59 / 87
廃墟編
霧魔将襲来
しおりを挟む
『イリス!!急いでそこから離れて!!その霧を吸い込むと毒に侵されるみたい!!』
『えええっ!?ちょ、そんな……無理ですよ!!』
『イリス様、レア様、腕輪を顔に近づけて下さい!!』
イリスは迫りくる白霧の正体が毒と知り、慌てて駆け抜ける。しかし、既に街全体に広がりつつある霧から逃れる事は出来ず、シルフィアが即座に指示を出す。
『遠隔操作で私が御二人の万能金属とナノマシンを操作して防毒マスクを作り出します!!マカセ、この白霧は肌に触れても問題はないのですか?』
『毒はあくまで吸い上げた人間にしか効果はないと言っていたが……』
『分かりました。二人ともすぐに腕輪を顔に近づけて下さい!!』
『こ、こうですか?』
『これでいいの?』
何時の間にかレアが滞在しているログハウスの中にも窓から白霧が入り込んでおり、慌ててレアと画面上のイリスは腕輪を顔に近づける。するとシルフィアが目を閉じて何かを念じるように頭を抑え、二人に埋め込んだナノマシンが反応する。
『うわっ!?』
『きゃあっ!?』
『……これで一応は大丈夫なはずです。どうですか?』
レアとイリスが取り付けた腕輪が一瞬にして変化を果たし、顔全体を覆い隠すマスクへと変化を果たす。そのお陰なのか白霧が二人の身体を包み込んでも特に異変は起きず、普通に呼吸も行える。防毒マスクの機能が無事に発動したらしく、レアは安心して椅子に座り込む。
『助かった……あれ、これ無線も出来るの?』
『はい。可能です』
『ちょ、なんか顔に変なのが張り付いたんですけど……大丈夫なんですか?』
『主人!!無事ですか?』
『ああ、平気平気……といっても、この状況は不味いよな』
室内にも関わらずに白霧が流れ込んだ事で家の中の様子を確認する事も難しく、1メートル先も見えない。視界が悪い中、レアは用心のために身に付けていた拳銃を引き抜く。
『マカセ、この霧は本当にビゾンという奴が生み出した霧なのか?』
『間違いありません!!この霧は奴の能力で作り出した物、現に鳥たちが苦しんで死んでいます』
『……確かに小鳥が死んでいます』
レアの視界に新たな映像が表示され、そこには屋根の上で倒れている無数の小鳥の姿があり、口から泡を噴いて倒れていた。もしもルノとイリスもマスクを装着していなければ小鳥達と同じ運命を辿っていたかも知れず、冷や汗を流す。
『霧の成分の解析が終了しました。霧の中に微弱ですが確かに毒が検出されました。小動物ならば数分と持たずに気絶し、やがては死に至る毒です。人間の場合だと10分も持たずに死亡するでしょう』
『うえっ……』
『ちょっ、それって不味くないですか?こんな場所、すぐに離れましょうよ!!』
『安心してください。御二人の身体にはナノマシンを注入しています。仮に毒に侵されたとしても体内のナノマシンが即座に抗体を作り出し、毒を中和します』
『えっ……それならマスクはいらなかったじゃない?』
『そうとは言い切れません。抗体が作り出される間に御二人の身体が毒に侵されて気絶していた可能性はありました』
『というか、普通に喋ってるけどシルフィアは平気なの?』
『私には大量のナノマシンを体内に保有していますし、それに人間と神人では肉体の構造自体が大きく異なります。どのような毒も私には効果はありません』
人類の守護者として作り出された神人は外見は人間と酷似しているが、彼女達は「超人」と呼ばれる存在のため、あらゆる毒や病気を無効化する肉体を持っている。だからこそシルフィアは白霧の中でも平然としており、マカセに問い質す。
『マカセ、この霧を生成しているビゾンの情報を洗いざらい教えなさい。言っておきますがマスターの命を危険に晒した相手です。かつての仲間という理由で庇い立てするつもりなら容赦しません』
『わ、分かっている……今の我は主人の下僕、逆らう気はない』
『下僕にまでした覚えはないんだけど……』
『そんな事よりも私はどうしたらいいんですか?魔王軍の幹部がいる街になんてさっさと抜け出したいんですけど……』
