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嵐の前の静けさ
第960話 経験は力なり
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飛行船が王都に帰還した後、ゴノの街には金狼騎士団の団員が数十名と副団長のドリスが残り、他には黄金冒険者のガオウとフィル、そしてナイが残った。早速ドリスは街に滞在する警備兵の指導を行う。
「どうしましたの!?この程度の訓練で音をあげるようではトロールやロックゴーレムから街を守り切れませんわよ!!」
「はあっ、はあっ……」
「ぜえっ、ぜえっ……」
「お、鬼だ……」
警備兵達は城壁を延々と走り続けさせられ、体力を身に付ける訓練を行う。最初の頃はあの有名な金狼騎士団の副団長であるドリスから直々に指導を受けると聞いて喜んでいた兵士も多かったが、想像以上の訓練の厳しさに既に大半の兵士が弱音を上げる。
ドリスの見立てでは街を守る警備兵達は武芸を磨く前に体力自体が足りておらず、彼女は城壁を延々と走らせて彼等に体力を身に付けさせる事から始める。兵士達は思っていたよりも地味で過酷な訓練に不満を抱くが、そんな事を口にすれば彼女の配下の騎士達が黙っていない。
「どうした!!この程度の距離で限界か!!」
「こんなところでへばっているようでは兵士には向いてないぞ!!」
「今日は普通に走ってもいいが、明日からは鎧を身に付けて走れ!!」
「そ、そんな!?」
「む、無理だ……重い鎧を身に付けて走るなんてできっこない!!」
「何を言っている!!あれを見ろ!!」
騎士達の言葉に警備兵は文句を告げるが、そんな彼等に対して騎士達は一番先頭を走っている人物を指差す。警備兵よりもずっと先に一定のペースを保ちながら走り続けるナイの姿があった。
「ほっ、ほっ……ずっと飛行船で休んでいたから鈍った身体を鍛え直さないとね」
「ぷるぷるっ」
ナイはあろうことか警備兵と同じ鎧兜を身に付け、更に頭にプルミンと背中には旋斧と岩砕剣の大剣を二つ掲げた状態で走り続ける。自分達よりも年下でしかも重い鎧兜を身に着けるだけでなく、頭に乗ったスライムが落ちないようにバランスを保ちながら走り続けるナイの姿に警備兵は唖然とする。
「な、なんだあの子供……本当に人間なのか?」
「あんな重そうな鎧と馬鹿でかい剣を背負って走ってやがる……」
「しかも俺達よりもずっと先に……」
「どうした!!遅れているぞ!!もっと根性を見せろ!!」
自分達よりも年下で鎧兜を身に付けているナイが楽々と走る姿を見て警備兵は愕然とするが、騎士に発破を掛けられて彼等は奮起し、意地でもナイに追いつこうと駆け抜ける。
「く、くそぉっ!!負けて堪るか!!」
「あんな坊主に遅れたら恥だぞ!!」
「うおおおっ!!」
「ふふっ……ナイさんに協力して貰って正解でしたわね」
ゴノの警備兵はナイの正体を知らせておらず、まさか彼が王都で一番の腕力を誇る剣士だとは夢にも思わないだろう。この調子ならばナイが居る間は警備兵も真面目に訓練に取り込み、飛行船が戻ってくる日までは訓練の指導は続けられそうだった。
ちなみに訓練の間も街の周囲の警戒は怠らず、わざわざ城壁を兵士達に走らせているのは外側の監視も同時に行うためである。尤も前回の襲撃から大分日にちは経過しているが、今のところはトロールもロックゴーレムも現れる気配はない。
(……不気味な程に何も起きませんわね。街を襲撃した犯人はもうこの地を離れたのかもしれませんわ)
ドリスは城壁の上から外の様子を眺めるが、特に何も見当たらない。この地方は魔物の数自体がそれほど多くはなく、遠目にちらほらと小動物が見える程度である。
退散したロックゴーレムが地中に潜り込んで逃げたという事もあり、敵が地中から現れる事もあり得る。しかし、仮にロックゴーレムの大群が襲ってきたとしても今現在の戦力ならば十分に対抗できる。今更ロックゴーレム程度の敵ならばドリスやナイの敵ではない。
(そういえばガオウさんとフィルさんは調査に向かうと言ってから随分と経ちますわね、何か収穫があったのでしょうか?)
冒険者であるガオウとフィルは別行動を行い、それぞれが街を襲撃した犯人の手掛かりを探している。定期的に連絡すると約束した上での行動だが、今の所は二人からの報告は届いていない。
黄金級である彼等ならば万が一に犯人の調査中に思わぬ問題が起きても対処できると信頼しているが、それでも相手が得体の知れないだけにドリスは不安を抱く。
(無事に戻ってくるといいのですけど……)
ドリスは飛行船が戻るまでの間はこの街を守護する事を誓い、それまでの間は警備兵を鍛え上げ、自分達が居なくなった後も街を守れるだけの力を身に付けさせるつもりだった――
――ドリスが警備兵の指導を行う中、彼女に心配されたガオウとフィルは共に市街を歩いていた。二人が目指すのはトロールに襲われた商団の人間が経営している店であり、彼等から襲われた時の状況を詳しく尋ねるために街に出向いていた。
「…………」
「……おい、何か喋れよ」
無言で前を歩くフィルに対してガオウは面倒くさそうに話しかけると、フィルは彼の言葉を聞いて舌打ちしながらも振り返り、率直に告げた。
「……どうして僕の後を付いてくる?」
「はあ?勘違いするんじゃねえ、お前が勝手に俺の前を歩いているだけだろうが」
「何だと……いや、いい。それなら僕は先に行かせてもらうぞ」
「ほう、少しは成長したな」
旅に出る前のフィルならば今のガオウの言葉を聞いた瞬間に武器を抜いてもおかしくはなかったが、心境の変化があったのか彼に挑発されても怒らなかった。
「坊主に負けてから心変わりでもしたのか」
「うるさい……そういうあんたこそナイさんに負けたと聞いてるぞ?」
「負けてねぇっ!!あれは引き分けだっ!!」
「ふんっ……」
ガオウもかつてナイに勝負を挑んで引き分けた過去を持つが、ナイがガオウを怪我させたのを見てハマーンが勝負を止めさせた。それでもガオウは自分が負けた事を認めていないと主張するが、そんな彼にフィルは鼻で笑う。
ちなみにフィルがガオウとナイが戦った事を知っているのはマホから教えてもらい、彼女はガオウがナイとの戦いで負傷してしばらくは寝込んでいた事を知っている。その話を聞いた時にフィルは改めてナイの凄さを思い知り、同時に自分との力の差を感じる。
「……正直に答えてくれ、今戦えばあんたはナイさんに勝てるのか?」
「それは……無理だな、あの坊主と俺じゃあ力の差が開きすぎた」
「やはり、そうか……」
普段は強気なガオウさえも今のナイには到底敵わない事を認め、今現在のナイの実力は一年前よりも強くなっていた。もしもナイに勝てる人間がいるとすれば現在は収監されている「ゴウカ」か「ロラン」ぐらいしかいない。
「あの坊主はあれだけ強くてしかも若い、きっとまだまだ伸びしろがあるだろう」
「ま、まだ強くなれるというのか?」
「実際、土鯨との戦闘では坊主がいなければやばかった。それに坊主だけじゃない、お前の憧れのリーナも一皮むけた……お前は黄金級冒険者の中で一番弱いかもな」
「くっ……!!」
ガオウの言葉にフィルは彼を睨みつけるが、言い返す事ができなかった。現役の黄金冒険者の中でフィルは自分が最も劣っている事は嫌でも自覚しており、彼の力ではリーナやフィルにも及ばない。
獣人国で活動した時はフィルは名の通った冒険者だった。しかし、王国に訪れてから黄金級冒険者に昇格を果たしたが、一向に他の黄金冒険者との差が縮まらない。その理由は他の黄金冒険者と比べてフィルには経験が不足していた。
「フィル、お前が俺達に劣る理由は才能や努力が足りないからじゃねえ、経験力だ」
「経験……力?」
「これは俺の持論だが、強い奴ほど様々な経験をしている。魔物にしろ人にしろ戦いを繰り返す事で色々と学べる。つまりは強い奴ほどたくさんの経験をしているわけだ」
「それが経験力……か」
「あの坊主も年齢は若いがきっと俺達以上の修羅場を潜り抜けてきたんだろう。自分よりも強い相手に戦い続け、そして生き残ったからこそ今の坊主がある。お前も強くなりたいならもっと経験を積め」
「偉そうに……そういうあんたはナイさんに勝つ事を諦めていないのか」
「馬鹿言うんじゃねえ、当たり前だろうが」
自身の考えた持論を語るガオウにフィルは呆れるが、言われてみれば確かに彼の言葉には一理あるような気がした。しかし、それでもガオウに諭される事にフィルは抵抗感を覚え、最後に悪態を吐いてしまう。
二人はその後は無言で歩き続け、言葉を交わす事はなかった。それでもフィルの顔つきは先ほどとは打って変わり、少しは元気を取り戻したように見えた。
(たくっ……我ながら面倒見がいいね、俺は)
生意気な相手だと思いながらもガオウはフィルの事を放っておけず、まるで昔の自分を見ているような気分だった。彼がまだ駆け出しの冒険者だった頃にハマーンやゴウカから似たような事を言われた事を思い出し、後輩の冒険者の育成も先輩冒険者の責務だと考える。
(伸びしろ、か……俺もそろそろ本気で強くならないとな)
フィルに語り掛ける一方でガオウも自分自身が強くなれる伸びしろがあるのか気にかかり、今一度自分を鍛え直す時が来たのかと考える――
「どうしましたの!?この程度の訓練で音をあげるようではトロールやロックゴーレムから街を守り切れませんわよ!!」
「はあっ、はあっ……」
「ぜえっ、ぜえっ……」
「お、鬼だ……」
警備兵達は城壁を延々と走り続けさせられ、体力を身に付ける訓練を行う。最初の頃はあの有名な金狼騎士団の副団長であるドリスから直々に指導を受けると聞いて喜んでいた兵士も多かったが、想像以上の訓練の厳しさに既に大半の兵士が弱音を上げる。
ドリスの見立てでは街を守る警備兵達は武芸を磨く前に体力自体が足りておらず、彼女は城壁を延々と走らせて彼等に体力を身に付けさせる事から始める。兵士達は思っていたよりも地味で過酷な訓練に不満を抱くが、そんな事を口にすれば彼女の配下の騎士達が黙っていない。
「どうした!!この程度の距離で限界か!!」
「こんなところでへばっているようでは兵士には向いてないぞ!!」
「今日は普通に走ってもいいが、明日からは鎧を身に付けて走れ!!」
「そ、そんな!?」
「む、無理だ……重い鎧を身に付けて走るなんてできっこない!!」
「何を言っている!!あれを見ろ!!」
騎士達の言葉に警備兵は文句を告げるが、そんな彼等に対して騎士達は一番先頭を走っている人物を指差す。警備兵よりもずっと先に一定のペースを保ちながら走り続けるナイの姿があった。
「ほっ、ほっ……ずっと飛行船で休んでいたから鈍った身体を鍛え直さないとね」
「ぷるぷるっ」
ナイはあろうことか警備兵と同じ鎧兜を身に付け、更に頭にプルミンと背中には旋斧と岩砕剣の大剣を二つ掲げた状態で走り続ける。自分達よりも年下でしかも重い鎧兜を身に着けるだけでなく、頭に乗ったスライムが落ちないようにバランスを保ちながら走り続けるナイの姿に警備兵は唖然とする。
「な、なんだあの子供……本当に人間なのか?」
「あんな重そうな鎧と馬鹿でかい剣を背負って走ってやがる……」
「しかも俺達よりもずっと先に……」
「どうした!!遅れているぞ!!もっと根性を見せろ!!」
自分達よりも年下で鎧兜を身に付けているナイが楽々と走る姿を見て警備兵は愕然とするが、騎士に発破を掛けられて彼等は奮起し、意地でもナイに追いつこうと駆け抜ける。
「く、くそぉっ!!負けて堪るか!!」
「あんな坊主に遅れたら恥だぞ!!」
「うおおおっ!!」
「ふふっ……ナイさんに協力して貰って正解でしたわね」
ゴノの警備兵はナイの正体を知らせておらず、まさか彼が王都で一番の腕力を誇る剣士だとは夢にも思わないだろう。この調子ならばナイが居る間は警備兵も真面目に訓練に取り込み、飛行船が戻ってくる日までは訓練の指導は続けられそうだった。
ちなみに訓練の間も街の周囲の警戒は怠らず、わざわざ城壁を兵士達に走らせているのは外側の監視も同時に行うためである。尤も前回の襲撃から大分日にちは経過しているが、今のところはトロールもロックゴーレムも現れる気配はない。
(……不気味な程に何も起きませんわね。街を襲撃した犯人はもうこの地を離れたのかもしれませんわ)
ドリスは城壁の上から外の様子を眺めるが、特に何も見当たらない。この地方は魔物の数自体がそれほど多くはなく、遠目にちらほらと小動物が見える程度である。
退散したロックゴーレムが地中に潜り込んで逃げたという事もあり、敵が地中から現れる事もあり得る。しかし、仮にロックゴーレムの大群が襲ってきたとしても今現在の戦力ならば十分に対抗できる。今更ロックゴーレム程度の敵ならばドリスやナイの敵ではない。
(そういえばガオウさんとフィルさんは調査に向かうと言ってから随分と経ちますわね、何か収穫があったのでしょうか?)
