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大迷宮編 〈前半編〉
決闘編 〈レノ対カイザン2〉
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「生憎だが、俺に魔法は効かん。まあ、当たれば痛いがどうという事はない」
「なるほど……それが不敗と呼ばれるの理由の一つ?」
「俺の二つ名を知っていたのか……まあ、そういう事だな」
カイザンは非魔法耐性体質であるが故、彼の肉体に魔法のみで損傷を与える事はほぼ不可能である。本人としては魔法に当たればある程度の衝撃が走る程度であり、先ほどのレノの魔法で痣が生まれたが、純粋な魔法攻撃による損傷を受けたのは実に10年ぶりである。ちなみに前回に傷を負った際はまだ敵対関係にあった王国との戦の際であり、当時の大将軍であるギガノに手傷を負った。
彼の肉体にはコウシュンの不可視の斬撃ですら通用せず、それどころか彼はアトラス大森林を覆う結界ですら素通りすることが出来る。結界に触れれば普通ならば弾かれてしまうが、彼の体質は結界魔法であろうと関係なく、力ずくで潜り抜ける事すら可能である。
「レノ……お前の母親には色々と世話になった。だが、例えレイアさんの子供であろうと容赦はしない。本気で掛かってこい‼」
「なるほど……」
自分に向けて拳を構えてくるカイザンに対し、レノはある疑問を抱く。彼に魔法は通用しない事は分かったが、違和感を覚える。見た限りではカイザンは肉体強化を使用している事は分かるが、どうして他の戦士のように風属性の魔法で攻撃を仕掛けてこないのか。
彼が接近戦が得意ならば距離を取らずに接近してくるはずだが、カイザンが動く気配はない。レノの出方を伺っているのか、それとも何かの作戦なのかは不明だが、レノは動き出す。
「撃雷」
バチィイイイッ‼
右腕に螺旋状の風雷を纏わせ、拳を握りしめる。遠距離からの攻撃では効果が無いのならば直接攻撃に切り替えるしかない。カイザンは動く様子を見せず、レノは勢いよく踏み込む。
「瞬脚」
ダァンッ‼
「ぬっ⁉」
瞬間移動のようにレノが目前にまで接近し、カイザンは身構える。
「はあっ‼」
「ぐぅっ‼」
ズゥウウンッ‼
レノの撃雷が正面から衝突し、カイザンは苦悶の表情を浮かべる。それでもレノの方も同様に拳から伝わる感触に顔を顰め、
「あぐっ……⁉」
鋼鉄の塊に生身の素手で叩き込んだような感覚が広がり、纏っていた風雷が消散する。その隙を逃さず、カイザンは右腕を振り上げ、
「終わりだ‼」
「ぐあっ⁉」
ドゴォンッ‼
そのままラリアットの要領でレノの身体を吹き飛ばし、カイザンは笑みを浮かべるが、
「おっとと」
「……ほう」
何事も無かったようにレノは体勢を持ち直し、痛めた拳を摩りながら距離を取る。先ほどのカイザンのラリアットに対して損傷を受けた様子はなく、右拳を気にして後退する。
(なんだ今の感触……? )
カイザンに攻撃を仕掛けた際、今までに感じた事がない感触が広がり、レノは眉を顰める。幸い、拳の方は骨折も罅も入っていないようだが、同じ攻撃を繰り返すのは無謀でしかない。彼が服の裏に鎖帷子でも着込んでいるのかと思うほどに硬い感触であり、異常なまでに硬すぎる。
恐らく、ゴンゾウのような鬼人化の類で肉体を極限に極めて強化しているのか、もしくは筋肉を凝縮させて鋼鉄以上の硬度を誇っているのかは不明だが、問題なのは彼の体質である。
レノの撃雷はその気になればゴーレムどころか腐敗竜レベルの大型の魔物であろうと屠れる威力を発揮するが、彼の身体に触れた途端に消散してしまい、単純に拳を殴りつけただけに過ぎない。忘れがちだが撃雷を発動時は肉体強化は発動せず(右腕の部分のみ)、腕に纏う風雷の力を利用して拳を突き出しているのだ。
「さあ、来い‼」
カイザンはもう一度身構え、やはり彼から攻撃してくる様子は見られない。先ほどの一撃はカウンターで貰ってしまったが、カイザンが自ら動く様子はない。その事にレノは疑問を覚え、もう一度確かめるために動き出す。
「……雷斧」
バチィイイイッ‼
右足に電撃を纏わせ、そのまま突進する。カイザンはそんなレノに顔面を防ぐように両腕を構え、レノは彼の足の脛に向けて回し蹴りを放つ。
「せいっ‼」
「ぐぅっ‼」
ドォオオオンッ‼
衝撃音が響き渡り、今度はカイザンは眉を顰めるが、レノの方は苦悶の表情を浮かべる。まるて鋼鉄のポールに右足を叩き込んだような感触であり、右足に纏った電撃が消散する。
「ふんっ‼」
「うわっ……」
ガシィッ‼
カイザンは左手でレノの頭を掴み、そのまま彼の身体を持ち上げ、地面に向けて振り下ろす。
「終わりだ‼」
「っ……‼」
ドォオオンッ‼
勢いよくレノの身体が地面に叩き付けられるが、今度はカイザンの方が手元の感触に違和感を覚える。渾身の力で地面に叩き付けたにも関わらず、地面には罅割れも土煙も起きない。
「魔鎧(フラム)」
「何っ⁉」
ボウッ……‼
その理由はレノが両手で後頭部を覆いこみ、彼の身体に紅色の炎を想像させる魔鎧が発動していたからである。レノの魔鎧は弾力性が高く、外部からの衝撃に対して非常に強いため、地面に叩き付けられた際に魔鎧をクッションの代わりとして覆いこんで防ぐ事に成功した。
「せいっ‼」
バキィッ‼
「ぐはっ⁉」
下から左足を突き上げ、カイザンの顎に的中させ、彼の拘束から逃れる。今度はちゃんと打撃を喰らったらしく、彼はよろめきながら後方に下がる。
「なるほど……やっと原理が分かった」
「くっ……‼」
「ゴンちゃんみたいに肉体強化を極めているのかと焦ったけど、単純に身体を硬くしているだけか……」
カイザンは口元から血を流しており、先ほどのレノの一撃は肉体強化も何もせずに繰り出しただけだが、先の撃雷と雷斧が通じなかったにも関わらずに普通の蹴りで損傷ダメージを負ったところ、どうやら常に身体を硬くさせているわけではないらしい。
恐らくは彼は筋肉を圧縮させて身体を硬質化させ、さらに生まれ持った体質を利用した防御法であり、下手に魔法を使用した攻撃よりも肉体強化などの攻撃の方が通じやすいかもしれない。
「三重・肉体強化」
ビキィイイッ……‼
レノの身体に血管が浮き上がり、最大限にまで身体能力を引き上げる。鬼人化のゴンゾウやあのホムラの肉体ですら通用した肉体強化でカイザンに挑む。
「……俺に肉弾戦を挑む気か?」
「ん?」
「どうして距離を取って、魔法で仕留めようとしない?君の攻撃は僅かだが通じるんだぞ?」
カイザンはレノが何故、遠距離から魔法で仕留めないのか疑問を問い質す。確かに最初の乱刃や紫電砲をカイザンが正面から受けた時は僅かながらに損傷を与えており、ジリ貧ではあるが安全な距離から魔法を連発すれば時間が掛かるがカイザンを打倒する事は不可能ではないだろう。
だが、その方法では大きな問題があり、この決闘は世界中に放映されており、カイザンの配下である守護戦士達も感染している。そんな方法で勝利したところで彼等が納得するはずがなく、自分の身を危険にさらさずにレノが勝利したところで守護戦士たちが認めるはずがない。
彼等が望んでいる決闘とは一対一の真剣勝負であり、カイザンを正面から妥当しなければレノの勝利を認めないだろう。だからこそ、レノは敢えて接近戦を仕掛ける。
「なるほど……それが不敗と呼ばれるの理由の一つ?」
「俺の二つ名を知っていたのか……まあ、そういう事だな」
カイザンは非魔法耐性体質であるが故、彼の肉体に魔法のみで損傷を与える事はほぼ不可能である。本人としては魔法に当たればある程度の衝撃が走る程度であり、先ほどのレノの魔法で痣が生まれたが、純粋な魔法攻撃による損傷を受けたのは実に10年ぶりである。ちなみに前回に傷を負った際はまだ敵対関係にあった王国との戦の際であり、当時の大将軍であるギガノに手傷を負った。
彼の肉体にはコウシュンの不可視の斬撃ですら通用せず、それどころか彼はアトラス大森林を覆う結界ですら素通りすることが出来る。結界に触れれば普通ならば弾かれてしまうが、彼の体質は結界魔法であろうと関係なく、力ずくで潜り抜ける事すら可能である。
「レノ……お前の母親には色々と世話になった。だが、例えレイアさんの子供であろうと容赦はしない。本気で掛かってこい‼」
「なるほど……」
自分に向けて拳を構えてくるカイザンに対し、レノはある疑問を抱く。彼に魔法は通用しない事は分かったが、違和感を覚える。見た限りではカイザンは肉体強化を使用している事は分かるが、どうして他の戦士のように風属性の魔法で攻撃を仕掛けてこないのか。
彼が接近戦が得意ならば距離を取らずに接近してくるはずだが、カイザンが動く気配はない。レノの出方を伺っているのか、それとも何かの作戦なのかは不明だが、レノは動き出す。
「撃雷」
バチィイイイッ‼
右腕に螺旋状の風雷を纏わせ、拳を握りしめる。遠距離からの攻撃では効果が無いのならば直接攻撃に切り替えるしかない。カイザンは動く様子を見せず、レノは勢いよく踏み込む。
「瞬脚」
ダァンッ‼
「ぬっ⁉」
瞬間移動のようにレノが目前にまで接近し、カイザンは身構える。
「はあっ‼」
「ぐぅっ‼」
ズゥウウンッ‼
レノの撃雷が正面から衝突し、カイザンは苦悶の表情を浮かべる。それでもレノの方も同様に拳から伝わる感触に顔を顰め、
「あぐっ……⁉」
鋼鉄の塊に生身の素手で叩き込んだような感覚が広がり、纏っていた風雷が消散する。その隙を逃さず、カイザンは右腕を振り上げ、
「終わりだ‼」
「ぐあっ⁉」
ドゴォンッ‼
そのままラリアットの要領でレノの身体を吹き飛ばし、カイザンは笑みを浮かべるが、
「おっとと」
「……ほう」
何事も無かったようにレノは体勢を持ち直し、痛めた拳を摩りながら距離を取る。先ほどのカイザンのラリアットに対して損傷を受けた様子はなく、右拳を気にして後退する。
(なんだ今の感触……? )
カイザンに攻撃を仕掛けた際、今までに感じた事がない感触が広がり、レノは眉を顰める。幸い、拳の方は骨折も罅も入っていないようだが、同じ攻撃を繰り返すのは無謀でしかない。彼が服の裏に鎖帷子でも着込んでいるのかと思うほどに硬い感触であり、異常なまでに硬すぎる。
恐らく、ゴンゾウのような鬼人化の類で肉体を極限に極めて強化しているのか、もしくは筋肉を凝縮させて鋼鉄以上の硬度を誇っているのかは不明だが、問題なのは彼の体質である。
レノの撃雷はその気になればゴーレムどころか腐敗竜レベルの大型の魔物であろうと屠れる威力を発揮するが、彼の身体に触れた途端に消散してしまい、単純に拳を殴りつけただけに過ぎない。忘れがちだが撃雷を発動時は肉体強化は発動せず(右腕の部分のみ)、腕に纏う風雷の力を利用して拳を突き出しているのだ。
「さあ、来い‼」
カイザンはもう一度身構え、やはり彼から攻撃してくる様子は見られない。先ほどの一撃はカウンターで貰ってしまったが、カイザンが自ら動く様子はない。その事にレノは疑問を覚え、もう一度確かめるために動き出す。
「……雷斧」
バチィイイイッ‼
右足に電撃を纏わせ、そのまま突進する。カイザンはそんなレノに顔面を防ぐように両腕を構え、レノは彼の足の脛に向けて回し蹴りを放つ。
「せいっ‼」
「ぐぅっ‼」
ドォオオオンッ‼
衝撃音が響き渡り、今度はカイザンは眉を顰めるが、レノの方は苦悶の表情を浮かべる。まるて鋼鉄のポールに右足を叩き込んだような感触であり、右足に纏った電撃が消散する。
「ふんっ‼」
「うわっ……」
ガシィッ‼
カイザンは左手でレノの頭を掴み、そのまま彼の身体を持ち上げ、地面に向けて振り下ろす。
「終わりだ‼」
「っ……‼」
ドォオオンッ‼
勢いよくレノの身体が地面に叩き付けられるが、今度はカイザンの方が手元の感触に違和感を覚える。渾身の力で地面に叩き付けたにも関わらず、地面には罅割れも土煙も起きない。
「魔鎧(フラム)」
「何っ⁉」
ボウッ……‼
その理由はレノが両手で後頭部を覆いこみ、彼の身体に紅色の炎を想像させる魔鎧が発動していたからである。レノの魔鎧は弾力性が高く、外部からの衝撃に対して非常に強いため、地面に叩き付けられた際に魔鎧をクッションの代わりとして覆いこんで防ぐ事に成功した。
「せいっ‼」
バキィッ‼
「ぐはっ⁉」
下から左足を突き上げ、カイザンの顎に的中させ、彼の拘束から逃れる。今度はちゃんと打撃を喰らったらしく、彼はよろめきながら後方に下がる。
「なるほど……やっと原理が分かった」
「くっ……‼」
「ゴンちゃんみたいに肉体強化を極めているのかと焦ったけど、単純に身体を硬くしているだけか……」
カイザンは口元から血を流しており、先ほどのレノの一撃は肉体強化も何もせずに繰り出しただけだが、先の撃雷と雷斧が通じなかったにも関わらずに普通の蹴りで損傷ダメージを負ったところ、どうやら常に身体を硬くさせているわけではないらしい。
恐らくは彼は筋肉を圧縮させて身体を硬質化させ、さらに生まれ持った体質を利用した防御法であり、下手に魔法を使用した攻撃よりも肉体強化などの攻撃の方が通じやすいかもしれない。
「三重・肉体強化」
ビキィイイッ……‼
レノの身体に血管が浮き上がり、最大限にまで身体能力を引き上げる。鬼人化のゴンゾウやあのホムラの肉体ですら通用した肉体強化でカイザンに挑む。
「……俺に肉弾戦を挑む気か?」
「ん?」
「どうして距離を取って、魔法で仕留めようとしない?君の攻撃は僅かだが通じるんだぞ?」
カイザンはレノが何故、遠距離から魔法で仕留めないのか疑問を問い質す。確かに最初の乱刃や紫電砲をカイザンが正面から受けた時は僅かながらに損傷を与えており、ジリ貧ではあるが安全な距離から魔法を連発すれば時間が掛かるがカイザンを打倒する事は不可能ではないだろう。
だが、その方法では大きな問題があり、この決闘は世界中に放映されており、カイザンの配下である守護戦士達も感染している。そんな方法で勝利したところで彼等が納得するはずがなく、自分の身を危険にさらさずにレノが勝利したところで守護戦士たちが認めるはずがない。
彼等が望んでいる決闘とは一対一の真剣勝負であり、カイザンを正面から妥当しなければレノの勝利を認めないだろう。だからこそ、レノは敢えて接近戦を仕掛ける。
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