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エルフの師弟
第41話 再戦
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――時は少し前に遡り、四年ぶりに村に戻ってきたナイは魔力感知で様子を伺う。人間の魔力は魔物よりも感知しやすく、厩舎の方に大勢の人間が集まっている事を把握する。
山から離れる前にダテムネから盗賊の人数と特徴を聞き忘れてしまい、相手がどれだけいるかを把握していなかった。しかし、村の中に入ると覚えのある強力な魔力を感じ取った。
(どうしてあいつがここに……)
村に入った時点でナイは山から追い出したはずの「ミノタウロス」の魔力を感知していた。まさか村に自分を襲ったミノタウロスが踏み込んでいるとは夢にも思わなかったが、同行していたビャクも臭いで気づいたのか唸り声を上げる。
「グルルルッ……!!」
「ビャク、お前も気づいたか?どうしてあいつがここにいるのかは分からないけど……村の人たちに何かしたのなら今度は見逃さないぞ」
「ウォンッ……」
ミノタウロスは一度は見逃したとはいえ、もしも自分に親切にしてくれた村人達に手を出していた場合、今度こそ確実に止めを刺す事をナイは決意した。ミノタウロスと戦った時よりもナイは成長しており、今ならば一人でも戦える自信はあった。
魔力を探りながらナイは村の中に忍び込み、この時に魔力収納(隠蔽)も行う。魔力を完全に抑え込めば存在感も薄める事ができるため、透明人間になった気分でナイは厩舎へと向かう。
(皆、どうしてこんな場所に……やばい!?こっちに近付いてきている!!)
村の男達が隠れている厩舎にミノタウロスと数人の人間の気配が近付いている事をナイは察知し、彼は屋根の上に隠れる事にした。
「ビャク、俺は上に行く。お前は近くで隠れていろ……合図を出すまで絶対に出て来るなよ」
「ウォンッ(小声)」
ビャクを隠れさせてからナイは屋根の上に移動し、気づかれない様に身を隠す。そして村人の前に盗賊とミノタウロスが訪れると、彼等の会話から村の現状を把握した。
何故かミノタウロスは盗賊の頭に従っているらしく、少人数でありながら盗賊が村を制圧した理由がミノタウロスのせいだと判明した。ナイは状況を理解すると即座に行動に移る。
(よくも皆に酷い真似を……絶対に許さないからな!!)
魔力収納のお陰でナイは盗賊やミノタウロスに気付かれず、屋根の上から邪魔者を排除していく。指先に五つの黒渦を発現させて順番に盗賊達に打ち込む。
「な、何だ!?何が起きてやがる!!」
「ブモォオオッ!!」
盗賊四人を戦闘不能に追い込むと、流石に盗賊の頭とミノタウロスにも気づかれてしまう。ナイは屋根の上から指先を構えた状態で怒鳴りつける。
「こっちだ!!」
「だ、誰だ!?」
「ブモォッ……!!」
ナイの姿を見た瞬間、盗賊頭のデキンは子供が屋根の上に立っている事に驚愕し、一方でミノタウロスはかつて自分を打ち負かした相手だと知って憤怒した。しかし、誰よりも怒っているのはナイだった。
「ビャク!!出て来い!!」
「ウォンッ!!」
「な、何だお前等は!?」
「ブモォッ!!」
ビャクを呼び出すとナイは屋根の上から降り立ち、いきなり現れた子供と狼にデキンは戸惑う。その一方でミノタウロスは背負っていた棍棒を取り出す。
前回の時と違ってミノタウロスは武器を装備しており、丸太のように大きい棍棒をナイに構える。それを見たナイは右手を構えると、ミノタウロスよりも先にデキンを仕留めようとした。
「まずはお前だ!!」
「ひいっ!?ま、守れ!!」
「ブモォッ!?」
デキンに向けてナイは石弾を指先から撃ち込むが、その前にミノタウロスが動いてデキンを庇うように立ち尽くす。石弾はミノタウロスの所持している棍棒にめり込み、それを見てナイは驚く。
(なんだあの棍棒……相当に硬いな)