『この霧を止めるには霧魔将ビゾンを探さねばならん。奴がいる限り、霧は解除されんぞ』
『シルフィアの生体レーダーに反応はないの?』
レアはシルフィアに内蔵されている生物を感知するレーダーならばビゾンの居場所を分かるのではないかと考えたが、シルフィアは申し訳なさそうに首を振る。
『それが……何故か妨害を受けているかのようにレーダーが上手く発動しないのです。恐らく、この霧のせいでしょう』
『え、そうなの?』
『この世界の魔法という物は原理は不明ですが、恐らくは魔素と似通ってインす。恐らくは生命エネルギーを利用して生み出す現象なのでしょう。つまり、私の生体レーダーはこの霧その物を生物として捉えてしまうようです』
『じゃあ、どうしたらいいんですか?』
『御二人はそこで待機してください。すぐに私が救援に向かいます』
『それならイリスから先に助けてよ。転移装置を使えばすぐに移動できるんでしょ?』
『可能ですが……実はロボ・ゴーレムを移動させるために転移装置を何度か利用してしまい、ナノマシンに負荷が蓄積されています。なのであと一度でも使用すればしばらくは転移装置は発動出来ません』
『それでもいいよ。俺はここに残っているからすぐに迎えに行って』
『分かりました。ではゴレムを護衛のために先にログハウスに向かわせます』
『お願いしますよぉっ』
シルフィアをイリスの救援に向かわせ、シルフィアは転移装置を発動させ、彼女の元に向かう。
※当初の予定は今日まで連日投稿でしたが、やはり3月の間は毎日投稿します。
『えええっ!?ちょ、そんな……無理ですよ!!』
『イリス様、レア様、腕輪を顔に近づけて下さい!!』
イリスは迫りくる白霧の正体が毒と知り、慌てて駆け抜ける。しかし、既に街全体に広がりつつある霧から逃れる事は出来ず、シルフィアが即座に指示を出す。
『遠隔操作で私が御二人の万能金属とナノマシンを操作して防毒マスクを作り出します!!マカセ、この白霧は肌に触れても問題はないのですか?』
『毒はあくまで吸い上げた人間にしか効果はないと言っていたが……』
『分かりました。二人ともすぐに腕輪を顔に近づけて下さい!!』
『こ、こうですか?』
『これでいいの?』
何時の間にかレアが滞在しているログハウスの中にも窓から白霧が入り込んでおり、慌ててレアと画面上のイリスは腕輪を顔に近づける。するとシルフィアが目を閉じて何かを念じるように頭を抑え、二人に埋め込んだナノマシンが反応する。
『うわっ!?』
『きゃあっ!?』
『……これで一応は大丈夫なはずです。どうですか?』
レアとイリスが取り付けた腕輪が一瞬にして変化を果たし、顔全体を覆い隠すマスクへと変化を果たす。そのお陰なのか白霧が二人の身体を包み込んでも特に異変は起きず、普通に呼吸も行える。防毒マスクの機能が無事に発動したらしく、レアは安心して椅子に座り込む。
『助かった……あれ、これ無線も出来るの?』
『はい。可能です』
『ちょ、なんか顔に変なのが張り付いたんですけど……大丈夫なんですか?』
『主人!!無事ですか?』
『ああ、平気平気……といっても、この状況は不味いよな』
室内にも関わらずに白霧が流れ込んだ事で家の中の様子を確認する事も難しく、1メートル先も見えない。視界が悪い中、レアは用心のために身に付けていた拳銃を引き抜く。
『マカセ、この霧は本当にビゾンという奴が生み出した霧なのか?』
『間違いありません!!この霧は奴の能力で作り出した物、現に鳥たちが苦しんで死んでいます』
『……確かに小鳥が死んでいます』
レアの視界に新たな映像が表示され、そこには屋根の上で倒れている無数の小鳥の姿があり、口から泡を噴いて倒れていた。もしもルノとイリスもマスクを装着していなければ小鳥達と同じ運命を辿っていたかも知れず、冷や汗を流す。
『霧の成分の解析が終了しました。霧の中に微弱ですが確かに毒が検出されました。小動物ならば数分と持たずに気絶し、やがては死に至る毒です。人間の場合だと10分も持たずに死亡するでしょう』
『うえっ……』
『ちょっ、それって不味くないですか?こんな場所、すぐに離れましょうよ!!』
『安心してください。御二人の身体にはナノマシンを注入しています。仮に毒に侵されたとしても体内のナノマシンが即座に抗体を作り出し、毒を中和します』
『えっ……それならマスクはいらなかったじゃない?』
『そうとは言い切れません。抗体が作り出される間に御二人の身体が毒に侵されて気絶していた可能性はありました』
『というか、普通に喋ってるけどシルフィアは平気なの?』
『私には大量のナノマシンを体内に保有していますし、それに人間と神人では肉体の構造自体が大きく異なります。どのような毒も私には効果はありません』
人類の守護者として作り出された神人は外見は人間と酷似しているが、彼女達は「超人」と呼ばれる存在のため、あらゆる毒や病気を無効化する肉体を持っている。だからこそシルフィアは白霧の中でも平然としており、マカセに問い質す。
『マカセ、この霧を生成しているビゾンの情報を洗いざらい教えなさい。言っておきますがマスターの命を危険に晒した相手です。かつての仲間という理由で庇い立てするつもりなら容赦しません』
『わ、分かっている……今の我は主人の下僕、逆らう気はない』
『下僕にまでした覚えはないんだけど……』
『そんな事よりも私はどうしたらいいんですか?魔王軍の幹部がいる街になんてさっさと抜け出したいんですけど……』
『この霧を止めるには霧魔将ビゾンを探さねばならん。奴がいる限り、霧は解除されんぞ』
『シルフィアの生体レーダーに反応はないの?』
レアはシルフィアに内蔵されている生物を感知するレーダーならばビゾンの居場所を分かるのではないかと考えたが、シルフィアは申し訳なさそうに首を振る。
『それが……何故か妨害を受けているかのようにレーダーが上手く発動しないのです。恐らく、この霧のせいでしょう』
『え、そうなの?』
『この世界の魔法という物は原理は不明ですが、恐らくは魔素と似通ってインす。恐らくは生命エネルギーを利用して生み出す現象なのでしょう。つまり、私の生体レーダーはこの霧その物を生物として捉えてしまうようです』
『じゃあ、どうしたらいいんですか?』
『御二人はそこで待機してください。すぐに私が救援に向かいます』
『それならイリスから先に助けてよ。転移装置を使えばすぐに移動できるんでしょ?』
『可能ですが……実はロボ・ゴーレムを移動させるために転移装置を何度か利用してしまい、ナノマシンに負荷が蓄積されています。なのであと一度でも使用すればしばらくは転移装置は発動出来ません』
『それでもいいよ。俺はここに残っているからすぐに迎えに行って』
『分かりました。ではゴレムを護衛のために先にログハウスに向かわせます』
『お願いしますよぉっ』
シルフィアをイリスの救援に向かわせ、シルフィアは転移装置を発動させ、彼女の元に向かう。
※当初の予定は今日まで連日投稿でしたが、やはり3月の間は毎日投稿します。
1
お気に入りに追加
1,663
あなたにおすすめの小説
冷宮の人形姫
りーさん
ファンタジー
冷宮に閉じ込められて育てられた姫がいた。父親である皇帝には関心を持たれず、少しの使用人と母親と共に育ってきた。
幼少の頃からの虐待により、感情を表に出せなくなった姫は、5歳になった時に母親が亡くなった。そんな時、皇帝が姫を迎えに来た。
※すみません、完全にファンタジーになりそうなので、ファンタジーにしますね。
※皇帝のミドルネームを、イント→レントに変えます。(第一皇妃のミドルネームと被りそうなので)
そして、レンド→レクトに変えます。(皇帝のミドルネームと似てしまうため)変わってないよというところがあれば教えてください。
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
【完結】父が再婚。義母には連れ子がいて一つ下の妹になるそうですが……ちょうだい癖のある義妹に寮生活は無理なのでは?
つくも茄子
ファンタジー
父が再婚をしました。お相手は男爵夫人。
平民の我が家でいいのですか?
