35 / 53
冒険者の試験
第32話 推薦状の取り消しの危機
しおりを挟む
――ネコミンとの修行を開始してから一週間が経過した頃、珍しく焦った様子のダガンが駆けつけてきた。
「レノ!!氷雨、金色、黒虎のギルドから問い合わせが来ているぞ!!推薦状の返事をまだ書いてないのか!?」
「あっ……忘れてた」
「私もギルドマスターに報告するの忘れてた……」
修業に夢中で忘れていたがレノは未だにどこの冒険者ギルドに所属するのか決めておらず、推薦状を送ってきた三大ギルドに対して返事もしていなかった。慌てて彼は修行を中断して推薦状を用意した。
先日の試験で好成績を残したレノは三大ギルドから推薦状が送られてきており、彼はどのギルドに所属するのかはまだ決めかねていた。一週間前に黒虎のギルドに向かおうとしたのは自分の目でギルドがどんな場所なのか確かめに行くつもりだったが、紆余曲折あって目的を果たす前にネコミンとの修行に没頭してしまう。
「これ以上に待たせるようなら推薦状は取り消されてしまうぞ!!ギルドの加入を決めかねているとしてもまずは俺に報告しろ!!そうすれば俺が取りなしてやれたというのに……」
「す、すいません……」
「ダガン先生、相変わらず生徒の面倒見がいい」
「あれ?そういえばネコミンもここに通ってたんだっけ?」
ネコミンは一年前に冒険者ギルドに加入しており、彼女の年齢を考慮すると冒険者ギルドの試験を受けるためには冒険者養成学園で卒業しなければならない。そう考えるとレノが最終学年を迎える前の年までは彼女も冒険者養成学園に通っていた事になるが、生憎とレノは顔に見覚えがなかった。
冒険者養成学園には毎年に数多くの入学希望者が訪れるが、厳しい訓練に耐えかねて殆どの人間が卒業試験を受ける前に退学する事が多い。だから在学中の生徒はそれほど多くはなく、ネコミンも通っていたとしたらレノも見覚えがあったかもしれないが、彼女はレノと事情が違った。
「暗殺者のような特別な職業の素質がある生徒は訓練の時間帯が違う。私の場合は基本的には夜の間に訓練を行ってたから一般の生徒と顔を合わせる機会はなかった」
「うむ、一般生徒には明かしていないが特殊な技能を持つ生徒は時間帯を変更して訓練が行われている」
「へえ、そうだったのか……」
訓練を受ける時間帯が異なるのでレノは在学中にネコミンと顔を合わせた事はなかった事が判明する。ちなみにネコミンは能力的には第二学園に通っていてもおかしくはないが、彼女は祖父が経営する第一学園に通う事を希望したらしい。
「とにかくどのギルドに入るか決めておけ。あまりに時間をかけすぎるとギルドの方から推薦状を取り消されてしまうぞ」
「あ、えっと……もしも推薦状を取り消されたらどうなるんですか?」
「その場合は自ら冒険者ギルドに尋ねて加入するしかない。だが、推薦状がない場合は冒険者ギルドに入るためには試験を受けなければならない。お前の実力ならば試験は合格できるかもしれないが、推薦状を取り消された場合は印象が悪くなる」
「ちなみに推薦状で加入した人は色々と好待遇で迎えられる。普通の人なら昇格試験を受けるまでは1年は働かないといけないけど、私の場合は特別に免除してくれた」
「え!?そうなの!?」
レノは初めて昇格試験を受けるためには条件がある事を知り、推薦状無しでギルドに加入する場合はどれほどの功績を上げようと一年間は試験を受けられない事を初めて知った。
推薦状がなくともレノは冒険者になれる自信はあったが、昇格試験を早く受けれるのは推薦状を送り込んだギルドに加入する事だと知り、早々にどのギルドに入るべきか考える必要があった。
「う~ん……どこのギルドに入ればいいんだろう」
「私と同じ黒虎に入ればいい。そうすればお姉さんが面倒を見てあげる」
「待て待て、ギルドに入るならば安易に決めてはいかん。実際に自分の目で確かめてみるべきだろう」
「……分かりました。じゃあ、今日のうちに見学に行ってきます」
先日はいろいろとあって見学する事はできなかったが、今回こそ冒険者ギルドを見学するためにレノは外に出る事にした。ネコミンも案内役として同行し、最初に彼女が所属する冒険者ギルドへ向かう――
――黒虎は三大ギルドは愚か、王都内に存在する全ての冒険者ギルドの中でも所属する冒険者の数は一番を誇る。黒虎のギルドは王都の南側に存在し、建物の大きさも冒険者ギルドの中では一番の規模だった。
実を言えばレノは冒険者ギルドに立ち寄る事自体は初めてではなく、王都に訪れる前に立ち寄った街では必ず冒険者ギルドに立ち寄っていた。だが、三大ギルドの一角である黒虎ともなると建物も壮大でレノの想像を超えていた。
「うわっ!?これが黒虎のギルド!?」
「そう、ここには1000人近い冒険者が通っている」
黒虎のギルドはレノの想像以上の大きさを誇り、建物の中には想像以上の数の冒険者の姿があった。国内に存在する冒険者ギルドの中でも黒虎の冒険者の数は一番を誇り、その半数以上が銅級と鉄級の冒険者で占められている。
「思ってたよりも銅級と鉄級の人が多いな……」
「これだけの冒険者が居ても銀級まで昇格する人は100人いるかどうか……それだけ上の階級に上がる事は難しい。そして銀級冒険者の私は凄いという事」
「へ、へえっ……」
自分が銀級である事を自慢するネコミンにレノは何とも言えず、自分が思っていたよりも冒険者が階級を上げる事は難しい事なのかと思う。
(冒険者は銀級まで上がればようやく一流の冒険者だと認められると聞いた事はあるけど……三大ギルドに所属しているからといって皆が高い階級というわけでもないのか)
世間では三大ギルドと評されているといっても黒虎に所属する冒険者全員が実力者とは限らず、レノが思っていたよりも銀級以上の冒険者の数は少ない。視界に見える範囲では何人か銀級のバッジを付けているが、金級や白金級のバッジを身に着けている冒険者は見当たらない。
「ちなみに黒虎には金級や白金級の冒険者は何人いるの?」
「さあ……私はそんなに他の人に興味ないから良く知らない。でも、白金級の冒険者は1人しかいないと聞いた事がある」
「えっ!?1人だけ?」
1000人以上の冒険者が所属しているのに冒険者の最高階級である白金級に至った人物は1人と知ってレノは衝撃を受ける。彼が大魔導士になるためには白金級まで上がるのが絶対条件であり、想像以上に道が険しいと悟る。
(1000人も所属しているのに白金級の冒険者は1人なんて……俺が白金級に上がるまでどれだけ時間が掛かるんだ)
レノの目標は大魔導士になる事であり、その夢を叶えるためには何でもする覚悟はあった。だからどれだけ時間が掛かろうと諦めるつもりはない。
(ごめんね祖母ちゃん、会いに行くのが遅くなるかもしれないけど……必ず俺は夢を叶えて帰ってくるよ)
大魔導士になれるまではレノは唯一の肉親である祖母の元へは戻らないと誓っており、大魔導士になるためには白金級冒険者として世間の人々に認められる程の大きな功績を残す必要があった。
今日の所は冒険者ギルドに見学に訪れたが、見た限りでは冒険者達は掲示板に張り出されている依頼書を確認し、自分で仕事を選択して受付嬢の元に手続きをおこなっていた。
「へえ、黒虎では自分で仕事を選べるんだ。今まで訪れた冒険者ギルドでは決められた仕事しかできなかったのに」
「黒虎では自分の意思で仕事を決める事ができる。但し、失敗した時の責任は大きくなる。受付嬢と交渉して仕事を紹介してもらう事もできる」
レノが王都以外の冒険者ギルドに立ち寄った時は冒険者は自由に仕事を選べず、受付嬢から紹介される仕事を引き受けている姿しか見ていない。それに比べると黒虎では掲示板に張り出されている依頼書を確認し、自分の見合った仕事を引き受けられると知ってレノは関心を抱く。
「レノ!!氷雨、金色、黒虎のギルドから問い合わせが来ているぞ!!推薦状の返事をまだ書いてないのか!?」
「あっ……忘れてた」
「私もギルドマスターに報告するの忘れてた……」
修業に夢中で忘れていたがレノは未だにどこの冒険者ギルドに所属するのか決めておらず、推薦状を送ってきた三大ギルドに対して返事もしていなかった。慌てて彼は修行を中断して推薦状を用意した。
先日の試験で好成績を残したレノは三大ギルドから推薦状が送られてきており、彼はどのギルドに所属するのかはまだ決めかねていた。一週間前に黒虎のギルドに向かおうとしたのは自分の目でギルドがどんな場所なのか確かめに行くつもりだったが、紆余曲折あって目的を果たす前にネコミンとの修行に没頭してしまう。
「これ以上に待たせるようなら推薦状は取り消されてしまうぞ!!ギルドの加入を決めかねているとしてもまずは俺に報告しろ!!そうすれば俺が取りなしてやれたというのに……」
「す、すいません……」
「ダガン先生、相変わらず生徒の面倒見がいい」
「あれ?そういえばネコミンもここに通ってたんだっけ?」
ネコミンは一年前に冒険者ギルドに加入しており、彼女の年齢を考慮すると冒険者ギルドの試験を受けるためには冒険者養成学園で卒業しなければならない。そう考えるとレノが最終学年を迎える前の年までは彼女も冒険者養成学園に通っていた事になるが、生憎とレノは顔に見覚えがなかった。
冒険者養成学園には毎年に数多くの入学希望者が訪れるが、厳しい訓練に耐えかねて殆どの人間が卒業試験を受ける前に退学する事が多い。だから在学中の生徒はそれほど多くはなく、ネコミンも通っていたとしたらレノも見覚えがあったかもしれないが、彼女はレノと事情が違った。
「暗殺者のような特別な職業の素質がある生徒は訓練の時間帯が違う。私の場合は基本的には夜の間に訓練を行ってたから一般の生徒と顔を合わせる機会はなかった」
「うむ、一般生徒には明かしていないが特殊な技能を持つ生徒は時間帯を変更して訓練が行われている」
「へえ、そうだったのか……」
訓練を受ける時間帯が異なるのでレノは在学中にネコミンと顔を合わせた事はなかった事が判明する。ちなみにネコミンは能力的には第二学園に通っていてもおかしくはないが、彼女は祖父が経営する第一学園に通う事を希望したらしい。
「とにかくどのギルドに入るか決めておけ。あまりに時間をかけすぎるとギルドの方から推薦状を取り消されてしまうぞ」
「あ、えっと……もしも推薦状を取り消されたらどうなるんですか?」
「その場合は自ら冒険者ギルドに尋ねて加入するしかない。だが、推薦状がない場合は冒険者ギルドに入るためには試験を受けなければならない。お前の実力ならば試験は合格できるかもしれないが、推薦状を取り消された場合は印象が悪くなる」
「ちなみに推薦状で加入した人は色々と好待遇で迎えられる。普通の人なら昇格試験を受けるまでは1年は働かないといけないけど、私の場合は特別に免除してくれた」
「え!?そうなの!?」
レノは初めて昇格試験を受けるためには条件がある事を知り、推薦状無しでギルドに加入する場合はどれほどの功績を上げようと一年間は試験を受けられない事を初めて知った。
推薦状がなくともレノは冒険者になれる自信はあったが、昇格試験を早く受けれるのは推薦状を送り込んだギルドに加入する事だと知り、早々にどのギルドに入るべきか考える必要があった。
「う~ん……どこのギルドに入ればいいんだろう」
「私と同じ黒虎に入ればいい。そうすればお姉さんが面倒を見てあげる」
「待て待て、ギルドに入るならば安易に決めてはいかん。実際に自分の目で確かめてみるべきだろう」
「……分かりました。じゃあ、今日のうちに見学に行ってきます」
先日はいろいろとあって見学する事はできなかったが、今回こそ冒険者ギルドを見学するためにレノは外に出る事にした。ネコミンも案内役として同行し、最初に彼女が所属する冒険者ギルドへ向かう――
――黒虎は三大ギルドは愚か、王都内に存在する全ての冒険者ギルドの中でも所属する冒険者の数は一番を誇る。黒虎のギルドは王都の南側に存在し、建物の大きさも冒険者ギルドの中では一番の規模だった。
実を言えばレノは冒険者ギルドに立ち寄る事自体は初めてではなく、王都に訪れる前に立ち寄った街では必ず冒険者ギルドに立ち寄っていた。だが、三大ギルドの一角である黒虎ともなると建物も壮大でレノの想像を超えていた。
「うわっ!?これが黒虎のギルド!?」
「そう、ここには1000人近い冒険者が通っている」
黒虎のギルドはレノの想像以上の大きさを誇り、建物の中には想像以上の数の冒険者の姿があった。国内に存在する冒険者ギルドの中でも黒虎の冒険者の数は一番を誇り、その半数以上が銅級と鉄級の冒険者で占められている。
「思ってたよりも銅級と鉄級の人が多いな……」
「これだけの冒険者が居ても銀級まで昇格する人は100人いるかどうか……それだけ上の階級に上がる事は難しい。そして銀級冒険者の私は凄いという事」
「へ、へえっ……」
自分が銀級である事を自慢するネコミンにレノは何とも言えず、自分が思っていたよりも冒険者が階級を上げる事は難しい事なのかと思う。
(冒険者は銀級まで上がればようやく一流の冒険者だと認められると聞いた事はあるけど……三大ギルドに所属しているからといって皆が高い階級というわけでもないのか)
世間では三大ギルドと評されているといっても黒虎に所属する冒険者全員が実力者とは限らず、レノが思っていたよりも銀級以上の冒険者の数は少ない。視界に見える範囲では何人か銀級のバッジを付けているが、金級や白金級のバッジを身に着けている冒険者は見当たらない。
「ちなみに黒虎には金級や白金級の冒険者は何人いるの?」
「さあ……私はそんなに他の人に興味ないから良く知らない。でも、白金級の冒険者は1人しかいないと聞いた事がある」
「えっ!?1人だけ?」
1000人以上の冒険者が所属しているのに冒険者の最高階級である白金級に至った人物は1人と知ってレノは衝撃を受ける。彼が大魔導士になるためには白金級まで上がるのが絶対条件であり、想像以上に道が険しいと悟る。
(1000人も所属しているのに白金級の冒険者は1人なんて……俺が白金級に上がるまでどれだけ時間が掛かるんだ)
レノの目標は大魔導士になる事であり、その夢を叶えるためには何でもする覚悟はあった。だからどれだけ時間が掛かろうと諦めるつもりはない。
(ごめんね祖母ちゃん、会いに行くのが遅くなるかもしれないけど……必ず俺は夢を叶えて帰ってくるよ)
大魔導士になれるまではレノは唯一の肉親である祖母の元へは戻らないと誓っており、大魔導士になるためには白金級冒険者として世間の人々に認められる程の大きな功績を残す必要があった。
今日の所は冒険者ギルドに見学に訪れたが、見た限りでは冒険者達は掲示板に張り出されている依頼書を確認し、自分で仕事を選択して受付嬢の元に手続きをおこなっていた。
「へえ、黒虎では自分で仕事を選べるんだ。今まで訪れた冒険者ギルドでは決められた仕事しかできなかったのに」
「黒虎では自分の意思で仕事を決める事ができる。但し、失敗した時の責任は大きくなる。受付嬢と交渉して仕事を紹介してもらう事もできる」
レノが王都以外の冒険者ギルドに立ち寄った時は冒険者は自由に仕事を選べず、受付嬢から紹介される仕事を引き受けている姿しか見ていない。それに比べると黒虎では掲示板に張り出されている依頼書を確認し、自分の見合った仕事を引き受けられると知ってレノは関心を抱く。
1
お気に入りに追加
670
あなたにおすすめの小説
悠久の機甲歩兵
竹氏
ファンタジー
文明が崩壊してから800年。文化や技術がリセットされた世界に、その理由を知っている人間は居なくなっていた。 彼はその世界で目覚めた。綻びだらけの太古の文明の記憶と機甲歩兵マキナを操る技術を持って。 文明が崩壊し変わり果てた世界で彼は生きる。今は放浪者として。
※現在毎日更新中
幼なじみ三人が勇者に魅了されちゃって寝盗られるんだけど数年後勇者が死んで正気に戻った幼なじみ達がめちゃくちゃ後悔する話
妄想屋さん
ファンタジー
『元彼?冗談でしょ?僕はもうあんなのもうどうでもいいよ!』
『ええ、アタシはあなたに愛して欲しい。あんなゴミもう知らないわ!』
『ええ!そうですとも!だから早く私にも――』
大切な三人の仲間を勇者に〈魅了〉で奪い取られて絶望した主人公と、〈魅了〉から解放されて今までの自分たちの行いに絶望するヒロイン達の話。
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
勇者パーティを追放されそうになった俺は、泣いて縋って何とか残り『元のDQNに戻る事にした』どうせ俺が生きている間には滅びんだろう!
石のやっさん
ファンタジー
今度の主人公はマジで腐っている。基本悪党、だけど自分のルールあり!
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のリヒトは、とうとう勇者でありパーティリーダーのドルマンにクビを宣告されてしまう。幼馴染も全員ドルマンの物で、全員から下に見られているのが解った。
だが、意外にも主人公は馬鹿にされながらも残る道を選んだ。
『もう友達じゃ無いんだな』そう心に誓った彼は…勇者達を骨の髄までしゃぶり尽くす事を決意した。
此処迄するのか…そう思う『ざまぁ』を貴方に
前世のDQNに戻る事を決意した、暗黒面に落ちた外道魔法戦士…このざまぁは知らないうちに世界を壊す。
異世界TS転生で新たな人生「俺が聖女になるなんて聞いてないよ!」
マロエ
ファンタジー
普通のサラリーマンだった三十歳の男性が、いつも通り残業をこなし帰宅途中に、異世界に転生してしまう。
目を覚ますと、何故か森の中に立っていて、身体も何か違うことに気づく。
近くの水面で姿を確認すると、男性の姿が20代前半~10代後半の美しい女性へと変わっていた。
さらに、異世界の住人たちから「聖女」と呼ばれる存在になってしまい、大混乱。
新たな人生に期待と不安が入り混じりながら、男性は女性として、しかも聖女として異世界を歩み始める。
※表紙、挿絵はAIで作成したイラストを使用しています。
※R15の章には☆マークを入れてます。
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
転生したら赤ん坊だった 奴隷だったお母さんと何とか幸せになっていきます
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
転生したら奴隷の赤ん坊だった
お母さんと離れ離れになりそうだったけど、何とか強くなって帰ってくることができました。
全力でお母さんと幸せを手に入れます
ーーー
カムイイムカです
今製作中の話ではないのですが前に作った話を投稿いたします
少しいいことがありましたので投稿したくなってしまいました^^
最後まで行かないシリーズですのでご了承ください
23話でおしまいになります
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる