265 / 2,083
闘技祭 決戦編
四騎士リンダVS剛腕ゴウ
しおりを挟む
「うおおおっ!!」
「ふんっ!!」
試合場では二人の巨人族が向かい合い、片方は老齢の巨人族、もう片方はダイゴ程ではないが体格が大きい若手の巨人族だった。両者は互いに向き合い、拳を交わす。
「ぬんっ!!」
「ぐはぁっ……!?くそっ……ふぅんっ!!」
「甘いわっ!!」
「げふぅっ!?」
老齢の巨人に対してもう片方の巨人は何度も拳を繰り出すが、その攻撃に対して老齢の巨人は確実に迎撃を合わせ、徐々に追い詰める。巨人族は技よりも力を重視する戦法を好むが、この老齢の巨人はまるで歴戦の格闘家のように高い戦闘技術を誇り、確実に反撃を加える。
「ぐふぅ……何故だ、どうして正面から戦わない!!」
「おかしなことを言うな、さっきから戦っておるだろう?」
「違う!!お前の戦い方は巨人族の戦い方ではない!!」
若い巨人は執拗に自分が攻撃を繰り出した時にのみに反撃を行い、自分から仕掛けようとしない老齢の巨人に怒りを抱く。力を重視する巨人族の間での決闘はお互いの腕力を比べるために正面から殴り合うのが基本だが、老齢の巨人は決して自分から攻撃を仕掛けず、的確に相手の攻撃を見切って反撃を行う。
「ふっ……若者よ、儂は既に年老いておる。若かりし頃は今のお前の様に腕力任せで戦っていたが、今の儂にはそんな真似は出来んのだ」
「何を言う!!お主は将軍ではないか!!その腕で今の地位に上り詰めたのだろう!?」
「確かにお前の言う通り、若い頃の儂は腕力だけで今の地位に就いた。しかし、年齢を重ねるごとに儂は衰えた……もうお前のような青二才を力尽くでねじ伏せる事も出来ん」
「馬鹿なっ!!ならば何故貴様はその年齢まで将軍で居続けられる!?」
老齢の巨人の言葉に若い巨人は戸惑うが、そんな彼の質問に答えるように老齢の巨人は初めて自分から攻撃を繰り出す。
「これが答えだ……正拳!!」
「うぐぁっ!?」
空手の「正拳突き」を意識させる動作で老齢の巨人の拳が若い巨人の胸元に的中し、相手を吹き飛ばす。その動作を見た多くの武芸者が驚愕の表情を浮かべ、彼の一連の動作だけで技量の高さを思い知らされる。
「ば、馬鹿な……何だこの威力は……!?」
「これが「技術」だ若造よ……儂等もそろそろ考えを改める必要があるかもしれん。力だけではどうにもならない相手が現れた時、頼りになるのはやはり技術よ」
「ぐうっ……」
吹き飛ばされた巨人は気絶したのか動かなくなり、その光景を確認した老齢の巨人は両手を合わせて頭を下げる。そして自分達の戦闘を一部始終観察していたリンダに振り返った。
「ふむ……お主がリンダか、噂は耳にしているぞ。森人族の中でも最強の格闘家らしいな」
「お初にお目にかかります。貴方が巨人族の「剛腕」のゴウ将軍ですね」
「はっはっはっ!!その名前で呼ばれるのは懐かしいのう……剛腕と言われても、今ではこのような細腕じゃ」
リンダの言葉に巨人族の代表であり、将軍でもある「ゴウ」は朗らかな笑みを浮かべる。ゴウの年齢は既に70を迎えようとしているが、将軍職に就いてから40年以上も経過しており、未だに引退せずに現役を貫いている。彼の名前は世界にも知れ渡っており、その実力はバルトロス王国や獣人国の将軍を凌駕すると言われている。
「お主の事は儂も前から知っておるぞ。四騎士の中でも最強の騎士だとな」
「只の噂です。私など、他の三人と比べれば大したこと才気はありません」
「ふふふっ……お主の名前は儂が将軍に就く前から聞いておる。だからこそ手合せしてみたいと思っていた」
「奇遇ですね。私もゴウ将軍とは一度手合せをしたいと思っていました」
ゴウの言葉に普段は無表情のリンダは珍しく笑みを浮かべ、両者は向き合う。その光景に観衆は息を飲み、あまりの緊迫感に声援も上がらない。
「――正拳!!」
「――発徑!!」
同時に二人は右腕を突き出し、ゴウは拳を握りしめているのに対し、リンダは掌を開いて突き出す。拳と掌底が衝突した瞬間、強烈な衝撃波が試合場に発生し、お互いの肉体が土煙を舞い上げながら交代する。
「ぬううっ……!!流石だな!!」
「ぐっ……!!なんと凄まじい……しかし!!」
お互いの右腕が痺れながらもリンダとゴウは駆け出し、今度は同時に右足の回し蹴りを放つ。
「ぬんっ!!」
「輪脚!!」
体格も体重もゴウが遥かに上回るが、リンダは戦技を発動させて加速し、迫りくる足を弾き返す。しかし、ゴウも即座に体勢を整え、左拳を突き出す。
「下突き!!」
「ふっ!!」
空手の下段突きのようにゴウは拳を叩きつけるが、リンダはそれを予測していたかのように上空に回避すると、拳の上に乗り込み、飛び膝蹴りを放つ。
「はああっ!!」
「甘いわっ!!」
だが、突き出された膝蹴りをゴウは自ら額で受け止め、二人は苦痛の表情を浮かべながらもお互いに距離を取る。一進一退の攻防に観客は遅れて声援を上げ、既に予選を通過した参加者も目を離せない。
※リンダの強さはアイラに匹敵します。彼女も「拳鬼」です。それと明日の更新で重大発表があります……(´ω`)フフフ
「ふんっ!!」
試合場では二人の巨人族が向かい合い、片方は老齢の巨人族、もう片方はダイゴ程ではないが体格が大きい若手の巨人族だった。両者は互いに向き合い、拳を交わす。
「ぬんっ!!」
「ぐはぁっ……!?くそっ……ふぅんっ!!」
「甘いわっ!!」
「げふぅっ!?」
老齢の巨人に対してもう片方の巨人は何度も拳を繰り出すが、その攻撃に対して老齢の巨人は確実に迎撃を合わせ、徐々に追い詰める。巨人族は技よりも力を重視する戦法を好むが、この老齢の巨人はまるで歴戦の格闘家のように高い戦闘技術を誇り、確実に反撃を加える。
「ぐふぅ……何故だ、どうして正面から戦わない!!」
「おかしなことを言うな、さっきから戦っておるだろう?」
「違う!!お前の戦い方は巨人族の戦い方ではない!!」
若い巨人は執拗に自分が攻撃を繰り出した時にのみに反撃を行い、自分から仕掛けようとしない老齢の巨人に怒りを抱く。力を重視する巨人族の間での決闘はお互いの腕力を比べるために正面から殴り合うのが基本だが、老齢の巨人は決して自分から攻撃を仕掛けず、的確に相手の攻撃を見切って反撃を行う。
「ふっ……若者よ、儂は既に年老いておる。若かりし頃は今のお前の様に腕力任せで戦っていたが、今の儂にはそんな真似は出来んのだ」
「何を言う!!お主は将軍ではないか!!その腕で今の地位に上り詰めたのだろう!?」
「確かにお前の言う通り、若い頃の儂は腕力だけで今の地位に就いた。しかし、年齢を重ねるごとに儂は衰えた……もうお前のような青二才を力尽くでねじ伏せる事も出来ん」
「馬鹿なっ!!ならば何故貴様はその年齢まで将軍で居続けられる!?」
老齢の巨人の言葉に若い巨人は戸惑うが、そんな彼の質問に答えるように老齢の巨人は初めて自分から攻撃を繰り出す。
「これが答えだ……正拳!!」
「うぐぁっ!?」
空手の「正拳突き」を意識させる動作で老齢の巨人の拳が若い巨人の胸元に的中し、相手を吹き飛ばす。その動作を見た多くの武芸者が驚愕の表情を浮かべ、彼の一連の動作だけで技量の高さを思い知らされる。
「ば、馬鹿な……何だこの威力は……!?」
「これが「技術」だ若造よ……儂等もそろそろ考えを改める必要があるかもしれん。力だけではどうにもならない相手が現れた時、頼りになるのはやはり技術よ」
「ぐうっ……」
吹き飛ばされた巨人は気絶したのか動かなくなり、その光景を確認した老齢の巨人は両手を合わせて頭を下げる。そして自分達の戦闘を一部始終観察していたリンダに振り返った。
「ふむ……お主がリンダか、噂は耳にしているぞ。森人族の中でも最強の格闘家らしいな」
「お初にお目にかかります。貴方が巨人族の「剛腕」のゴウ将軍ですね」
「はっはっはっ!!その名前で呼ばれるのは懐かしいのう……剛腕と言われても、今ではこのような細腕じゃ」
リンダの言葉に巨人族の代表であり、将軍でもある「ゴウ」は朗らかな笑みを浮かべる。ゴウの年齢は既に70を迎えようとしているが、将軍職に就いてから40年以上も経過しており、未だに引退せずに現役を貫いている。彼の名前は世界にも知れ渡っており、その実力はバルトロス王国や獣人国の将軍を凌駕すると言われている。
「お主の事は儂も前から知っておるぞ。四騎士の中でも最強の騎士だとな」
「只の噂です。私など、他の三人と比べれば大したこと才気はありません」
「ふふふっ……お主の名前は儂が将軍に就く前から聞いておる。だからこそ手合せしてみたいと思っていた」
「奇遇ですね。私もゴウ将軍とは一度手合せをしたいと思っていました」
ゴウの言葉に普段は無表情のリンダは珍しく笑みを浮かべ、両者は向き合う。その光景に観衆は息を飲み、あまりの緊迫感に声援も上がらない。
「――正拳!!」
「――発徑!!」
同時に二人は右腕を突き出し、ゴウは拳を握りしめているのに対し、リンダは掌を開いて突き出す。拳と掌底が衝突した瞬間、強烈な衝撃波が試合場に発生し、お互いの肉体が土煙を舞い上げながら交代する。
「ぬううっ……!!流石だな!!」
「ぐっ……!!なんと凄まじい……しかし!!」
お互いの右腕が痺れながらもリンダとゴウは駆け出し、今度は同時に右足の回し蹴りを放つ。
「ぬんっ!!」
「輪脚!!」
体格も体重もゴウが遥かに上回るが、リンダは戦技を発動させて加速し、迫りくる足を弾き返す。しかし、ゴウも即座に体勢を整え、左拳を突き出す。
「下突き!!」
「ふっ!!」
空手の下段突きのようにゴウは拳を叩きつけるが、リンダはそれを予測していたかのように上空に回避すると、拳の上に乗り込み、飛び膝蹴りを放つ。
「はああっ!!」
「甘いわっ!!」
だが、突き出された膝蹴りをゴウは自ら額で受け止め、二人は苦痛の表情を浮かべながらもお互いに距離を取る。一進一退の攻防に観客は遅れて声援を上げ、既に予選を通過した参加者も目を離せない。
※リンダの強さはアイラに匹敵します。彼女も「拳鬼」です。それと明日の更新で重大発表があります……(´ω`)フフフ
0
お気に入りに追加
16,534
あなたにおすすめの小説
勘当貴族なオレのクズギフトが強すぎる! ×ランクだと思ってたギフトは、オレだけ使える無敵の能力でした
赤白玉ゆずる
ファンタジー
【10/23コミカライズ開始!】
『勘当貴族なオレのクズギフトが強すぎる!』のコミカライズが連載開始されました!
颯希先生が描いてくださるリュークやアニスたちが本当に素敵なので、是非ご覧になってくださいませ。
【第2巻が発売されました!】
今回も改稿や修正を頑張りましたので、皆様どうぞよろしくお願いいたします。
イラストは蓮禾先生が担当してくださいました。サクヤとポンタ超可愛いですよ。ゾンダールもシブカッコイイです!
素晴らしいイラストの数々が載っておりますので、是非見ていただけたら嬉しいです。
【ストーリー紹介】
幼い頃、孤児院から引き取られた主人公リュークは、養父となった侯爵から酷い扱いを受けていた。
そんなある日、リュークは『スマホ』という史上初の『Xランク』スキルを授かる。
養父は『Xランク』をただの『バツランク』だと馬鹿にし、リュークをきつくぶん殴ったうえ、親子の縁を切って家から追い出す。
だが本当は『Extraランク』という意味で、超絶ぶっちぎりの能力を持っていた。
『スマホ』の能力――それは鑑定、検索、マップ機能、動物の言葉が翻訳ができるほか、他人やモンスターの持つスキル・魔法などをコピーして取得が可能なうえ、写真に撮ったものを現物として出せたり、合成することで強力な魔導装備すら製作できる最凶のものだった。
貴族家から放り出されたリュークは、朱鷺色の髪をした天才美少女剣士アニスと出会う。
『剣姫』の二つ名を持つアニスは雲の上の存在だったが、『スマホ』の力でリュークは成り上がり、徐々にその関係は接近していく。
『スマホ』はリュークの成長とともにさらに進化し、最弱の男はいつしか世界最強の存在へ……。
どん底だった主人公が一発逆転する物語です。
※別小説『ぶっ壊れ錬金術師(チート・アルケミスト)はいつか本気を出してみたい 魔導と科学を極めたら異世界最強になったので、自由気ままに生きていきます』も書いてますので、そちらもどうぞよろしくお願いいたします。
孤児のTS転生
シキ
ファンタジー
とある地球という星に住む男は仕事帰りに通り魔により殺されてしまった。
次に目を開けた時、男の頭の中には一人の少女の記憶が駆け巡り自分が今置かれている状況を知る。
此処は地球という星ではなく科学の代わりに魔法が発展した俗に言う異世界という所だった。
記憶によれば自分は孤児であり街の片隅にあるスラムにいるらしい。
何をするにもまず動かなくてはならない。
今日も探索、採取、狩猟、研究をする日々。
自分がまったりする日は少ししかない。
年齢5歳の身体から始まる鬼畜な世界で生き抜く為、今日も頑張ります!
チャネリングごっこの答え
一郎丸ゆう子
エッセイ・ノンフィクション
霊感とかはまったくないのですが、YouTubeで宇宙語でチャネリングしてる人がいて、やってみたくなったので真似してたら、なんとなく答えが降りてきて、誰かに言いたくなったのでここで発表させてください。
これが神様の声なのか、ハイヤーセルフのメッセージなのか、私の潜在意識なのか、ただの妄想なのかわかりませんが、なんか気になる!って思うところがあったら、今のあなたに必要なメッセージなのかもしれません。
飽くまで私の感覚ですので、絶対鵜呑みにはしないでくださいね。
あなたが幸せになれるように受け取ってください。
馬鹿なおばさんが変な事いってるう😆 と思って気楽に読んでいただければ幸いです。
【完結】『飯炊き女』と呼ばれている騎士団の寮母ですが、実は最高位の聖女です
葉桜鹿乃
恋愛
ルーシーが『飯炊き女』と、呼ばれてそろそろ3年が経とうとしている。
王宮内に兵舎がある王立騎士団【鷹の爪】の寮母を担っているルーシー。
孤児院の出で、働き口を探してここに配置された事になっているが、実はこの国の最も高貴な存在とされる『金剛の聖女』である。
王宮という国で一番安全な場所で、更には周囲に常に複数人の騎士が控えている場所に、本人と王族、宰相が話し合って所属することになったものの、存在を秘する為に扱いは『飯炊き女』である。
働くのは苦では無いし、顔を隠すための不細工な丸眼鏡にソバカスと眉を太くする化粧、粗末な服。これを襲いに来るような輩は男所帯の騎士団にも居ないし、聖女の力で存在感を常に薄めるようにしている。
何故このような擬態をしているかというと、隣国から聖女を狙って何者かが間者として侵入していると言われているためだ。
隣国は既に瘴気で汚れた土地が多くなり、作物もまともに育たないと聞いて、ルーシーはしばらく隣国に行ってもいいと思っているのだが、長く冷戦状態にある隣国に行かせるのは命が危ないのでは、と躊躇いを見せる国王たちをルーシーは説得する教養もなく……。
そんな折、ある日の月夜に、明日の雨を予見して変装をせずに水汲みをしている時に「見つけた」と言われて振り向いたそこにいたのは、騎士団の中でもルーシーに優しい一人の騎士だった。
※感想の取り扱いは近況ボードを参照してください。
※小説家になろう様でも掲載予定です。
溜息だって吐きたくなるわっ!〜100賢人仕込みの龍姫は万年反抗期〜
ぽん
ファンタジー
ロンサンティエ帝国・・・龍に愛された国は待ちに待った時を迎えていた。
国を上げての慶事に王城は湧き立っていた。
《龍より贈られし巫女が国に繁栄を齎す。》
先代の巫女が亡くなってから500年。
その間、栄華を貪り尽くした王族や貴族は堕落し民に苦行を強いていた。
龍気が宿る宝樹を復活させよ。
強欲に塗れた王侯貴族が巫女の登場を首を長くして待っている。
「面倒臭い・・・。」
これは、龍に愛された1人の娘が国を引っ掻き回すお話。
100人の賢人にスキルを叩き込まれた完全無双な美しい娘。
ちょっと口が悪いが、大好きな龍達と共に後宮を生き抜く娘の姿をご覧あれ。
ーーーーーーーーーー
世界観は西洋と中華を織り交ぜたいと思います。
違和感を感じる方がいらっしゃいましたら申し訳ありません。
広い心で見逃して下さいませ。
ゆるりと投稿して参ります。
どうぞ、最後まで気長にお付き合い下さい。
※念の為にR15をつけております。
※誤字脱字を含め、稚拙な部分が御座いましたら、呆れながらもご愛嬌とお許し下さい。
以下の作品も投稿しております。
暇なお時間にどうぞ覗いて頂けると嬉しいです。
《拾ったものは大切にしましょう〜子狼に気に入られた男の転移物語〜》
《続・拾ったものは大切にしましょう〜子狼に気に入られた男の転移物語〜》
《地獄の沙汰も酒次第・・・街に愛された殺し屋達に会いたいのならBar Hopeへようこそ》
いずれ最強の錬金術師?
小狐丸
ファンタジー
テンプレのごとく勇者召喚に巻き込まれたアラフォーサラリーマン入間 巧。何の因果か、女神様に勇者とは別口で異世界へと送られる事になる。
女神様の過保護なサポートで若返り、外見も日本人とはかけ離れたイケメンとなって異世界へと降り立つ。
けれど男の希望は生産職を営みながらのスローライフ。それを許さない女神特性の身体と能力。
はたして巧は異世界で平穏な生活を送れるのか。
**************
本編終了しました。
只今、暇つぶしに蛇足をツラツラ書き殴っています。
お暇でしたらどうぞ。
書籍版一巻〜七巻発売中です。
コミック版一巻〜二巻発売中です。
よろしくお願いします。
**************
信じた聖女に裏切られて王国に処刑された死に戻りの第六王子は、復讐のために隣国の『ギロチン皇女』と再び婚約した結果、溺愛されて幸せになりました
サンボン
ファンタジー
「喜べギュスターヴよ! ストラスクライド皇国の第一皇女、アビゲイル殿下との婚約が決まったぞ!」
父である国王からこの台詞を聞いたのは、これで二度目だ。
ヴァルロワ王国の第六王子であるギュスターヴは、実は二度目の人生を送っている。
一度目の人生で、王国に、国王に、五人の兄達に、そして……たった一人の味方であると信じていた、聖女セシルに裏切られ、断頭台で処刑されて。
だが、この二度目の人生は、必ず生き残る。
自分を裏切った全ての者に復讐し、絶望と苦しみを与えるために。
そして。
「ギュスターヴ殿下。ずっと……おした――」
一度目の人生で、自分の婚約者である『ギロチン皇女』、アビゲイルの最後の言葉の続きを知るために。
これは、全ての者に裏切られた男が、笑わない皇女と共に死に戻った世界で幸せをつかむ物語。
可愛いけど最強? 異世界でもふもふ友達と大冒険!
ありぽん
ファンタジー
[お知らせ] 書籍化決定!! 皆様、応援ありがとうございます!!
2023年03月20日頃出荷予定です!! 詳しくは今後の刊行予定をご覧ください。
施設で暮らす中学1年生の長瀬蓮。毎日施設の人間にいいように使われる蓮は、今日もいつものように、施設の雑用を押し付けられ。ようやく自分の部屋へ戻った時には、夜22時を過ぎていた。
そして自分お部屋へ戻り、宿題をやる前に少し休みたいと、ベッドに倒れ込んだ瞬間それは起こった。
強い光が蓮を包み込み、あまりの強い光に目をつぶる蓮。ようやく光が止んできたのが分かりそっと目を開けると…。そこは今まで蓮が居た自分の部屋ではなく、木々が生い茂る場所で。しかも何か体に違和感をおぼえ。
これは蓮が神様の手違いにより異世界に飛ばされ、そこで沢山の友達(もふもふ)と出会い、幸せに暮らす物語。
HOTランキングに載せていただきました。皆様ありがとうございます!!
お気に入り登録2500ありがとうございます!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。