貧弱の英雄

カタナヅキ

文字の大きさ
上 下
915 / 1,110
番外編 獣人国の刺客

第898話 猪頭団

しおりを挟む
「え?オーク……じゃないっすよね」
「人間だよ。どう見ても……」
「あ、貴方達は何者なんですか!?それにその珍妙な格好はいったい何なんです!?」
「……猪の被り物?」
「「「…………」」」


ナイ達の前に現れたのはオークの毛皮を纏とオークの頭を想像させる覆面を被った男達だった。異様な格好をした男達の登場にナイ達は動揺を隠せず、最初に見た時は新種のオークかと勘違いしかけた。

奇妙な格好をした男達の登場にナイ達は警戒するが、男達の中でも一際大きい人物が前に出る。背丈が3メートルを超えるので巨人族だと思われるが、意外な事にその人物は頭の被り物を取り外すと素顔を晒す。


「待ってくれ、君達に危害を与えるつもりはない」
「えっ?」
「……そうなの?」


覆面を外した巨人族の男の顔は30代前半ぐらいだと思われ、他の者達も次々と覆面を外すと、殆どが20代後半ぐらいの男性だと判明する。ここで屋上に隠れていた人物も姿を現し、驚く事にナイ達の知る顔だった。


「ふむ、少し驚かせてしまったかのう」
「えっ……まさか、マホ魔導士!?」
「ええっ!?魔導士様!?」
「どうして貴女がここに……」


屋上に隠れていた人物はマホである事が判明してナイ達は驚愕すると、彼女は少し意地悪い笑みを浮かべながら事情を説明してくれた。


「驚かせて悪かったのう。少し前に風の精霊がお主等が近付いている事を知らせてくれたのだが、ちょっと脅かそうとここでこの者達と共に隠れておったのじゃ」
「脅かそうって……じゃあ、この人達は誰なんですか?」
「この者達は儂が今、面倒を見ている傭兵団じゃ」
「……どうも、猪頭団の団長のイノと申します」
「い、いのかしらだん?」


聞いた事もない傭兵団の名前と彼等の格好にナイ達は戸惑うが、マホは一から自分がここにいる理由と猪頭団なる傭兵団との出会いを説明する――





――マホはとある街で傭兵ギルドに所属する猪頭団と出会う。彼等は元々は王都から遠く離れた街の傭兵ギルドに所属していた傭兵団だったのだが、実はその傭兵団の頭を勤めるイノはマホの友人の息子だった。

風の噂で友人が病で亡くなったと聞いてはマホは息子の事を心配し、王都を離れて友人の息子の様子を見に行く。すると、彼は傭兵となっていた。

イノは傭兵団をまとめ上げ、彼が暮らす街ではそれなりに有名だった。しかし、ある時に他の傭兵団との共同で仕事を行った時、彼等は他の傭兵団に嵌められてしまう。

とある街の商人の商団の護衛を頼まれたイノが率いる傭兵団は、旅の道中で依頼人の商人が運んでいた荷物の宝石が盗まれたと言い張り、真っ先に疑われたのはイノであった。そして一緒に行動を共にしていた傭兵団の頭がイノが荷物を盗んだと証言する。

当然だがイノは商団の荷物など盗んではおらず、身の潔白を訴えたが彼の部下だった傭兵の一人がいきなりイノを糾弾する。実はイノの配下だった男の一人が他の傭兵団と組んでおり、彼はイノに窃盗の罪を被せようとした。

結局はイノの荷物から盗まれた宝石が発見され、イノは盗人だと疑われて他の傭兵に捕まりそうになるが、それに激高したイノの部下達が彼を守るために戦う。



――結果的にはこの行動が仇となり、イノの傭兵団は商団の荷物を奪って他の傭兵団に手を出した事にされ、犯罪者として指名手配されてしまう。そのためにイノと彼に従った傭兵達は街を追われた。

事情を知ったマホはイノと彼に従う傭兵団を見捨てる事は忍びなく、仕方なく彼女は誰も立ち入らぬ場所に一時的に彼等を避難させるため、この迷宮都市にまで誘導した事を伝える。