冒険者であるガオウとフィルは別行動を行い、それぞれが街を襲撃した犯人の手掛かりを探している。定期的に連絡すると約束した上での行動だが、今の所は二人からの報告は届いていない。
黄金級である彼等ならば万が一に犯人の調査中に思わぬ問題が起きても対処できると信頼しているが、それでも相手が得体の知れないだけにドリスは不安を抱く。
(無事に戻ってくるといいのですけど……)
ドリスは飛行船が戻るまでの間はこの街を守護する事を誓い、それまでの間は警備兵を鍛え上げ、自分達が居なくなった後も街を守れるだけの力を身に付けさせるつもりだった――
――ドリスが警備兵の指導を行う中、彼女に心配されたガオウとフィルは共に市街を歩いていた。二人が目指すのはトロールに襲われた商団の人間が経営している店であり、彼等から襲われた時の状況を詳しく尋ねるために街に出向いていた。
「…………」
「……おい、何か喋れよ」
無言で前を歩くフィルに対してガオウは面倒くさそうに話しかけると、フィルは彼の言葉を聞いて舌打ちしながらも振り返り、率直に告げた。
「……どうして僕の後を付いてくる?」
「はあ?勘違いするんじゃねえ、お前が勝手に俺の前を歩いているだけだろうが」
「何だと……いや、いい。それなら僕は先に行かせてもらうぞ」
「ほう、少しは成長したな」
旅に出る前のフィルならば今のガオウの言葉を聞いた瞬間に武器を抜いてもおかしくはなかったが、心境の変化があったのか彼に挑発されても怒らなかった。
「坊主に負けてから心変わりでもしたのか」
「うるさい……そういうあんたこそナイさんに負けたと聞いてるぞ?」
「負けてねぇっ!!あれは引き分けだっ!!」
「ふんっ……」
ガオウもかつてナイに勝負を挑んで引き分けた過去を持つが、ナイがガオウを怪我させたのを見てハマーンが勝負を止めさせた。それでもガオウは自分が負けた事を認めていないと主張するが、そんな彼にフィルは鼻で笑う。
ちなみにフィルがガオウとナイが戦った事を知っているのはマホから教えてもらい、彼女はガオウがナイとの戦いで負傷してしばらくは寝込んでいた事を知っている。その話を聞いた時にフィルは改めてナイの凄さを思い知り、同時に自分との力の差を感じる。
「……正直に答えてくれ、今戦えばあんたはナイさんに勝てるのか?」
「それは……無理だな、あの坊主と俺じゃあ力の差が開きすぎた」
「やはり、そうか……」
普段は強気なガオウさえも今のナイには到底敵わない事を認め、今現在のナイの実力は一年前よりも強くなっていた。もしもナイに勝てる人間がいるとすれば現在は収監されている「ゴウカ」か「ロラン」ぐらいしかいない。
「あの坊主はあれだけ強くてしかも若い、きっとまだまだ伸びしろがあるだろう」
「ま、まだ強くなれるというのか?」
「実際、土鯨との戦闘では坊主がいなければやばかった。それに坊主だけじゃない、お前の憧れのリーナも一皮むけた……お前は黄金級冒険者の中で一番弱いかもな」
「くっ……!!」
ガオウの言葉にフィルは彼を睨みつけるが、言い返す事ができなかった。現役の黄金冒険者の中でフィルは自分が最も劣っている事は嫌でも自覚しており、彼の力ではリーナやフィルにも及ばない。
獣人国で活動した時はフィルは名の通った冒険者だった。しかし、王国に訪れてから黄金級冒険者に昇格を果たしたが、一向に他の黄金冒険者との差が縮まらない。その理由は他の黄金冒険者と比べてフィルには経験が不足していた。
「フィル、お前が俺達に劣る理由は才能や努力が足りないからじゃねえ、経験力だ」
「経験……力?」
「これは俺の持論だが、強い奴ほど様々な経験をしている。魔物にしろ人にしろ戦いを繰り返す事で色々と学べる。つまりは強い奴ほどたくさんの経験をしているわけだ」
「それが経験力……か」
「あの坊主も年齢は若いがきっと俺達以上の修羅場を潜り抜けてきたんだろう。自分よりも強い相手に戦い続け、そして生き残ったからこそ今の坊主がある。お前も強くなりたいならもっと経験を積め」
「偉そうに……そういうあんたはナイさんに勝つ事を諦めていないのか」
「馬鹿言うんじゃねえ、当たり前だろうが」
自身の考えた持論を語るガオウにフィルは呆れるが、言われてみれば確かに彼の言葉には一理あるような気がした。しかし、それでもガオウに諭される事にフィルは抵抗感を覚え、最後に悪態を吐いてしまう。
二人はその後は無言で歩き続け、言葉を交わす事はなかった。それでもフィルの顔つきは先ほどとは打って変わり、少しは元気を取り戻したように見えた。
(たくっ……我ながら面倒見がいいね、俺は)
生意気な相手だと思いながらもガオウはフィルの事を放っておけず、まるで昔の自分を見ているような気分だった。彼がまだ駆け出しの冒険者だった頃にハマーンやゴウカから似たような事を言われた事を思い出し、後輩の冒険者の育成も先輩冒険者の責務だと考える。
(伸びしろ、か……俺もそろそろ本気で強くならないとな)
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