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序章 狩人の孫
第23話 警備隊長
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「確かに兵士が警護をしてくれるお陰で儂等は平穏に暮らして居る。兵士が訪れる前は村の男達が交代で見張りを行っていたが、素人の儂等では魔物が襲って来ても対処できん。しかも奴等は普通の動物よりも知能が高いせいで罠を仕掛けても無駄だった……しかし、兵士が来てくれたお陰で魔物に襲われる心配もなくなった」
「その通りだ!!俺達がいなければこんなちんけな村なんてあっという間に魔物共に滅ぼされるんだぞ!!」
「く、くそっ……悔しいけどそいつの言う通りなんだ」
「……なるほど」
ゴーマンと村長が男に手を出さなかったのは兵士の中で一番偉い立場の人間だからであり、男の機嫌を損ねれば兵士達が村を守ってくれなくと危惧して歯向かえなかったらしい。だが、いくら兵士を統括する立場だからといって男の行動は問題が多すぎた。
「あんた随分と偉そうにしてるけど、村長の息子を殴ったり、勝手に人の家の屋敷の酒を飲むなんて頭おかしいんじゃないの?治安を守るべき国の兵士が盗賊みたいな真似をして恥ずかしいと思わないのか?」
「き、貴様!?ガキの癖に生意気な口を利くな!!」
「レ、レノ!!それ以上はもう……」
「村長もどうして怒らないんですか!!自分の息子を傷つけられたんですよ!?もしも俺の爺ちゃんが生きていたらこんな奴等に大人しく従わなかった!!」
「……そうだ!!やっぱり納得できるか!!こいつらことあるごとに村を守らないと脅してきてうんざりしてたんだ!!これ以上に好き勝手させるか!!」
「ガ、ガキ共!!」
村長はレノを止めようとしたが、ゴーマンも警備隊長に殴られたことで我慢の限界を迎えた。いくら相手が村を守る兵士だろうとこれ以上の暴挙は見過ごせなかった。
「お前達、誰のお陰で生きていられると思ってるんだ!!俺達がいなくなればこんな村などすぐに魔物に滅ぼされるんだぞ!?それを分かっているのか!!」
「う、うるさい!!人の家で好き勝手しやがって……お前のせいで母さんも体調を崩して寝込んでいるんだぞ!?」
「おばさんが!?村長、本当なんですか!?」
「そ、それは……」
ゴーマンの母親は警備隊長の横暴に耐え切れずに体調を崩し、現在は屋敷を離れて別の村人の世話になっていた。レノは村長の母親にも色々と良くしてもらったため、警備隊長への怒りが高まる。
「おい!!村長の話だとお前等は国から派遣された兵士だろ!!村を守るためにやってきたくせに村の人たちに迷惑をかけるなんて恥ずかしいと思わないのか!?」
「だ、黙れ!!お前達の代わりに俺達が命を懸けて魔物共から守ってやってるんだぞ!!」
「何が命懸けだ!!他の兵士は見張りをしているのにお前だけはずっと家にいるじゃないか!!碌に働きもせずに酒とご馳走ばっかり要求しやがって!!」
「ぐっ……俺は偉いんだ!!警備の仕事なら部下だけで十分なんだよ!!」
他の兵士は真面目に村の警護を行う中、警備隊長は赴任してから真面目に仕事を行っている姿をゴーマンは見たことがなく、いつも家の中で偉そうに威張っているだけだった。そんな態度に我慢できずにゴーマンは文句を告げたが、逆上した警備隊長に殴られたことが発覚する。
話を聞けば聞く程に警備隊長の横暴ぶりにレノは嫌悪感を抱き、村を守る兵士の一番偉い立場の人間がここまでのクズだとは思わなかった。逆らおうとする人間がいれば村の警護を放棄すると脅して今までやり過ごしてきたのだろうが、レノはとある疑問を抱く。
(待てよ?村長の話だと兵士が派遣される村は国に税金を納めているという話だったよな……こいつ偉そうにしてるけど、村の警護は国の兵士に与えられた仕事なんじゃないのか?それなのに仕事を勝手に放棄するなんてできるのか?)
