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外の世界へ
第23話 魔力感知
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一般の魔術師は「風属性」「火属性」「水属性」「雷属性」「地属性」「聖属性」「闇属性」のいずれかの属性魔力で魔法を構成するのだが、ナオの場合はどれにも属さない「無属性」であり、本来であれば彼は魔法を覚える事はできない一般人のはずである。
無属性の人間が魔法を覚える事自体があり得ないはずだが、魔導書を読み明かした事でナオは古代魔法の習得に成功した。しかもマリアの修業を経て魔力操作の技術を磨き、現在ではステータス画面を巧みに操れるようになった。
(どうしよう……教えろと言われても何処まで話せばいいかな。ミズネは悪い人じゃないと思うけど、あんまり他の人に喋ったらまずいよな)
ミズネの質問にナオはどう答えるべきか悩んでいると、彼の反応を見てミズネは小指を伸ばす。
「大丈夫、ナオの魔法の秘密は他の人には絶対に話さない。指切りしてもいい」
「……わ、分かった」
ナオはミズネを信じて指切りを行い、これまでの経緯を話す。流石にマリアのことを話すわけにはいかず、彼女の存在をぼかして話を伝える。
「なるほど……ナオのお母さんが異界人で異界の言葉を教わっていたから古代の異界人が残した魔導書を読み解く事が出来た。そして古代魔法を覚えて村の近くに住んでいた魔術師から魔力操作の技術を学んだ」
「うん……師匠によると俺は無属性らしいんだけど、どうやら古代魔法は無属性の人間でも扱えるらしいんだ」
「やっぱりそうだったんだ。最初に会った時からナオから変わった魔力を感じると思った」
「魔力を感じるって……そんな事が分かるの?」
ミズネの話を聞いてナオは驚くが、彼女によれば自分の魔力を操作する術を学ぶだけでは一人前の魔術師とは言えず、一流の魔術師ならば他人の魔力を感じ取れる術を身に着けるらしい。
「ナオは魔力感知の技術を知らないみたいだから教えてあげる。一流の魔術師なら他人の魔力を肌で感じ取ることができる」
「じゃあ、ミズネは俺の魔力を感じる事ができるの?」
「その通り……嘘だと思うなら試してみる?」
「試す?」
自分が他人の魔力を感知できる事を証明するため、ミズネはナオにとある遊びを提案した――
――ミズネが考えたのは「かくれんぼ」だった。彼女はナオの魔力を感じ取れるため、彼が何処に居ようと見つける自信がある。そこでナオは宿屋のお婆さんの許可を貰って建物の至る所に隠れた。
「……見つけた」
「うわっ!?も、もう見つかった!?」
「あらあら、楽しそうだね。子供や孫が小さかった頃を思い出すわ」
厨房に隠れていたナオの元にミズネが訪れ、あっさりと見つけてしまう。お婆さんに頼んで厨房に入れさせてもらったが、隠れて数分も経たぬ内に見つかってしまう。
その後も色々な場所に隠れたが、ミズネは最初から隠れている場所を把握しているかのようにナオの元に辿り着く。
「……どう?信じてくれた?」
「はあっ、はあっ……本当に俺の魔力を感知できるんだ」
「ナオの魔力は普通の人と同じだけど、大きいから目立つ」
魔術師以外の人間は殆どが無属性であるが、その中でもナオは一際大きな魔力を持つのでミズネは感知できた。彼女の言葉を信じたナオは魔力感知はどうやって習得できるのかを尋ねる。
「どうすれば魔力を感じ取れるようになるの?やっぱり修行するとか?」
「……ナオは他の人の魔法を受けた事はある?」
「え?いや……直接的にはないかな」
