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少年の過去 《冒険者養成学園》
第7話 攻撃法「黒射」
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「黒射」と名付けた攻撃法を思いついてからしばらくの時が経過し、練習を繰り返す事で黒射の性質をレノは理解する。
「こいつは魔法を解除するタイミングが重要だな……」
夜間にレノは学生寮を抜け出し、誰もいない訓練場で密かに練習を行う。今はまだ他の人間に自分が収納魔法を利用した新しい攻撃法を思いついた事を知られたくはなく、誰もいない時間帯を狙ってレノは黒射の練習を行う。
(今はまだ他の奴等にこの魔法を知られるわけにはいかない……)
黒射を完璧に使いこなすまでは他の人間に知られる事は避けなければならず、レノは自分が納得するまでは隠す事にした。いずれは人前で黒射を扱う日も来るかもしれないが、それはまだ先の話である。
既にレノが入学してから一年が過ぎており、二年後には冒険者になるための試験を受ける。試験に受ける日までにレノは黒射を実戦で使えるレベルまで極める必要があった。
「まずはこの距離からだな」
10メートルほど離れた距離にレノは木造人形を設置すると、右手で黒渦を作り出して狙いを定める。レノは事前に異空間に本物の短剣を収納し、木造人形に向けて掌を構えた。
「当たれっ!!」
黒渦から短剣の剣先だけを出現させると、木造人形に狙いを定めてレノは収納魔法を解除した。黒渦の中から短剣が飛び出し、木造人形の胸元に突き刺さった。
「うん、これぐらいの距離なら当てられるようになったな」
10メートルは離れていても短剣程度の大きさの武器ならば黒射で狙い撃ちができるようになり、木造人形の胸元に突き刺さった短剣の回収を行う。短剣の刃が深々と突き刺さっており、もしも生身の人間に使用したら確実に心臓を突き刺せる。
相手がただの人間ならば十分な威力だが、魔物の中には岩石のように硬い肉体を持つ種も存在する。そんな相手と戦うのであれば今のレノの黒射は明らかに威力不足だった。
「もっと早く撃てるように練習しないとな……」
冒険者になるまでにレノは黒射を極め、魔物にも対抗できるだけの攻撃速度と威力を上昇させるために地道に練習を続ける――
――入学してから二年目を迎えると訓練の内容も変化し、本格的に実戦形式の訓練も行われるようになった。冒険者は魔物との戦闘以外にも盗賊などの討伐や護衛の仕事を任せられる事もあり、対人戦の技術を教えられる。
「やああっ!!」
「甘い!!足元が隙だらけだぞ!!」
「うわっ!?」
魔術師であろうと生徒であるならば訓練に参加させられ、毎日のようにレノは教師や他の生徒を相手に素手で戦わされた。最初のうちは武器には頼らずに戦う術を教えられ、実戦に慣れてきた生徒から武器の使用を許可される。
「どうした!!俺はまだ本気じゃないぞ、早く立てっ!!」
「くそっ……まだまだ!!」
「根性だけは一人前だな!!だが、気合だけではどうしようもならんぞ!!」
「ぐふぅっ!?」
レノの相手を勤める教師は名前は「ダガン」と言い、身長が2メートル近くもあり、筋骨隆々の体型でとてもレノが勝てる相手ではない。訓練が始まってから未だにレノはダガンに一撃を喰らわせた事はなく、いつも一方的に痛めつけられていた。
「魔術師だからと言って身体を鍛える必要はないなどという甘い考えは捨てろ!!冒険者ならば自分の身を守れるぐらいの力は身に着けておけ!!そうしないと魔法が使えない状況に追い込まれた時に何もできなくなるからな!!」
「先生!!レノ君は収納魔術師だから魔法なんか使えませんよ~!!」
「おっと、それもそうだったな」
「はあっ、はあっ……」
ダガンは訓練の際は他の生徒よりもレノを集中的に扱き、彼がダガンのしている間は他の生徒は休めるので茶々を飛ばす輩もいた。教師でありながらダガンはレノをからかう生徒に注意もしない。
(ちくしょう、完全に舐められてるな……こんな時に黒射が使えれば)
散々にダガンに痛めつけられたレノは悔しい思いを抱き、もしも黒射を使用すればダガンを倒せるのではないかと考える。いくらダガンが強いといっても生身の肉体に黒射で短剣を撃ち込めば致命傷を与えられるだろう。
だが、こんな人前で黒射を使うわけにはいかない。黒射はまだまだ発展途上であり、他の人間にはまだ知られるわけにはいかない。それにいくらなんでも教師を刃物で刺すのはまずい。
(今は耐えるんだ、こんな所で挫けたら大魔導士になんかなれない!!)
