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真章 〈終末の使者編〉
魚人一掃
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「金剛撃‼」
「「シャアァアアアッ⁉」」
ズガァアアアンッ‼
ゴンゾウの一撃によって複数の魚人が吹き飛ばされ、彼は額の汗を拭い、後方から飛びかかってくる個体に金棒を振り抜いて叩き潰す。相当数を倒したはずだが、街中には無数の魚人が出没し、幾ら倒しても切りが無い。
「切りがありませんね‼」
ズドドドドッ……‼
マシンガンのように両手の魔銃から弾丸を放つカノンがゴンゾウと背中合わせの形で呟き、全ての弾丸が正確に魚人の急所を撃ち抜く。住民達の避難を行う一方、魚人を討伐しながら移動を行ってきたが、既に大部分の住民の避難は終わり、後は魚人たちを一掃するだけなのだが数が多すぎる。
「セイントフォース‼」
「「グゲェッ⁉」」
ズドォオオオンッ!!
上空から白色の光線が放たれ、そのまま地上にいた魚人の群れが吹き飛ぶ。上空を見上げるとミキを憑依させたレミアの姿が確認し、彼女は片翼の羽根を震わせながら上空から魚人たちを砲撃する。決して聖属性は攻撃に向いている属性ではないが、流石は聖天魔導士(生前)の称号は伊達ではない。
「……アクアフォース」
「犬牙流、乱切り‼」
ドパァアアアンッ‼
地上ではコトミが眠たげな瞳で杖を向け、光り輝く水色の光線を放つ。水属性と聖属性を合成させた砲撃魔法であり、彼女は驚くことにレノのように合成魔術が扱える。相性的には常日頃から水中に潜んでいると思われる魚人に水属性の魔法では効果が薄いと思うが、それでも怯ませる程度は出来る。
その横では体勢を崩した魚人にポチ子が跳躍し、双剣で無数の斬撃を放って止めを刺す。2人の連携は見事な物であり、流石にどちらも相当な修羅場を潜り抜けた事はある。皆が魚人たちと奮闘する中、何時の間にか誘導されたように全員が一か所に集められ、囲まれてしまう。
「シャアァアアッ……‼」
「クケケッ……‼」
「ウコケケッ‼」
「しつこい、奴等だ……‼」
地上にいたゴンゾウたちが背中合わせの形となり、周囲を完全に魚人に囲まれる。その数は100や200を軽く超えており、全員が既に汗だくである。
「……こうなったら、俺が……」
「鬼人化は駄目ですよ。その技が解けたら、しばらくの間は身体が動かないと聞いています」
「……無理は駄目」
「しかし……」
「大丈夫です‼ 皆が力を合わせれば負けるはずがありません‼」
ゴンゾウが奥の手を使用しようするが全員が制止し、武器を構える。ここで彼が鬼人化を使用すればこの場にいる魚人は一掃できるだろう。だが、街中にいる魚人たちが全てがこの場所に集まるとは考えられず、鬼人化が解除されたらゴンゾウは動けなくなり、魚人たちの餌食となるのは目に見える。
コトミは自分の周囲に水球を造り出し、カノンは両手の弾丸を装填し、ポチ子は双剣を握りしめ、ゴンゾウは金棒を振るいあげ、同時に襲い掛かってくる魚人たちに身構えると、
「デュランダル‼」
「レーヴァティン‼」
「火炎剣‼」
ドゴォオオオオンッ‼
『グギァアアアアアアアッ⁉』
次の瞬間、100体近くの魚人たちが突如として発生した爆風と衝撃波によって蹴散らされ、全員が驚愕と歓喜を混じ合わせた表情を浮かべると、そこには聖剣を握りしめるアルトとジャンヌ、そして刀身に炎を纏わせたリノンの姿が存在した。
「遅くなってすまない‼ やっと転移魔方陣が回復してね‼」
「状況は⁉」
三人がゴンゾウたちの元に駆け付け、周囲の魚人たちが怯んだように後退る。新手の三人に警戒しており、それでも退く気はないのか残った魚人たちは逃げる様子は無い。
「街中に大量の魚人が進行しています‼ レノさんは大本を絶つために港の方へ‼」
「わふぅっ‼ さっき、あっちの方角から大きな海竜が姿を現しました‼ 多分、あれがリバイアサンです‼」
「リバイアサン⁉」
アルトはポチ子が指差す方向に視線を向けるが、既にリバイアサンは撤退しており、その姿が確認できない事に安堵する一方、周囲の魚人たちに視線を向ける。
「リバイアサンはきっとレノさんが何とかしてくれています‼ 私達は魚人たちを一掃し、港に向かうつもりでしたが……」
「分かった‼ ここは僕たちに任せて、レノの援軍に……」
「来るぞアルト‼」
リノンの声に反応して振り返ると、魚人たちが特攻とばかりに同時に動き出し、四方八方から襲い掛かる。アルトはデュランダルを構え、ジャンヌもレーヴァティンを構えると、
「どけぇっ‼」
「邪魔です‼」
ズガァァアアンッ……‼
2人が聖剣を振るうだけで爆風が発生し、大部分の魚人たちが吹き飛ばされる。それでも街中だけであって聖剣の力を全て発揮出来ず、建物の被害が最小限に住むようにある程度の調整を行わないといけないため、威力が引き出せない。
「火炎乱舞‼」
リノンも長剣を振るわせ、無数の魚人を炎の刃で切り裂き、この場にいる魚人は殆ど一掃したが、街中にはまだ相当数の魚人が残っているだろう。
「皆さん‼」
「レミア……いや、ミキさん?」
「……リトルマザー」
「その呼び名は止めてください……」
上空からミキが降り立ち、全員が顔を向ける。相当な時間を飛行していたせいか、彼女は汗を流しながら着地すると、
「ここいら一体の魚人は相当しましたが、まだ東側と南側には大多数の魚人が見えます……疲れてはいると思いますが、もうひと踏ん張りです‼」
「分かった。なら、半分に別れて……」
「アルト様ぁああああっ‼」
「お兄様ぁああああっ‼」
アルトが言葉を言い切る前、後方から派手に土煙を沸き上げながらこちらに走りかける2人の女子の姿があり、それを見たアルトは顔色を変え、どうしてあの2人がここにいるのかと皆が視線を向けてくる。
「り、リオ様に美香様⁉ 何故、ここに……⁉」
「やっと追いつきましたよアルト様‼ さあ、2人の愛の力でこんな魚人間どもなんて一掃しましょう‼」
「何を言うのです‼ こんな時こそ、私とお兄様の姉弟の絆が確かめられる時なのですわ‼ お兄様、私と共に……」
「ちょ、ちょっと待ってくれ‼」
二人に腕を引っ張られ、アルトは慌てて彼女達を引き留め、ゴンゾウたちは顔を見合わせる。すぐに事情を知ってそうなリノンとジャンヌに顔を向けると、
「……2人とも、無理やりに転移魔方陣に付いてきたんだ」
「私達も止めたんですけど……一刻を争う事態でしたので、止む無く……」
「一応は2人とも王国内でも指折りの魔術師には違いないからな……」
大魔導士の美香、そして才能溢れるリオは確かに戦力という意味では申し分ないが、こんな状況でもアルトを争って喧嘩する2人に呆れるしかない。
「2人とも‼ いい加減にしろ‼」
「え、あ、その……」
「ご、ごめんなさいですわ……」
流石にアルトも我慢の限界だったのか、一括すると2人は喧嘩を止めて謝罪し、そんな彼女達に大きなため息を吐きながらも、
「……今は言い争っている暇はないんだ。すぐに住民達の避難と、魔物達の討伐をしなければならない。2人とも、これ以上言い争っているのなら帰るんだ」
「そんな‼」
「ゆ、許してくださいアルト様⁉」
「なら、僕の言う事を聞くんだ。いいね?」
「「は、はい‼」」
「何だかんだで2人とも手懐けているでござる」
「きゃあっ⁉」
突如として会話の最中に黒装束の人物が姿を現し、全員が驚愕する。何時の間にか久々に登場したカゲマルの姿に危うく何人かが武器を向けてしまい、彼女はあたふたと慌てふためきながら両手を上げる。
「拙者は敵ではないでござるよ⁉ 拙者はカゲマル、悪い忍じゃないよ⁉」
「……最後の語尾が普通、偽物」
「わぅんっ‼ お覚悟を‼」
「お、落ち着いてくれ‼ 彼女はリオの護衛として一緒に……‼」
「……何してんねん」
こんな状況で騒ぎ立てる皆にやっと港からここまで移動してきたレノが声を掛けると、全員が驚いた表情を浮かべ、呆れられている視線を向けられている事に気付く。
「「シャアァアアアッ⁉」」
ズガァアアアンッ‼
ゴンゾウの一撃によって複数の魚人が吹き飛ばされ、彼は額の汗を拭い、後方から飛びかかってくる個体に金棒を振り抜いて叩き潰す。相当数を倒したはずだが、街中には無数の魚人が出没し、幾ら倒しても切りが無い。
「切りがありませんね‼」
ズドドドドッ……‼
マシンガンのように両手の魔銃から弾丸を放つカノンがゴンゾウと背中合わせの形で呟き、全ての弾丸が正確に魚人の急所を撃ち抜く。住民達の避難を行う一方、魚人を討伐しながら移動を行ってきたが、既に大部分の住民の避難は終わり、後は魚人たちを一掃するだけなのだが数が多すぎる。
「セイントフォース‼」
「「グゲェッ⁉」」
ズドォオオオンッ!!
