1,197 / 2,083
ダイン 監獄都市編
閑話 《三巨頭の崩壊》
しおりを挟む
「本題に入ろうか……ガルル、お前をこうして呼び出した理由は察しがついているな?」
「……さあな」
「往生際が悪い奴だぜ、お前が新入りに嵌められて懲罰房に送り込まれた事はもう囚人の間では広まってんだぜ?」
「黙れ!!」
ギルの挑発じみた言葉にガルルは机に拳を叩きつけると、その衝撃で机に亀裂が走る。様子を見ていた囚人や兵士達が動き出そうとするが、その前にグシャスが右腕を上げると囚人達は大人しくなった。
「そう憤るな、ガルルよ。お前が新入りにちょっかいをかけて逆に嵌められて懲罰房に送り込まれた事は事実……それを否定するつもりか」
「ぐうっ……」
「情けねえな。仮にも三巨頭と呼ばれる奴が新入りのしかもガキに嵌められるとはな」
獣人国では成人年齢は20才のため、まだ19歳のダインは大人としては扱われない。つまり、ガルルはよりにもよって大人にも捉えられない若者に嵌められて懲罰房に送り込まれた事を意味する。
よりにもよって弱みを見せてはならない存在二人に自分の失態を知られた事にガルルは怒りを抱くが、状況的には分が悪く、この場には彼の見方はいない。いかにガルルが強かろうとここには囚人の他に看守も存在し、迂闊に手を出すわけにはいかない。
「わざわざ俺を笑いに懲罰房から呼び出したというのか!?」
「馬鹿か?わざわざ俺達がお前を笑うためだけに大金をはたいて解放させたとでも思っているのか?」
「何だと……!?」
「何か勘違いしているようだが、お前さんが懲罰房から出られるのかどうかは儂等の気分次第という事だ。あまりに舐めた態度を取っていると、これから先は懲罰房で過ごす事になるぞ」
「どういう意味だ!!」
懲罰房に捕まっていた自分を二人が呼び出しただけだとガルルは思っていたが、二人の口ぶりからどうやら看守と何らかの取引を行っているらしく、そこから先はサイクとパールも口を挟む。
「ごめんなさいね~ガルルちゃん。この子達がどうしてもガルルちゃんと会いたいというから許可を与えたんだけど……」
「言っておくが、お前の処罰はまだ継続中だ。本来ならばあと2日は入ってもらうつもりだったが……」
「俺達が抗議したんだよ。これまでにお前等のせいで俺達がどれだけひどい目に遭わされたかをな……もしも抗議が受け付けない場合、作業区で働いている俺の派閥の奴等は一切仕事をしないとな」
「お前の派閥から被害を受けた者達を集め、嘆願書を集めてきた。内容はお前の刑罰を重くなるように書いてあるぞ」
「ば、馬鹿なっ!?」
グシャスは数十枚の羊皮紙を取り出すと看守長であるサイクに手渡し、その内容を確認したサイクは難しそうな表情を浮かべ、囚人区の管理を任されているパールへと手渡す。パールは少し困った表情を浮かべ、サイクへ尋ねた。
「あらあら、困ったわね。この場合はどうすればいいのかしら?」
「……規則としては刑罰の執行中に囚人の余罪が判明した場合、刑罰の期間が伸びる事になっている。これだけの数の囚人が被害を受けているとなれば少なくとも半年……下手をすれば1年近くは懲罰房で反省してもらう」
「な、何だと……ふざけるな!!」
「ふざけてはいない、お前のせいでどれだけの囚人が被害を受けたと思っている?」
数十枚分の羊皮紙を手にしたサイクは怒鳴りつけるガルルを睨みつけると、ギルとグシャスは余裕の笑みを浮かべる。ガルルは自分が嵌められた事に気付き、この二人が結託して自分を懲罰房へ閉じ込めようとしている事を知る。
確かにこれまでにガルルの派閥の囚人は他の囚人に迷惑をかけていた事は紛れもない事実である。しかし、それを言えば他の二人の派閥も同じことなのだが、今回の場合は派閥のトップであるガルルが捕まった事が問題だった。ガルルが懲罰房に送り込まれた事を切っ掛けに彼の派閥が引き起こした問題を報告し、その全責任をガルルに取らせるつもりだった。