レノは村長の話と警備隊長の態度に疑問を抱き、いくら村に派遣された兵士の中で一番偉い立場だからといって、警備の仕事を勝手に放棄する権限などあるはずがない。
(警備を放棄すれば一番まずい立場なのはこいつじゃないのか?村の警護は国からの指示なのに恩着せがましく村の人たちに接しているなんて……)
村の警護を行うのが警備隊長の役目だというのに、部下に仕事を任せて昼間から飲酒を行う男にレノは軽蔑した。
「村長、この村に派遣された兵士は何処から来たんですか?」
「え?確か……何処だったかのう?」
「父ちゃん、しっかりしろよ……イチノの街だよ」
村長の代わりにゴーマンが答え、名前を聞いたレノは思い出す。小さい頃にレノはアルに連れられて「イチノ」という名前の街に赴いた事があり、レノ達が暮らしている村の100倍近くの人間が暮らす大きな街だった。
レノ達が暮らす村の名前は「ナイ村」と呼ばれ、馬で半日ほど移動した先にイチノがの街が存在する。この村にイチノから商人が訪れることもあり、アルも狩猟で得た動物の肉や毛皮を商人は高く買い取ってくれた。
「あんた、イチノから来た兵士だったのか」
「だ、だとしたら何だ?」
「なら、イチノにいる兵士の偉い人にあんたの横暴を訴えてやるよ。警護のために派遣した兵士が村の人に危害を加えたなんて知ったらどう思うのかな?」
「なっ!?や、止めろ!!」
イチノに赴いて自分の悪行を明かすと言われた警備隊長の男は顔色が真っ青になり、それを見たレノは確信を抱く。この男は嘘をついており、仕事を放棄すれば一番まずいのは男自身だった。
「魔物から守ってるなんて偉そうに言ってるけど、そもそもあんたは村人を守ることが仕事なんだろ?それなのに恩着せがましく村人にたかるなんて恥ずかしくないのか?」
「ぐぐっ……ガキが大人に向かって生意気な口を!!」
「いくら脅しても無駄だよ。あんたが村長に迷惑をかけたことやゴーマンを怪我をさせたことをイチノにいるあんたの上司に訴えてやる!!」
「や、止めろ!!それだけは止めてくれ!?」
警備隊長は態度を一変させてレノを引き留めようとするが、そんな彼を振り払ってレノは村長に振り返る。
「村長!!こいつの名前を教えてください!!」
「え?あ、えっと……カマセだったか?」
「いや、カマセイだよ!!ちゃんと覚えとけよ父ちゃん!!」
村長の代わりにゴーマンが名前を教えると、レノはカマセイに振り返って堂々と言い放つ。
「これ以上に好き勝手やるならお前の悪行を全部ぶちまけてやる!!それが嫌ならもう二度と村の人に迷惑をかけるな!!」
「こ、この……調子に乗るな!!」
「危ないっ!?」
カマセイはレノを殴りつけようとするが、ゴーマンが間に割って入ってレノを庇う。カマセイの拳がゴーマンの顔面にめり込み、それを見たレノは驚く。
「ゴーマン!?」
「ぐふぅっ!?」
「なっ!?じゃ、邪魔をするな!!」
「貴様!!また儂の息子を……許さん!!」
「おわぁっ!?」
大切な息子をまたも傷つけられた村長はカマセイに飛び掛かり、馬乗りになって彼の顔面を何度も殴りつけた。今までの鬱憤を晴らす勢いで村長は無我夢中に殴りつける。
「くたばれ!!外道がっ!!」
「や、やめっ……ひでぶっ!?」
「ゴーマン、大丈夫か!?」
「う、ううっ……へ、平気だよ。これで少しは恩返しできたか?」
「お前……まだそんなことを気にしてたのか」
鼻血を垂らしながらもゴーマンはレノに苦笑いを浮かべ、彼がレノを助けた理由は前に命を救ってもらったことへの恩返しだった。オークと赤毛熊から自分を守ってくれたレノにゴーマンは本当に感謝しており、もう以前の彼とは違っていた。
まさかゴーマンが助けてくれるとは思わなかったが、レノは彼に対して今まで苦手意識があった。村長の息子だからと偉そうにするゴーマンを嫌っていたが、自分のために庇ってくれた彼のことを嫌うことはもうできなかった。
「その通りだ!!俺達がいなければこんなちんけな村なんてあっという間に魔物共に滅ぼされるんだぞ!!」
「く、くそっ……悔しいけどそいつの言う通りなんだ」
「……なるほど」
ゴーマンと村長が男に手を出さなかったのは兵士の中で一番偉い立場の人間だからであり、男の機嫌を損ねれば兵士達が村を守ってくれなくと危惧して歯向かえなかったらしい。だが、いくら兵士を統括する立場だからといって男の行動は問題が多すぎた。
「あんた随分と偉そうにしてるけど、村長の息子を殴ったり、勝手に人の家の屋敷の酒を飲むなんて頭おかしいんじゃないの?治安を守るべき国の兵士が盗賊みたいな真似をして恥ずかしいと思わないのか?」
「き、貴様!?ガキの癖に生意気な口を利くな!!」
「レ、レノ!!それ以上はもう……」
「村長もどうして怒らないんですか!!自分の息子を傷つけられたんですよ!?もしも俺の爺ちゃんが生きていたらこんな奴等に大人しく従わなかった!!」
「……そうだ!!やっぱり納得できるか!!こいつらことあるごとに村を守らないと脅してきてうんざりしてたんだ!!これ以上に好き勝手させるか!!」
「ガ、ガキ共!!」
村長はレノを止めようとしたが、ゴーマンも警備隊長に殴られたことで我慢の限界を迎えた。いくら相手が村を守る兵士だろうとこれ以上の暴挙は見過ごせなかった。
「お前達、誰のお陰で生きていられると思ってるんだ!!俺達がいなくなればこんな村などすぐに魔物に滅ぼされるんだぞ!?それを分かっているのか!!」
「う、うるさい!!人の家で好き勝手しやがって……お前のせいで母さんも体調を崩して寝込んでいるんだぞ!?」
「おばさんが!?村長、本当なんですか!?」
「そ、それは……」
ゴーマンの母親は警備隊長の横暴に耐え切れずに体調を崩し、現在は屋敷を離れて別の村人の世話になっていた。レノは村長の母親にも色々と良くしてもらったため、警備隊長への怒りが高まる。
「おい!!村長の話だとお前等は国から派遣された兵士だろ!!村を守るためにやってきたくせに村の人たちに迷惑をかけるなんて恥ずかしいと思わないのか!?」
「だ、黙れ!!お前達の代わりに俺達が命を懸けて魔物共から守ってやってるんだぞ!!」
「何が命懸けだ!!他の兵士は見張りをしているのにお前だけはずっと家にいるじゃないか!!碌に働きもせずに酒とご馳走ばっかり要求しやがって!!」
「ぐっ……俺は偉いんだ!!警備の仕事なら部下だけで十分なんだよ!!」
他の兵士は真面目に村の警護を行う中、警備隊長は赴任してから真面目に仕事を行っている姿をゴーマンは見たことがなく、いつも家の中で偉そうに威張っているだけだった。そんな態度に我慢できずにゴーマンは文句を告げたが、逆上した警備隊長に殴られたことが発覚する。
話を聞けば聞く程に警備隊長の横暴ぶりにレノは嫌悪感を抱き、村を守る兵士の一番偉い立場の人間がここまでのクズだとは思わなかった。逆らおうとする人間がいれば村の警護を放棄すると脅して今までやり過ごしてきたのだろうが、レノはとある疑問を抱く。
(待てよ?村長の話だと兵士が派遣される村は国に税金を納めているという話だったよな……こいつ偉そうにしてるけど、村の警護は国の兵士に与えられた仕事なんじゃないのか?それなのに仕事を勝手に放棄するなんてできるのか?)
レノは村長の話と警備隊長の態度に疑問を抱き、いくら村に派遣された兵士の中で一番偉い立場だからといって、警備の仕事を勝手に放棄する権限などあるはずがない。
(警備を放棄すれば一番まずい立場なのはこいつじゃないのか?村の警護は国からの指示なのに恩着せがましく村の人たちに接しているなんて……)
村の警護を行うのが警備隊長の役目だというのに、部下に仕事を任せて昼間から飲酒を行う男にレノは軽蔑した。
「村長、この村に派遣された兵士は何処から来たんですか?」
「え?確か……何処だったかのう?」
「父ちゃん、しっかりしろよ……イチノの街だよ」
村長の代わりにゴーマンが答え、名前を聞いたレノは思い出す。小さい頃にレノはアルに連れられて「イチノ」という名前の街に赴いた事があり、レノ達が暮らしている村の100倍近くの人間が暮らす大きな街だった。
レノ達が暮らす村の名前は「ナイ村」と呼ばれ、馬で半日ほど移動した先にイチノがの街が存在する。この村にイチノから商人が訪れることもあり、アルも狩猟で得た動物の肉や毛皮を商人は高く買い取ってくれた。
「あんた、イチノから来た兵士だったのか」
「だ、だとしたら何だ?」
「なら、イチノにいる兵士の偉い人にあんたの横暴を訴えてやるよ。警護のために派遣した兵士が村の人に危害を加えたなんて知ったらどう思うのかな?」
「なっ!?や、止めろ!!」
イチノに赴いて自分の悪行を明かすと言われた警備隊長の男は顔色が真っ青になり、それを見たレノは確信を抱く。この男は嘘をついており、仕事を放棄すれば一番まずいのは男自身だった。
「魔物から守ってるなんて偉そうに言ってるけど、そもそもあんたは村人を守ることが仕事なんだろ?それなのに恩着せがましく村人にたかるなんて恥ずかしくないのか?」
「ぐぐっ……ガキが大人に向かって生意気な口を!!」
「いくら脅しても無駄だよ。あんたが村長に迷惑をかけたことやゴーマンを怪我をさせたことをイチノにいるあんたの上司に訴えてやる!!」
「や、止めろ!!それだけは止めてくれ!?」
警備隊長は態度を一変させてレノを引き留めようとするが、そんな彼を振り払ってレノは村長に振り返る。
「村長!!こいつの名前を教えてください!!」
「え?あ、えっと……カマセだったか?」
「いや、カマセイだよ!!ちゃんと覚えとけよ父ちゃん!!」
村長の代わりにゴーマンが名前を教えると、レノはカマセイに振り返って堂々と言い放つ。
「これ以上に好き勝手やるならお前の悪行を全部ぶちまけてやる!!それが嫌ならもう二度と村の人に迷惑をかけるな!!」
「こ、この……調子に乗るな!!」
「危ないっ!?」
カマセイはレノを殴りつけようとするが、ゴーマンが間に割って入ってレノを庇う。カマセイの拳がゴーマンの顔面にめり込み、それを見たレノは驚く。
「ゴーマン!?」
「ぐふぅっ!?」
「なっ!?じゃ、邪魔をするな!!」
「貴様!!また儂の息子を……許さん!!」
「おわぁっ!?」
大切な息子をまたも傷つけられた村長はカマセイに飛び掛かり、馬乗りになって彼の顔面を何度も殴りつけた。今までの鬱憤を晴らす勢いで村長は無我夢中に殴りつける。
「くたばれ!!外道がっ!!」
「や、やめっ……ひでぶっ!?」
「ゴーマン、大丈夫か!?」
「う、ううっ……へ、平気だよ。これで少しは恩返しできたか?」
「お前……まだそんなことを気にしてたのか」
鼻血を垂らしながらもゴーマンはレノに苦笑いを浮かべ、彼がレノを助けた理由は前に命を救ってもらったことへの恩返しだった。オークと赤毛熊から自分を守ってくれたレノにゴーマンは本当に感謝しており、もう以前の彼とは違っていた。
まさかゴーマンが助けてくれるとは思わなかったが、レノは彼に対して今まで苦手意識があった。村長の息子だからと偉そうにするゴーマンを嫌っていたが、自分のために庇ってくれた彼のことを嫌うことはもうできなかった。
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