疑問に思うものの、よくよく聞けば、相手も再婚で、娘が一人いるとのこと。
義妹はそれは美しい少女でした。義母に似たのでしょう。父も実娘をそっちのけで義妹にメロメロです。ですが、この新しい義妹には悪癖があるようで、人の物を欲しがるのです。「お義姉様、ちょうだい!」が口癖。あまりに煩いので快く渡しています。何故かって?もうすぐ、学園での寮生活に入るからです。少しの間だけ我慢すれば済むこと。
学園では煩い家族がいない分、のびのびと過ごせていたのですが、義妹が入学してきました。
必ずしも入学しなければならない、というわけではありません。
勉強嫌いの義妹。
この学園は成績順だということを知らないのでは?思った通り、最下位クラスにいってしまった義妹。
両親に駄々をこねているようです。
私のところにも手紙を送ってくるのですから、相当です。
しかも、寮やクラスで揉め事を起こしては顰蹙を買っています。入学早々に学園中の女子を敵にまわしたのです!やりたい放題の義妹に、とうとう、ある処置を施され・・・。
なろう、カクヨム、にも公開中。
【完結】私だけが知らない
綾雅(りょうが)祝!コミカライズ
ファンタジー
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。
優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。
やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。
記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位
2023/12/19……番外編完結
2023/12/11……本編完結(番外編、12/12)
2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位
2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」
2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位
2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位
2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位
2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位
2023/08/14……連載開始
【本編完結】さようなら、そしてどうかお幸せに ~彼女の選んだ決断
Hinaki
ファンタジー
16歳の侯爵令嬢エルネスティーネには結婚目前に控えた婚約者がいる。
23歳の公爵家当主ジークヴァルト。
年上の婚約者には気付けば幼いエルネスティーネよりも年齢も近く、彼女よりも女性らしい色香を纏った女友達が常にジークヴァルトの傍にいた。
ただの女友達だと彼は言う。
だが偶然エルネスティーネは知ってしまった。
彼らが友人ではなく想い合う関係である事を……。
また政略目的で結ばれたエルネスティーネを疎ましく思っていると、ジークヴァルトは恋人へ告げていた。
エルネスティーネとジークヴァルトの婚姻は王命。
覆す事は出来ない。
溝が深まりつつも結婚二日前に侯爵邸へ呼び出されたエルネスティーネ。
そこで彼女は彼の私室……寝室より聞こえてくるのは悍ましい獣にも似た二人の声。
二人がいた場所は二日後には夫婦となるであろうエルネスティーネとジークヴァルトの為の寝室。
これ見よがしに少し開け放たれた扉より垣間見える寝台で絡み合う二人の姿と勝ち誇る彼女の艶笑。
エルネスティーネは限界だった。
一晩悩んだ結果彼女の選んだ道は翌日愛するジークヴァルトへ晴れやかな笑顔で挨拶すると共にバルコニーより身を投げる事。
初めて愛した男を憎らしく思う以上に彼を心から愛していた。
だから愛する男の前で死を選ぶ。
永遠に私を忘れないで、でも愛する貴方には幸せになって欲しい。
矛盾した想いを抱え彼女は今――――。
長い間スランプ状態でしたが自分の中の性と生、人間と神、ずっと前からもやもやしていたものが一応の答えを導き出し、この物語を始める事にしました。
センシティブな所へ触れるかもしれません。
これはあくまで私の考え、思想なのでそこの所はどうかご容赦して下さいませ。
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
異世界なう―No freedom,not a human―
逢神天景
ファンタジー
クラスメイトと共に異世界に召喚された主人公、清田京助。これから冒険譚が始まる――と思った矢先、とある発言により城から追い出されてしまった。
それにめげず「AG」として異世界を渡り歩いていく京助。このままのんびりスローライフでも――なんて考えていたはずなのに、「神器」を手に入れ人もやめることになってしまう!?
「OK、分かった面倒くさい。皆まとめて俺の経験値にしてやるよ」
そうして京助を待ち受けるのは、勇者、魔王、覇王。神様、魔法使い、悪魔にドラゴン。そして変身ヒーローに巨大ロボット! なんでもありの大戦争! 本当に強い奴を決めようぜ! 何人もの主人公が乱立する中、果たして京助は最後まで戦い抜くことが出来るのか。
京助が神から与えられた力は「槍を上手く扱える」能力とほんの少しの心の強さのみ! これは「槍使い」として召喚された少年が、異世界で真の「自由」を手に入れるための救世主伝説!
*ストックが無くなったので、毎週月曜日12時更新です。
*序盤のみテンプレですが、中盤以降ガッツリ群像劇になっていきます。
*この作品は未成年者の喫煙を推奨するモノではありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる