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第二話 レッドピンチ 驚異の女幹部レディスコルピオン
優子の女友達
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「ねえ優子、最近変わった?」
「え? 変わっていないけど」
「そうかな何か、変わったのよね」
「そうそう、色っぽくなったというか」
「そ、そうかな」
友人に言われて恥ずかしいが嬉しそうに優子は、視線を下に向けてテレながら言う。
そこへ友人の魔の手が忍び寄る。
「うわっ」
「ふむ、特に成長はないか」
友人は優子の胸を両手で揉む。
「って、酷くない! 成長しているよ!」
「前と比べてあまり増えていないわ」
友人の悪行と評価に優子は抗議の声を上げる。
「そう言われても鑑定に間違いはありませんから。一月前と同じ大きさね」
「もう、まだ成長期だよ、すぐに大きくなるよ」
友人の魔の手から逃れた優子は、大声で主張する。
だが友人達はその言葉尻を捉えた。
「と言う事は、何か成長する切っ掛けがあったと言うこと」
「うっ」
カマカケに優子が反応したのを見た友人達は、フルーツ特盛りパフェを見る様な目で優子に迫る。
「さあ、言え、何があった」
「誰としたの」
「どこまでいったの」
「や、止めてよ」
じりじりと近寄ってくる友人達に怯み、後ずさる。
変身ヒーロー、ギアレッドでも今は一人の少女。
この状況は、怖い。
いや変身していても彼女たちの迫力の前には後退してしまう。
優子は後ろ足で下がるが、彼女達も迫る。
「ほら言いなさいよ」
「吐いた方が楽になるわよ」
「ひいいっっ」
後ろに回り込まれ、抱きつかれて耳元で囁かれる。
そのたびに優子は逃げていく。
「うわっ」
「ひゃんっ」
そのため逃げた先で、近づいてきた大輝にぶつかってしまった。
しかも、触れた瞬間、身体に電撃が走り、高い声を出してしまった。
「あ、だ、大輝君」
振り返って大輝にぶつかったのがようやく分かった。
「ご、ごめん」
「いや、大丈夫」
二人は目をそらしながら言う。
「ほほう」
それを見た女子達は目ざとく見抜いた。
「どうしたの優子」
「男子に何かされたの」
友人を助ける態をよそおって優子を囲む。
「いや、何でも無い、少し驚いただけで」
「指が触れただけであんな声出すわけないでしょう」
「う……」
友人の指摘に優子は言葉に詰まった。
確かに触れたのは指先だけ。
なのに、触れた途端、身体に電撃が走った。
大輝に触れた時だけ。
その前に友人達とぶつかった時にはなんとも無かった。
だが、大輝と触れたら身体が、全身が痺れた。
かつての激しく交わった時の事を思い出して、身体が熱くなってしまった。
あのときの高揚感を熱を思い出して、焦がれてしまった。
思い出しただけで切なくなり、疼いた身体を少しでも鎮めようと内股になり、視線を下に逸らす。
その色っぽい仕草に、何時も小柄で可愛らしい優子の大人っぽい仕草と見たことのない色気に友人達は衝撃を受ける。
同時に、何が何でも聞き出そうと決意した。
「え? 変わっていないけど」
「そうかな何か、変わったのよね」
「そうそう、色っぽくなったというか」
「そ、そうかな」
友人に言われて恥ずかしいが嬉しそうに優子は、視線を下に向けてテレながら言う。
そこへ友人の魔の手が忍び寄る。
「うわっ」
「ふむ、特に成長はないか」
友人は優子の胸を両手で揉む。
「って、酷くない! 成長しているよ!」
「前と比べてあまり増えていないわ」
友人の悪行と評価に優子は抗議の声を上げる。
「そう言われても鑑定に間違いはありませんから。一月前と同じ大きさね」
「もう、まだ成長期だよ、すぐに大きくなるよ」
友人の魔の手から逃れた優子は、大声で主張する。
だが友人達はその言葉尻を捉えた。
「と言う事は、何か成長する切っ掛けがあったと言うこと」
「うっ」
カマカケに優子が反応したのを見た友人達は、フルーツ特盛りパフェを見る様な目で優子に迫る。
「さあ、言え、何があった」
「誰としたの」
「どこまでいったの」
「や、止めてよ」
じりじりと近寄ってくる友人達に怯み、後ずさる。
変身ヒーロー、ギアレッドでも今は一人の少女。
この状況は、怖い。
いや変身していても彼女たちの迫力の前には後退してしまう。
優子は後ろ足で下がるが、彼女達も迫る。
「ほら言いなさいよ」
「吐いた方が楽になるわよ」
「ひいいっっ」
後ろに回り込まれ、抱きつかれて耳元で囁かれる。
そのたびに優子は逃げていく。
「うわっ」
「ひゃんっ」
そのため逃げた先で、近づいてきた大輝にぶつかってしまった。
しかも、触れた瞬間、身体に電撃が走り、高い声を出してしまった。
「あ、だ、大輝君」
振り返って大輝にぶつかったのがようやく分かった。
「ご、ごめん」
「いや、大丈夫」
二人は目をそらしながら言う。
「ほほう」
それを見た女子達は目ざとく見抜いた。
「どうしたの優子」
「男子に何かされたの」
友人を助ける態をよそおって優子を囲む。
「いや、何でも無い、少し驚いただけで」
「指が触れただけであんな声出すわけないでしょう」
「う……」
友人の指摘に優子は言葉に詰まった。
確かに触れたのは指先だけ。
なのに、触れた途端、身体に電撃が走った。
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思い出しただけで切なくなり、疼いた身体を少しでも鎮めようと内股になり、視線を下に逸らす。
その色っぽい仕草に、何時も小柄で可愛らしい優子の大人っぽい仕草と見たことのない色気に友人達は衝撃を受ける。
同時に、何が何でも聞き出そうと決意した。
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