人は同時に声を上げた。
「「リーナ!?」」
「えっ!?その声もしかして……レイト!?それにダイン君も!?」
「あら、知り合いがいたのかしら?」
リーナも二人に気付いて驚愕の表情を浮かべ、彼女の隣に立っている女性が不思議そうに振り返る。この時にレイトの隣に立っていたバルルは女性の顔を見て冷や汗を流す。
「おいおい、まさかあんたまで来るなんて聞いてないよ」
「あら、貴女はどこかで見覚えがあるわね。思い出したわ、確か黄金級冒険者のバルルね」
「はっ!!オリハルコン級冒険者様にあたしの事を覚えていてもらって光栄だね」
「「「オ、オリハルコン!?」」」
バルルの言葉に全員が金髪の女性に視線を向け、彼女の胸元には青色の宝石のように美しく光り輝くバッジが装着されていた。このバッジの素材は希少金属の「オリハルコン」で形成されており、このバッジを装着するのが許されているのは国内でも数人しかいない。
金髪の女性の正体は氷雨に所属するオリハルコン級冒険者の一人であり、レイトでさえも名前は知っていた。女性の正体はエルフと呼ばれる種族で外見は二十歳前後の若くて美しい女性にしか見えないが、百年以上前から活動している伝説の魔術師でもあった。
「よう、遅かったじゃないかい」
「ギルドマスター!?どうしてここに!?」
「どうしても何も、今回の黒虎の試験官はあたしだよ」
到着して早々にレイトは驚かされたのは今回の試験官の一人がバルルである事であり、彼女はレイトよりも先に辿り着いて準備を整えていた。いつものラフな格好ではなく、今回の彼女は現役冒険者のような恰好をしていた。
(ギルドマスターを務める前は冒険者をやっていたとは聞いたけど、やっぱり熟練の冒険者は雰囲気が違うな……)
現役の冒険者にも勝る迫力を誇るバルルに普段から接しているレイトも圧倒され、他の冒険者も彼女を見ただけで緊張してしまう。この場に集まったのは三つのギルドから派遣された冒険者たちであり、その中にはレイトの顔見知りもいた。
「レイト!?そこにいるのはレイトか!?」
「ダイン!?やっぱり参加してたんだ!!」
「何だい?知り合いかい?」
聞き覚えのある騒がしい声にレイトは振り返ると、一か月前に別れたダインの姿があった。彼は依然とは違って黒色のローブと杖を握りしめており、魔術師らしい格好をしていた。
ダインが所属する冒険者ギルドは「漆黒」は国内でも指折りの冒険者ギルドであり、黒虎よりも冒険者の数は何倍も多い。しかし、冒険者同士の競争が激しくて苦労しているらしい。
「はあっ、お前の顔を見てほっとしたよ。今日一緒に来た奴等、僕と一緒の階級の癖に偉そうな奴ばかりで苦労してんだよ」
「へえ、どんな人たち?」
「や、やめとけよ。絡まれると面倒な事になるぞ」
「あんたは漆黒の冒険者なのかい。あそこは冒険者同士の競争が激しくて大変だろう?」
「うわっ!?な、なんでこんなところにオーガが!?」
「誰がオーガだい!!失格にされたいのかい!?」
「ひいいっ!?」
バルルの姿を見てダインは恐れおののき、初めて彼女を見る人間はあまりの迫力に気圧されるのは仕方ないが、仮にも現役の冒険者が人前で怯える姿を晒すのは問題があった。
「たくっ、情けない悲鳴上げてんじゃないよ。それでも冒険者かい?」
「な、何だよ!?あんた誰だよ!?」
「あたしはバルル、こいつが所属する黒虎のギルドマスターさ」
「ギ、ギルドマスター!?」
バルルの正体がギルドマスターと聞いてダインは驚き、彼はレイトの肩を組んで引き寄せると小声で話しかける。
「お、おい!!どうしてお前のところのギルドマスターがいるんだよ!!」
「今回の試験官の一人としてきたんだよ」
「はあっ!?そんなの聞いてないぞ、試験官は現役の冒険者がやる決まりだろ!!」
「あたしは冒険者を引退した覚えはないよ。ギルドマスターになったからといっても別に冒険者を辞める必要はないからね」
二人の話声が聞こえていたのかバルルは自分の懐からバッジを取り出すと、黄金に輝くバッジを見てレイト達は驚く。どうやらバルルは黄金級冒険者だったらしく、ギルドマスターになった現在も冒険者を引退していなかったらしい。
「ギルドマスターは冒険者を引退しなくてもなれるんですか?」
「まあ、大抵の奴等は引退した後にギルドマスターを受け継ぐからね。だけど、あたしは生涯現役だよ。死ぬまでにオリハルコン級の冒険者になるのが夢さ。若手が育てばあたしもギルドマスターを引退して冒険者稼業に専念できるんだけどね」
バルルは黄金級冒険者になるまで相当な苦労を重ねたが、彼女は今の階級に満足していなかった。黒虎の人材育成を終えれば冒険活動を再開し、再び夢を目指すつもりだった。そのためには若手の育成に力を注ぎ、何としてもレイトに合格するように発破をかける。
「あたしの夢のためにさっさとあんたも一流の冒険者になりな。試験なんてちゃちゃっと合格して、とっとと鋼鉄級冒険者になりな」
「が、頑張ります」
「お前も苦労してるんだな……」
「おい、ダイン!!何してやがる!!さっさとこっちに来い!!」
会話の最中にダインを怒鳴りつける声が響き渡り、声のした方に振り返ると強面の男たちが待ち構えていた。彼らを見てダインは嫌な表情を浮かべ、レイトと別れを告げた。
「じゃ、じゃあ僕は行くよ……お互いに頑張ろうな」
「あ、うん。ダインも気をつけてね」
「柄の悪い奴等だね。あの坊主、あんなのと一緒で大丈夫かね」
同じギルドに所属する冒険者の元にダインは向かい、見た限りでは他の冒険者からあまり良い扱いは受けていないように見えた。友人として心配するが、今はもう別のギルドの人間なので過度の接触はできない。
ダインは心配だがレイトもバルルの期待に応えるために頑張らねばならず、とりあえずは集まっている冒険者を確認した。誰も彼もが強そうに見えるが、この場に集まっているのはレイトと同じく銅級冒険者ばかりであり、気持ちで負けるわけにはいかない。
「レイト、あれを見な。赤竜の奴等も参加してるよ」
「え?あ、本当だ」
「一人があんたの事をじっと見てるけど、知り合いかい?」
黒虎とは不仲の赤竜の冒険者も参加している事にレイトは気が付き、そのうちの一人は先日に遭遇した男性冒険者で間違いなかった。相手は既にレイトに気付いているらしく、不機嫌そうに中指を立てる。
「ふんっ、黒虎は随分と人材不足のようだな。あんな毛の生えていないガキを一人だけ送り込むなんてな」
「おい、やめとけよ……」
「あのイカれたギルドマスターに目をつけたらどうするんだ?」
「知ったことかよ!!」
「随分と生意気な奴だね。どうやら立場を分からせる必要がありそうだね……」
「ちょ、ギルドマスター!?それはまずいですって!!」
レイトが昇格試験に参加していることが気に入らないのか、男は大きな声で侮辱してくる。そんな彼の態度にギルドマスターは拳の骨を鳴らしながら男に近づこうとしたのでレイトは慌てて引き留めた。流石にギルドマスターが他の冒険者に手を出すのはまずく、必死に落ち着かせた。
「あんな奴放っておきましょうよ!!それよりもギルドマスターが言っていた凄腕の槍使いの女の子はどこにいるんですか?」
「さあね、あたしも噂でしか聞いてないからどんな奴かは知らないよ。でも、噂通りの実力ならここへはまだ来ていないだろうね」
「え?どうしてわかるんですか?」
「本当に強い奴は雰囲気で分かるんだよ。少なくともここに集まっている人間の中であたしの目に敵う奴は一人もいない……おっと、どうやら本命が来たようだね」
バルルの視線の先にレイトは目を向けると、最後の馬車が到着する光景が映し出さされた。馬車には「雪の結晶」を想像させる紋様が記されており、それを見ただけで他の冒険者は一斉に緊張感が増す。
王国内でも一、二を誇る冒険者ギルド「氷雨」も今回の試験に参加していたらしく、馬車から下りてきたのは金髪の美女と一人の槍を抱えた少女だった。恐らくは彼女がバルルの語る凄腕の槍使いの冒険者で間違いないと思われたが、少女の顔を見てレイトはどこかで見覚えがある気がした。
(あれ?もしかしてあの女の子……まさか!?)
少女の顔を見た瞬間、約三か月前まで共に訓練校で一緒に訓練を受けていた「リーナ」である事にレイトは気付く。同じく訓練校で学んでいたダインも彼女に気が付き、二人は同時に声を上げた。
「「リーナ!?」」
「えっ!?その声もしかして……レイト!?それにダイン君も!?」
「あら、知り合いがいたのかしら?」
リーナも二人に気付いて驚愕の表情を浮かべ、彼女の隣に立っている女性が不思議そうに振り返る。この時にレイトの隣に立っていたバルルは女性の顔を見て冷や汗を流す。
「おいおい、まさかあんたまで来るなんて聞いてないよ」
「あら、貴女はどこかで見覚えがあるわね。思い出したわ、確か黄金級冒険者のバルルね」
「はっ!!オリハルコン級冒険者様にあたしの事を覚えていてもらって光栄だね」
「「「オ、オリハルコン!?」」」
バルルの言葉に全員が金髪の女性に視線を向け、彼女の胸元には青色の宝石のように美しく光り輝くバッジが装着されていた。このバッジの素材は希少金属の「オリハルコン」で形成されており、このバッジを装着するのが許されているのは国内でも数人しかいない。
金髪の女性の正体は氷雨に所属するオリハルコン級冒険者の一人であり、レイトでさえも名前は知っていた。女性の正体はエルフと呼ばれる種族で外見は二十歳前後の若くて美しい女性にしか見えないが、百年以上前から活動している伝説の魔術師でもあった。
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