「ガルル、お前の派閥に所属している者達の半分は儂の所に鞍替えしたぞ。全員、お前に愛想が尽きたそうだ」
「な、何だと……!?」
「言っておくが嘘ではない、自分達は脅されて仕方なくお前に従っていただけだとな」
「ちなみにもう半分は俺の所に来たぜ?つまり、お前の見方はもう誰もいないという事だ」
「馬鹿な……!!」
ガルルは二人の言葉が信じられなかったが、この状況下で二人が嘘を吐くとは思えない。ガルルが懲罰房に送り込まれた時点で彼に従っていた者達は愛想を尽かし、他の派閥に取り入ったのだろう。
「ガルル、お前はこれからどうするつもりだ?このままだとお前は懲罰房で1年過ごす事になるぞ、だが今ならお前を救う方法がある」
「うむ、我等が用意した嘆願書を取り消せばお前は二日後には解放される。これは間違いありませんな、御二人とも?」
「……ああ、その通りだ。嘆願書を提出しようと、それを書いた本人が取り消しを申し込めば嘆願書は破棄される」
「あらあら……」
囚人の嘆願書が提出されるかどうかでガルルの今後の刑罰の期間が変化する事を伝えられると、ガルルは悔し気な表情を浮かべて二人の企みに気付く。この二人は刑罰の期間延長を避けたければ自分達に従えと暗に示しているのだ。
※ウル「ウォンッ!!(出番少ないから押してやる!!)」(´・ω・)ノ公開ボタン
カタナヅキ「あ、こら!!お肉あげるから返しなさい!!」
今回の話は間違って昨日の時点で公開しました。申し訳ございません(´;ω;`)なのでここから先はおまけです
ダイン「ここの飯で一番おいしいのは何?」
ミイネ「ふふふ……古の時代、勇者が残した異界の料理です」
ダイン「え、何それ……?」
ゴブ「ギギィッ(とある国の王妃が大好物で一時期は世界中に流行らせようとした食べ物さ!!)」
ダイン「え、それってまさか……!?」
※とある王妃……まさか!?次回に続く!!
「……さあな」
「往生際が悪い奴だぜ、お前が新入りに嵌められて懲罰房に送り込まれた事はもう囚人の間では広まってんだぜ?」
「黙れ!!」
ギルの挑発じみた言葉にガルルは机に拳を叩きつけると、その衝撃で机に亀裂が走る。様子を見ていた囚人や兵士達が動き出そうとするが、その前にグシャスが右腕を上げると囚人達は大人しくなった。
「そう憤るな、ガルルよ。お前が新入りにちょっかいをかけて逆に嵌められて懲罰房に送り込まれた事は事実……それを否定するつもりか」
「ぐうっ……」
「情けねえな。仮にも三巨頭と呼ばれる奴が新入りのしかもガキに嵌められるとはな」
獣人国では成人年齢は20才のため、まだ19歳のダインは大人としては扱われない。つまり、ガルルはよりにもよって大人にも捉えられない若者に嵌められて懲罰房に送り込まれた事を意味する。
よりにもよって弱みを見せてはならない存在二人に自分の失態を知られた事にガルルは怒りを抱くが、状況的には分が悪く、この場には彼の見方はいない。いかにガルルが強かろうとここには囚人の他に看守も存在し、迂闊に手を出すわけにはいかない。
「わざわざ俺を笑いに懲罰房から呼び出したというのか!?」
「馬鹿か?わざわざ俺達がお前を笑うためだけに大金をはたいて解放させたとでも思っているのか?」
「何だと……!?」
「何か勘違いしているようだが、お前さんが懲罰房から出られるのかどうかは儂等の気分次第という事だ。あまりに舐めた態度を取っていると、これから先は懲罰房で過ごす事になるぞ」
「どういう意味だ!!」
懲罰房に捕まっていた自分を二人が呼び出しただけだとガルルは思っていたが、二人の口ぶりからどうやら看守と何らかの取引を行っているらしく、そこから先はサイクとパールも口を挟む。
「ごめんなさいね~ガルルちゃん。この子達がどうしてもガルルちゃんと会いたいというから許可を与えたんだけど……」
「言っておくが、お前の処罰はまだ継続中だ。本来ならばあと2日は入ってもらうつもりだったが……」
「俺達が抗議したんだよ。これまでにお前等のせいで俺達がどれだけひどい目に遭わされたかをな……もしも抗議が受け付けない場合、作業区で働いている俺の派閥の奴等は一切仕事をしないとな」
「お前の派閥から被害を受けた者達を集め、嘆願書を集めてきた。内容はお前の刑罰を重くなるように書いてあるぞ」
「ば、馬鹿なっ!?」
グシャスは数十枚の羊皮紙を取り出すと看守長であるサイクに手渡し、その内容を確認したサイクは難しそうな表情を浮かべ、囚人区の管理を任されているパールへと手渡す。パールは少し困った表情を浮かべ、サイクへ尋ねた。
「あらあら、困ったわね。この場合はどうすればいいのかしら?」
「……規則としては刑罰の執行中に囚人の余罪が判明した場合、刑罰の期間が伸びる事になっている。これだけの数の囚人が被害を受けているとなれば少なくとも半年……下手をすれば1年近くは懲罰房で反省してもらう」
「な、何だと……ふざけるな!!」
「ふざけてはいない、お前のせいでどれだけの囚人が被害を受けたと思っている?」
数十枚分の羊皮紙を手にしたサイクは怒鳴りつけるガルルを睨みつけると、ギルとグシャスは余裕の笑みを浮かべる。ガルルは自分が嵌められた事に気付き、この二人が結託して自分を懲罰房へ閉じ込めようとしている事を知る。
確かにこれまでにガルルの派閥の囚人は他の囚人に迷惑をかけていた事は紛れもない事実である。しかし、それを言えば他の二人の派閥も同じことなのだが、今回の場合は派閥のトップであるガルルが捕まった事が問題だった。ガルルが懲罰房に送り込まれた事を切っ掛けに彼の派閥が引き起こした問題を報告し、その全責任をガルルに取らせるつもりだった。
「ガルル、お前の派閥に所属している者達の半分は儂の所に鞍替えしたぞ。全員、お前に愛想が尽きたそうだ」
「な、何だと……!?」
「言っておくが嘘ではない、自分達は脅されて仕方なくお前に従っていただけだとな」
「ちなみにもう半分は俺の所に来たぜ?つまり、お前の見方はもう誰もいないという事だ」
「馬鹿な……!!」
ガルルは二人の言葉が信じられなかったが、この状況下で二人が嘘を吐くとは思えない。ガルルが懲罰房に送り込まれた時点で彼に従っていた者達は愛想を尽かし、他の派閥に取り入ったのだろう。
「ガルル、お前はこれからどうするつもりだ?このままだとお前は懲罰房で1年過ごす事になるぞ、だが今ならお前を救う方法がある」
「うむ、我等が用意した嘆願書を取り消せばお前は二日後には解放される。これは間違いありませんな、御二人とも?」
「……ああ、その通りだ。嘆願書を提出しようと、それを書いた本人が取り消しを申し込めば嘆願書は破棄される」
「あらあら……」
囚人の嘆願書が提出されるかどうかでガルルの今後の刑罰の期間が変化する事を伝えられると、ガルルは悔し気な表情を浮かべて二人の企みに気付く。この二人は刑罰の期間延長を避けたければ自分達に従えと暗に示しているのだ。
※ウル「ウォンッ!!(出番少ないから押してやる!!)」(´・ω・)ノ公開ボタン
カタナヅキ「あ、こら!!お肉あげるから返しなさい!!」
今回の話は間違って昨日の時点で公開しました。申し訳ございません(´;ω;`)なのでここから先はおまけです
ダイン「ここの飯で一番おいしいのは何?」
ミイネ「ふふふ……古の時代、勇者が残した異界の料理です」
ダイン「え、何それ……?」
ゴブ「ギギィッ(とある国の王妃が大好物で一時期は世界中に流行らせようとした食べ物さ!!)」
ダイン「え、それってまさか……!?」
※とある王妃……まさか!?次回に続く!!
0
お気に入りに追加
16,565
あなたにおすすめの小説
最弱職の初級魔術師 初級魔法を極めたらいつの間にか「千の魔術師」と呼ばれていました。
カタナヅキ
ファンタジー
現実世界から異世界に召喚された「霧崎ルノ」彼を召還したのはバルトロス帝国の33代目の皇帝だった。現在こちらの世界では魔王軍と呼ばれる組織が帝国領土に出現し、数多くの人々に被害を与えていた。そのために皇帝は魔王軍に対抗するため、帝国に古から伝わる召喚魔法を利用して異世界から「勇者」の素質を持つ人間を呼び出す。しかし、どういう事なのか召喚されたルノはこの帝国では「最弱職」として扱われる職業の人間だと発覚する。
彼の「初級魔術師」の職業とは普通の魔術師が覚えられる砲撃魔法と呼ばれる魔法を覚えられない職業であり、彼の職業は帝国では「最弱職」と呼ばれている職業だった。王国の人間は自分達が召喚したにも関わらずに身勝手にも彼を城外に追い出す。
だが、追い出されたルノには「成長」と呼ばれる能力が存在し、この能力は常人の数十倍の速度でレベルが上昇するスキルであり、彼は瞬く間にレベルを上げて最弱の魔法と言われた「初級魔法」を現実世界の知恵で工夫を重ねて威力を上昇させ、他の職業の魔術師にも真似できない「形態魔法」を生み出す――
※リメイク版です。付与魔術師や支援魔術師とは違う職業です。前半は「最強の職業は付与魔術師かもしれない」と「最弱職と追い出されたけど、スキル無双で生き残ります」に投稿していた話が多いですが、後半からは大きく変わります。
(旧題:最弱職の初級魔術師ですが、初級魔法を極めたら何時の間にか「千の魔術師」と呼ばれていました。)
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
実力を隠し「例え長男でも無能に家は継がせん。他家に養子に出す」と親父殿に言われたところまでは計算通りだったが、まさかハーレム生活になるとは
竹井ゴールド
ライト文芸
日本国内トップ5に入る異能力者の名家、東条院。
その宗家本流の嫡子に生まれた東条院青夜は子供の頃に実母に「16歳までに東条院の家を出ないと命を落とす事になる」と予言され、無能を演じ続け、父親や後妻、異母弟や異母妹、親族や許嫁に馬鹿にされながらも、念願適って中学卒業の春休みに東条院家から田中家に養子に出された。
青夜は4月が誕生日なのでギリギリ16歳までに家を出た訳だが。
その後がよろしくない。
青夜を引き取った田中家の義父、一狼は53歳ながら若い妻を持ち、4人の娘の父親でもあったからだ。
妻、21歳、一狼の8人目の妻、愛。
長女、25歳、皇宮警察の異能力部隊所属、弥生。
次女、22歳、田中流空手道場の師範代、葉月。
三女、19歳、離婚したフランス系アメリカ人の3人目の妻が産んだハーフ、アンジェリカ。
四女、17歳、死別した4人目の妻が産んだ中国系ハーフ、シャンリー。
この5人とも青夜は家族となり、
・・・何これ? 少し想定外なんだけど。
【2023/3/23、24hポイント26万4600pt突破】
【2023/7/11、累計ポイント550万pt突破】
【2023/6/5、お気に入り数2130突破】
【アルファポリスのみの投稿です】
【第6回ライト文芸大賞、22万7046pt、2位】
【2023/6/30、メールが来て出版申請、8/1、慰めメール】
【未完】
オタクおばさん転生する
ゆるりこ
ファンタジー
マンガとゲームと小説を、ゆるーく愛するおばさんがいぬの散歩中に異世界召喚に巻き込まれて転生した。
天使(見習い)さんにいろいろいただいて犬と共に森の中でのんびり暮そうと思っていたけど、いただいたものが思ったより強大な力だったためいろいろ予定が狂ってしまい、勇者さん達を回収しつつ奔走するお話になりそうです。
投稿ものんびりです。(なろうでも投稿しています)
転生したら死んだことにされました〜女神の使徒なんて聞いてないよ!〜
家具屋ふふみに
ファンタジー
大学生として普通の生活を送っていた望水 静香はある日、信号無視したトラックに轢かれてそうになっていた女性を助けたことで死んでしまった。が、なんか助けた人は神だったらしく、異世界転生することに。
そして、転生したら...「女には荷が重い」という父親の一言で死んだことにされました。なので、自由に生きさせてください...なのに職業が女神の使徒?!そんなの聞いてないよ?!
しっかりしているように見えてたまにミスをする女神から面倒なことを度々押し付けられ、それを与えられた力でなんとか解決していくけど、次から次に問題が起きたり、なにか不穏な動きがあったり...?
ローブ男たちの目的とは?そして、その黒幕とは一体...?
不定期なので、楽しみにお待ち頂ければ嬉しいです。
拙い文章なので、誤字脱字がありましたらすいません。報告して頂ければその都度訂正させていただきます。
小説家になろう様でも公開しております。
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。