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最終章 ヤマタノオロチ編
模倣獣 〈オルトロスVSアルト&リオ&美香〉
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「はぁあああああっ!!」
『グォオオオオッ!!』
腐敗竜、バジリスクが連合軍で戦闘を行うのに対し、アルトは単騎でオルトロスと激闘を繰り広げる。聖剣デュランダルを振るいあげ、幾度も衝撃波を叩き付ける。
『オゴォオオオオオッ!!』
「それは、僕には効かない!!」
ドパァアアンッ!!
オルトロスの口内から呪詛の魔鎧といっても過言ではない「呪鎧」が放たれるが、アルトはデュランダルの衝撃波で打ち消す。今回のオルトロスは全身に漆黒の鎧を想像させる呪鎧を既に纏わせており、外見はオリジナルと違って実体のある双頭の狼を想像させる。
「衝波刃!!」
ズドォオオオンッ!!
デュランダルから三日月状の衝撃波を放つが、オルトロスは俊敏な動きで回避を行い、幾度も口元から呪鎧を吐き散らす。
『オゴォオオオオッ……!!』
「くっ……舐めるな!!」
披露を蓄積しながらもアルトはデュランダルを振り掲げ、衝撃波を発生させる。しかし、相性的には良い相手でも、オルトロスとアルトでは耐久力と体力に大きな違いがあり、このままでは体力切れで押し潰される。
「ディバイン、スラッシュ!!」
ズガァアアアアンッ!!
以前は魔力の蓄積に時間が掛かった彼の最大の一撃が放たれるが、オルトロスは真正面から受け止め、十数メートルほど後方に引き下がるが、両腕で抱きしめるように打ち消す。
『グガァアアアアッ……!!』
「くそっ……!!」
その肉体には傷一つ付いておらず、呪鎧を打ち消すまでには至らなかった。アルトのデュランダルは衝撃波で呪鎧を打ち払う事は出来ても、相手は圧倒的な質量で衝撃波を押し潰してしまう。仮にレノのカラドボルグやジャンヌのレーヴァティンではそもそも呪鎧を打ち払う事すら難しく、吸収されてしまうだろう。
「……仕方ない、こうなったら」
遠距離からの攻撃では分が悪く、ならば残された方法は直接攻撃で大剣の刃をオルトロスに突き刺し、内側から衝撃波を放出するしかない。その方法ならば内部にも衝撃が浸透し、オルトロスを打ち崩せる可能性もある。一応は相手が生物である以上、身体の内部から破壊されれば生き延びる事は不可能。
『ガァアアアアアッ!!』
ドォオオオオンッ!!
アルトの狙いに気付いたのか、オルトロスは更に距離を取って離れる。このまま遠方から攻撃を続けて入ればアルトの方が体力を失い、自滅するのは目に見えている。オルトロスは距離を取って時間を掛けて攻撃を仕掛けようとした時、
『アイシクルカノン!!』
『ムーン・スラッシュ!!』
ドォオオオンッ!!
『グォオオオオ!?』
唐突に背後から衝撃が走り、後方を確認すると何故か巨大な氷柱と三日月状の聖属性の砲撃魔法が繰り出され、やがては全身を覆う呪鎧に吸収されるが、一体どこから攻撃を喰らったのかが理解できない。自分とアルト以外に周囲に人の姿は見えず、他の模倣獣と戦闘を繰り広げる部隊が駆けつけた様子はない。
『スプラッシュ!!』
『サンダーボルト!!』
『ウィンド!!』
ドゴォオオオンッ!!
『グガァアアッ……!?』
再び背後から衝撃が走り、複数の属性の砲撃魔法が繰り出される。オルトロスは後方を振り返るが、そこには人の姿は見えない。それでも自分が攻撃されたのは間違いなく、混乱したように周囲に視線を向ける。
――ブゥンッ!!
『ガァッ!?』
前方に視線を向けた途端、唐突に空中に複数の転移魔方陣が誕生し、直後に魔方陣から砲撃魔法が繰り出される。
『ライトニング!!』
『フレイムアロー!!』
『セイントスピア!!』
ズドドドドッ……!!
『グオォオオオオッ!?』
気付けば転移魔方陣がオルトロスを覆いつくす様に四方に発現しており、無数の属性の攻撃魔法が繰り出される。攻撃を喰らいながらオルトロスは自分の頭上に存在する物体に気付き、何時の間にか自分の上空に無数の飛行機の形を模した「ドローン」が飛来していた。
――今回の戦闘に入る前、アイリィは旧世界の技術で再現した複数のドローンを用意しており、ネオフライングシャーク号から無数のドローンを操作していた。このドローンはあくまでも「観察用」の機体であり、ドローンに搭載されたカメラの映像は王国の王城に送り込まれている。
どうして支援系の魔術師達が王城に残ったのかというと、それは送られた映像を確認してホノカが転移魔方陣を展開し、安全な場所から砲撃魔法を繰り出す事が可能だからである。彼女はベータの協力で一時的に転移魔法の能力を強化しており、遠方からでも転移魔方陣を展開出来る状態に陥っている。
王城に残された魔術師達は砲撃魔法をホノカが展開した転移魔方陣に打ち込み、魔方陣を通してオルトロスに攻撃を仕掛けることが出来る。もちろん、オルトロス以外の模倣獣と戦闘を行う部隊の掩護も可能であり、これで大きく戦局が有利に動けた。
『ガァアアアアアアアアアッ!!』
ドォオオオンンッ!!
しかし、通常の魔法攻撃では呪鎧を操作するオルトロスには効果が薄く、魔法を喰らえば多少の衝撃は入るが、全ての魔法はオルトロスの呪鎧に吸収されてしまい、損傷を与えるには至らない。オルトロスは魔方陣の包囲網から抜け出し、この場から離れようとした瞬間、
『美香さん!!行きますわよ!!』
『不本意ですけど、仕方有りませんね!!』
頭上から2人の女子の声が聞こえ、オルトロスは上空を見上げると、そこには高度50メートルほどの距離に巨大な転移魔方陣が存在しており、魔方陣が凄まじい発光が放たれる。
『アイス・レイン!!』
『真・爆裂魔道砲!!』
ズドォオオオオオオンッ!!
まるで聖剣の砲撃を想像させる火力の砲撃魔法が繰り出され、さらに無数の氷柱の雨も同時に降り注ぎ、オルトロスの身体を飲み込む。
『ウオォオオオオオッ……!?』
圧倒的な質量の魔法を真上から喰らい、オルトロスの巨体が押しつぶされる。呪鎧によって損傷は受けないが、魔法を受けた時の衝撃までは殺せず、そのまま氷柱はオルトロスの周囲を多い囲むように突き刺さり、氷の牢獄が誕生する・
「皆……ありがとう」
『グォオオオッ……!?』
気付けばこちらに向かって近付いてくるアルトの姿があり、彼はデュランダルを光り輝かせ、オルトロスに構える。オルトロスは咄嗟に口内を開き、呪鎧を放出しようとした瞬間、
「ぬぅんっ!!」
『オグゥウウウッ……!?』
頭上から再度衝撃が走り、オルトロスは目を見開く。そこには自分の額にオートバイを想像させる乗り物に搭乗した老人が存在し、黒雲を纏わせた車輪を回転させ、呪鎧を打ち払って皮膚にまで損傷を与えていた。
「すまん……雷雲号!!」
ダァンッ!!
テラノは長年の相棒から飛び降りると、雷雲号は周囲から押し寄せた呪鎧に飲み込まれていき、彼はアルトのために最大の好機を造り出してくれた。
「行け!!」
「はい!!」
ダァンッ!!
アルトは肉体強化で勢いよく跳躍し、完全に呪鎧に飲み込まれていない雷雲号に狙いを定め、オルトロスの肉体の中でも最も防御が薄い場所に向けて大剣の刃を構え、
「はぁあああああっ!!」
ズドォオオオオンッ!!
『ゴアァアアアアッ……!?』
雷雲号に刃が貫通し、そのままオルトロスの肉体にまで到達する。アルトは聖剣を握りしめたまま、最大の魔力を送り込む。思い描くのは自分の最愛の相手の得意とする技であり、内側から魔力を爆発させる。
「地龍陣!!」
ボコォオオオオオッ……!!
『オゴ、ガァアアアアアアッ……!?』
オルトロスの身体が内側から膨れ上がり、やがて膨らんだ風船のように膨張し、アルトとテラノは避難を行った瞬間、
ドパァアアアアアンッ……!!
内側から肉体が崩壊し、オルトロスの肉塊が周囲一帯に飛び散った。
『グォオオオオッ!!』
腐敗竜、バジリスクが連合軍で戦闘を行うのに対し、アルトは単騎でオルトロスと激闘を繰り広げる。聖剣デュランダルを振るいあげ、幾度も衝撃波を叩き付ける。
『オゴォオオオオオッ!!』
「それは、僕には効かない!!」
ドパァアアンッ!!
オルトロスの口内から呪詛の魔鎧といっても過言ではない「呪鎧」が放たれるが、アルトはデュランダルの衝撃波で打ち消す。今回のオルトロスは全身に漆黒の鎧を想像させる呪鎧を既に纏わせており、外見はオリジナルと違って実体のある双頭の狼を想像させる。
「衝波刃!!」
ズドォオオオンッ!!
デュランダルから三日月状の衝撃波を放つが、オルトロスは俊敏な動きで回避を行い、幾度も口元から呪鎧を吐き散らす。
『オゴォオオオオッ……!!』
「くっ……舐めるな!!」
披露を蓄積しながらもアルトはデュランダルを振り掲げ、衝撃波を発生させる。しかし、相性的には良い相手でも、オルトロスとアルトでは耐久力と体力に大きな違いがあり、このままでは体力切れで押し潰される。
「ディバイン、スラッシュ!!」
ズガァアアアアンッ!!
以前は魔力の蓄積に時間が掛かった彼の最大の一撃が放たれるが、オルトロスは真正面から受け止め、十数メートルほど後方に引き下がるが、両腕で抱きしめるように打ち消す。
『グガァアアアアッ……!!』
「くそっ……!!」
その肉体には傷一つ付いておらず、呪鎧を打ち消すまでには至らなかった。アルトのデュランダルは衝撃波で呪鎧を打ち払う事は出来ても、相手は圧倒的な質量で衝撃波を押し潰してしまう。仮にレノのカラドボルグやジャンヌのレーヴァティンではそもそも呪鎧を打ち払う事すら難しく、吸収されてしまうだろう。
「……仕方ない、こうなったら」
遠距離からの攻撃では分が悪く、ならば残された方法は直接攻撃で大剣の刃をオルトロスに突き刺し、内側から衝撃波を放出するしかない。その方法ならば内部にも衝撃が浸透し、オルトロスを打ち崩せる可能性もある。一応は相手が生物である以上、身体の内部から破壊されれば生き延びる事は不可能。
『ガァアアアアアッ!!』
ドォオオオオンッ!!
アルトの狙いに気付いたのか、オルトロスは更に距離を取って離れる。このまま遠方から攻撃を続けて入ればアルトの方が体力を失い、自滅するのは目に見えている。オルトロスは距離を取って時間を掛けて攻撃を仕掛けようとした時、
『アイシクルカノン!!』
『ムーン・スラッシュ!!』
ドォオオオンッ!!
『グォオオオオ!?』
唐突に背後から衝撃が走り、後方を確認すると何故か巨大な氷柱と三日月状の聖属性の砲撃魔法が繰り出され、やがては全身を覆う呪鎧に吸収されるが、一体どこから攻撃を喰らったのかが理解できない。自分とアルト以外に周囲に人の姿は見えず、他の模倣獣と戦闘を繰り広げる部隊が駆けつけた様子はない。
『スプラッシュ!!』
『サンダーボルト!!』
『ウィンド!!』
ドゴォオオオンッ!!
『グガァアアッ……!?』
再び背後から衝撃が走り、複数の属性の砲撃魔法が繰り出される。オルトロスは後方を振り返るが、そこには人の姿は見えない。それでも自分が攻撃されたのは間違いなく、混乱したように周囲に視線を向ける。
――ブゥンッ!!
『ガァッ!?』
前方に視線を向けた途端、唐突に空中に複数の転移魔方陣が誕生し、直後に魔方陣から砲撃魔法が繰り出される。
『ライトニング!!』
『フレイムアロー!!』
『セイントスピア!!』
ズドドドドッ……!!