ちなみにこの街で発見された新種の魔物の正体に関しても実はオークの姿に擬態した猪頭団の仕業である事が判明し、その辺の事情は既に調査に赴いたリーナと他の冒険者にも伝えている事をマホはナイ達に告げた。



「じゃあ、冒険者ギルドに報告が上がった人型の魔物の正体は猪頭団の人たちだったんですか!?」
「うむ、そういう事になるな。調査に出向いたリーナ達にも報告しておいたのだが……もっと早く儂が連絡しておくべきだった」
「何だか迷惑を掛けた様で申し訳ない……だが、俺達もこの都市で生きるためにはこの格好になるしかなかったんだ」
「な、なるほど……魔物の姿に擬態する事で他の魔物に襲われないようにしてたのですか」
「う~ん……でも、その恰好だと確かに人型の魔物だと勘違いされても仕方ないっすね」
「最初に見た時はびっくりしたよね、プルミンちゃん?」
「ぷるぷるっ(食われるかと思った)」
「ウォンッ(道理でまずそうなオークだと思った)」


猪頭団が珍妙な格好をしているのも理由があり、彼等はオークに擬態する事で他の魔物から襲われないように変装していた事が判明した。別に彼等も好き好んでこのような格好をしていたわけではないらしいが、その割には「猪頭団」なる名前を付けている事に関しては少々疑問は残る。しかし、今は彼等の事よりもナイはマホからリーナの詳しい話を伺う。


「マホ魔導士はリーナと会ったのは何日前ですか?」
「丁度一週間前じゃ。そういえば儂が送った手紙は無事に届いたか?」
「手紙?あの手紙はマホ魔導士が送ったんですか?」
「そうじゃ、儂が風の精霊に頼んで送って貰ったんじゃ」
「さ、流石は魔導士様……凄いっす!!」


ナイの元に届いた例の手紙はマホが「風の精霊」とやらを利用して送り付けたらしく、リーナとは一週間も前に分かれた事を告げる。マホも事情は既に把握しているらしく、困った風に腕を組む。


「どうやらあの二人は地下道を潜り抜けて古城に向かったようじゃ」
「地下道?この街にも下水道があるんですか?」
「いいや、下水道ではない。どうやらこの街の地下には古城の王族が万が一の場合に抜け出すための秘密の通路があったようでな。そこを利用してイリアとリーナは古城へ向かった様じゃが、既にその通路は天井が崩壊して瓦礫で埋まっておる」
「魔導士の力でどうにかできないのですか?」
「無理じゃな、そもそも通路が崩壊した原因はどうやら侵入者対策として罠が仕掛けられておったようじゃ。あの二人はまんまとその罠に引っかかり、出られなくなったようじゃな……」


マホによるとイリアとリーナが抜け出せなくなった理由は秘密の通路の罠に引っかかり、二人が潜り抜けた後に通路が崩壊したのはただの偶然ではなかった。しかし、それならば疑問に残るのはどうやって古城内に取り残されたイリアがマホに手紙を渡したかである。


「マホ魔導士は僕に届いたイリアさんの手紙を受け取って王都に送ってくれたんですよね?それならどうやって古城に居るはずの手紙を受け取ったんですか?」
「もしかして魔導士様なら古城に侵入できるんですか!?」
「いや、流石の儂でもあの古城には迂闊に近付く事はできん。しかし、人造ゴーレムを潜り抜けて手紙を儂の元に送り届けた者がおる」
「えっ!?いったい誰ですか!?」
「うむ、それはな……この者のお陰じゃ」
「どうぞ」


猪頭団の団長のイノが小さな箱を取り出すと、その箱の蓋を開いてナイ達に見せつける。なんのつもりかとナイ達は不思議に思いながらも箱の中身を覗き込むと、そこには小さな鼠型の魔獣がチーズに嚙り付いていた。


