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冒険者の試験
第43話 エリナ再来
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「お主に会いに来たのはエリナという名前のエルフじゃ」
「えっ!?」
エリナの名前が出てきたことにレノは驚き、まさか昨日今日で彼女が尋ねに来るなど夢にも思わなかった。イーシャンによればエリナは学園の応接室に待機しているらしく、早く向かうように促される。
「まさか金色の冒険者が直々に来るとは予想外じゃったが……ともかく、早く話を聞きに行け」
「あ、はい!!分かりました!!」
「……くれぐれも色香に惑わされぬようにな」
「え?」
去り際にレノはイーシャンから注意を受けたが言葉の意味が分からずに不思議に思いながらも応接室へ急ぐ――
――応接室にレノが到着するとエリナは優雅に紅茶を味わっていた。彼女はレノが部屋の中に入ってくると人懐っこい笑みを浮かべて迎え入れた。
「あ、どうも。いや~昨夜は碌に自己紹介もできなくてすいません」
「い、いえ……」
「今日はちゃんとした話し合いをするためにここへ来ました。ささ、どうぞ座って下さい」
エリナに促されてレノは彼女の対面の席に座ると、事前に用意されていたティーカップにエリナは紅茶を注ぐ。この紅茶は学園側が用意した代物だと思われるが、どうやらエリナがレノの分も頼んでいたらしい。
「どうぞどうぞ、まずは紅茶を飲んで落ち着いて下さい」
「はあっ……いただきます」
言われるがままにレノは紅茶を飲むとエリナは何故か窓の外を確認した。きょろきょろと外の様子を伺う彼女を見てレノは疑問を抱く。
「どうかしました?」
「あ、いや……誰かに見られたような気がしたんですけど気のせいですね」
「え?」
エリナの言葉にレノは呆気に取られ、窓の外を確認するが特に誰も見当たらない。それでも気になるのかエリナは窓のカーテンを閉めて椅子に座る。紅茶を飲んだレノは少しは心が落ち着き、どうしてエリナが急に尋ねてきたのかを問う。
「それで今日はどのようなご用件でしょうか?」
「あ、無理して敬語は使わなくていいですよ。あたしの方が年上だと思うけど、エルフの基準だとあたしもまだまだ子供ですからね」
「はあ……」
自分の方が年齢が上だからと言ってエリナは遠慮する必要はないと伝え、とりあえずは言う通りに普通に話す事にした。エリナの見た目は十代半ばの少女にしか見えないのでレノとしても同級生と接する感覚で話す方が気が楽だった。
「エリナさん」
「エリナでいいっす」
「じゃあ、エリナ……今日ここへ来た理由は?」
「お、良い感じですね。それぐらい砕けた態度の方がこっちも楽です」
レノが敬語を止めるとエリナも気が楽になった様子で本題に入った。率直に言えばエリナがレノに会いに来たのは昨日の手紙の返事を聞きに来たわけではなく、彼女が所属する金色のギルドマスターからの伝言を預かっていた。
「金色のギルドマスターがレノ君をギルドに招待したいそうなんです」
「招待?」
「昨日は黒虎のギルドに見学しに行ったんですよね?それを聞いたギルドマスターが今日は金色のギルドにも見学しに来て欲しいらしいんです」
「金色のギルドに……」
てっきり昨日の手紙の返事を聞きに来られたと思ったレノは予想外のエリナの提案に驚き、咄嗟に返事ができなかった。まさか金色のギルドマスターの方から直々に誘いが来るとは思わず、どのように答えるべきか悩む。
エリナによれば今日の所は見学だけで別に金色に加入するかどうかは決めなくてもいいらしく、黒虎だけではなく他のギルドがどのように仕事をしているのか興味があったレノは提案を受け入れるべきか考える。
(他のギルドがどんな風に仕事をしているのか気になるな……よし、確かめてみるか)
