494 / 2,083
最終章 前編 〈王都編〉
ヨツバ王国の第一王女カレハ
しおりを挟む
「カレハ様は産まれたときから国王の継承者として育てられてきた。だが、ティナ様が産まれたときにその座を失ってしまった……あの方は子供の頃から英才教育を受けて国王になるために学や武芸を学んできた。それにも関わらずにティナ様が王位の継承者として定められてからおかしくなってしまわれた」
エリナの代わりにラナが口を開き、カレハがティナを恨むまでの経緯を語る。国王の第一子で王位継承者として育てられたカレハは自分が将来ヨツバ王国の王となる事を信じてきた。しかし、その将来を奪ったのがよりにもよって末の妹である事に衝撃を受ける。
知識や武芸においてティナはカレハの足元にも応じないだろう。だが、彼女には圧倒的な魔法の才気が満ち溢れており、国王を凌ぐその魔力の高さはマリアにも並ぶ。カレハは姉弟の中では魔法の才能という点ではティナの次に高いが、残念ながら生まれ持っ魔法の資質は努力だけでは帰る事は出来ない。
魔術師としての資質に勝るティナが新たな国王の継承者として選ばれたカレハは荒み、他の姉弟とも関わらなくなった。それを心配したデブリは彼女が居心地の悪さを感じる王都から離れさせ、彼女の世話役を任せていた公爵家の元へ送る。だが、その行為が逆にカレハを追い込んでしまう。
「国王様はカレハ様を王都に引き離してから数年後、王都にティナ様の命を狙った暗殺者の集団が現れた。幸い、当時の王国四騎士が暗殺者集団の撃退に成功したが、捕まえた暗殺者に拷問を掛けた所、暗殺者を送り込んだのはカレハ様だと判明した」
「そんな!?」
「残念ながら事実です。当然ですけど普段は温厚な国王様も怒ってカレハ様を呼び出して詰問しました。カレハ様はあくまでも自分は関りはないと言い続けましたが、次々と証拠が発見して最終的には自白したそうです……いくら自分の子供とはいえ、罪を犯した者を許せないという事で国王様はカレハ様の王位継承権を永久剥奪しました。だからその存在を無暗に語る事も許されない御方だ」
「それは……ちょっと甘いんじゃないの?」
姉弟であるティナを殺そうとしたにも関わらずにカレハの処罰が甘すぎるのではないかとレナは考えたが、国王としても苦渋の決断をしたらしく、実際にその後のカレハは苦難な人生を歩んだという。
「確かに処罰は軽いと思われるかもしれないが、実の妹を殺そうとしたカレハ様は軟禁に近い状態で王都から離れた場所で暮らす事を強要された。カレハ様の境遇に同情を感じていた貴族達も去り、あの方はヨツバ王国の片隅に存在する土地で暮らしているはずだった」
「でも、その人がどうしてライコフを迎え入れる事が出来たの?」
「ライコフはティナ様が産まれる前にカレハ様と面識があったと聞いている。だからライコフが牢獄に送り込まれると聞いたカレハ様が書状で国王様にライコフの釈放を願ったらしい。国王様はカレハ様の願いを聞き入れ、特例としてライコフの罪を免除してカレハ様の側近の兵士の一人として認めた」
「それはいくら何でも甘すぎるでしょ!!」
ライコフはティナを襲っただけでなく、ヨツバ王国の重要機密を旧帝国に渡そうとした大罪人であるのにあっさりと娘の願いだからと許してしまうヨツバ王国の国王にレナは怒るが、この処遇はエリナもラナも同意なのかなんとも言えない表情を浮かべる。
「国王様はカレハ様に強く出られないのはヨツバ王国の慣わしとはいえ、王位の座をティナに譲らせた事を未だに気にかけている。だからカレハ様の行動を強く咎められないのだろうが……」
「それでもライコフの件は相当に揉めましたね。結局は監視付きという条件でライコフの他に数名の兵士をカレハ様の側近として就任させる事で反対派の人間も納得したそうですけど」
「国王、親バカ」
「……否定できない」
コトミンの辛辣な言葉にエリナとラナは顔を逸らし、レナも頭を悩ませる。まさか自分が捕まえたライコフが犯罪者から王女の側近に成り上がり、しかも現在は冒険都市にてシャドル公爵家のオウネンと手を組んでいるという事実に溜息を吐く。
カレハの側近として仕えたライコフがオウネンと手を組み、緑影の精鋭部隊を洗脳で操ってティナの命を狙った事から今回の事件の黒幕は「カレハ」である可能性が高い。過去に失敗したにも関わらずに性懲りもせずにティナの命を狙った事から未だにヨツバ王国の王位の座を狙っている事は間違いなく、このまま放置すればいずれティナの身に災いが襲い掛かるだろう。
「くそっ、ナオやシズネの事も救わないといけないのにティナまで命を狙われるなんて……仕方ない、こうなったらエリナ達もしばらくは俺達と一緒に行動してもらうよ。この様子だと国に戻るのも危険でしょ?」
「マジっすか?兄貴が傍にいてくれるなら百人力っす!!」
「……私と部下はどうするつもりだ?」
レナの言葉にエリナは喜びの声を上げるが、捕縛されている状態のラナはレナを睨みつけ、自分達の処遇を尋ねる。洗脳されていたとはいえ、彼女達がティナの命を狙ったのは事実である。だが、そんなラナに対してレナは落ちていた彼女の短剣を拾い上げ、彼女に差し出す。
「力を貸してほしい、といったらどうする?」
「断る……ハヅキ様を守れなかったお前の言う事を聞く義理はない」
「なっ……おい、お前!!レナはあの時……」
「ダイン!!」
ラナの言葉にダインが怒りを抱いて言い返そうとしたが、それをレナは止める。ハヅキが殺される場に居たゴンゾウやコトミンもラナに対して言いたいことはあったが、我慢して話を聞く。
「確かに俺はハヅキさんを……いや、御祖母様を守れなかった。だけど、俺はあの人と約束をした。その約束を果たすまで俺はこの聖痕を手放すつもりはない」
「黙れ!!その聖痕はハヅキ家の正統後継者のみに受け継がれる物だ。人間のお前がそもそも受け継いで良いものではない!!」
「それを決めるのはあんたじゃない、ハヅキ家の人間だろ?」
レナの言葉にラナは何も言い返せず、彼女はあくまでもハヅキ家に従う緑影の暗殺者に過ぎない。他者が何を言おうとレナが風の聖痕を継承したのは前任者のハヅキの意思であり、当主が存在しなくなったハヅキ家の後継者はレナしか存在しない。
「母上も叔母様もハヅキ家から出た。なら今のハヅキ家の後継者は俺だ……なんて言ってもあんたは俺に従わないんだろう?」
「……当然だ」
「これだけは言っておく……あんた達に御祖母様を殺したミドルは倒せない、だから無駄死にするような真似はよせ」
「っ……!!」
ラナは自分が解放されれば真っ先に主君を殺したミドルを見つけ出し、殺害するつもりだった。しかし、ミドルの実力を知らないラナにレナは忠告する。
「本当にミドルを倒したいと考えているなら俺達と協力してくれ。それが無理ならせめて俺達とここで起きた事は誰にも話さないでほしい……それだけだよ」
「……くだらない、お前と協力すればミドルを殺せるというのか?奴の背後にはあの王妃がいる、お前達のようなガキ共に何が出来る?」
「そのガキ共に負けたあんた等がそれを言う?年齢なんて関係ない、俺達は皆を救ってあのむかつく王妃をぶちのめす。それだけだよ」
「…………」
レナの言葉がただの子供の戯言には聞こえなかったラナは黙り込み、このまま自分達が王都に向かったところでミドルを殺害できる保証はなく、だからといって任務を破棄して国に戻るような真似をすれば命はない。ラナはどうしても主君の仇であるミドルを討ちたいと考え、恥を忍んでレナの要求を受け入れた。
「……私達は何をすればいい?」
「俺達の仲間を探してほしい、それと早急に王都の様子を知りたい。出来ればあと3日以内に」
「分かった……なら、仲間たちと話をさせてくれ」
覚悟を決めたラナはレナから差し出された短剣を受け取り、気絶している仲間達に視線を向けると、レナはコトミンに倒れている彼女の仲間の治療を願う――
※ラナは残念ながらヒロインじゃありません。ツンデレ枠はシズネで埋まっています。
エリナの代わりにラナが口を開き、カレハがティナを恨むまでの経緯を語る。国王の第一子で王位継承者として育てられたカレハは自分が将来ヨツバ王国の王となる事を信じてきた。しかし、その将来を奪ったのがよりにもよって末の妹である事に衝撃を受ける。
知識や武芸においてティナはカレハの足元にも応じないだろう。だが、彼女には圧倒的な魔法の才気が満ち溢れており、国王を凌ぐその魔力の高さはマリアにも並ぶ。カレハは姉弟の中では魔法の才能という点ではティナの次に高いが、残念ながら生まれ持っ魔法の資質は努力だけでは帰る事は出来ない。
魔術師としての資質に勝るティナが新たな国王の継承者として選ばれたカレハは荒み、他の姉弟とも関わらなくなった。それを心配したデブリは彼女が居心地の悪さを感じる王都から離れさせ、彼女の世話役を任せていた公爵家の元へ送る。だが、その行為が逆にカレハを追い込んでしまう。
「国王様はカレハ様を王都に引き離してから数年後、王都にティナ様の命を狙った暗殺者の集団が現れた。幸い、当時の王国四騎士が暗殺者集団の撃退に成功したが、捕まえた暗殺者に拷問を掛けた所、暗殺者を送り込んだのはカレハ様だと判明した」
「そんな!?」
「残念ながら事実です。当然ですけど普段は温厚な国王様も怒ってカレハ様を呼び出して詰問しました。カレハ様はあくまでも自分は関りはないと言い続けましたが、次々と証拠が発見して最終的には自白したそうです……いくら自分の子供とはいえ、罪を犯した者を許せないという事で国王様はカレハ様の王位継承権を永久剥奪しました。だからその存在を無暗に語る事も許されない御方だ」
「それは……ちょっと甘いんじゃないの?」
姉弟であるティナを殺そうとしたにも関わらずにカレハの処罰が甘すぎるのではないかとレナは考えたが、国王としても苦渋の決断をしたらしく、実際にその後のカレハは苦難な人生を歩んだという。
「確かに処罰は軽いと思われるかもしれないが、実の妹を殺そうとしたカレハ様は軟禁に近い状態で王都から離れた場所で暮らす事を強要された。カレハ様の境遇に同情を感じていた貴族達も去り、あの方はヨツバ王国の片隅に存在する土地で暮らしているはずだった」
「でも、その人がどうしてライコフを迎え入れる事が出来たの?」
「ライコフはティナ様が産まれる前にカレハ様と面識があったと聞いている。だからライコフが牢獄に送り込まれると聞いたカレハ様が書状で国王様にライコフの釈放を願ったらしい。国王様はカレハ様の願いを聞き入れ、特例としてライコフの罪を免除してカレハ様の側近の兵士の一人として認めた」
「それはいくら何でも甘すぎるでしょ!!」
ライコフはティナを襲っただけでなく、ヨツバ王国の重要機密を旧帝国に渡そうとした大罪人であるのにあっさりと娘の願いだからと許してしまうヨツバ王国の国王にレナは怒るが、この処遇はエリナもラナも同意なのかなんとも言えない表情を浮かべる。
「国王様はカレハ様に強く出られないのはヨツバ王国の慣わしとはいえ、王位の座をティナに譲らせた事を未だに気にかけている。だからカレハ様の行動を強く咎められないのだろうが……」
「それでもライコフの件は相当に揉めましたね。結局は監視付きという条件でライコフの他に数名の兵士をカレハ様の側近として就任させる事で反対派の人間も納得したそうですけど」
「国王、親バカ」
「……否定できない」
コトミンの辛辣な言葉にエリナとラナは顔を逸らし、レナも頭を悩ませる。まさか自分が捕まえたライコフが犯罪者から王女の側近に成り上がり、しかも現在は冒険都市にてシャドル公爵家のオウネンと手を組んでいるという事実に溜息を吐く。
カレハの側近として仕えたライコフがオウネンと手を組み、緑影の精鋭部隊を洗脳で操ってティナの命を狙った事から今回の事件の黒幕は「カレハ」である可能性が高い。過去に失敗したにも関わらずに性懲りもせずにティナの命を狙った事から未だにヨツバ王国の王位の座を狙っている事は間違いなく、このまま放置すればいずれティナの身に災いが襲い掛かるだろう。
「くそっ、ナオやシズネの事も救わないといけないのにティナまで命を狙われるなんて……仕方ない、こうなったらエリナ達もしばらくは俺達と一緒に行動してもらうよ。この様子だと国に戻るのも危険でしょ?」
「マジっすか?兄貴が傍にいてくれるなら百人力っす!!」
「……私と部下はどうするつもりだ?」
レナの言葉にエリナは喜びの声を上げるが、捕縛されている状態のラナはレナを睨みつけ、自分達の処遇を尋ねる。洗脳されていたとはいえ、彼女達がティナの命を狙ったのは事実である。だが、そんなラナに対してレナは落ちていた彼女の短剣を拾い上げ、彼女に差し出す。
「力を貸してほしい、といったらどうする?」
「断る……ハヅキ様を守れなかったお前の言う事を聞く義理はない」
「なっ……おい、お前!!レナはあの時……」
「ダイン!!」
ラナの言葉にダインが怒りを抱いて言い返そうとしたが、それをレナは止める。ハヅキが殺される場に居たゴンゾウやコトミンもラナに対して言いたいことはあったが、我慢して話を聞く。
「確かに俺はハヅキさんを……いや、御祖母様を守れなかった。だけど、俺はあの人と約束をした。その約束を果たすまで俺はこの聖痕を手放すつもりはない」
「黙れ!!その聖痕はハヅキ家の正統後継者のみに受け継がれる物だ。人間のお前がそもそも受け継いで良いものではない!!」
「それを決めるのはあんたじゃない、ハヅキ家の人間だろ?」
レナの言葉にラナは何も言い返せず、彼女はあくまでもハヅキ家に従う緑影の暗殺者に過ぎない。他者が何を言おうとレナが風の聖痕を継承したのは前任者のハヅキの意思であり、当主が存在しなくなったハヅキ家の後継者はレナしか存在しない。
「母上も叔母様もハヅキ家から出た。なら今のハヅキ家の後継者は俺だ……なんて言ってもあんたは俺に従わないんだろう?」
「……当然だ」
「これだけは言っておく……あんた達に御祖母様を殺したミドルは倒せない、だから無駄死にするような真似はよせ」
「っ……!!」
ラナは自分が解放されれば真っ先に主君を殺したミドルを見つけ出し、殺害するつもりだった。しかし、ミドルの実力を知らないラナにレナは忠告する。
「本当にミドルを倒したいと考えているなら俺達と協力してくれ。それが無理ならせめて俺達とここで起きた事は誰にも話さないでほしい……それだけだよ」
「……くだらない、お前と協力すればミドルを殺せるというのか?奴の背後にはあの王妃がいる、お前達のようなガキ共に何が出来る?」
「そのガキ共に負けたあんた等がそれを言う?年齢なんて関係ない、俺達は皆を救ってあのむかつく王妃をぶちのめす。それだけだよ」
「…………」
レナの言葉がただの子供の戯言には聞こえなかったラナは黙り込み、このまま自分達が王都に向かったところでミドルを殺害できる保証はなく、だからといって任務を破棄して国に戻るような真似をすれば命はない。ラナはどうしても主君の仇であるミドルを討ちたいと考え、恥を忍んでレナの要求を受け入れた。
「……私達は何をすればいい?」
「俺達の仲間を探してほしい、それと早急に王都の様子を知りたい。出来ればあと3日以内に」
「分かった……なら、仲間たちと話をさせてくれ」
覚悟を決めたラナはレナから差し出された短剣を受け取り、気絶している仲間達に視線を向けると、レナはコトミンに倒れている彼女の仲間の治療を願う――
※ラナは残念ながらヒロインじゃありません。ツンデレ枠はシズネで埋まっています。
0
お気に入りに追加
16,550
あなたにおすすめの小説
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。
【完結】実はチートの転生者、無能と言われるのに飽きて実力を解放する
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング1位獲得作品!!】
最強スキル『適応』を与えられた転生者ジャック・ストロングは16歳。
戦士になり、王国に潜む悪を倒すためのユピテル英才学園に入学して3ヶ月がたっていた。
目立たないために実力を隠していたジャックだが、学園長から次のテストで成績がよくないと退学だと脅され、ついに実力を解放していく。
ジャックのライバルとなる個性豊かな生徒たち、実力ある先生たちにも注目!!
彼らのハチャメチャ学園生活から目が離せない!!
※小説家になろう、カクヨム、エブリスタでも投稿中
間違い召喚! 追い出されたけど上位互換スキルでらくらく生活
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は20歳独身、名は小日向 連(こひなた れん)うだつの上がらないダメ男だ
ひょんなことから異世界に召喚されてしまいました。
間違いで召喚された為にステータスは最初見えない状態だったけどネットのネタバレ防止のように背景をぼかせば見えるようになりました。
多分不具合だとおもう。
召喚した女と王様っぽいのは何も持っていないと言って僕をポイ捨て、なんて世界だ。それも元の世界には戻せないらしい、というか戻さないみたいだ。
そんな僕はこの世界で苦労すると思ったら大間違い、王シリーズのスキルでウハウハ、製作で人助け生活していきます
◇
四巻が販売されました!
今日から四巻の範囲がレンタルとなります
書籍化に伴い一部ウェブ版と違う箇所がございます
追加場面もあります
よろしくお願いします!
一応191話で終わりとなります
最後まで見ていただきありがとうございました
コミカライズもスタートしています
毎月最初の金曜日に更新です
お楽しみください!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】魔王を倒してスキルを失ったら「用済み」と国を追放された勇者、数年後に里帰りしてみると既に祖国が滅んでいた
きなこもちこ
ファンタジー
🌟某小説投稿サイトにて月間3位(異ファン)獲得しました!
「勇者カナタよ、お前はもう用済みだ。この国から追放する」
魔王討伐後一年振りに目を覚ますと、突然王にそう告げられた。
魔王を倒したことで、俺は「勇者」のスキルを失っていた。
信頼していたパーティメンバーには蔑まれ、二度と国の土を踏まないように察知魔法までかけられた。
悔しさをバネに隣国で再起すること十数年……俺は結婚して妻子を持ち、大臣にまで昇り詰めた。
かつてのパーティメンバー達に「スキルが無くても幸せになった姿」を見せるため、里帰りした俺は……祖国の惨状を目にすることになる。
※ハピエン・善人しか書いたことのない作者が、「追放」をテーマにして実験的に書いてみた作品です。普段の作風とは異なります。
※小説家になろう、カクヨムさんで同一名義にて掲載予定です
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
異世界居酒屋さわこさん細腕繁盛記
鬼ノ城ミヤ(天邪鬼ミヤ)
ファンタジー
陸奥さわこ 3*才独身
父が経営していた居酒屋「酒話(さけばなし)」を父の他界とともに引き継いで5年
折からの不況の煽りによってこの度閉店することに……
家賃の安い郊外へ引っ越したさわこだったが不動産屋の手違いで入居予定だったアパートはすでに入居済
途方にくれてバス停でたたずんでいたさわこは、そこで
「薬草を採りにきていた」
という不思議な女子に出会う。
意気投合したその女性の自宅へお邪魔することになったさわこだが……
このお話は
ひょんなことから世界を行き来する能力をもつ酒好きな魔法使いバテアの家に居候することになったさわこが、バテアの魔法道具のお店の裏で居酒屋さわこさんを開店し、異世界でがんばるお話です
異世界は『一妻多夫制』!?溺愛にすら免疫がない私にたくさんの夫は無理です!?
すずなり。
恋愛
ひょんなことから異世界で赤ちゃんに生まれ変わった私。
一人の男の人に拾われて育ててもらうけど・・・成人するくらいから回りがなんだかおかしなことに・・・。
「俺とデートしない?」
「僕と一緒にいようよ。」
「俺だけがお前を守れる。」
(なんでそんなことを私にばっかり言うの!?)
そんなことを思ってる時、父親である『シャガ』が口を開いた。
「何言ってんだ?この世界は男が多くて女が少ない。たくさん子供を産んでもらうために、何人とでも結婚していいんだぞ?」
「・・・・へ!?」
『一妻多夫制』の世界で私はどうなるの!?
※お話は全て想像の世界になります。現実世界とはなんの関係もありません。
※誤字脱字・表現不足は重々承知しております。日々精進いたしますのでご容赦ください。
ただただ暇つぶしに楽しんでいただけると幸いです。すずなり。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。