どれだけ痛めつけられようと他の生徒から馬鹿にされようがレノは諦めず、果敢に教師に挑んだ――
――数時間後、レノはボロボロの状態で学園にある医療室に赴いていた。現在の訓練が始まってから彼は頻繁に怪我をするようになったので医療室の先生とも顔なじみになってしまった。
「やれやれ、また来たのかね。君も懲りない奴だね」
「……どうも」
医療室の先生は40年以上も学園で勤務する老人であり、王都でも有名な薬師でもあった。名前は「イーシャン」であり、彼の作り出す薬は市販で販売されている薬とは比べ物にならないくらいに回復効果が高い。
今日も教師に痛めつけられて顔面が腫れあがったレノが訪れると、イーシャンは呆れた様子で彼に座るように促す。怪我の具合を確認した後に治療に必要な薬を速やかに取り出す。
「今日は一段と酷いな。仕方ない、薬草を煎じて作った塗薬を提供しよう。これを顔に塗れば明日は完璧に治るだろう」
「いつもすいません……でも、回復薬ならすぐに治るんじゃ」
「甘ったれるな!!何でもかんでも回復薬で治そうと考えるな!!」
回復薬とは特殊な薬草を調合して作り出される薬であり、一流の薬師が作り出した回復薬は骨折などの怪我も一口飲むだけで完治できる。即効性に優れて回復効果も高いが、基本的には高級品として取り扱われている。
市販の回復薬でも普通の薬と比べて高価で販売されており、一般人が気軽に購入できる代物ではない。レノが通う学園にも回復薬は常備されているが、余程の大怪我をした人間でなければ回復薬が使用される事はない。
「ほれ、大目に薬を分けてやるから後は自分で治せ!!全く、最近の若いもんは……」
「す、すいません。いつもありがとうございます」
「いいからさっさと帰れ!!」
治療を終えたレノはイーシャンから予備の薬を分けて貰い、お礼を告げて医療室を後にした。イーシャンが薬草を調合して作った塗薬は回復薬ほどではないが普通の薬と比べても回復効果は高く、有難くレノは受け取る。
(これさえあれば夜の訓練で怪我をしても治せるな)
実を言えばレノはダガンに散々に痛めつけられたのはわざとであり、敢えて大怪我を負う事でイーシャンの元に赴く口実を手に入れるためだった。
(たくっ、わざと怪我をするなんてもう懲り懲りだ……それにこうまで一方的にやられると気分も悪いな)
薬を手に入れるためとはいえ、わざとダガンに痛めつけられるのは屈辱だった。そこでレノはどうにかダガンに一矢報いたいと思う。。
(流石に勝てはしないだろうけど、せめてあいつに一発はやり返したいな)
ここまでの訓練でレノは一度もダガンに攻撃を当てた事はなく、一度でいいからやり返したい気持ちはあった。しかし、正攻法ではダガンに敵うはずがなく、どうすればレノはダガンに一泡吹かせるのか考えた。
「こいつは魔法を解除するタイミングが重要だな……」
夜間にレノは学生寮を抜け出し、誰もいない訓練場で密かに練習を行う。今はまだ他の人間に自分が収納魔法を利用した新しい攻撃法を思いついた事を知られたくはなく、誰もいない時間帯を狙ってレノは黒射の練習を行う。
(今はまだ他の奴等にこの魔法を知られるわけにはいかない……)
黒射を完璧に使いこなすまでは他の人間に知られる事は避けなければならず、レノは自分が納得するまでは隠す事にした。いずれは人前で黒射を扱う日も来るかもしれないが、それはまだ先の話である。
既にレノが入学してから一年が過ぎており、二年後には冒険者になるための試験を受ける。試験に受ける日までにレノは黒射を実戦で使えるレベルまで極める必要があった。
「まずはこの距離からだな」
10メートルほど離れた距離にレノは木造人形を設置すると、右手で黒渦を作り出して狙いを定める。レノは事前に異空間に本物の短剣を収納し、木造人形に向けて掌を構えた。
「当たれっ!!」
黒渦から短剣の剣先だけを出現させると、木造人形に狙いを定めてレノは収納魔法を解除した。黒渦の中から短剣が飛び出し、木造人形の胸元に突き刺さった。
「うん、これぐらいの距離なら当てられるようになったな」
10メートルは離れていても短剣程度の大きさの武器ならば黒射で狙い撃ちができるようになり、木造人形の胸元に突き刺さった短剣の回収を行う。短剣の刃が深々と突き刺さっており、もしも生身の人間に使用したら確実に心臓を突き刺せる。
相手がただの人間ならば十分な威力だが、魔物の中には岩石のように硬い肉体を持つ種も存在する。そんな相手と戦うのであれば今のレノの黒射は明らかに威力不足だった。
「もっと早く撃てるように練習しないとな……」
冒険者になるまでにレノは黒射を極め、魔物にも対抗できるだけの攻撃速度と威力を上昇させるために地道に練習を続ける――
――入学してから二年目を迎えると訓練の内容も変化し、本格的に実戦形式の訓練も行われるようになった。冒険者は魔物との戦闘以外にも盗賊などの討伐や護衛の仕事を任せられる事もあり、対人戦の技術を教えられる。
