842 / 2,083
S級冒険者編
二人目のS級冒険者の元へ……
しおりを挟む
「さて、メダルは受け取った以上は長居は不要ね。次のS級冒険者の元へ行きましょう」
「何?お、おい!!もう行くのか!?」
「こっちも事情があるのよ。今日中に用事は済ませておきたいの」
「いや、しかし久しぶりの再会だぞ?アイラの息子とも少し話がしたいし、歓迎の宴の準備もしているのに……」
「悪いけれど急いでいるの、宴はまた今度にしてちょうだい」
ライオネルは立ち去ろうとするマリアを引き留めようとするが、彼女は水晶札を取り出してレナを引き寄せる。カゲマルとハンゾウも傍に移動すると、ライオネルを置いて彼女は転移魔法を発動させた。
「それじゃあね、ライオネル。また会いましょう」
「お、おい!!マリア――」
言葉を言い終える前にマリアは魔法を発動させ、次の目的地へと転移した――
――転移を終えたレナ達の視界に「高原」を想像させる光景が広がり、転移を成功した事を確認したマリアは周囲を見渡す。近辺には人が暮らしていそうな建物は見当たらず、代わりに大きな丘の上に巨大な石柱が立っていた。その石柱の傍に人影が存在した。
「どうやら時間通りに来てくれた様ね」
「マリア殿、ここは……?」
「巨人国の領地よ。最も辺境の地崩だから人は暮らしていないわ」
「巨人国……ここが」
次のS級冒険者は巨人国を拠点としているらしく、マリアの話によると巨人国の領地の中でも辺境地方に転移したという。そして石柱の傍に座る人物が次のレナの対戦相手であるS級冒険者らしい。
レナ達は丘の上に建てられた石柱の元へ向かうと、近付けば近づくほどに石柱がどれだけ巨大な建造物である事が思い知らされ、座っている人物の大きさも理解する。どうやら今度の対戦相手は「巨人族」らしく、しかも女性のようだった。
「待たせたわね、貴女がS級冒険者のムサシかしら?」
「……いかにも」
マリアが声を掛けると座っていた巨人族の女性が片目を開き、視線を向けてきた。容姿に関しては座っていた状態でも立っているレナと目線が合い、黒毛の髪の毛をポニーテールに纏めている。顔立ちの方は可愛らしく、一方で右目を眼帯で覆い隠していた。体型の方は巨人族にしては珍しく筋肉質な身体つきではなく、ナオのように無駄がなくそれでいながら胸元だけが女性らしさを主張するように大きい。
石柱に背中を預けていた女性は立ち上がると、その身長は3メートルを軽く超え、恐らくはゴンゾウと同程度の身長だった。巨人族の女性の間では平均身長なのだろうが、人間であるレナ達は見上げなければ顔を合わせる事も出来ない。ムサシと呼ばれた女性はレナとカゲマルに視線を向け、マリアに尋ねた。
「私がS級冒険者のムサシだ……貴女がマリア殿か」
「ええ、初めまして。貴女の父親には昔、世話になったわ」
「謙遜されるな、父からは貴女の話はよく聞いている。そしてアイラ殿事も……それで、どちらがアイラ殿の息子だ?」
ムサシとマリアは初対面のようだが、話しぶりからお互いの存在だけは知っていたらしく、ムサシはカゲマルとレナを見比べてどちらが自分と戦う事になる相手なのかを尋ねる。そんな彼女にマリアはレナを引き寄せて紹介を行う。
「この子がレナよ。私と少し似ているでしょう?」
「むっ……確かに面影がある」
「どうも初めまして、レナと申します」
「初めまして、ムサシと申す」
「拙者はハンゾウと申す」
「カゲマルだ」
自己紹介を行うとムサシは丁寧にお辞儀を行い、レナ達もそれに倣う。戦う前にマリアはムサシの父親の事を話す。
「彼女の父親は元S級冒険者にしてこの国の大将軍の弟よ。今は引退していると聞いたけど、現役時代に私と姉さんがこの国へ訪れた時に共に戦ったことがあるの」
「巨人国に火竜が襲来したとき、父がマリア殿とアイラ殿と協力して打ち倒したと聞いています。そしてアイラ殿の息子さんも火竜を討伐してS級冒険者へ昇格を果たした事も……」
「俺一人で倒したという訳じゃないんですけど……」
「それでも竜種を相手に勝利した事は事実、謙遜されるな」
「おろ?ムサシ殿はレナ殿が火竜を討伐した事を信じているのでござるか?」
「勿論、父が世話になったアイラ殿の息子ならばそれぐらいの芸当が出来てもおかしくはない。こうして実際に会って、只者ではない事は分かった時点で疑う余地はない」
ムサシはレナを見ただけで只者ではない事を感じ取り、火竜を討伐したという話を信じたという。それならば戦う必要はなく、S級冒険者として認めてくれるかとレナは期待したが、ムサシは石柱に立てかけていた「大剣」を掴む。レナの退魔刀の2倍近くの大きさは存在し、しかも刀身は金属ではなく「岩石」で構成されていた。
「しかし、それと今回の呼び出しの件は別の話。S級冒険者の義務として其方の実力を計らせてもらう……異論はないな?」
「ええっ……」
「仕方がないわね。レナ、相手をしてやりなさい」
実力を認めても勝負とは別の話だとムサシは告げると、レナはやはりこうなるのかと思いながらもマリア達を下がらせて退魔刀を取り出す。流石に今回の相手は油断できず、ライオネルの時と同様に本気で戦わなければ分が悪いと判断したレナは退魔刀を構えた。
「何?お、おい!!もう行くのか!?」
「こっちも事情があるのよ。今日中に用事は済ませておきたいの」
「いや、しかし久しぶりの再会だぞ?アイラの息子とも少し話がしたいし、歓迎の宴の準備もしているのに……」
「悪いけれど急いでいるの、宴はまた今度にしてちょうだい」
ライオネルは立ち去ろうとするマリアを引き留めようとするが、彼女は水晶札を取り出してレナを引き寄せる。カゲマルとハンゾウも傍に移動すると、ライオネルを置いて彼女は転移魔法を発動させた。
「それじゃあね、ライオネル。また会いましょう」
「お、おい!!マリア――」
言葉を言い終える前にマリアは魔法を発動させ、次の目的地へと転移した――
――転移を終えたレナ達の視界に「高原」を想像させる光景が広がり、転移を成功した事を確認したマリアは周囲を見渡す。近辺には人が暮らしていそうな建物は見当たらず、代わりに大きな丘の上に巨大な石柱が立っていた。その石柱の傍に人影が存在した。
「どうやら時間通りに来てくれた様ね」
「マリア殿、ここは……?」
「巨人国の領地よ。最も辺境の地崩だから人は暮らしていないわ」
「巨人国……ここが」
次のS級冒険者は巨人国を拠点としているらしく、マリアの話によると巨人国の領地の中でも辺境地方に転移したという。そして石柱の傍に座る人物が次のレナの対戦相手であるS級冒険者らしい。
レナ達は丘の上に建てられた石柱の元へ向かうと、近付けば近づくほどに石柱がどれだけ巨大な建造物である事が思い知らされ、座っている人物の大きさも理解する。どうやら今度の対戦相手は「巨人族」らしく、しかも女性のようだった。
「待たせたわね、貴女がS級冒険者のムサシかしら?」
「……いかにも」
マリアが声を掛けると座っていた巨人族の女性が片目を開き、視線を向けてきた。容姿に関しては座っていた状態でも立っているレナと目線が合い、黒毛の髪の毛をポニーテールに纏めている。顔立ちの方は可愛らしく、一方で右目を眼帯で覆い隠していた。体型の方は巨人族にしては珍しく筋肉質な身体つきではなく、ナオのように無駄がなくそれでいながら胸元だけが女性らしさを主張するように大きい。
石柱に背中を預けていた女性は立ち上がると、その身長は3メートルを軽く超え、恐らくはゴンゾウと同程度の身長だった。巨人族の女性の間では平均身長なのだろうが、人間であるレナ達は見上げなければ顔を合わせる事も出来ない。ムサシと呼ばれた女性はレナとカゲマルに視線を向け、マリアに尋ねた。
「私がS級冒険者のムサシだ……貴女がマリア殿か」
「ええ、初めまして。貴女の父親には昔、世話になったわ」
「謙遜されるな、父からは貴女の話はよく聞いている。そしてアイラ殿事も……それで、どちらがアイラ殿の息子だ?」
ムサシとマリアは初対面のようだが、話しぶりからお互いの存在だけは知っていたらしく、ムサシはカゲマルとレナを見比べてどちらが自分と戦う事になる相手なのかを尋ねる。そんな彼女にマリアはレナを引き寄せて紹介を行う。
「この子がレナよ。私と少し似ているでしょう?」
「むっ……確かに面影がある」
「どうも初めまして、レナと申します」
「初めまして、ムサシと申す」
「拙者はハンゾウと申す」
「カゲマルだ」
自己紹介を行うとムサシは丁寧にお辞儀を行い、レナ達もそれに倣う。戦う前にマリアはムサシの父親の事を話す。
「彼女の父親は元S級冒険者にしてこの国の大将軍の弟よ。今は引退していると聞いたけど、現役時代に私と姉さんがこの国へ訪れた時に共に戦ったことがあるの」
「巨人国に火竜が襲来したとき、父がマリア殿とアイラ殿と協力して打ち倒したと聞いています。そしてアイラ殿の息子さんも火竜を討伐してS級冒険者へ昇格を果たした事も……」
「俺一人で倒したという訳じゃないんですけど……」
「それでも竜種を相手に勝利した事は事実、謙遜されるな」
「おろ?ムサシ殿はレナ殿が火竜を討伐した事を信じているのでござるか?」
「勿論、父が世話になったアイラ殿の息子ならばそれぐらいの芸当が出来てもおかしくはない。こうして実際に会って、只者ではない事は分かった時点で疑う余地はない」
ムサシはレナを見ただけで只者ではない事を感じ取り、火竜を討伐したという話を信じたという。それならば戦う必要はなく、S級冒険者として認めてくれるかとレナは期待したが、ムサシは石柱に立てかけていた「大剣」を掴む。レナの退魔刀の2倍近くの大きさは存在し、しかも刀身は金属ではなく「岩石」で構成されていた。
「しかし、それと今回の呼び出しの件は別の話。S級冒険者の義務として其方の実力を計らせてもらう……異論はないな?」
「ええっ……」
「仕方がないわね。レナ、相手をしてやりなさい」
実力を認めても勝負とは別の話だとムサシは告げると、レナはやはりこうなるのかと思いながらもマリア達を下がらせて退魔刀を取り出す。流石に今回の相手は油断できず、ライオネルの時と同様に本気で戦わなければ分が悪いと判断したレナは退魔刀を構えた。
0
お気に入りに追加
16,536
あなたにおすすめの小説
追放されましたが、私は幸せなのでご心配なく。
cyaru
恋愛
マルスグレット王国には3人の側妃がいる。
ただし、妃と言っても世継ぎを望まれてではなく国政が滞ることがないように執務や政務をするために召し上げられた職業妃。
その側妃の1人だったウェルシェスは追放の刑に処された。
理由は隣国レブレス王国の怒りを買ってしまった事。
しかし、レブレス王国の使者を怒らせたのはカーティスの愛人ライラ。
ライラは平民でただ寵愛を受けるだけ。王妃は追い出すことが出来たけれど側妃にカーティスを取られるのでは?と疑心暗鬼になり3人の側妃を敵視していた。
ライラの失態の責任は、その場にいたウェルシェスが責任を取らされてしまった。
「あの人にも幸せになる権利はあるわ」
ライラの一言でライラに傾倒しているカーティスから王都追放を命じられてしまった。
レブレス王国とは逆にある隣国ハネース王国の伯爵家に嫁いだ叔母の元に身を寄せようと馬車に揺られていたウェルシェスだったが、辺鄙な田舎の村で馬車の車軸が折れてしまった。
直すにも技師もおらず途方に暮れていると声を掛けてくれた男性がいた。
タビュレン子爵家の当主で、丁度唯一の農産物が収穫時期で出向いて来ていたベールジアン・タビュレンだった。
馬車を修理してもらう間、領地の屋敷に招かれたウェルシェスはベールジアンから相談を受ける。
「収穫量が思ったように伸びなくて」
もしかしたら力になれるかも知れないと恩返しのつもりで領地の収穫量倍増計画を立てるのだが、気が付けばベールジアンからの熱い視線が…。
★↑例の如く恐ろしく、それはもう省略しまくってます。
★11月9日投稿開始、完結は11月11日です。
★コメントの返信は遅いです。
★タグが勝手すぎる!と思う方。ごめんなさい。検索してもヒットしないよう工夫してます。
♡注意事項~この話を読む前に~♡
※異世界を舞台にした創作話です。時代設定なし、史実に基づいた話ではありません。【妄想史であり世界史ではない】事をご理解ください。登場人物、場所全て架空です。
※外道な作者の妄想で作られたガチなフィクションの上、ご都合主義なのでリアルな世界の常識と混同されないようお願いします。
※心拍数や血圧の上昇、高血糖、アドレナリンの過剰分泌に責任はおえません。
※価値観や言葉使いなど現実世界とは異なります(似てるモノ、同じものもあります)
※誤字脱字結構多い作者です(ごめんなさい)コメント欄より教えて頂けると非常に助かります。
※話の基幹、伏線に関わる文言についてのご指摘は申し訳ないですが受けられません
転生することになりました。~神様が色々教えてくれます~
柴ちゃん
ファンタジー
突然、神様に転生する?と、聞かれた私が異世界でほのぼのすごす予定だった物語。
想像と、違ったんだけど?神様!
