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第四話

妖艶なるレパードウーマン

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「あらあら可愛い」

 顔を舐めてくるレパードウーマンをヴァレリーはあやすように撫でて可愛がる。

「ええい! 止めろ!」

 だがレッドは耐えられず、再び声を上げる。

「幾ら美しいと言っても、お前達アセンデッドが無理矢理改造して、そんな姿にしたんだろう」

「ええ、そうよ。でも綺麗でしょう」

「あうっ」

 ヴァレリーはレッドに自慢するようにレパードウーマンを背後から抱きしめる。
 そしてレッドに見せつけるように腕を絡め、胸を揉み上げ、首筋を舐めて、顔を上げさせた。
 人間の四肢を、スラリとした美しいラインを持つレパードウーマンの身体は美しく、猫のような仕草と相まって、視線を釘付けにする妖艶な姿であり、ヴァレリーの言うとおり美しかった。
 両足の付け根、鼠径部に沿って指が這っていくとその先の恥丘が触れて貰えると反応してヒクヒクと動いているのがクロッチ越しにも分かる。
 あまりに官能的なレパードウーマンの身体は、敵であるギアレンジャーを前にして愛撫を行ってしまい、レッドとブルーの二人の視線を吸い込み、敵である事を忘れて仕舞うほどだ。

「止めろ!」

 見ていられなくなったレッドが叫んだ。

「改造されて気持ちよくなるように強要されているのだろう」

「それでこんなにも気持ちよくなるし。私も可愛い子を愛撫できて嬉しいわ」

「そんなの人間のする事じゃない! 強要されてするものじゃない!」

「それにそんなお題目を言っている余裕があるかしら。行きなさい! レパードウーマン!」

「はい」

 氷のような表情で静かに笑うとレパードウーマンは走り出す姿勢を見せた。

「! 消えた」

 突如姿が見えなくなり驚くレッドは周囲を見渡す。
 そして、レパードウーマンを見つけた。
 彼女が現れたのはレッドの目の前だった。
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