「やああっ!!」
「甘い!!足元が隙だらけだぞ!!」
「うわっ!?」
魔術師であろうと生徒であるならば訓練に参加させられ、毎日のようにレノは教師や他の生徒を相手に素手で戦わされた。最初のうちは武器には頼らずに戦う術を教えられ、実戦に慣れてきた生徒から武器の使用を許可される。
「どうした!!俺はまだ本気じゃないぞ、早く立てっ!!」
「くそっ……まだまだ!!」
「根性だけは一人前だな!!だが、気合だけではどうしようもならんぞ!!」
「ぐふぅっ!?」
レノの相手を勤める教師は名前は「ダガン」と言い、身長が2メートル近くもあり、筋骨隆々の体型でとてもレノが勝てる相手ではない。訓練が始まってから未だにレノはダガンに一撃を喰らわせた事はなく、いつも一方的に痛めつけられていた。
「魔術師だからと言って身体を鍛える必要はないなどという甘い考えは捨てろ!!冒険者ならば自分の身を守れるぐらいの力は身に着けておけ!!そうしないと魔法が使えない状況に追い込まれた時に何もできなくなるからな!!」
「先生!!レノ君は収納魔術師だから魔法なんか使えませんよ~!!」
「おっと、それもそうだったな」
「はあっ、はあっ……」
ダガンは訓練の際は他の生徒よりもレノを集中的に扱き、彼がダガンのしている間は他の生徒は休めるので茶々を飛ばす輩もいた。教師でありながらダガンはレノをからかう生徒に注意もしない。
(ちくしょう、完全に舐められてるな……こんな時に黒射が使えれば)
散々にダガンに痛めつけられたレノは悔しい思いを抱き、もしも黒射を使用すればダガンを倒せるのではないかと考える。いくらダガンが強いといっても生身の肉体に黒射で短剣を撃ち込めば致命傷を与えられるだろう。
だが、こんな人前で黒射を使うわけにはいかない。黒射はまだまだ発展途上であり、他の人間にはまだ知られるわけにはいかない。それにいくらなんでも教師を刃物で刺すのはまずい。
(今は耐えるんだ、こんな所で挫けたら大魔導士になんかなれない!!)
どれだけ痛めつけられようと他の生徒から馬鹿にされようがレノは諦めず、果敢に教師に挑んだ――
――数時間後、レノはボロボロの状態で学園にある医療室に赴いていた。現在の訓練が始まってから彼は頻繁に怪我をするようになったので医療室の先生とも顔なじみになってしまった。
「やれやれ、また来たのかね。君も懲りない奴だね」
「……どうも」
医療室の先生は40年以上も学園で勤務する老人であり、王都でも有名な薬師でもあった。名前は「イーシャン」であり、彼の作り出す薬は市販で販売されている薬とは比べ物にならないくらいに回復効果が高い。
今日も教師に痛めつけられて顔面が腫れあがったレノが訪れると、イーシャンは呆れた様子で彼に座るように促す。怪我の具合を確認した後に治療に必要な薬を速やかに取り出す。
「今日は一段と酷いな。仕方ない、薬草を煎じて作った塗薬を提供しよう。これを顔に塗れば明日は完璧に治るだろう」
「いつもすいません……でも、回復薬ならすぐに治るんじゃ」
「甘ったれるな!!何でもかんでも回復薬で治そうと考えるな!!」
回復薬とは特殊な薬草を調合して作り出される薬であり、一流の薬師が作り出した回復薬は骨折などの怪我も一口飲むだけで完治できる。即効性に優れて回復効果も高いが、基本的には高級品として取り扱われている。
市販の回復薬でも普通の薬と比べて高価で販売されており、一般人が気軽に購入できる代物ではない。レノが通う学園にも回復薬は常備されているが、余程の大怪我をした人間でなければ回復薬が使用される事はない。
「ほれ、大目に薬を分けてやるから後は自分で治せ!!全く、最近の若いもんは……」
「す、すいません。いつもありがとうございます」
「いいからさっさと帰れ!!」
治療を終えたレノはイーシャンから予備の薬を分けて貰い、お礼を告げて医療室を後にした。イーシャンが薬草を調合して作った塗薬は回復薬ほどではないが普通の薬と比べても回復効果は高く、有難くレノは受け取る。
(これさえあれば夜の訓練で怪我をしても治せるな)
実を言えばレノはダガンに散々に痛めつけられたのはわざとであり、敢えて大怪我を負う事でイーシャンの元に赴く口実を手に入れるためだった。
(たくっ、わざと怪我をするなんてもう懲り懲りだ……それにこうまで一方的にやられると気分も悪いな)
薬を手に入れるためとはいえ、わざとダガンに痛めつけられるのは屈辱だった。そこでレノはどうにかダガンに一矢報いたいと思う。。
(流石に勝てはしないだろうけど、せめてあいつに一発はやり返したいな)
ここまでの訓練でレノは一度もダガンに攻撃を当てた事はなく、一度でいいからやり返したい気持ちはあった。しかし、正攻法ではダガンに敵うはずがなく、どうすればレノはダガンに一泡吹かせるのか考えた。
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