「チュチュッ(うまうまっ)」
「ひいっ!?ネ、ネズミ!?」
「違う、これは……灰鼠?」
「あれ、この子……もしかしてテンさんのお母さんの所のネズミさん!?」
「その通りじゃ、このネズミはただのネズミではない。あの情報屋ネズミが飼育していたネズミじゃ」


箱の中に代われているネズミの正体はテンの養母であり、王都で情報屋を営んでいたネズミという名前の老婆が飼育していた灰鼠という魔獣だった。この灰鼠を魔物使いのネズミが使役して操り、何処にでも潜り込める灰鼠を利用してネズミは王都の情報収集を行っていた。

だが、ネズミは現在は王都から姿を消して消息不明であり、噂ではシャドウに始末されたと囁かれていた。そして彼女に従っていた灰鼠達も王都から姿を消したと聞いているが、その内の一匹を実はイリアが引き取っていた事が判明する。


「どうやらこのネズミはイリアがこっそりと飼育していたらしくてな。あの手紙もこのネズミが運んできたんじゃ」
「そ、そうだったんですか……」
「こやつは小さくてすばしっこいから、人造ゴーレムの目を盗んで古城から手紙を運び込む事ができた。その手紙を儂が風の精霊の力を借りてお主の元に送り届けたんじゃ」
「なるほど……そう言う事だったんですか」
「君、偉いね~」
「チュチュッ(照れるぜ)」
「ぷるぷるっ(やるな)」
「ウォンッ(ネズミにするには惜しいぜ)」
「ビャク君たちが意気投合している気がする……」


モモは指先で灰鼠の頭を撫でると少しくすぐったそうな表情を浮かべ、プルミンとビャクが褒めると灰鼠は気恥ずかしそうに頭を掻く。かなり人間臭い動作をする灰鼠を見てナイは感心する。

マホが手紙を受け取ったのはリーナとイリアが姿を消してから二日後の話であり、ネズミが手紙を運んできた事で全てを察したマホは、王都のナイの元にイリアの手紙を送る。それから三日後にナイ達は到着した。。

既に二人が古城へ突入してからも経過しており、恐らくは二人が持参した水も食料も尽きているだろう。しかし、まだ二人が生きている可能性は残っていおり、ナイはマホに二人がいる古城への行く道を教えてもらう。


「マホさん、古城まで案内してもらえますか?」
「……人造ゴーレムに挑むつもりか?」
「はい、どうかお願いします」
「や、止めておけ……あいつらは化物だ、人間の敵う相手じゃないぞ」


ここで猪頭団の団長のイノが怯えた表情を浮かべてナイを引き留め、ここで隠れ住んでいる彼等は人造ゴーレムの恐ろしさを嫌という程理解していた。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

月が導く異世界道中extra

あずみ 圭
ファンタジー
 月読尊とある女神の手によって癖のある異世界に送られた高校生、深澄真。  真は商売をしながら少しずつ世界を見聞していく。  彼の他に召喚された二人の勇者、竜や亜人、そしてヒューマンと魔族の戦争、次々に真は事件に関わっていく。  これはそんな真と、彼を慕う(基本人外の)者達の異世界道中物語。  こちらは月が導く異世界道中番外編になります。

勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス

R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。 そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。 最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。 そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。 ※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※