『グオォオオオオッ!?』
気付けば転移魔方陣がオルトロスを覆いつくす様に四方に発現しており、無数の属性の攻撃魔法が繰り出される。攻撃を喰らいながらオルトロスは自分の頭上に存在する物体に気付き、何時の間にか自分の上空に無数の飛行機の形を模した「ドローン」が飛来していた。
――今回の戦闘に入る前、アイリィは旧世界の技術で再現した複数のドローンを用意しており、ネオフライングシャーク号から無数のドローンを操作していた。このドローンはあくまでも「観察用」の機体であり、ドローンに搭載されたカメラの映像は王国の王城に送り込まれている。
どうして支援系の魔術師達が王城に残ったのかというと、それは送られた映像を確認してホノカが転移魔方陣を展開し、安全な場所から砲撃魔法を繰り出す事が可能だからである。彼女はベータの協力で一時的に転移魔法の能力を強化しており、遠方からでも転移魔方陣を展開出来る状態に陥っている。
王城に残された魔術師達は砲撃魔法をホノカが展開した転移魔方陣に打ち込み、魔方陣を通してオルトロスに攻撃を仕掛けることが出来る。もちろん、オルトロス以外の模倣獣と戦闘を行う部隊の掩護も可能であり、これで大きく戦局が有利に動けた。
『ガァアアアアアアアアアッ!!』
ドォオオオンンッ!!
しかし、通常の魔法攻撃では呪鎧を操作するオルトロスには効果が薄く、魔法を喰らえば多少の衝撃は入るが、全ての魔法はオルトロスの呪鎧に吸収されてしまい、損傷を与えるには至らない。オルトロスは魔方陣の包囲網から抜け出し、この場から離れようとした瞬間、
『美香さん!!行きますわよ!!』
『不本意ですけど、仕方有りませんね!!』
頭上から2人の女子の声が聞こえ、オルトロスは上空を見上げると、そこには高度50メートルほどの距離に巨大な転移魔方陣が存在しており、魔方陣が凄まじい発光が放たれる。
『アイス・レイン!!』
『真・爆裂魔道砲!!』
ズドォオオオオオオンッ!!
まるで聖剣の砲撃を想像させる火力の砲撃魔法が繰り出され、さらに無数の氷柱の雨も同時に降り注ぎ、オルトロスの身体を飲み込む。
『ウオォオオオオオッ……!?』
圧倒的な質量の魔法を真上から喰らい、オルトロスの巨体が押しつぶされる。呪鎧によって損傷は受けないが、魔法を受けた時の衝撃までは殺せず、そのまま氷柱はオルトロスの周囲を多い囲むように突き刺さり、氷の牢獄が誕生する・
「皆……ありがとう」
『グォオオオッ……!?』
気付けばこちらに向かって近付いてくるアルトの姿があり、彼はデュランダルを光り輝かせ、オルトロスに構える。オルトロスは咄嗟に口内を開き、呪鎧を放出しようとした瞬間、
「ぬぅんっ!!」
『オグゥウウウッ……!?』
頭上から再度衝撃が走り、オルトロスは目を見開く。そこには自分の額にオートバイを想像させる乗り物に搭乗した老人が存在し、黒雲を纏わせた車輪を回転させ、呪鎧を打ち払って皮膚にまで損傷を与えていた。
「すまん……雷雲号!!」
ダァンッ!!
テラノは長年の相棒から飛び降りると、雷雲号は周囲から押し寄せた呪鎧に飲み込まれていき、彼はアルトのために最大の好機を造り出してくれた。
「行け!!」
「はい!!」
ダァンッ!!
アルトは肉体強化で勢いよく跳躍し、完全に呪鎧に飲み込まれていない雷雲号に狙いを定め、オルトロスの肉体の中でも最も防御が薄い場所に向けて大剣の刃を構え、
「はぁあああああっ!!」
ズドォオオオオンッ!!
『ゴアァアアアアッ……!?』
雷雲号に刃が貫通し、そのままオルトロスの肉体にまで到達する。アルトは聖剣を握りしめたまま、最大の魔力を送り込む。思い描くのは自分の最愛の相手の得意とする技であり、内側から魔力を爆発させる。
「地龍陣!!」
ボコォオオオオオッ……!!
『オゴ、ガァアアアアアアッ……!?』
オルトロスの身体が内側から膨れ上がり、やがて膨らんだ風船のように膨張し、アルトとテラノは避難を行った瞬間、
ドパァアアアアアンッ……!!
内側から肉体が崩壊し、オルトロスの肉塊が周囲一帯に飛び散った。
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