樹木も貫通するほどの威力がある石弾だが、ミノタウロスの武器として扱われている棍棒は頑丈な木材で構成されているらしく、ナイの石弾でもめり込むだけで破壊には至らなかった。デキンはミノタウロスの背に隠れながらナイに怒鳴りつけた。
「こ、このガキ!!てめえ、魔術師だな!?」
「……その通りだよ」
「はっ、こいつはいい!!魔術師の奴隷なら高く売れそうだな!!おい、さっさと捕まえろ!!」
「ブフゥッ!?」
「ウォオオンッ!!」
ナイが魔術師だと知った途端にデキンは笑みを浮かべ、彼も村人と一緒に捕まえるようにミノタウロスに命令する。この時にナイはデキンの腕輪とミノタウロスの首輪の紋様が輝いた事に気が付く。
(あの腕輪と首輪……そうか、だからあんな奴に従っているのか)
魔道具の存在はナイもクロウから聞いた事があり、非力な人間にどうしてミノタウロスが従っているのか気になったが、デキンの装着している腕輪とミノタウロスの首に嵌められた首輪が魔道具だと見抜く。
ナイの攻撃の盾代わりに利用されたミノタウロスは憤怒の表情を浮かべるが、デキンに手を出す様子はない。どうやら首輪を嵌められた時点でミノタウロスはデキンに逆らえないらしく、そんな彼にナイは哀れに思いながらも指先を構える。
「お前も苦労してるみたいだな……でも、容赦はしないぞ」
「ブモォオオッ!!」
「い、いいぞ!!やってしまえっ!!」
棍棒を握りしめながらミノタウロスは雄叫びを上げると、デキンは慌てて離れた。それを見たナイはビャクに視線を向け、自分にミノタウロスを巻かせてデキンの相手は彼に任せた。
「ビャク、あいつは頼んだぞ!!」
「ウォンッ!!」
「ブモォッ!?」
「お前の相手はこっちだ!!」
ビャクがデキンの後を追いかけると、それを見たミノタウロスは止めようとしたが、その前にナイが足元に石弾を撃ち込んで牽制する
「決着をつけてやる!!デカブツめ!!」
「ブモォッ……!!」
ミノタウロスはナイと向かい合うと、棍棒を正面に構えたまま動かない。ナイの石弾を明らかに警戒しており、そんなミノタウロスに対してナイは考え込む。
(こいつを倒すには限界まで威力を高めた一発を急所に当てるしかない。前の時よりも回転力を上げて……一撃で仕留める!!)
右手を「銃」に見立ててナイは人差し指の先に黒渦を作り出す。普段扱う「石弾」よりもさらに黒渦の回転速度を限界まで上昇させ、今の自分が行える最強の一発を撃ちこむ準備を行う。
「うおおおっ!!」
「ブモォッ!?」
雄叫びを上げながらナイは右手を構えると、ミノタウロスはそれを見て背筋が凍り付く。ナイの繰り出す石弾の恐ろしさは身を以て知っており、だからこそ彼が行動する前に倒す必要があった。
「ブモォオオッ!!」
「くっ!?」
黒渦から石弾を撃ち込まれる前にミノタウロスはナイに目掛けて突っ込む。猛牛の突進の如く突っ込んできたミノタウロスにナイは冷や汗を流し、しかも棍棒を盾にした状態で突っ込んできていた。
いくら威力を高めようと通常の石弾を防げる硬度を誇る棍棒を盾にされた場合、確実にミノタウロスを仕留められる自信はない。ミノタウロスはナイが石弾を繰り出す前に突進して彼の身体を吹き飛ばそうとしたが、彼の足元を見て違和感を抱く。
「そう来ると思ってたよ!!」
「ブモォッ――!?」
ナイはミノタウロスが飛び込む前から両足に黒渦を展開していた。彼は村に辿り着く前から裸足のままであり、両足に刻んだ魔術痕から黒渦を作り出す。ミノタウロスと衝突する前に足元の黒渦を逆回転させれば立ち尽くした状態のまま後方に移動する事ができた。
後方にナイが下がった事で突っ込んできたミノタウロスは体勢を崩して地面に倒れ込み、棍棒も手放してしまう。まさかナイが後方に移動する手段を持ち合わせていたなど夢にも思わず、ミノタウロスは顔を上げるとそこには右手を構えるナイの姿があった。
「――終わりだ」
「ッ――――!!」
既に右手の人差し指の先には限界まで回転力を高めた黒渦が渦巻いており、ミノタウロスの額に目掛けて撃ちこむ。先の戦闘では頭を打ち抜く事はできなかったが、最大まで回転力を増した黒渦から発射された石弾はミノタウロスの額にめり込み、頭蓋骨を陥没させた――
山から離れる前にダテムネから盗賊の人数と特徴を聞き忘れてしまい、相手がどれだけいるかを把握していなかった。しかし、村の中に入ると覚えのある強力な魔力を感じ取った。
(どうしてあいつがここに……)
村に入った時点でナイは山から追い出したはずの「ミノタウロス」の魔力を感知していた。まさか村に自分を襲ったミノタウロスが踏み込んでいるとは夢にも思わなかったが、同行していたビャクも臭いで気づいたのか唸り声を上げる。
「グルルルッ……!!」
「ビャク、お前も気づいたか?どうしてあいつがここにいるのかは分からないけど……村の人たちに何かしたのなら今度は見逃さないぞ」
「ウォンッ……」
ミノタウロスは一度は見逃したとはいえ、もしも自分に親切にしてくれた村人達に手を出していた場合、今度こそ確実に止めを刺す事をナイは決意した。ミノタウロスと戦った時よりもナイは成長しており、今ならば一人でも戦える自信はあった。
魔力を探りながらナイは村の中に忍び込み、この時に魔力収納(隠蔽)も行う。魔力を完全に抑え込めば存在感も薄める事ができるため、透明人間になった気分でナイは厩舎へと向かう。
(皆、どうしてこんな場所に……やばい!?こっちに近付いてきている!!)
村の男達が隠れている厩舎にミノタウロスと数人の人間の気配が近付いている事をナイは察知し、彼は屋根の上に隠れる事にした。
「ビャク、俺は上に行く。お前は近くで隠れていろ……合図を出すまで絶対に出て来るなよ」
「ウォンッ(小声)」
ビャクを隠れさせてからナイは屋根の上に移動し、気づかれない様に身を隠す。そして村人の前に盗賊とミノタウロスが訪れると、彼等の会話から村の現状を把握した。
何故かミノタウロスは盗賊の頭に従っているらしく、少人数でありながら盗賊が村を制圧した理由がミノタウロスのせいだと判明した。ナイは状況を理解すると即座に行動に移る。
(よくも皆に酷い真似を……絶対に許さないからな!!)
魔力収納のお陰でナイは盗賊やミノタウロスに気付かれず、屋根の上から邪魔者を排除していく。指先に五つの黒渦を発現させて順番に盗賊達に打ち込む。
「な、何だ!?何が起きてやがる!!」
「ブモォオオッ!!」
盗賊四人を戦闘不能に追い込むと、流石に盗賊の頭とミノタウロスにも気づかれてしまう。ナイは屋根の上から指先を構えた状態で怒鳴りつける。
「こっちだ!!」
「だ、誰だ!?」
「ブモォッ……!!」
ナイの姿を見た瞬間、盗賊頭のデキンは子供が屋根の上に立っている事に驚愕し、一方でミノタウロスはかつて自分を打ち負かした相手だと知って憤怒した。しかし、誰よりも怒っているのはナイだった。
「ビャク!!出て来い!!」
「ウォンッ!!」
「な、何だお前等は!?」
「ブモォッ!!」
ビャクを呼び出すとナイは屋根の上から降り立ち、いきなり現れた子供と狼にデキンは戸惑う。その一方でミノタウロスは背負っていた棍棒を取り出す。
前回の時と違ってミノタウロスは武器を装備しており、丸太のように大きい棍棒をナイに構える。それを見たナイは右手を構えると、ミノタウロスよりも先にデキンを仕留めようとした。
「まずはお前だ!!」
「ひいっ!?ま、守れ!!」
「ブモォッ!?」
デキンに向けてナイは石弾を指先から撃ち込むが、その前にミノタウロスが動いてデキンを庇うように立ち尽くす。石弾はミノタウロスの所持している棍棒にめり込み、それを見てナイは驚く。
(なんだあの棍棒……相当に硬いな)
樹木も貫通するほどの威力がある石弾だが、ミノタウロスの武器として扱われている棍棒は頑丈な木材で構成されているらしく、ナイの石弾でもめり込むだけで破壊には至らなかった。デキンはミノタウロスの背に隠れながらナイに怒鳴りつけた。
「こ、このガキ!!てめえ、魔術師だな!?」
「……その通りだよ」
「はっ、こいつはいい!!魔術師の奴隷なら高く売れそうだな!!おい、さっさと捕まえろ!!」
「ブフゥッ!?」
「ウォオオンッ!!」
ナイが魔術師だと知った途端にデキンは笑みを浮かべ、彼も村人と一緒に捕まえるようにミノタウロスに命令する。この時にナイはデキンの腕輪とミノタウロスの首輪の紋様が輝いた事に気が付く。
(あの腕輪と首輪……そうか、だからあんな奴に従っているのか)
魔道具の存在はナイもクロウから聞いた事があり、非力な人間にどうしてミノタウロスが従っているのか気になったが、デキンの装着している腕輪とミノタウロスの首に嵌められた首輪が魔道具だと見抜く。
ナイの攻撃の盾代わりに利用されたミノタウロスは憤怒の表情を浮かべるが、デキンに手を出す様子はない。どうやら首輪を嵌められた時点でミノタウロスはデキンに逆らえないらしく、そんな彼にナイは哀れに思いながらも指先を構える。
「お前も苦労してるみたいだな……でも、容赦はしないぞ」
「ブモォオオッ!!」
「い、いいぞ!!やってしまえっ!!」
棍棒を握りしめながらミノタウロスは雄叫びを上げると、デキンは慌てて離れた。それを見たナイはビャクに視線を向け、自分にミノタウロスを巻かせてデキンの相手は彼に任せた。
「ビャク、あいつは頼んだぞ!!」
「ウォンッ!!」
「ブモォッ!?」
「お前の相手はこっちだ!!」
ビャクがデキンの後を追いかけると、それを見たミノタウロスは止めようとしたが、その前にナイが足元に石弾を撃ち込んで牽制する
「決着をつけてやる!!デカブツめ!!」
「ブモォッ……!!」
ミノタウロスはナイと向かい合うと、棍棒を正面に構えたまま動かない。ナイの石弾を明らかに警戒しており、そんなミノタウロスに対してナイは考え込む。
(こいつを倒すには限界まで威力を高めた一発を急所に当てるしかない。前の時よりも回転力を上げて……一撃で仕留める!!)
右手を「銃」に見立ててナイは人差し指の先に黒渦を作り出す。普段扱う「石弾」よりもさらに黒渦の回転速度を限界まで上昇させ、今の自分が行える最強の一発を撃ちこむ準備を行う。
「うおおおっ!!」
「ブモォッ!?」
雄叫びを上げながらナイは右手を構えると、ミノタウロスはそれを見て背筋が凍り付く。ナイの繰り出す石弾の恐ろしさは身を以て知っており、だからこそ彼が行動する前に倒す必要があった。
「ブモォオオッ!!」
「くっ!?」
黒渦から石弾を撃ち込まれる前にミノタウロスはナイに目掛けて突っ込む。猛牛の突進の如く突っ込んできたミノタウロスにナイは冷や汗を流し、しかも棍棒を盾にした状態で突っ込んできていた。
いくら威力を高めようと通常の石弾を防げる硬度を誇る棍棒を盾にされた場合、確実にミノタウロスを仕留められる自信はない。ミノタウロスはナイが石弾を繰り出す前に突進して彼の身体を吹き飛ばそうとしたが、彼の足元を見て違和感を抱く。
「そう来ると思ってたよ!!」
「ブモォッ――!?」
ナイはミノタウロスが飛び込む前から両足に黒渦を展開していた。彼は村に辿り着く前から裸足のままであり、両足に刻んだ魔術痕から黒渦を作り出す。ミノタウロスと衝突する前に足元の黒渦を逆回転させれば立ち尽くした状態のまま後方に移動する事ができた。
後方にナイが下がった事で突っ込んできたミノタウロスは体勢を崩して地面に倒れ込み、棍棒も手放してしまう。まさかナイが後方に移動する手段を持ち合わせていたなど夢にも思わず、ミノタウロスは顔を上げるとそこには右手を構えるナイの姿があった。
「――終わりだ」
「ッ――――!!」
既に右手の人差し指の先には限界まで回転力を高めた黒渦が渦巻いており、ミノタウロスの額に目掛けて撃ちこむ。先の戦闘では頭を打ち抜く事はできなかったが、最大まで回転力を増した黒渦から発射された石弾はミノタウロスの額にめり込み、頭蓋骨を陥没させた――
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