893 / 1,095
剣乱武闘 覇者編
最強VSダークホース
しおりを挟む
初戦を突破したレノに続き、本戦に出場した王国所属の選手は順調に勝ち残る。Bブロックではゴンゾウが難なく勝ち残り、ポチ子も同じ犬牙流の先輩を相手に辛勝、そしてCブロックでは遂に注目の一戦であるホムラ対ホノカの試合が始まろうとしていた。
「逃げずによく来たな」
「何度も勝っている相手に恐れはしないよ」
「……最初はともかく、その後の戦いはお前の勝ちと言えるのか?」
「最後に生き残れば僕の勝ちさ」
「なるほど」
試合場の上にホムラとホノカが向き合い、一方は薙刀を、もう一方は両手の指に魔水晶の指輪を装着しており、向かい合うだけで雰囲気が一変する。この大会では一度も試合に出ていないホノカの戦闘力は未知数であり、一方で試合相手を一撃で倒し続けたホムラ、この試合の行く末に観客達は息をのむ。
「凄い光景ですね」
「わふぅっ……ホノカさん大丈夫でしょうか?」
「分からん……だが、自信はあるようだ」
「ホノカちゃん大丈夫かな……レノたん、もしも危なそうだったら助けに行こう‼」
「助けられるかな……」
「この実況席も随分とにぎやかになったっすね」
試合場が近い実況席にはレノ達が押し掛け、ホノカを心配する一方、この試合の行く末が気にかかる。レノは以前にホノカが転移魔方陣で試合場に現れた事を思い出し、彼女もホムラ同様に聖痕を失いながらも力を取り戻したのかと予想する。
正直に言えば今のホノカが転移魔法を扱えてもそれほどおかしくはない。聖痕とはあくまでも「魔力増幅」の能力であり、元々彼女が転移魔法の資質を持っていなければそもそも転移の聖痕は彼女に宿るはずがない。
『それでは試合を開始しますよ‼ 両者は10メートル離れてください‼』
『あれ? 15メートルじゃないの?』
『いえ、ホノカ選手は魔術師登録されてないので規定の10メートルっす』
カリナがマイクで2人に告げると、二人は距離を取る。ホノカは何故かムーンウォークで後退り、観客の何人かが驚きの声を上げる。
「わふっ⁉ 歩いているのに後ろに下がってます⁉」
「魔法か⁉」
「ちげぇよ」
適当に突っ込みを入れながらレノはホムラを確認し、相変わらずの圧倒的な威圧感を放つが、ホノカは特に気にした風もなく手首を動かして軽く準備体操を行う。今回はクサナギもアイギスも扱えないのに随分と余裕の態度であり、彼女は指輪を確認して何事か頷く。
『では……試合開始っ‼』
ゴォオオオオンッ‼
鐘の音が鳴り響き、ホムラは薙刀を片手に突っ込む。レノの瞬脚並みの速度で接近されるが、ホノカは掌を向ける。
「いきなりだね」
「っ‼」
――ブゥンッ‼
ホムラとホノカの間に転移魔方陣が展開され、完全無詠唱で魔方陣を発動させた彼女に驚く暇もなく、ホムラは薙刀を振るう。
「ふんっ」
パリィイインッ‼
魔方陣が砕け散り、ホムラはすぐに先ほどまでいたはずのホノカの姿が消えている事に気づき、代わりに彼女の足元に新たな転移魔方陣が展開されていた。
「……転移か」
ホムラは動揺した様子もなく後方を振り返り、そこには試合場の隅にいるホノカの姿があり、彼女は転移魔方陣で一瞬で距離を取る。
「事前に夜の内にマーキングしておいて良かったよ」
「相変わらず面白い戦い方だな」
「……この距離でも聞こえるのか」
ホノカとしてはただの独り言として呟いただけだが、ダークエルフの聴力も馬鹿にできず、彼女は掌を向けて先に攻撃を仕掛ける。
「濁流」
――ドパァアアアアアンッ‼
ホムラの上空に転移魔方陣が発動し、そのまま大量の泥水が降り注ぐ。軽い既視感を感じながら、ホムラは掌を向け、火球を造り出すのと同時に拡散させる。
「焔」
ドゴォオオオオオンッ‼
火山の噴火のように噴出した火炎が泥水を空中で蒸発させ、そのまま転移魔方陣ごと焼却する。ホノカはそれを確認し、改めて正攻法では勝てないと判断して次の手に移る。