寿命で亡くなった長島深雪は、神様のサーヤにより、異世界に行く事になった。
神様がくれた、フェンリルのスズナとともに、異世界で妖精と契約をしたり、王子に保護されたりしています。そんななか、誘拐されるなどの危険があったりもしますが、大変なことも多いなか学校にも行き始めました❗
もふもふキュートな仲間も増え、毎日楽しく過ごしてます。
とにかくのんびりほのぼのを目指して頑張ります❗
いくぞ、「【【オー❗】】」
誤字脱字がある場合は教えてもらえるとありがたいです。
「~紹介」は、更新中ですので、たまに確認してみてください。
コメントをくれた方にはお返事します。
こんな内容をいれて欲しいなどのコメントでもOKです。
2日に1回更新しています。(予定によって変更あり)
小説家になろうの方にもこの作品を投稿しています。進みはこちらの方がはやめです。
少しでも良いと思ってくださった方、エールよろしくお願いします。_(._.)_
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
「お前のような奴はパーティーに必要ない」と追放された錬金術師は自由に生きる~ポーション作ってたらいつの間にか最強になってました~
平山和人
ファンタジー
錬金術師のカイトは役立たずを理由にパーティーから追放されてしまう。自由を手に入れたカイトは世界中を気ままに旅することにした。
しかし、カイトは気づいていなかった。彼の作るポーションはどんな病気をも治す万能薬であることを。
カイトは旅をしていくうちに、薬神として崇められることになるのだが、彼は今日も無自覚に人々を救うのであった。
一方、カイトを追放したパーティーはカイトを失ったことで没落の道を歩むことになるのであった。
異世界二度目のおっさん、どう考えても高校生勇者より強い
八神 凪
ファンタジー
旧題:久しぶりに異世界召喚に巻き込まれたおっさんの俺は、どう考えても一緒に召喚された勇者候補よりも強い
【第二回ファンタジーカップ大賞 編集部賞受賞! 書籍化します!】
高柳 陸はどこにでもいるサラリーマン。
満員電車に揺られて上司にどやされ、取引先には愛想笑い。
彼女も居ないごく普通の男である。
そんな彼が定時で帰宅しているある日、どこかの飲み屋で一杯飲むかと考えていた。
繁華街へ繰り出す陸。
まだ時間が早いので学生が賑わっているなと懐かしさに目を細めている時、それは起きた。
陸の前を歩いていた男女の高校生の足元に紫色の魔法陣が出現した。
まずい、と思ったが少し足が入っていた陸は魔法陣に吸い込まれるように引きずられていく。
魔法陣の中心で困惑する男女の高校生と陸。そして眼鏡をかけた女子高生が中心へ近づいた瞬間、目の前が真っ白に包まれる。
次に目が覚めた時、男女の高校生と眼鏡の女子高生、そして陸の目の前には中世のお姫様のような恰好をした女性が両手を組んで声を上げる。
「異世界の勇者様、どうかこの国を助けてください」と。
困惑する高校生に自分はこの国の姫でここが剣と魔法の世界であること、魔王と呼ばれる存在が世界を闇に包もうとしていて隣国がそれに乗じて我が国に攻めてこようとしていると説明をする。
元の世界に戻る方法は魔王を倒すしかないといい、高校生二人は渋々了承。
なにがなんだか分からない眼鏡の女子高生と陸を見た姫はにこやかに口を開く。
『あなた達はなんですか? 自分が召喚したのは二人だけなのに』
そう言い放つと城から追い出そうとする姫。
そこで男女の高校生は残った女生徒は幼馴染だと言い、自分と一緒に行こうと提案。
残された陸は慣れた感じで城を出て行くことに決めた。
「さて、久しぶりの異世界だが……前と違う世界みたいだな」
陸はしがないただのサラリーマン。
しかしその実態は過去に異世界へ旅立ったことのある経歴を持つ男だった。
今度も魔王がいるのかとため息を吐きながら、陸は以前手に入れた力を駆使し異世界へと足を踏み出す――
テンプレを無視する異世界生活
ss
ファンタジー
主人公の如月 翔(きさらぎ しょう)は1度見聞きしたものを完璧に覚えるIQ200を超える大天才。
そんな彼が勇者召喚により異世界へ。
だが、翔には何のスキルもなかった。
翔は異世界で過ごしていくうちに異世界の真実を解き明かしていく。
これは、そんなスキルなしの大天才が行く異世界生活である..........
hotランキング2位にランクイン
人気ランキング3位にランクイン
ファンタジーで2位にランクイン
※しばらくは0時、6時、12時、6時の4本投稿にしようと思います。
※コメントが多すぎて処理しきれなくなった時は一時的に閉鎖する場合があります。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。