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腐敗竜編
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「……一体どうなってるんだ?」
アルトはやっとの事で土煙から晴れてきた前方に視線をやり、聖剣を掲げたまま動けない。既に十分な魔力は刃に蓄積させてはいるが、攻撃する好機(タイミング)を計れないでいた。
距離はあるが、あのゴーレム・キングの動きならば避けられる心配はないだろう。だが、アルトの最大魔法である「ディバインスラッシュ」は地を這う光の奔流であり、銅体の部分は狙う事は不可能。
ミカはおどおどと彼の様子を伺うだけであり、戦闘に参加する様子は無い。優秀な魔術師であることに違いないが、相方である「カネキ」が死んだにも関わらず、特に衝撃を受けている様子も無い。この迷宮に入ってからずっとアルトの事だけを気にかけていた。そんな彼女を無視し、アルトはレノ達に向けて幾度も拳を振るう伝説の怪物に視線を向ける。
「ゴォオッ!!ゴウッ!!」
ドゴォオンッ!!ズガァアアアッ!!
ゴーレム・キングは拳を振り上げ、地面で動き回っているレノ達に向けて腕を振るう。地面に拳がめり込むたびに大広間に振動が起きるが、力加減を覚えたのか最初の頃と違って地面に陥没しない程度の攻撃を行う。
だが、その間にもゴンゾウとリノンは遠回り気味にゆっくりとゴーレムの側面に近寄り、正面ではレノとジャンヌが肉体強化で何度も跳躍を行って攻撃を避け続ける。しかし、難なく拳を避けるレノに対しジャンヌの方は全身から汗を流しながら必死に避けていた。
「……ルト……アルトさん!!」
「……ポチ子?」
何時の間にかこちらに向かってポチ子が駆け寄ってくるのを視界に入り、彼は彼女に顔を向けると、ポチ子は四足歩行で駆け寄る。彼女は本気で移動するときは四つ足で駆けこむ癖がある。彼女はアルトの前に立ち止まり、事前に教えられた作戦を伝える。
「あの、レノさんが……合図を出したら攻撃してくれって……」
「レノが……?」
聖剣を天に構えた状態のままで話を聞くという不可解な状況だが、ポチ子からレノの計画を聞かされ、彼は目を見開く。
「……本気か?」
「わうっ……皆さんは賛成しました」
「そうか……」
アルトは完全にレノの事を信用した訳ではなく、彼の計画に従うべきかどうか思い悩む。彼については色々と疑問はあるが、ジャンヌとポチ子の命をすくったのは事実であり、出来れば敵ではないと信じたい。
しかし、これまでの出来事が全てレノに仕組まれたのではないかとも考えてしまう。あの銀色のスライムも、目の前のゴーレム・キングも彼の意図に従って出現したようにも思えなくはないが、自分以外の者はミカを除いて信じ切っている。その事がどうにもアルトには気に入らないのも事実だ。
(……いや、今は彼に賭けるしかない)
例え罠だとしても、このままではゴーレムに全員が殺されてしまう。ならば危険を覚悟で彼の案に乗るしかない。
「分かった……やってみよう」
「頑張ってください!!私も応援します!!」
「あ、ありがとう……」
この計画のポチ子の役割はあくまでもアルトに知らせるだけであり、彼女にできる事は何もない。獣耳と尻尾を振りながら、アルトの気が散らない様に下がる。
「……何で、皆そう簡単に信じるんだ……」
簡単にレノを信用するリノンたちにアルトは呟かずにはいられないが、彼からの合図を見逃さない様に前方に視線を向ける。この計画はアルトの腕にかかっていると言っても過言ではない。アルトは色々と思う所はあるが、黙って聖剣を掲げたまま、ゴーレムの左足部分に視線を向ける。
――レノから言い渡された指示は「ゴンゾウ」と共に両足の破壊を行う事。この距離からでも彼の「ディバインスラッシュ」ならば通用し、もう片方はゴンゾウの怪力が頼りだ。
「――そろそろか……っと」
ドゴォオオオッ!!
振り落とされたゴーレムの拳を紙一重で避け、レノは空中に跳躍する。威力は凄まじいが、攻撃速度はそれほどではない。以前のタイプに比べても、今回のゴーレムは動きが鈍重だ。一撃でも当たれば敗北は免れないだろうが、あの「甲冑の騎士」や「白狼」と比べれば十分に対処しやすい。
「ぜぇっ……はあっ……!!」
ジャンヌの方に視線を向けると、彼女は全身から汗を流しながらも、背後から迫った一撃を体勢を低くして躱し、徐々にだがゴーレムに接近する。彼女の狙いはゴーレムの後頭部に突き刺さったままの「巨人殺し(ジャイアント・キリング)」であり、レノは頃合を見計らい、
「雷撃(らいげき)……!!」
ズドォオオオオンッ!!
「えっ……!?」
「なっ……」
「……すごい」
右腕に「雷」の魔力を纏わせ、この1年で新たに開発した「雷槍」の変化形であり、右腕に雷が帯びる。通常の撃雷と違い、電流が周囲に纏うのではなく、腕全体から雷が迸る。これは「アクセル(肉体強化)」と「雷」の魔力付与を利用しており、主に素手での戦闘を行う魔物を相手に生み出した。
「瞬脚!!」
――ドォオオンッ!!
「ゴォオオッ……!?」
空中で足の裏に「嵐」を形成させ、爆風を起こしてそのまま砲弾の如くゴーレムの頭部に目掛けて移動し、そのまま意表を突かれたゴーレム・キングに接近すると、
「いっ……ぱつ!!」
ズガァアアアアッ……!!
「ゴアァアアアアアアアッ……!?」
硬い岩石の皮膚で覆われたゴーレムの額に、レノの「雷撃」で強化された拳がめり込み、
ビキィイイイイッ……!!
拳がめり込んだ個所から激しい亀裂が入り込み、レノはさらにもう一撃とばかりに黒衣の左腕を振り上げ、
ジャララララッ!!
黒衣の間から「銀の鎖」が出現し、そのまま左腕に絡みつく。簡易な「鎖の腕」が完成し、電流を迸らせ、
バチィィイイイッ!!
「撃雷!!」
瞬時に「嵐」と「雷」を合成させ、螺旋状に取り巻く「風雷」を纏わせ、勢いよく鎖を巻き付けた左腕を放つ。
ズドォオオオオンッ!!
「ガァアアアアッ……!?」
――ドガァアアアアアアンッ!!
顔面に広がった亀裂がより一層激しくなり、すぐに顔面の岩石部分が崩壊を始めた。
アルトはやっとの事で土煙から晴れてきた前方に視線をやり、聖剣を掲げたまま動けない。既に十分な魔力は刃に蓄積させてはいるが、攻撃する好機(タイミング)を計れないでいた。
距離はあるが、あのゴーレム・キングの動きならば避けられる心配はないだろう。だが、アルトの最大魔法である「ディバインスラッシュ」は地を這う光の奔流であり、銅体の部分は狙う事は不可能。
ミカはおどおどと彼の様子を伺うだけであり、戦闘に参加する様子は無い。優秀な魔術師であることに違いないが、相方である「カネキ」が死んだにも関わらず、特に衝撃を受けている様子も無い。この迷宮に入ってからずっとアルトの事だけを気にかけていた。そんな彼女を無視し、アルトはレノ達に向けて幾度も拳を振るう伝説の怪物に視線を向ける。
「ゴォオッ!!ゴウッ!!」
ドゴォオンッ!!ズガァアアアッ!!
ゴーレム・キングは拳を振り上げ、地面で動き回っているレノ達に向けて腕を振るう。地面に拳がめり込むたびに大広間に振動が起きるが、力加減を覚えたのか最初の頃と違って地面に陥没しない程度の攻撃を行う。
だが、その間にもゴンゾウとリノンは遠回り気味にゆっくりとゴーレムの側面に近寄り、正面ではレノとジャンヌが肉体強化で何度も跳躍を行って攻撃を避け続ける。しかし、難なく拳を避けるレノに対しジャンヌの方は全身から汗を流しながら必死に避けていた。
「……ルト……アルトさん!!」
「……ポチ子?」
何時の間にかこちらに向かってポチ子が駆け寄ってくるのを視界に入り、彼は彼女に顔を向けると、ポチ子は四足歩行で駆け寄る。彼女は本気で移動するときは四つ足で駆けこむ癖がある。彼女はアルトの前に立ち止まり、事前に教えられた作戦を伝える。
「あの、レノさんが……合図を出したら攻撃してくれって……」
「レノが……?」
聖剣を天に構えた状態のままで話を聞くという不可解な状況だが、ポチ子からレノの計画を聞かされ、彼は目を見開く。
「……本気か?」
「わうっ……皆さんは賛成しました」
「そうか……」
アルトは完全にレノの事を信用した訳ではなく、彼の計画に従うべきかどうか思い悩む。彼については色々と疑問はあるが、ジャンヌとポチ子の命をすくったのは事実であり、出来れば敵ではないと信じたい。
しかし、これまでの出来事が全てレノに仕組まれたのではないかとも考えてしまう。あの銀色のスライムも、目の前のゴーレム・キングも彼の意図に従って出現したようにも思えなくはないが、自分以外の者はミカを除いて信じ切っている。その事がどうにもアルトには気に入らないのも事実だ。
(……いや、今は彼に賭けるしかない)
例え罠だとしても、このままではゴーレムに全員が殺されてしまう。ならば危険を覚悟で彼の案に乗るしかない。
「分かった……やってみよう」
「頑張ってください!!私も応援します!!」
「あ、ありがとう……」
この計画のポチ子の役割はあくまでもアルトに知らせるだけであり、彼女にできる事は何もない。獣耳と尻尾を振りながら、アルトの気が散らない様に下がる。
「……何で、皆そう簡単に信じるんだ……」
簡単にレノを信用するリノンたちにアルトは呟かずにはいられないが、彼からの合図を見逃さない様に前方に視線を向ける。この計画はアルトの腕にかかっていると言っても過言ではない。アルトは色々と思う所はあるが、黙って聖剣を掲げたまま、ゴーレムの左足部分に視線を向ける。
――レノから言い渡された指示は「ゴンゾウ」と共に両足の破壊を行う事。この距離からでも彼の「ディバインスラッシュ」ならば通用し、もう片方はゴンゾウの怪力が頼りだ。
「――そろそろか……っと」
ドゴォオオオッ!!
振り落とされたゴーレムの拳を紙一重で避け、レノは空中に跳躍する。威力は凄まじいが、攻撃速度はそれほどではない。以前のタイプに比べても、今回のゴーレムは動きが鈍重だ。一撃でも当たれば敗北は免れないだろうが、あの「甲冑の騎士」や「白狼」と比べれば十分に対処しやすい。
「ぜぇっ……はあっ……!!」
ジャンヌの方に視線を向けると、彼女は全身から汗を流しながらも、背後から迫った一撃を体勢を低くして躱し、徐々にだがゴーレムに接近する。彼女の狙いはゴーレムの後頭部に突き刺さったままの「巨人殺し(ジャイアント・キリング)」であり、レノは頃合を見計らい、
「雷撃(らいげき)……!!」
ズドォオオオオンッ!!
「えっ……!?」
「なっ……」
「……すごい」
右腕に「雷」の魔力を纏わせ、この1年で新たに開発した「雷槍」の変化形であり、右腕に雷が帯びる。通常の撃雷と違い、電流が周囲に纏うのではなく、腕全体から雷が迸る。これは「アクセル(肉体強化)」と「雷」の魔力付与を利用しており、主に素手での戦闘を行う魔物を相手に生み出した。
「瞬脚!!」
――ドォオオンッ!!
「ゴォオオッ……!?」
空中で足の裏に「嵐」を形成させ、爆風を起こしてそのまま砲弾の如くゴーレムの頭部に目掛けて移動し、そのまま意表を突かれたゴーレム・キングに接近すると、
「いっ……ぱつ!!」
ズガァアアアアッ……!!
「ゴアァアアアアアアアッ……!?」
硬い岩石の皮膚で覆われたゴーレムの額に、レノの「雷撃」で強化された拳がめり込み、
ビキィイイイイッ……!!
拳がめり込んだ個所から激しい亀裂が入り込み、レノはさらにもう一撃とばかりに黒衣の左腕を振り上げ、
ジャララララッ!!
黒衣の間から「銀の鎖」が出現し、そのまま左腕に絡みつく。簡易な「鎖の腕」が完成し、電流を迸らせ、
バチィィイイイッ!!
「撃雷!!」
瞬時に「嵐」と「雷」を合成させ、螺旋状に取り巻く「風雷」を纏わせ、勢いよく鎖を巻き付けた左腕を放つ。
ズドォオオオオンッ!!
「ガァアアアアッ……!?」
――ドガァアアアアアアンッ!!
顔面に広がった亀裂がより一層激しくなり、すぐに顔面の岩石部分が崩壊を始めた。
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