上空から白色の光線が放たれ、そのまま地上にいた魚人の群れが吹き飛ぶ。上空を見上げるとミキを憑依させたレミアの姿が確認し、彼女は片翼の羽根を震わせながら上空から魚人たちを砲撃する。決して聖属性は攻撃に向いている属性ではないが、流石は聖天魔導士(生前)の称号は伊達ではない。
「……アクアフォース」
「犬牙流、乱切り‼」
ドパァアアアンッ‼
地上ではコトミが眠たげな瞳で杖を向け、光り輝く水色の光線を放つ。水属性と聖属性を合成させた砲撃魔法であり、彼女は驚くことにレノのように合成魔術が扱える。相性的には常日頃から水中に潜んでいると思われる魚人に水属性の魔法では効果が薄いと思うが、それでも怯ませる程度は出来る。
その横では体勢を崩した魚人にポチ子が跳躍し、双剣で無数の斬撃を放って止めを刺す。2人の連携は見事な物であり、流石にどちらも相当な修羅場を潜り抜けた事はある。皆が魚人たちと奮闘する中、何時の間にか誘導されたように全員が一か所に集められ、囲まれてしまう。
「シャアァアアッ……‼」
「クケケッ……‼」
「ウコケケッ‼」
「しつこい、奴等だ……‼」
地上にいたゴンゾウたちが背中合わせの形となり、周囲を完全に魚人に囲まれる。その数は100や200を軽く超えており、全員が既に汗だくである。
「……こうなったら、俺が……」
「鬼人化は駄目ですよ。その技が解けたら、しばらくの間は身体が動かないと聞いています」
「……無理は駄目」
「しかし……」
「大丈夫です‼ 皆が力を合わせれば負けるはずがありません‼」
ゴンゾウが奥の手を使用しようするが全員が制止し、武器を構える。ここで彼が鬼人化を使用すればこの場にいる魚人は一掃できるだろう。だが、街中にいる魚人たちが全てがこの場所に集まるとは考えられず、鬼人化が解除されたらゴンゾウは動けなくなり、魚人たちの餌食となるのは目に見える。
コトミは自分の周囲に水球を造り出し、カノンは両手の弾丸を装填し、ポチ子は双剣を握りしめ、ゴンゾウは金棒を振るいあげ、同時に襲い掛かってくる魚人たちに身構えると、
「デュランダル‼」
「レーヴァティン‼」
「火炎剣‼」
ドゴォオオオオンッ‼
『グギァアアアアアアアッ⁉』
次の瞬間、100体近くの魚人たちが突如として発生した爆風と衝撃波によって蹴散らされ、全員が驚愕と歓喜を混じ合わせた表情を浮かべると、そこには聖剣を握りしめるアルトとジャンヌ、そして刀身に炎を纏わせたリノンの姿が存在した。
「遅くなってすまない‼ やっと転移魔方陣が回復してね‼」
「状況は⁉」
三人がゴンゾウたちの元に駆け付け、周囲の魚人たちが怯んだように後退る。新手の三人に警戒しており、それでも退く気はないのか残った魚人たちは逃げる様子は無い。
「街中に大量の魚人が進行しています‼ レノさんは大本を絶つために港の方へ‼」
「わふぅっ‼ さっき、あっちの方角から大きな海竜が姿を現しました‼ 多分、あれがリバイアサンです‼」
「リバイアサン⁉」
アルトはポチ子が指差す方向に視線を向けるが、既にリバイアサンは撤退しており、その姿が確認できない事に安堵する一方、周囲の魚人たちに視線を向ける。
「リバイアサンはきっとレノさんが何とかしてくれています‼ 私達は魚人たちを一掃し、港に向かうつもりでしたが……」
「分かった‼ ここは僕たちに任せて、レノの援軍に……」
「来るぞアルト‼」
リノンの声に反応して振り返ると、魚人たちが特攻とばかりに同時に動き出し、四方八方から襲い掛かる。アルトはデュランダルを構え、ジャンヌもレーヴァティンを構えると、
「どけぇっ‼」
「邪魔です‼」
ズガァァアアンッ……‼
2人が聖剣を振るうだけで爆風が発生し、大部分の魚人たちが吹き飛ばされる。それでも街中だけであって聖剣の力を全て発揮出来ず、建物の被害が最小限に住むようにある程度の調整を行わないといけないため、威力が引き出せない。
「火炎乱舞‼」
リノンも長剣を振るわせ、無数の魚人を炎の刃で切り裂き、この場にいる魚人は殆ど一掃したが、街中にはまだ相当数の魚人が残っているだろう。
「皆さん‼」
「レミア……いや、ミキさん?」
「……リトルマザー」
「その呼び名は止めてください……」
上空からミキが降り立ち、全員が顔を向ける。相当な時間を飛行していたせいか、彼女は汗を流しながら着地すると、
「ここいら一体の魚人は相当しましたが、まだ東側と南側には大多数の魚人が見えます……疲れてはいると思いますが、もうひと踏ん張りです‼」
「分かった。なら、半分に別れて……」
「アルト様ぁああああっ‼」
「お兄様ぁああああっ‼」
アルトが言葉を言い切る前、後方から派手に土煙を沸き上げながらこちらに走りかける2人の女子の姿があり、それを見たアルトは顔色を変え、どうしてあの2人がここにいるのかと皆が視線を向けてくる。
「り、リオ様に美香様⁉ 何故、ここに……⁉」
「やっと追いつきましたよアルト様‼ さあ、2人の愛の力でこんな魚人間どもなんて一掃しましょう‼」
「何を言うのです‼ こんな時こそ、私とお兄様の姉弟の絆が確かめられる時なのですわ‼ お兄様、私と共に……」
「ちょ、ちょっと待ってくれ‼」
二人に腕を引っ張られ、アルトは慌てて彼女達を引き留め、ゴンゾウたちは顔を見合わせる。すぐに事情を知ってそうなリノンとジャンヌに顔を向けると、
「……2人とも、無理やりに転移魔方陣に付いてきたんだ」
「私達も止めたんですけど……一刻を争う事態でしたので、止む無く……」
「一応は2人とも王国内でも指折りの魔術師には違いないからな……」
大魔導士の美香、そして才能溢れるリオは確かに戦力という意味では申し分ないが、こんな状況でもアルトを争って喧嘩する2人に呆れるしかない。
「2人とも‼ いい加減にしろ‼」
「え、あ、その……」
「ご、ごめんなさいですわ……」
流石にアルトも我慢の限界だったのか、一括すると2人は喧嘩を止めて謝罪し、そんな彼女達に大きなため息を吐きながらも、
「……今は言い争っている暇はないんだ。すぐに住民達の避難と、魔物達の討伐をしなければならない。2人とも、これ以上言い争っているのなら帰るんだ」
「そんな‼」
「ゆ、許してくださいアルト様⁉」
「なら、僕の言う事を聞くんだ。いいね?」
「「は、はい‼」」
「何だかんだで2人とも手懐けているでござる」
「きゃあっ⁉」
突如として会話の最中に黒装束の人物が姿を現し、全員が驚愕する。何時の間にか久々に登場したカゲマルの姿に危うく何人かが武器を向けてしまい、彼女はあたふたと慌てふためきながら両手を上げる。
「拙者は敵ではないでござるよ⁉ 拙者はカゲマル、悪い忍じゃないよ⁉」
「……最後の語尾が普通、偽物」
「わぅんっ‼ お覚悟を‼」
「お、落ち着いてくれ‼ 彼女はリオの護衛として一緒に……‼」
「……何してんねん」
こんな状況で騒ぎ立てる皆にやっと港からここまで移動してきたレノが声を掛けると、全員が驚いた表情を浮かべ、呆れられている視線を向けられている事に気付く。
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