貧弱の英雄

カタナヅキ

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砂漠の脅威

第934話 イリアの過去?

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ナイ達を見失った巨大ゴーレムは火口へ戻ると、その様子を岩陰で見ていたナイ達は安堵する。どうやら獲物を見失った事で巨大ゴーレムは諦めたらしく、今の内ならば逃げ切れるだろう。


「ふうっ……死ぬかと思った」
「私も本当に今回ばかりは駄目かと思いましたよ。でも、どうして見逃したんでしょうね」
「あの巨大ゴーレムが僕達を襲ってきたのは火属性の魔石を奪ったと勘違いしてたからだと思います」


ナイは火口にて自分が火属性の魔石を掘り起こそうとした時、巨大ゴーレムが現れて襲い掛かってきた事を話す。その話を聞いたイリアは巨大ゴーレムが自分達を狙った理由を知ってため息を吐き出す。


「なるほど……つまり、さっきの巨大ゴーレムは自分の餌を奪おうとした私達を敵と認識して襲い掛かって来たんですね」
「多分、鍛冶師さん達を襲ったマグマゴーレムも火属性の魔石を掘り起こそうとしたから襲われたんじゃないかな?」
「そう考えると納得できますね」


火山を訪れた鍛冶師達がマグマゴーレムに襲われたのは彼等が採掘しようとした火属性の魔石が原因であり、マグマゴーレムからすれば自分達の餌でもある火属性の魔石を奪いに来た人間を許せずに襲い掛かってきたと考えるべきだろう。

これまでドワーフ達がマグマゴーレムに襲われなかった原因は火口付近には近づかなかったからであり、火口に生息しているマグマゴーレムは火口に一番良質な火属性の魔石を捕食していたからこそ鍛冶師達は襲われる事はなかった。

だが、この世界全体で魔物の数が増え続けており、このグツグ火山に生息するマグマゴーレムも数を急速に増えてきた。その影響で火口付近に採取できる魔石は全てなくなってしまい、餌が不足したマグマゴーレムは今度は火口付近ではなく、火山の中腹にも赴いて餌となる火属性の魔石を探し始めた。

ドワーフ達は運悪くマグマゴーレムに見つかってしまい、自分達の餌となる火属性の魔石を奪おうとする相手を見てマグマゴーレムは襲い掛かってきた。それが今回の事件の全貌である。


「あんな化物がいる以上はこの火山でこれ以上に火属性の魔石の採掘は難しいですね……残念ですけど、グツグ火山の住民には注意しておきましょう」
「流石にあんな化物がいたらこの火山では暮らせませんよね」
「そうでもないですよ?要は定期的にマグマゴーレムを倒して数を減らせばいいだけです。ですけど、あれだけ巨大なマグマゴーレムとなると合体前のマグマゴーレムの数も相当な数ですね……」


マグマゴーレムの大量発生が今回の事件の要因であり、マグマゴーレムの数が減ればグツグ火山で誕生する火属性の魔石の原石を独占される事はなく、今まで通りにドワーフ達も生活ができる。

だが、ドワーフ達が今まで通りの生活を取り戻すにはナイ達が遭遇した巨大ゴーレムを何とかせねばならず、あれほどの化物を倒す手段をドワーフ達が持ち合わせているとは思えない。流石にあれほどの大物を仕留めるのは冒険者でも不可能だと思われた。


「あの巨大ゴーレム、間違いなく竜種級にやばい奴でしたね」
「今回は運よく生き残れたけど……また現れたら今度は殺されるかもしれないな」
「シャアアッ……」


早く逃げようとばかりにリザードマンが二人の服を咥えて引っ張り、原因を突き止めた以上は長居は不要と判断してナイ達は山を下りる事にした――





――巨大ゴーレムが現れた事に関してはナイ達はドワーフ達に報告を行い、最初に話を聞かされた時は到底信じられなかったが、マグマゴーレムに襲われたドワーフの中に巨大ゴーレムを目撃した人物も居た。


「じ、実は俺……皆に内緒で火口でも魔石を掘り起こしていたんだ。あそこなら一番質のいい魔石が採れるからな。だけど、最近は何故か火口付近の魔石が見かけなくなったんだ」
「何だと!?お前、そんな事をしていたのか!!」
「あれほど火口には近づくなと言っただろう!!」
「す、すまねえ……でも、俺だって生活のために仕方なかったんだよ。けど、実は前に火口の近くでとんでもない大きさのマグマゴーレムを見かけたんだ。あの時は怖くなって逃げ帰ったけど、冷静に考えたらあんな大きさのマグマゴーレムがいるはずがねえ……だから夢か幻を見たと思ってたんだ」
「……でも、実際にはその巨大なマグマゴーレムは実在していたというわけですか」


ドワーフの中には巨大ゴーレムを確認した者もいたが、あまりに現実離れした巨大なマグマゴーレムの姿に発見した者は頭が理解できず、恐怖のあまりにただの幻だと思い込んでいたらしい。

しかし、現にグツグ火山の火口にはマグマゴーレムの大群が合体してキングゴーレム級の大きさを誇る巨大ゴーレムが実在するのは確かだった。今の段階ではこの巨大ゴーレムが火口から離れる様子はないが、このまま火山の魔石が喰いつくされればグツグ火山の麓に存在するドワーフの里も危険に晒される。


「そ、そんな化物が俺達の火山に住み着いているなんて……な、なあ!!あんた達でそいつをどうにかできないのか?」
「不可能ですよ。第一に私達はアチイ砂漠に向かわないといけないんです、この場所に留まる時間もそう残されていません」
「そんな!!あんたら、それでも国を守る騎士かよ!?」
「都合の良い時だけ助けてもらえるなんて思わないでください。貴方達は昨日、バッシュ王子に対して何て言ったのか忘れましたか?」
「そ、それは……」


イリアの言葉にドワーフ達は罰が悪い表情を浮かべ、彼等はこの国に暮らす民ではあるが王国に忠誠を誓っているわけではない。現に王族であるバッシュが火属性の魔石を求めた時も相応の対価を彼等は求めた。

危険が迫った時にこの国の民衆として守ってもらい、それ以外の時は王族相手であろうと対価がなければ要求は受け付けないというのはあまりにも都合がいい話だった。イリアも王族に仕える身として彼等に注意する。


「勘違いしないでくださいよ、私達は人助けのためにここへ訪れたんじゃありません。ここへ立ち寄ったのは魔石を買い取るために来ただけです。命を賭けて貴方達を助ける理由もありません」
「こ、この人でなしがっ!!」
「その人でなしに治療してもらったのは誰ですか?私達がいなければここにいる怪我人は全員が死んでたんですよ」
「うっ……」
「イリアさん、それ以上は……」


ドワーフ達はイリアの言葉に言い返す事はできず、グツグ火山で起きた問題は火山を管理する彼等が解決しなければならない。それに今回の騒動に関してはドワーフ達にも問題はある。

巨大ゴーレムやマグマゴーレムが火山の魔石を独占した理由は、ドワーフ達が日頃から魔石を採掘して火山内の魔石が減少していたのも原因の一員である。つまり、今回の事態はドワーフ達にも責任があり、その事を自覚していない彼等にイリアは言い放つ。


「今回の騒動の原因は貴方達がこの火山を独占して魔石を採掘し続けてきたのも理由の一つです。命が惜しいのであれば火山を捨てて何処か別の場所に暮らしてください」
「そ、そんな事を言われても……」
「俺達はここで生まれ育ったんだぞ!?他に生き場所なんて……」
「生まれ故郷を失うなんて事は今の時代では珍しくもありません……ここにいる私もナイさんも故郷を失っています」
「えっ?」


生まれた時から火山で暮らしてきたドワーフ達達にとってはイリアの言葉を納得できるはずがないが、彼女は自分の故郷も失われた事を話す。そんなイリアの過去があるのはナイも初耳であり、彼女も自分と同じように故郷を失った人間とは知らなかった。

イリアの過去は前に聞いた事はあるが、どうやらイリアの故郷は現在はもうなくなっているらしく、その理由はナイと同じように魔物に滅ぼされたからだと語る。


「私の暮らしていた街はもう跡形もなく滅びました。魔物に滅ぼされたんですよ、もう戻っても誰も住んでいません。ですけど、これは別に珍しい事でも何でもないんです。この王国だけでも数年間でどれだけの村や街が魔物の被害でなくなったのか知っていますか?」
「そ、そんな事を言われても……」
「貴方達はまだ生きています、でもこの村に残り続ければいずれは死んでしまうでしょう。決めるのは貴方達です、この村から逃げるというのであれば近くの街まで飛行船に乗せてあげてもいいですよ。私の方から王子に話は通しておきます」
「ま、待ってくれ!!」
「待ちません、これ以上に貴方達と話す暇はありませんから……自分達の問題は自分達で解決して下さい」
「「「…………」」」


ドワーフ達は立ち去るイリアとその後ろに続くナイに声を掛ける事はできず、彼等はどうするべきかお互いの顔を見るが、すぐに答えなど思いつくはずがなかった――





――帰り道の途中、ナイはリザードマンに乗り込んで黙っているイリアに何と話しかければいいのか分からなかった。ナイはイリアの故郷が滅んでいるなど知らず、どんな声を掛けようかと悩んでいると、唐突にイリアが振り返って話しかける。


「ナイさん、さっきの話は忘れてください」
「えっ……それって、故郷の事?」
「そうです」


ナイはイリアの方から故郷の話題を出した事に驚き、やはり彼女も失った故郷の事を思い出すのは辛いのかと考えたが、ここで衝撃の一言を告げる。


「だって私の故郷は滅んでませんから」
「えっ」
「あんなのその場しのぎの嘘ですよ、嘘!!」
「ええっ!?」

思いがけないイリアの言葉にナイは驚愕し、そんな彼に対してイリアは悪びれもせずに嘘を吐いた理由を話す。


「あの人たちの態度を見ているとこっちもイライラして、つい口からでまかせをいっちゃったんですよ。最後のあの人たちの顔を見ました?私はすっきりしましたね」
「な、なんでそんな嘘を……」
「まあ、いいじゃないですか。大切なのはあの人たちに危機感を与える事です。あれでもまだ反省しないようなら本当に知った事じゃありませんよ」


悪びれもせずにイリアは笑いながら飛行船へと向かい、そんな彼女の言葉にナイは増々イリアという人物の事が良く分からなくなった――
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