これまでに魔法の実験という名目でマリアから魔法を繰り出された事はあったが、それらの魔法は全てステータス画面で防いだ。だからナオは直接に魔法を受けた事は一度もなく、それを聞いたミズネは納得した。
「魔力感知の技術を覚えたいのなら他の人の魔法を受けるのが一番効率的」
「ええっ!?」
「魔法を肌で感じない限りは覚えるのは難しい。私も師匠の魔法を受け続けて感じ取れるようになった」
「そ、そうなんだ……意外とスパルタだね」
魔力感知の技術を効率良く習得するには他者の魔法を受けるのが一番らしく、魔法を直に受け止める事で魔法を構成する魔力を感じ取る事が重要だという。
「ナオが望むなら魔力感知の習得を手伝ってもいい。その代わり、修行の間は私の宿代と食事代は払って欲しい」
「それぐらいならまあ……」
「それとスラミンの世話は私がしてあげる。餌が欲しい時は私が魔法で用意するから」
「ぷるぷるっ♪」
スラミンは魔力の込められた水を好物とするため、ミズネの提案に嬉しそうに身体を弾ませる。それを見てナオは当分の間はミズネと行動を共にする事になると思い、改めて握手を行う。
「分かったよ。しばらくの間はよろしくね、師匠」
「師匠……むふ~悪くない響き」
師匠と呼ばれて満更ではないのかミズネは鼻を鳴らし、この日から彼女の指導の元で「魔力感知」の修行が始まった――
――魔力感知の修業は宿屋の裏手で行われ、ナオ達以外に宿泊客がいないことが幸いし、修行に専念する事ができた。修行の内容は上半身が裸になったナオが座禅を行い、その上でミズネは杖を構えて魔法を放つ。
「アクアボール」
「ひゃっ!?つ、冷たい!!」
ナオの頭の上に水の塊が放たれ、当たっても怪我しない程度の勢いで放たれた球体状の水は破裂すると、大量の水と化してナオの頭の上に降り注ぐ。見た目からは想像できない程に圧縮された水が一気に降り注ぎ、まるで滝行をしている気分に陥る。
「ううっ……寒い、風邪をひきそう」
「頑張って、あと二、三回はやらないと駄目」
「ひいいっ!?」
「ぷるぷるっ♪」
魔法で構成された水は異様に冷たくて浴びるだけで凍えてしまいそうになるが、ナオの傍にはスラミンが嬉しそうに降り注ぐ水を浴びる。スライムにとっては魔法で造り出した水は好物であり、餌を与えるのも兼ねて一緒に水を浴びていた。
最初の内は凍えるような寒さでどうにかなりそうだったが、だんだんと身体が慣れてきたのか水を浴びてもあまり冷たく感じなくなった。もしかしたら感覚が麻痺してきただけかもしれないが、考える余裕ができたナオは目を閉じて集中する。
(感じ取るんだ……ミズネの魔力を)
ミズネが魔法を繰り出す際に発する魔力を感知しようとナオは集中し、彼女が魔法を繰り出す直前に「冷気」のような物を感じ取る。マリアが魔法を使う時に「風圧」を感じる時があり、恐らくは術者の宿る魔力に応じて魔力の感じ方が異なるのだと気付く。
(な、何となくだけど掴めてきた気がする……)
修業を開始してから既に三日が経過しており、ようやくナオは魔力感知の切っ掛けを掴めた気がした。ナオは目を閉じた状態で腕を伸ばすと、ミズネが繰り出した水の塊を受け止めた。
「ここだ!!」
「おおっ」
「ぷるんっ!!」
水の塊が破裂する前にナオは受け止めると、両手でそっと水の塊を抑えつける。これまでの修業で「アクアボール」の魔法で造り出した水球は強い衝撃を受けると破裂するが、優しく受け止めれば破裂せずに留まる。
「はあっ、はあっ……何となくだけどコツは掴めた気がする」
「パチパチ……三日でコツを掴めたのは凄い。普通の魔術師だとしたら一週間はかかる」
「そ、そうなんだ……ちなみにミズネはどれくらいで出来たの?」
「私は最初の訓練でコツを掴んだ」
「天才じゃん!!」