「これならどうだい?」
パチィンッ‼
ホノカが指を鳴らした瞬間、闘技場に異変が訪れる。まだ日が明るいにも関わらず影が覆われ、上空を見てみるとそこには飛行船フライングシャーク号の姿があった。
「……フライングシャーちゃん」
「なんだその名前」
「ちょ、ちょっと‼ あんなものを呼び出してどうする気だい⁉」
「というかコトミとバルもいたんだ」
実況席にコトミとバルが紛れ込んでいた事にツッコミを入れながら、レノは飛行船を確認する。何故かフライングシャーク号は口元に搭載されている新型の魔導大砲を出しており、既に砲口は赤く発光していた。
『ちょ、ちょっと‼ ホノカ選手⁉ 飛行船は反則ですよ⁉ 転移魔法による外部からの攻撃は認めても、直接外部からの攻撃は反則負けですよ‼』
「大丈夫だよ。だからこうすれば問題ない」
――ブゥンッ‼
フライングシャーク号の砲口部に転移魔方陣が展開し、同時にホムラの上空に転移魔方陣が発動し、この後の展開を察したホムラは笑みを浮かべる。
「面白い」
「以前に大破された恨み、忘れてはいないよ」
ズドォオオオオンッ‼
恐らくはこの世界でも最高レベルを誇る兵器が発射され、転移魔方陣に砲弾が吸い込まれ、そのまま試合場のホムラに放たれる。聖遺物クラスの威力を誇る攻撃に対し、彼女は薙刀に真紅の炎を纏わせ、
「火炎槍」
ズガァアアアアアアアンッ……‼
そのまま刃に炎を纏わせて砲弾を受け止め、周囲に爆炎が舞い散る。試合場は結界で覆われているため観客達に被害はないが、ホノカは転移魔方陣を展開して爆炎を凌ぐ。
「正面から受け止めるとは……無謀な」
ホノカは黒煙が舞うリングに冷や汗を流しながら視線を向け、先ほどの一撃が彼女の奥の手だが、これぐらいで倒せるとは思えない。
ボフゥッ‼
予想通り、黒煙を薙刀で振り払いながら少し服が焦げた程度のホムラが姿を現し、彼女は首を鳴らしながらホノカに視線を向ける。
「今のは少し焦った」
「少し、かい……本当に面倒だね君は」
「お前にだけは言われたくない」
どうやら致命傷を与えられず、それどころかホノカは上空を確認するとフライングシャーク号の砲口が引っ込められ、しばらくは魔導大砲は使用できない。
「仕方ない……これならどうだい?」
「まだ何かあるのか?」
ホノカが指を鳴らすと、今度はフライングシャーク号の口元から魔導大砲の代わりにガトリングガンを想像させる銃口が現れ、先ほどのように転移魔方陣が展開される。
「今度は逃がさないよ」
パチィンッ‼
指を鳴らした瞬間、三つの転移魔方陣がホムラの周囲に展開し、上空のフライングシャーク号の銃口から無数の魔弾が連射される。
ズドドドドドッ……‼
1つ1つが魔物を屠るのに十分な威力を誇る魔弾が転移魔方陣に飲み込まれ、そのまま地上に展開された3つの魔方陣から放たれる。標的はもちろんホムラであり、彼女は三方向から発射される魔弾に薙刀を振るう。
「ちっ‼」
ガガガガガッ……‼
驚くべき速度で薙刀を回転させ、魔弾を全て打ち払う。一発や二発なら当たっても平気かも知れないが、流石に連発で何十もの魔弾を受けたら彼女でも無事では済まない。フライングシャーク号の連射は止まず、次々と魔方陣から魔弾が転移される。
「流石に魔方陣の持続はきついな……」
パキィイインッ‼
両の掌を上空と地上に向けるホノカも汗を流し、彼女の右手の人差し指の指輪が罅割れる。彼女の転移魔法の動力源は指に装着した魔水晶であり、この指輪が全て破壊された時、彼女は転移魔法は封じられてしまう。
「ここからは……根競べと行こうか‼」
ズドドドドッ……‼
フライングシャーク号の連射がより一層に早まり、ホムラに向けて発砲された。
「逃げずによく来たな」
「何度も勝っている相手に恐れはしないよ」
「……最初はともかく、その後の戦いはお前の勝ちと言えるのか?」
「最後に生き残れば僕の勝ちさ」
「なるほど」
試合場の上にホムラとホノカが向き合い、一方は薙刀を、もう一方は両手の指に魔水晶の指輪を装着しており、向かい合うだけで雰囲気が一変する。この大会では一度も試合に出ていないホノカの戦闘力は未知数であり、一方で試合相手を一撃で倒し続けたホムラ、この試合の行く末に観客達は息をのむ。
「凄い光景ですね」
「わふぅっ……ホノカさん大丈夫でしょうか?」
「分からん……だが、自信はあるようだ」
「ホノカちゃん大丈夫かな……レノたん、もしも危なそうだったら助けに行こう‼」
「助けられるかな……」
「この実況席も随分とにぎやかになったっすね」
試合場が近い実況席にはレノ達が押し掛け、ホノカを心配する一方、この試合の行く末が気にかかる。レノは以前にホノカが転移魔方陣で試合場に現れた事を思い出し、彼女もホムラ同様に聖痕を失いながらも力を取り戻したのかと予想する。
正直に言えば今のホノカが転移魔法を扱えてもそれほどおかしくはない。聖痕とはあくまでも「魔力増幅」の能力であり、元々彼女が転移魔法の資質を持っていなければそもそも転移の聖痕は彼女に宿るはずがない。
『それでは試合を開始しますよ‼ 両者は10メートル離れてください‼』
『あれ? 15メートルじゃないの?』
『いえ、ホノカ選手は魔術師登録されてないので規定の10メートルっす』
カリナがマイクで2人に告げると、二人は距離を取る。ホノカは何故かムーンウォークで後退り、観客の何人かが驚きの声を上げる。
「わふっ⁉ 歩いているのに後ろに下がってます⁉」
「魔法か⁉」
「ちげぇよ」
適当に突っ込みを入れながらレノはホムラを確認し、相変わらずの圧倒的な威圧感を放つが、ホノカは特に気にした風もなく手首を動かして軽く準備体操を行う。今回はクサナギもアイギスも扱えないのに随分と余裕の態度であり、彼女は指輪を確認して何事か頷く。
『では……試合開始っ‼』
ゴォオオオオンッ‼
鐘の音が鳴り響き、ホムラは薙刀を片手に突っ込む。レノの瞬脚並みの速度で接近されるが、ホノカは掌を向ける。
「いきなりだね」
「っ‼」
――ブゥンッ‼
ホムラとホノカの間に転移魔方陣が展開され、完全無詠唱で魔方陣を発動させた彼女に驚く暇もなく、ホムラは薙刀を振るう。
「ふんっ」
パリィイインッ‼
魔方陣が砕け散り、ホムラはすぐに先ほどまでいたはずのホノカの姿が消えている事に気づき、代わりに彼女の足元に新たな転移魔方陣が展開されていた。
「……転移か」
ホムラは動揺した様子もなく後方を振り返り、そこには試合場の隅にいるホノカの姿があり、彼女は転移魔方陣で一瞬で距離を取る。
「事前に夜の内にマーキングしておいて良かったよ」
「相変わらず面白い戦い方だな」
「……この距離でも聞こえるのか」
ホノカとしてはただの独り言として呟いただけだが、ダークエルフの聴力も馬鹿にできず、彼女は掌を向けて先に攻撃を仕掛ける。
「濁流」
――ドパァアアアアアンッ‼
ホムラの上空に転移魔方陣が発動し、そのまま大量の泥水が降り注ぐ。軽い既視感を感じながら、ホムラは掌を向け、火球を造り出すのと同時に拡散させる。
「焔」
ドゴォオオオオオンッ‼
火山の噴火のように噴出した火炎が泥水を空中で蒸発させ、そのまま転移魔方陣ごと焼却する。ホノカはそれを確認し、改めて正攻法では勝てないと判断して次の手に移る。
「これならどうだい?」
パチィンッ‼
ホノカが指を鳴らした瞬間、闘技場に異変が訪れる。まだ日が明るいにも関わらず影が覆われ、上空を見てみるとそこには飛行船フライングシャーク号の姿があった。
「……フライングシャーちゃん」
「なんだその名前」
「ちょ、ちょっと‼ あんなものを呼び出してどうする気だい⁉」
「というかコトミとバルもいたんだ」
実況席にコトミとバルが紛れ込んでいた事にツッコミを入れながら、レノは飛行船を確認する。何故かフライングシャーク号は口元に搭載されている新型の魔導大砲を出しており、既に砲口は赤く発光していた。
『ちょ、ちょっと‼ ホノカ選手⁉ 飛行船は反則ですよ⁉ 転移魔法による外部からの攻撃は認めても、直接外部からの攻撃は反則負けですよ‼』
「大丈夫だよ。だからこうすれば問題ない」
――ブゥンッ‼
フライングシャーク号の砲口部に転移魔方陣が展開し、同時にホムラの上空に転移魔方陣が発動し、この後の展開を察したホムラは笑みを浮かべる。
「面白い」
「以前に大破された恨み、忘れてはいないよ」
ズドォオオオオンッ‼
恐らくはこの世界でも最高レベルを誇る兵器が発射され、転移魔方陣に砲弾が吸い込まれ、そのまま試合場のホムラに放たれる。聖遺物クラスの威力を誇る攻撃に対し、彼女は薙刀に真紅の炎を纏わせ、
「火炎槍」
ズガァアアアアアアアンッ……‼
そのまま刃に炎を纏わせて砲弾を受け止め、周囲に爆炎が舞い散る。試合場は結界で覆われているため観客達に被害はないが、ホノカは転移魔方陣を展開して爆炎を凌ぐ。
「正面から受け止めるとは……無謀な」
ホノカは黒煙が舞うリングに冷や汗を流しながら視線を向け、先ほどの一撃が彼女の奥の手だが、これぐらいで倒せるとは思えない。
ボフゥッ‼
予想通り、黒煙を薙刀で振り払いながら少し服が焦げた程度のホムラが姿を現し、彼女は首を鳴らしながらホノカに視線を向ける。
「今のは少し焦った」
「少し、かい……本当に面倒だね君は」
「お前にだけは言われたくない」
どうやら致命傷を与えられず、それどころかホノカは上空を確認するとフライングシャーク号の砲口が引っ込められ、しばらくは魔導大砲は使用できない。
「仕方ない……これならどうだい?」
「まだ何かあるのか?」
ホノカが指を鳴らすと、今度はフライングシャーク号の口元から魔導大砲の代わりにガトリングガンを想像させる銃口が現れ、先ほどのように転移魔方陣が展開される。
「今度は逃がさないよ」
パチィンッ‼
指を鳴らした瞬間、三つの転移魔方陣がホムラの周囲に展開し、上空のフライングシャーク号の銃口から無数の魔弾が連射される。
ズドドドドドッ……‼
1つ1つが魔物を屠るのに十分な威力を誇る魔弾が転移魔方陣に飲み込まれ、そのまま地上に展開された3つの魔方陣から放たれる。標的はもちろんホムラであり、彼女は三方向から発射される魔弾に薙刀を振るう。
「ちっ‼」
ガガガガガッ……‼
驚くべき速度で薙刀を回転させ、魔弾を全て打ち払う。一発や二発なら当たっても平気かも知れないが、流石に連発で何十もの魔弾を受けたら彼女でも無事では済まない。フライングシャーク号の連射は止まず、次々と魔方陣から魔弾が転移される。
「流石に魔方陣の持続はきついな……」
パキィイインッ‼
両の掌を上空と地上に向けるホノカも汗を流し、彼女の右手の人差し指の指輪が罅割れる。彼女の転移魔法の動力源は指に装着した魔水晶であり、この指輪が全て破壊された時、彼女は転移魔法は封じられてしまう。
「ここからは……根競べと行こうか‼」
ズドドドドッ……‼
フライングシャーク号の連射がより一層に早まり、ホムラに向けて発砲された。
0
お気に入りに追加
486
あなたにおすすめの小説
おっす、わしロマ爺。ぴっちぴちの新米教皇~もう辞めさせとくれっ!?~
月白ヤトヒコ
ファンタジー
教皇ロマンシス。歴代教皇の中でも八十九歳という最高齢で就任。
前任の教皇が急逝後、教皇選定の儀にて有力候補二名が不慮の死を遂げ、混乱に陥った教会で年功序列の精神に従い、選出された教皇。
元からの候補ではなく、支持者もおらず、穏健派であることと健康であることから選ばれた。故に、就任直後はぽっと出教皇や漁夫の利教皇と揶揄されることもあった。
しかし、教皇就任後に教会内でも声を上げることなく、密やかにその資格を有していた聖者や聖女を見抜き、要職へと抜擢。
教皇ロマンシスの時代は歴代の教皇のどの時代よりも数多くの聖者、聖女の聖人が在籍し、世の安寧に尽力したと言われ、豊作の時代とされている。
また、教皇ロマンシスの口癖は「わしよりも教皇の座に相応しいものがおる」と、非常に謙虚な人柄であった。口の悪い子供に「徘徊老人」などと言われても、「よいよい、元気な子じゃのぅ」と笑って済ませるなど、穏やかな好々爺であったとも言われている。
その実態は……「わしゃ、さっさと隠居して子供達と戯れたいんじゃ~っ!?」という、ロマ爺の日常。
短編『わし、八十九歳。ぴっちぴちの新米教皇。もう辞めたい……』を連載してみました。不定期更新。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
完結【真】ご都合主義で生きてます。-創生魔法で思った物を創り、現代知識を使い世界を変える-
ジェルミ
ファンタジー
魔法は5属性、無限収納のストレージ。
自分の望んだものを創れる『創生魔法』が使える者が現れたら。
28歳でこの世を去った佐藤は、異世界の女神により転移を誘われる。
そして女神が授けたのは、想像した事を実現できる創生魔法だった。
安定した収入を得るために創生魔法を使い生産チートを目指す。
いずれは働かず、寝て暮らせる生活を目指して!
この世界は無い物ばかり。
現代知識を使い生産チートを目指します。
※カクヨム様にて1日PV数10,000超え、同時掲載しております。
ボッチ英雄譚
3匹の子猫
ファンタジー
辺境の村で生まれ育ったロンは15才の成人の儀で「ボッチ」という聞いたこともないジョブを神様から授けられました。
ボッチのジョブはメリットも大きいですが、デメリットも大きかったのです。
彼には3人の幼馴染みと共に冒険者になるという約束がありましたが、ボッチの特性上、共にパーティーを組むことが難しそうです。彼は選択しました。
王都でソロ冒険者になることを!!
この物語はトラブルに巻き込まれやすい体質の少年ロンが、それらを乗り越え、いつの日か英雄と呼ばれるようになるまでを描いた物語です。
ロンの活躍を応援していきましょう!!
魅了の対価
しがついつか
ファンタジー
家庭事情により給金の高い職場を求めて転職したリンリーは、縁あってブラウンロード伯爵家の使用人になった。
彼女は伯爵家の第二子アッシュ・ブラウンロードの侍女を任された。
ブラウンロード伯爵家では、なぜか一家のみならず屋敷で働く使用人達のすべてがアッシュのことを嫌悪していた。
アッシュと顔を合わせてすぐにリンリーも「あ、私コイツ嫌いだわ」と感じたのだが、上級使用人を目指す彼女は私情を挟まずに職務に専念することにした。
淡々と世話をしてくれるリンリーに、アッシュは次第に心を開いていった。
氷のメイドが辞職を伝えたらご主人様が何度も一緒にお出かけするようになりました
まさかの
恋愛
「結婚しようかと思います」
あまり表情に出ない氷のメイドとして噂されるサラサの一言が家族団欒としていた空気をぶち壊した。
ただそれは田舎に戻って結婚相手を探すというだけのことだった。
それに安心した伯爵の奥様が伯爵家の一人息子のオックスが成人するまでの一年間は残ってほしいという頼みを受け、いつものようにオックスのお世話をするサラサ。
するとどうしてかオックスは真面目に勉強を始め、社会勉強と評してサラサと一緒に何度もお出かけをするようになった。
好みの宝石を聞かれたり、ドレスを着せられたり、さらには何度も自分の好きな料理を食べさせてもらったりしながらも、あくまでも社会勉強と言い続けるオックス。
二人の甘酸っぱい日々と夫婦になるまでの物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる