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序章 狩人の孫
第37話 義務
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「君は魔法を誰に教わったのか教えて貰えるかい?」
「えっと……祖父からです」
「祖父!?まさか君の家は魔術師の家系なのかい?」
「多分ですけど……」
父親が魔法が使えたのかは知らないが、レノが魔法を使えるのは魔術師のアルの血を継いでいるからであり、一応は魔術師の家系ということになる。
「君の祖父の名前を教えて貰えるかい?」
「祖父の名前はアルです」
「アル……すまないが聞いたことがないな」
兵士はアルという名前の魔術師に心当たりはなく、それも無理もない話だった。アルが魔術師として活躍していたのは数十年前の話であり、当時の彼は魔術兵として活躍したが、戦争が終わると旅に出て各地を放浪して辺境の地にあるナイ村で余生を過ごしたので名が知られていないのは無理もない。
(やっぱり爺ちゃんを知っている人はいないか……ちょっと悔しいな)
自分の祖父が有名な魔術師ではないことにレノは残念に思い、昔のアルは戦争が起きていた時代では魔術兵として活躍して英雄扱いされていたため、今の時代でも覚えている人間がいないのか期待していただけに兵士の返答に何故か悔しく思う。
レノはアルのことを尊敬しており、そんな彼が今の時代では誰にも覚えられていないことに寂しく思う。しかし、アルは戦争を終えると自分の正体を隠して生きてきた。だから彼のことを知る人間がいないのも無理はないが、レノとしてはアルの行動に納得していない。
(国を守る英雄として扱われたのに、戦争が終わった途端に冷遇するなんて酷い話だ。爺ちゃんは必死にこの国を守るために頑張ったのに……)
国を守るために貢献した祖父が辺境の村で目立たずにひっそりと暮らさなければならなかったことにレノは色々と思う所はあった。だが、そんな彼に兵士は驚くべき言葉を伝えた。
「私はイチノの兵士として魔術師の力を持つ君を放っておくことはできない。領主様に報告し、君を王都の魔法学園に送るように手配しなければならない」
「え!?ちょっと待ってください、どういうことですか!?」
「さっきも言ったように我が国では魔術師の才能を持つ子供は王都の魔法学園に通うことが義務付けられている。若手の魔術師が道を誤らないように魔法の力を正しいことに使うように教育を施さなければならない」
兵士の目から見ればレノはまだ子供であり、魔法を使う力を持っている以上は魔法学園に通う義務がある。しかし、いきなり王都の魔法学園で教育を受けろと言われてもレノは納得できない。
(王都なんてこの村からどれくらい離れてるんだよ……けど、魔法学園ということは俺以外にも魔術師がたくさん通っているのか)
レノはアル以外の魔術師と会ったことがないため、他の魔術師がどのような魔法を扱うのか興味はあった。だが、気掛かりなのはナイ村の今後のことだった。
(俺がいなくなればこの村で狩人はいなくなる。そうなったら山で魔物が迷い込んだら誰も対処できない……それに今回のように魔物が村を襲ってきたらどうなるんだ?)
最近は世界各地で魔物が出没するようになり、今回の一件もレノがいなければ村は滅びかけていた。そんな状況で自分が村を離れて王都の魔法学園に通うことにレノは不安を抱く。
「あの……魔法学園に通わないことはできないんですか?」
「なっ!?何を言ってるんだ!?君程の腕前の魔術師なら魔法学園に通えば必ず大成する!!君だって今よりも魔法の腕を磨きたいと思わないのか!?」
「でも、俺がいなくなったらこの村は誰が守るんですか?」
「だ、大丈夫だ。今回のような一件は滅多に起きない。それに今後は私の方から領主様に報告して村の警備を強化するように取り次ぐ」
兵士はレノが魔法学園に安心して通えるように村の警備を固めることを約束するが、そんな話を聞かされてもレノは心の底から安心はできない。何故ならば今回の事件の主犯のホブゴブリンはイチノの警備副隊長を倒した凶悪な魔物だった。
ホブゴブリンが何処から訪れたのかは知らないが、イチノの警備副隊長は魔術師でありながら敗れた。ホブゴブリンが偶然にも赤毛熊のマントを入手していたので副隊長の魔法は無効化されて無惨に殺されたことは分かっている。しかし、もしも逃げ出した武装ゴブリンが再び村を襲ってきたら今度は村人も兵士も皆殺しにされるかもしれない。
「すいません、やっぱり俺はこの村に残ります。村の皆を守れるのは俺しかいないと思います」
「待ってくれ!!そもそも魔法学園に入るのは国の義務なんだ!!本来なら断れることじゃないんだ!!」
「それなら魔術師は見つからなかったことにしてください。ホブゴブリンは兵士さんが倒したことにすれば問題ないですよね?」
「わ、我々に虚偽を報告しろと言うのか!?いくら命の恩人と言えどもその願いは聞き入れられない!!」
「でも……俺はこの村を離れるわけにはいかないんです」
兵士が説得しようとてもレノは村を守るために聞き入れず、魔法学園に興味はあるがこの村を離れるわけにはいかなかった。アルが死んだ後、レノは彼の代わりに村を守ることを誓う。
(魔法学園に通えば一流の魔術師になれるかもしれないけど、この村を守れるだけの力さえあればいいんだ……そうだよね、爺ちゃん?)
アルのように村を陰ながら守ると誓ったレノは立ち去ろうとしたが、窓の外から狼の鳴き声が響き渡る。
――ウォオオオンッ!!
村長の屋敷の中でも聞こえる狼の鳴き声にレノと兵士は驚き、特にレノは狼の鳴き声に聞き覚えがあった。レノは兵士を置いて部屋を出ると慌てた様子のゴーマンが駆けつけてきた。
「レノ!!大変だ、化物がまた現れた!?」
「化物!?」
「む、村の南門に馬鹿でかい狼が現れたんだよ!!しかもゴブリンの死骸を加えてやってきた!!」
「狼!?それってまさか……行こう!!」
「あ、ま、待つんだ!!」
狼と聞いてレノは屋敷を飛び出すと遅れてゴーマンと兵士も駆けつける。村の南門には大勢の村人と兵士が武器を手にして集まっており、その中には村長も含まれた。
「村長!!何が起きたんですか!?」
「おおっ、レノか!?あれを見てくれ!!村の外に狼が!!」
村人と兵士が道を開けて南門を指差すと、そこには大量のゴブリンの死骸が転がっていた。恐らくは逃げ出した武装ゴブリンの死骸だと思われ、村の南門の前におかれていた。
死骸の山の傍には大人の馬ほどの大きさを誇る狼が立っていた。その狼は全身が白い体毛で覆われており、口元にはべったりとゴブリンの血がこびりついていた。そして狼の足元には片目に傷を負ったゴブリンがまだ生きていた。
「ギィイイッ!?」
「ウォンッ!!」
「やっぱり……ビャクか!?」
狼の正体は山に残してきたビャクであり、レノが現れると彼は嬉しそうに尻尾を振った。ボアを倒してからビャクは急速に成長し、今ではレノよりも大きく育った。
(ちょっと見ない間にまたでかくなってる気がする……もしかしてボアの肉を食べ続けたせいなのか?)
二頭のボアを討伐して以降、ビャクは急速に成長していた。魔物の肉は野生動物よりも栄養があるのかビャクはみるみると成長し、今ではゴブリン程度ならば単独で討伐できるほどの力を身に着ける。
ビャクの正体はただの狼ではなく、もしかしたら獣型の魔物の可能性もあった。しかし、身体が大きくなってもビャクはレノに懐いており、彼が姿を現わすと嬉しそうに擦り寄ってきた。
「えっと……祖父からです」
「祖父!?まさか君の家は魔術師の家系なのかい?」
「多分ですけど……」
父親が魔法が使えたのかは知らないが、レノが魔法を使えるのは魔術師のアルの血を継いでいるからであり、一応は魔術師の家系ということになる。
「君の祖父の名前を教えて貰えるかい?」
「祖父の名前はアルです」
「アル……すまないが聞いたことがないな」
兵士はアルという名前の魔術師に心当たりはなく、それも無理もない話だった。アルが魔術師として活躍していたのは数十年前の話であり、当時の彼は魔術兵として活躍したが、戦争が終わると旅に出て各地を放浪して辺境の地にあるナイ村で余生を過ごしたので名が知られていないのは無理もない。
(やっぱり爺ちゃんを知っている人はいないか……ちょっと悔しいな)
自分の祖父が有名な魔術師ではないことにレノは残念に思い、昔のアルは戦争が起きていた時代では魔術兵として活躍して英雄扱いされていたため、今の時代でも覚えている人間がいないのか期待していただけに兵士の返答に何故か悔しく思う。
レノはアルのことを尊敬しており、そんな彼が今の時代では誰にも覚えられていないことに寂しく思う。しかし、アルは戦争を終えると自分の正体を隠して生きてきた。だから彼のことを知る人間がいないのも無理はないが、レノとしてはアルの行動に納得していない。
(国を守る英雄として扱われたのに、戦争が終わった途端に冷遇するなんて酷い話だ。爺ちゃんは必死にこの国を守るために頑張ったのに……)
国を守るために貢献した祖父が辺境の村で目立たずにひっそりと暮らさなければならなかったことにレノは色々と思う所はあった。だが、そんな彼に兵士は驚くべき言葉を伝えた。
「私はイチノの兵士として魔術師の力を持つ君を放っておくことはできない。領主様に報告し、君を王都の魔法学園に送るように手配しなければならない」
「え!?ちょっと待ってください、どういうことですか!?」
「さっきも言ったように我が国では魔術師の才能を持つ子供は王都の魔法学園に通うことが義務付けられている。若手の魔術師が道を誤らないように魔法の力を正しいことに使うように教育を施さなければならない」
兵士の目から見ればレノはまだ子供であり、魔法を使う力を持っている以上は魔法学園に通う義務がある。しかし、いきなり王都の魔法学園で教育を受けろと言われてもレノは納得できない。
(王都なんてこの村からどれくらい離れてるんだよ……けど、魔法学園ということは俺以外にも魔術師がたくさん通っているのか)
レノはアル以外の魔術師と会ったことがないため、他の魔術師がどのような魔法を扱うのか興味はあった。だが、気掛かりなのはナイ村の今後のことだった。
(俺がいなくなればこの村で狩人はいなくなる。そうなったら山で魔物が迷い込んだら誰も対処できない……それに今回のように魔物が村を襲ってきたらどうなるんだ?)
最近は世界各地で魔物が出没するようになり、今回の一件もレノがいなければ村は滅びかけていた。そんな状況で自分が村を離れて王都の魔法学園に通うことにレノは不安を抱く。
「あの……魔法学園に通わないことはできないんですか?」
「なっ!?何を言ってるんだ!?君程の腕前の魔術師なら魔法学園に通えば必ず大成する!!君だって今よりも魔法の腕を磨きたいと思わないのか!?」
「でも、俺がいなくなったらこの村は誰が守るんですか?」
「だ、大丈夫だ。今回のような一件は滅多に起きない。それに今後は私の方から領主様に報告して村の警備を強化するように取り次ぐ」
兵士はレノが魔法学園に安心して通えるように村の警備を固めることを約束するが、そんな話を聞かされてもレノは心の底から安心はできない。何故ならば今回の事件の主犯のホブゴブリンはイチノの警備副隊長を倒した凶悪な魔物だった。
ホブゴブリンが何処から訪れたのかは知らないが、イチノの警備副隊長は魔術師でありながら敗れた。ホブゴブリンが偶然にも赤毛熊のマントを入手していたので副隊長の魔法は無効化されて無惨に殺されたことは分かっている。しかし、もしも逃げ出した武装ゴブリンが再び村を襲ってきたら今度は村人も兵士も皆殺しにされるかもしれない。
「すいません、やっぱり俺はこの村に残ります。村の皆を守れるのは俺しかいないと思います」
「待ってくれ!!そもそも魔法学園に入るのは国の義務なんだ!!本来なら断れることじゃないんだ!!」
「それなら魔術師は見つからなかったことにしてください。ホブゴブリンは兵士さんが倒したことにすれば問題ないですよね?」
「わ、我々に虚偽を報告しろと言うのか!?いくら命の恩人と言えどもその願いは聞き入れられない!!」
「でも……俺はこの村を離れるわけにはいかないんです」
兵士が説得しようとてもレノは村を守るために聞き入れず、魔法学園に興味はあるがこの村を離れるわけにはいかなかった。アルが死んだ後、レノは彼の代わりに村を守ることを誓う。
(魔法学園に通えば一流の魔術師になれるかもしれないけど、この村を守れるだけの力さえあればいいんだ……そうだよね、爺ちゃん?)
アルのように村を陰ながら守ると誓ったレノは立ち去ろうとしたが、窓の外から狼の鳴き声が響き渡る。
――ウォオオオンッ!!
村長の屋敷の中でも聞こえる狼の鳴き声にレノと兵士は驚き、特にレノは狼の鳴き声に聞き覚えがあった。レノは兵士を置いて部屋を出ると慌てた様子のゴーマンが駆けつけてきた。
「レノ!!大変だ、化物がまた現れた!?」
「化物!?」
「む、村の南門に馬鹿でかい狼が現れたんだよ!!しかもゴブリンの死骸を加えてやってきた!!」
「狼!?それってまさか……行こう!!」
「あ、ま、待つんだ!!」
狼と聞いてレノは屋敷を飛び出すと遅れてゴーマンと兵士も駆けつける。村の南門には大勢の村人と兵士が武器を手にして集まっており、その中には村長も含まれた。
「村長!!何が起きたんですか!?」
「おおっ、レノか!?あれを見てくれ!!村の外に狼が!!」
村人と兵士が道を開けて南門を指差すと、そこには大量のゴブリンの死骸が転がっていた。恐らくは逃げ出した武装ゴブリンの死骸だと思われ、村の南門の前におかれていた。
死骸の山の傍には大人の馬ほどの大きさを誇る狼が立っていた。その狼は全身が白い体毛で覆われており、口元にはべったりとゴブリンの血がこびりついていた。そして狼の足元には片目に傷を負ったゴブリンがまだ生きていた。
「ギィイイッ!?」
「ウォンッ!!」
「やっぱり……ビャクか!?」
狼の正体は山に残してきたビャクであり、レノが現れると彼は嬉しそうに尻尾を振った。ボアを倒してからビャクは急速に成長し、今ではレノよりも大きく育った。
(ちょっと見ない間にまたでかくなってる気がする……もしかしてボアの肉を食べ続けたせいなのか?)
二頭のボアを討伐して以降、ビャクは急速に成長していた。魔物の肉は野生動物よりも栄養があるのかビャクはみるみると成長し、今ではゴブリン程度ならば単独で討伐できるほどの力を身に着ける。
ビャクの正体はただの狼ではなく、もしかしたら獣型の魔物の可能性もあった。しかし、身体が大きくなってもビャクはレノに懐いており、彼が姿を現わすと嬉しそうに擦り寄ってきた。
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