自分が働く場所になるかもしれないのでレノは金色のギルドマスターの提案を受け入れ、今日は金色のギルドへ向かう事にした。
「見学だけだよね?それなら行ってみようかな……」
「本当ですか!?良かった~断られたらどうしようかと思ってたんですよ」
レノが承諾するとエリナは安心した表情を浮かべ、彼女は右手を差し出す。握手を求めているのかと思ったレノは右手を差し出すと、彼女は握手ではなく腕を絡めてきた。
「それじゃあ、出発しましょう!!」
「え、ちょっ……!?」
「ほらほら、急がないと!!」
当たり前の様に腕を組んできたエリナにレノは戸惑うが、彼女に連れられるまま外へ出た――
――エリナに連れられるままにレノは学園の外へ出ると、学園の正門前に馬車が停止していた。どうやらエリナはこれに乗って来たらしく、彼女はレノを馬車の中に押し込む。
「さあさあ、ほら早く中に入って下さい」
「ちょ、そんなに押さなくても……」
「いや、もたもたしていると誰かに邪魔されそうなんで……」
「邪魔?」
何故かエリナは急いでレノを馬車の中に乗せると、彼女は御者に命じて馬車を発車させた。馬車が走り出すとエリナは安心した表情を浮かべてレノと向き合う。
「ふうっ、ここまで来れば大丈夫ですかね」
「さっきから何の話をしてるんだよ……」
「すいません、でもこれには理由があって……」
「どんな理由?」
「「うわぁっ!?」」
会話の際中にレノの隣から声が聞こえ、驚いた二人は視線を向けるとそこにはネコミンが座っていた。何時の間にか馬車の中に彼女が居る事にエリナは度肝を抜く。
「い、何時からそこにいたんですか!?」
「二人がこそこそと馬車に入る前から」
「ぜ、全然気づかなかった……」
暗殺者の技能を生かしてネコミンはレノ達が馬車に乗り込む前から先に忍び込んでいたらしく、レノならばともかく金級冒険者であるエリナにさえも気づかれていないのは流石だった。
「ちょ、ちょっと困りますよ!!金色の馬車に他のギルドの冒険者を乗せたなんて知られたらあたしが怒られるんですから」
「それならレノも部外者のはず」
「いや、それはいいんですよ。うちのギルドマスターからも許可が下りてますし……」
「私はレノの保護者、だから付きそう義務がある」
「保護者!?」
ネコミンが自分の保護者を名乗って来た事にレノは驚いたが、彼女はレノにだけ聞こえる様に耳元で囁く。
「私はお祖父ちゃんに頼まれてレノの面倒を見る様に頼まれてる。だからレノが怪しい女に付いて行こうとするのを見過ごせない」
「怪しい女って……」
「ちょっと!!聞こえてますよ!?エルフは耳が良いって前にも言いましたよね!?」
ひそひそと話し合う二人にエリンは自分の両耳を指差して怒る。エルフである彼女は人間よりも聴覚が優れており、小声で話しても聞こえるらしい。
「ともかく、黒虎の冒険者さんは早く降りてください!!他の冒険者を連れて来たりなんかしたらあたしが怒られるんですから!!」
「それは駄目、私も学園長に頼まれてレノの面倒を見てる」
「えっ!?が、学園長に!?」
ネコミンの言葉にエリナは驚き、そんな彼女にネコミンはレノには聞かれないように小声で話しかけた。
「私は学園長の孫」
「うええっ!?それ、マジですか?」
「本当、嘘だと思うなら確かめてもいい。それにレノの面倒を見る様に言われているのも本当の話」
「……わ、分かりました。そういうことなら上の人に話を聞いてみます」
相手が一介の冒険者ならばともかく、レノが通う第一学園の学園長の孫娘となれば無下に扱うことはできない。もしも彼女の機嫌を損ねて学園長にある事ない事吹き込まれてしまった場合、冒険者養成学園とギルドの関係に支障をきたす可能性もある。
冒険者養成学園の卒業生は優秀な人材が多く、実際に三大ギルドに属する有名な冒険者の殆どは学園の卒業生である。だからこそ冒険者ギルドは学園側と友好的な関係を保たねばならず、学園長の孫娘であるネコミンを無下に扱うわけにはいかなかった。
「えっ!?」
エリナの名前が出てきたことにレノは驚き、まさか昨日今日で彼女が尋ねに来るなど夢にも思わなかった。イーシャンによればエリナは学園の応接室に待機しているらしく、早く向かうように促される。
「まさか金色の冒険者が直々に来るとは予想外じゃったが……ともかく、早く話を聞きに行け」
「あ、はい!!分かりました!!」
「……くれぐれも色香に惑わされぬようにな」
「え?」
去り際にレノはイーシャンから注意を受けたが言葉の意味が分からずに不思議に思いながらも応接室へ急ぐ――
――応接室にレノが到着するとエリナは優雅に紅茶を味わっていた。彼女はレノが部屋の中に入ってくると人懐っこい笑みを浮かべて迎え入れた。
「あ、どうも。いや~昨夜は碌に自己紹介もできなくてすいません」
「い、いえ……」
「今日はちゃんとした話し合いをするためにここへ来ました。ささ、どうぞ座って下さい」
エリナに促されてレノは彼女の対面の席に座ると、事前に用意されていたティーカップにエリナは紅茶を注ぐ。この紅茶は学園側が用意した代物だと思われるが、どうやらエリナがレノの分も頼んでいたらしい。
「どうぞどうぞ、まずは紅茶を飲んで落ち着いて下さい」
「はあっ……いただきます」
言われるがままにレノは紅茶を飲むとエリナは何故か窓の外を確認した。きょろきょろと外の様子を伺う彼女を見てレノは疑問を抱く。
「どうかしました?」
「あ、いや……誰かに見られたような気がしたんですけど気のせいですね」
「え?」
エリナの言葉にレノは呆気に取られ、窓の外を確認するが特に誰も見当たらない。それでも気になるのかエリナは窓のカーテンを閉めて椅子に座る。紅茶を飲んだレノは少しは心が落ち着き、どうしてエリナが急に尋ねてきたのかを問う。
「それで今日はどのようなご用件でしょうか?」
「あ、無理して敬語は使わなくていいですよ。あたしの方が年上だと思うけど、エルフの基準だとあたしもまだまだ子供ですからね」
「はあ……」
自分の方が年齢が上だからと言ってエリナは遠慮する必要はないと伝え、とりあえずは言う通りに普通に話す事にした。エリナの見た目は十代半ばの少女にしか見えないのでレノとしても同級生と接する感覚で話す方が気が楽だった。
「エリナさん」
「エリナでいいっす」
「じゃあ、エリナ……今日ここへ来た理由は?」
「お、良い感じですね。それぐらい砕けた態度の方がこっちも楽です」
レノが敬語を止めるとエリナも気が楽になった様子で本題に入った。率直に言えばエリナがレノに会いに来たのは昨日の手紙の返事を聞きに来たわけではなく、彼女が所属する金色のギルドマスターからの伝言を預かっていた。
「金色のギルドマスターがレノ君をギルドに招待したいそうなんです」
「招待?」
「昨日は黒虎のギルドに見学しに行ったんですよね?それを聞いたギルドマスターが今日は金色のギルドにも見学しに来て欲しいらしいんです」
「金色のギルドに……」
てっきり昨日の手紙の返事を聞きに来られたと思ったレノは予想外のエリナの提案に驚き、咄嗟に返事ができなかった。まさか金色のギルドマスターの方から直々に誘いが来るとは思わず、どのように答えるべきか悩む。
エリナによれば今日の所は見学だけで別に金色に加入するかどうかは決めなくてもいいらしく、黒虎だけではなく他のギルドがどのように仕事をしているのか興味があったレノは提案を受け入れるべきか考える。
(他のギルドがどんな風に仕事をしているのか気になるな……よし、確かめてみるか)
自分が働く場所になるかもしれないのでレノは金色のギルドマスターの提案を受け入れ、今日は金色のギルドへ向かう事にした。
「見学だけだよね?それなら行ってみようかな……」
「本当ですか!?良かった~断られたらどうしようかと思ってたんですよ」
レノが承諾するとエリナは安心した表情を浮かべ、彼女は右手を差し出す。握手を求めているのかと思ったレノは右手を差し出すと、彼女は握手ではなく腕を絡めてきた。
「それじゃあ、出発しましょう!!」
「え、ちょっ……!?」
「ほらほら、急がないと!!」
当たり前の様に腕を組んできたエリナにレノは戸惑うが、彼女に連れられるまま外へ出た――
――エリナに連れられるままにレノは学園の外へ出ると、学園の正門前に馬車が停止していた。どうやらエリナはこれに乗って来たらしく、彼女はレノを馬車の中に押し込む。
「さあさあ、ほら早く中に入って下さい」
「ちょ、そんなに押さなくても……」
「いや、もたもたしていると誰かに邪魔されそうなんで……」
「邪魔?」
何故かエリナは急いでレノを馬車の中に乗せると、彼女は御者に命じて馬車を発車させた。馬車が走り出すとエリナは安心した表情を浮かべてレノと向き合う。
「ふうっ、ここまで来れば大丈夫ですかね」
「さっきから何の話をしてるんだよ……」
「すいません、でもこれには理由があって……」
「どんな理由?」
「「うわぁっ!?」」
会話の際中にレノの隣から声が聞こえ、驚いた二人は視線を向けるとそこにはネコミンが座っていた。何時の間にか馬車の中に彼女が居る事にエリナは度肝を抜く。
「い、何時からそこにいたんですか!?」
「二人がこそこそと馬車に入る前から」
「ぜ、全然気づかなかった……」
暗殺者の技能を生かしてネコミンはレノ達が馬車に乗り込む前から先に忍び込んでいたらしく、レノならばともかく金級冒険者であるエリナにさえも気づかれていないのは流石だった。
「ちょ、ちょっと困りますよ!!金色の馬車に他のギルドの冒険者を乗せたなんて知られたらあたしが怒られるんですから」
「それならレノも部外者のはず」
「いや、それはいいんですよ。うちのギルドマスターからも許可が下りてますし……」
「私はレノの保護者、だから付きそう義務がある」
「保護者!?」
ネコミンが自分の保護者を名乗って来た事にレノは驚いたが、彼女はレノにだけ聞こえる様に耳元で囁く。
「私はお祖父ちゃんに頼まれてレノの面倒を見る様に頼まれてる。だからレノが怪しい女に付いて行こうとするのを見過ごせない」
「怪しい女って……」
「ちょっと!!聞こえてますよ!?エルフは耳が良いって前にも言いましたよね!?」
ひそひそと話し合う二人にエリンは自分の両耳を指差して怒る。エルフである彼女は人間よりも聴覚が優れており、小声で話しても聞こえるらしい。
「ともかく、黒虎の冒険者さんは早く降りてください!!他の冒険者を連れて来たりなんかしたらあたしが怒られるんですから!!」
「それは駄目、私も学園長に頼まれてレノの面倒を見てる」
「えっ!?が、学園長に!?」
ネコミンの言葉にエリナは驚き、そんな彼女にネコミンはレノには聞かれないように小声で話しかけた。
「私は学園長の孫」
「うええっ!?それ、マジですか?」
「本当、嘘だと思うなら確かめてもいい。それにレノの面倒を見る様に言われているのも本当の話」
「……わ、分かりました。そういうことなら上の人に話を聞いてみます」
相手が一介の冒険者ならばともかく、レノが通う第一学園の学園長の孫娘となれば無下に扱うことはできない。もしも彼女の機嫌を損ねて学園長にある事ない事吹き込まれてしまった場合、冒険者養成学園とギルドの関係に支障をきたす可能性もある。
冒険者養成学園の卒業生は優秀な人材が多く、実際に三大ギルドに属する有名な冒険者の殆どは学園の卒業生である。だからこそ冒険者ギルドは学園側と友好的な関係を保たねばならず、学園長の孫娘であるネコミンを無下に扱うわけにはいかなかった。
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