並の魔術師ならば数日は訓練を要するが、ミズネはたった一度の訓練で魔力を捉えた事から魔術師としての才能はナオよりも上である事は証明された。それでも自分が今まで覚えていなかった技術を身に着けたのは嬉しく、一人前の魔術師に一歩近付けた気がしてナオは喜ぶ。
無属性の人間が魔法を覚える事自体があり得ないはずだが、魔導書を読み明かした事でナオは古代魔法の習得に成功した。しかもマリアの修業を経て魔力操作の技術を磨き、現在ではステータス画面を巧みに操れるようになった。
(どうしよう……教えろと言われても何処まで話せばいいかな。ミズネは悪い人じゃないと思うけど、あんまり他の人に喋ったらまずいよな)
ミズネの質問にナオはどう答えるべきか悩んでいると、彼の反応を見てミズネは小指を伸ばす。
「大丈夫、ナオの魔法の秘密は他の人には絶対に話さない。指切りしてもいい」
「……わ、分かった」
ナオはミズネを信じて指切りを行い、これまでの経緯を話す。流石にマリアのことを話すわけにはいかず、彼女の存在をぼかして話を伝える。
「なるほど……ナオのお母さんが異界人で異界の言葉を教わっていたから古代の異界人が残した魔導書を読み解く事が出来た。そして古代魔法を覚えて村の近くに住んでいた魔術師から魔力操作の技術を学んだ」
「うん……師匠によると俺は無属性らしいんだけど、どうやら古代魔法は無属性の人間でも扱えるらしいんだ」
「やっぱりそうだったんだ。最初に会った時からナオから変わった魔力を感じると思った」
「魔力を感じるって……そんな事が分かるの?」
ミズネの話を聞いてナオは驚くが、彼女によれば自分の魔力を操作する術を学ぶだけでは一人前の魔術師とは言えず、一流の魔術師ならば他人の魔力を感じ取れる術を身に着けるらしい。
「ナオは魔力感知の技術を知らないみたいだから教えてあげる。一流の魔術師なら他人の魔力を肌で感じ取ることができる」
「じゃあ、ミズネは俺の魔力を感じる事ができるの?」
「その通り……嘘だと思うなら試してみる?」
「試す?」
自分が他人の魔力を感知できる事を証明するため、ミズネはナオにとある遊びを提案した――
――ミズネが考えたのは「かくれんぼ」だった。彼女はナオの魔力を感じ取れるため、彼が何処に居ようと見つける自信がある。そこでナオは宿屋のお婆さんの許可を貰って建物の至る所に隠れた。
「……見つけた」
「うわっ!?も、もう見つかった!?」
「あらあら、楽しそうだね。子供や孫が小さかった頃を思い出すわ」
厨房に隠れていたナオの元にミズネが訪れ、あっさりと見つけてしまう。お婆さんに頼んで厨房に入れさせてもらったが、隠れて数分も経たぬ内に見つかってしまう。
その後も色々な場所に隠れたが、ミズネは最初から隠れている場所を把握しているかのようにナオの元に辿り着く。
「……どう?信じてくれた?」
「はあっ、はあっ……本当に俺の魔力を感知できるんだ」
「ナオの魔力は普通の人と同じだけど、大きいから目立つ」
魔術師以外の人間は殆どが無属性であるが、その中でもナオは一際大きな魔力を持つのでミズネは感知できた。彼女の言葉を信じたナオは魔力感知はどうやって習得できるのかを尋ねる。
「どうすれば魔力を感じ取れるようになるの?やっぱり修行するとか?」
「……ナオは他の人の魔法を受けた事はある?」
「え?いや……直接的にはないかな」
これまでに魔法の実験という名目でマリアから魔法を繰り出された事はあったが、それらの魔法は全てステータス画面で防いだ。だからナオは直接に魔法を受けた事は一度もなく、それを聞いたミズネは納得した。
「魔力感知の技術を覚えたいのなら他の人の魔法を受けるのが一番効率的」
「ええっ!?」
「魔法を肌で感じない限りは覚えるのは難しい。私も師匠の魔法を受け続けて感じ取れるようになった」
「そ、そうなんだ……意外とスパルタだね」
魔力感知の技術を効率良く習得するには他者の魔法を受けるのが一番らしく、魔法を直に受け止める事で魔法を構成する魔力を感じ取る事が重要だという。
「ナオが望むなら魔力感知の習得を手伝ってもいい。その代わり、修行の間は私の宿代と食事代は払って欲しい」
「それぐらいならまあ……」
「それとスラミンの世話は私がしてあげる。餌が欲しい時は私が魔法で用意するから」
「ぷるぷるっ♪」
スラミンは魔力の込められた水を好物とするため、ミズネの提案に嬉しそうに身体を弾ませる。それを見てナオは当分の間はミズネと行動を共にする事になると思い、改めて握手を行う。
「分かったよ。しばらくの間はよろしくね、師匠」
「師匠……むふ~悪くない響き」
師匠と呼ばれて満更ではないのかミズネは鼻を鳴らし、この日から彼女の指導の元で「魔力感知」の修行が始まった――
――魔力感知の修業は宿屋の裏手で行われ、ナオ達以外に宿泊客がいないことが幸いし、修行に専念する事ができた。修行の内容は上半身が裸になったナオが座禅を行い、その上でミズネは杖を構えて魔法を放つ。
「アクアボール」
「ひゃっ!?つ、冷たい!!」
ナオの頭の上に水の塊が放たれ、当たっても怪我しない程度の勢いで放たれた球体状の水は破裂すると、大量の水と化してナオの頭の上に降り注ぐ。見た目からは想像できない程に圧縮された水が一気に降り注ぎ、まるで滝行をしている気分に陥る。
「ううっ……寒い、風邪をひきそう」
「頑張って、あと二、三回はやらないと駄目」
「ひいいっ!?」
「ぷるぷるっ♪」
魔法で構成された水は異様に冷たくて浴びるだけで凍えてしまいそうになるが、ナオの傍にはスラミンが嬉しそうに降り注ぐ水を浴びる。スライムにとっては魔法で造り出した水は好物であり、餌を与えるのも兼ねて一緒に水を浴びていた。
最初の内は凍えるような寒さでどうにかなりそうだったが、だんだんと身体が慣れてきたのか水を浴びてもあまり冷たく感じなくなった。もしかしたら感覚が麻痺してきただけかもしれないが、考える余裕ができたナオは目を閉じて集中する。
(感じ取るんだ……ミズネの魔力を)
ミズネが魔法を繰り出す際に発する魔力を感知しようとナオは集中し、彼女が魔法を繰り出す直前に「冷気」のような物を感じ取る。マリアが魔法を使う時に「風圧」を感じる時があり、恐らくは術者の宿る魔力に応じて魔力の感じ方が異なるのだと気付く。
(な、何となくだけど掴めてきた気がする……)
修業を開始してから既に三日が経過しており、ようやくナオは魔力感知の切っ掛けを掴めた気がした。ナオは目を閉じた状態で腕を伸ばすと、ミズネが繰り出した水の塊を受け止めた。
「ここだ!!」
「おおっ」
「ぷるんっ!!」
水の塊が破裂する前にナオは受け止めると、両手でそっと水の塊を抑えつける。これまでの修業で「アクアボール」の魔法で造り出した水球は強い衝撃を受けると破裂するが、優しく受け止めれば破裂せずに留まる。
「はあっ、はあっ……何となくだけどコツは掴めた気がする」
「パチパチ……三日でコツを掴めたのは凄い。普通の魔術師だとしたら一週間はかかる」
「そ、そうなんだ……ちなみにミズネはどれくらいで出来たの?」
「私は最初の訓練でコツを掴んだ」
「天才じゃん!!」
並の魔術師ならば数日は訓練を要するが、ミズネはたった一度の訓練で魔力を捉えた事から魔術師としての才能はナオよりも上である事は証明された。それでも自分が今まで覚えていなかった技術を身に着けたのは嬉しく、一人前の魔術師に一歩近付けた気がしてナオは喜ぶ。
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