彼女をイケメンに取られた俺が異世界帰り

あおアンドあお
ファンタジー
俺...光野朔夜(こうのさくや)には、大好きな彼女がいた。 しかし親の都合で遠くへと転校してしまった。 だが今は遠くの人と通信が出来る手段は多々ある。 その通信手段を使い、彼女と毎日連絡を取り合っていた。 ―――そんな恋愛関係が続くこと、数ヶ月。 いつものように朝食を食べていると、母が母友から聞いたという話を 俺に教えてきた。 ―――それは俺の彼女...海川恵美(うみかわめぐみ)の浮気情報だった。 「――――は!?」 俺は思わず、嘘だろうという声が口から洩れてしまう。 あいつが浮気してをいたなんて信じたくなかった。 だが残念ながら、母友の集まりで流れる情報はガセがない事で 有名だった。 恵美の浮気にショックを受けた俺は、未練が残らないようにと、 あいつとの連絡手段の全て絶ち切った。 恵美の浮気を聞かされ、一体どれだけの月日が流れただろうか? 時が経てば、少しずつあいつの事を忘れていくものだと思っていた。 ―――だが、現実は厳しかった。 幾ら時が過ぎろうとも、未だに恵美の裏切りを忘れる事なんて 出来ずにいた。 ......そんな日々が幾ばくか過ぎ去った、とある日。 ―――――俺はトラックに跳ねられてしまった。 今度こそ良い人生を願いつつ、薄れゆく意識と共にまぶたを閉じていく。 ......が、その瞬間、 突如と聞こえてくる大きな声にて、俺の消え入った意識は無理やり 引き戻されてしまう。 俺は目を開け、声の聞こえた方向を見ると、そこには美しい女性が 立っていた。 その女性にここはどこだと訊ねてみると、ニコッとした微笑みで こう告げてくる。 ―――ここは天国に近い場所、天界です。 そしてその女性は俺の顔を見て、続け様にこう言った。 ―――ようこそ、天界に勇者様。 ...と。 どうやら俺は、この女性...女神メリアーナの管轄する異世界に蔓延る 魔族の王、魔王を打ち倒す勇者として選ばれたらしい。 んなもん、無理無理と最初は断った。 だが、俺はふと考える。 「勇者となって使命に没頭すれば、恵美の事を忘れられるのでは!?」 そう思った俺は、女神様の嘆願を快く受諾する。 こうして俺は魔王の討伐の為、異世界へと旅立って行く。 ―――それから、五年と数ヶ月後が流れた。 幾度の艱難辛苦を乗り越えた俺は、女神様の願いであった魔王の討伐に 見事成功し、女神様からの恩恵...『勇者』の力を保持したまま元の世界へと 帰還するのだった。 ※小説家になろう様とツギクル様でも掲載中です。

俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない

亮亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。 不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。 そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。 帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。 そして邂逅する謎の組織。 萌の物語が始まる。

妻がエロくて死にそうです

菅野鵜野
大衆娯楽
うだつの上がらないサラリーマンの士郎。だが、一つだけ自慢がある。 美しい妻、美佐子だ。同じ会社の上司にして、できる女で、日本人離れしたプロポーションを持つ。 こんな素敵な人が自分のようなフツーの男を選んだのには訳がある。 それは…… 限度を知らない性欲モンスターを妻に持つ男の日常

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった

なるとし
ファンタジー
 鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。  特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。  武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。  だけど、その母と娘二人は、    とおおおおんでもないヤンデレだった…… 第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。

異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします

Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。 相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。 現在、第二章シャーカ王国編

特殊スキル持ちの低ランク冒険者の少年は、勇者パーティーから追い出される際に散々罵しった癖に能力が惜しくなって戻れって…頭は大丈夫か?

アノマロカリス
ファンタジー
少年テイトは特殊スキルの持ち主だった。 どんなスキルかというと…? 本人でも把握出来ない程に多いスキルなのだが、パーティーでは大して役には立たなかった。 パーティーで役立つスキルといえば、【獲得経験値数○倍】という物だった。 だが、このスキルには欠点が有り…テイトに経験値がほとんど入らない代わりに、メンバーには大量に作用するという物だった。 テイトの村で育った子供達で冒険者になり、パーティーを組んで活躍し、更にはリーダーが国王陛下に認められて勇者の称号を得た。 勇者パーティーは、活躍の場を広げて有名になる一方…レベルやランクがいつまでも低いテイトを疎ましく思っていた。 そしてリーダーは、テイトをパーティーから追い出した。 ところが…勇者パーティーはのちに後悔する事になる。 テイトのスキルの【獲得経験値数○倍】の本当の効果を… 8月5日0:30… HOTランキング3位に浮上しました。 8月5日5:00… HOTランキング2位になりました! 8月5日13:00… HOTランキング1位になりました(๑╹ω╹๑ ) 皆様の応援のおかげです(つД`)ノ

処理中です...