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第二話 レッドピンチ 驚異の女幹部レディスコルピオン
第二話 プロローグ
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近未来の日本。
人類の進化を促すために人々を改造し世界を征服しようと考える秘密結社アセンデッドの侵略を受けていた。
「さあ、あなた達! 実験体の確保を行いなさい!」
アセンデッドの幹部の一人、ツインテールの少女ヴァレリーが部下の戦闘員に命じる。
一般人は進化の研究のための実験体であり、様々な改造実験を行うために常に多数が必要だ。
多くの実験体を集める為に全身タイツにプロテクターの男女の戦闘員が町の人々を襲っていく。
「いやあああああっ」
「た、助けてくれ!」
捕まれば洗脳され戦闘員にされる。
最悪怪人に改造されてしまう。
その事は人々も分かっているので逃げる。だが、戦闘員といえど軽い改造を施されており常人の数倍の能力を発揮するため逃げられない。
警官も駆けつけるが、戦闘員達は銃弾よりも速く、敏捷で狙いが付けられない。
逆に捕まって制圧される始末だ。
次々と捕まり、連れ去られようとしていた。
「待て!」
その時、ビルの上から少女の声が響いた。
人々が見上げるとそこには黒い全身タイツで身を包み、各所を赤いプロテクターを装着。顔を赤いバイザーで覆った少女が立っていた。
「機甲戦隊ギアレンジャー! レッド! 参上!」
アセンデッドに唯一抵抗できるのは機甲戦隊ギアレンジャーのみ。
その内の一人レッドが現れた。
「とう!」
レッドはビルの上から飛び降りる。
着地するとヴァレリーにバイザーの奥から視線を向け指を突きつけて言う。
「来たわねレッド」
忌々しそうにヴァレリーはレッドを睨み付ける
「アセンデッド! これ以上の狼藉は許さないぞ! 今すぐ人々を解放して立ち去るんだ!」
「ふん! そう言われて易々と退くわけないでしょう! お前達! やっておしまい!」
ヴァレリーの指示で戦闘員達がレッドに向かう。
「なら実力で排除するだけだ!」
対するレッドも拳を固め、迎撃するべく前に出る。
多数の戦闘員に殺到されるが、接近される前に一人に近づいた。
「はあ!」
そのまま、一人を思いっきり殴りプロテクターをたたき壊した。
それでも殴ったエネルギーは、全て出し切っておらず戦闘員の身体を飛ばす。
戦闘員は地面と平行に飛び後ろにいた戦闘員に当たってようやく止まった。
それでも洗脳されて恐怖心を失った戦闘員達は怯まずレッドに殺到する。
「たあっ」
だが、レッドは上に飛んで避けると落下の勢いを使って迫ってきた戦闘員二人を一気に踏み倒す。
「ぐへっ」
タダの蹴りではなく、非常に重く戦闘員の身体が地面にめり込むほどだ。
その反動も凄まじく、レッドの身体が飛び出す。
しかしレッドは身体を捻って方向を制御し、向かってきた戦闘員達に砲弾のように突っ込みタックルをした。
「はっ!」
「ぎゃあああっっ」
数人の戦闘員が纏めて吹き飛ばされた。
その後も戦闘員達が襲いかかってくるが、いずれもレッドが一人一人叩きのめし、数を減らしていった。
「不甲斐ないわね」
戦闘員達が次々と倒れるのを見たヴァレリーは苛立たしげに言う。
「ええい! もう良い! 私が相手をするわ!」
ヴァレリーが長い足を大股にして進み、ブーツのヒールを鳴らしながらレッドの前に出ていった。
人類の進化を促すために人々を改造し世界を征服しようと考える秘密結社アセンデッドの侵略を受けていた。
「さあ、あなた達! 実験体の確保を行いなさい!」
アセンデッドの幹部の一人、ツインテールの少女ヴァレリーが部下の戦闘員に命じる。
一般人は進化の研究のための実験体であり、様々な改造実験を行うために常に多数が必要だ。
多くの実験体を集める為に全身タイツにプロテクターの男女の戦闘員が町の人々を襲っていく。
「いやあああああっ」
「た、助けてくれ!」
捕まれば洗脳され戦闘員にされる。
最悪怪人に改造されてしまう。
その事は人々も分かっているので逃げる。だが、戦闘員といえど軽い改造を施されており常人の数倍の能力を発揮するため逃げられない。
警官も駆けつけるが、戦闘員達は銃弾よりも速く、敏捷で狙いが付けられない。
逆に捕まって制圧される始末だ。
次々と捕まり、連れ去られようとしていた。
「待て!」
その時、ビルの上から少女の声が響いた。
人々が見上げるとそこには黒い全身タイツで身を包み、各所を赤いプロテクターを装着。顔を赤いバイザーで覆った少女が立っていた。
「機甲戦隊ギアレンジャー! レッド! 参上!」
アセンデッドに唯一抵抗できるのは機甲戦隊ギアレンジャーのみ。
その内の一人レッドが現れた。
「とう!」
レッドはビルの上から飛び降りる。
着地するとヴァレリーにバイザーの奥から視線を向け指を突きつけて言う。
「来たわねレッド」
忌々しそうにヴァレリーはレッドを睨み付ける
「アセンデッド! これ以上の狼藉は許さないぞ! 今すぐ人々を解放して立ち去るんだ!」
「ふん! そう言われて易々と退くわけないでしょう! お前達! やっておしまい!」
ヴァレリーの指示で戦闘員達がレッドに向かう。
「なら実力で排除するだけだ!」
対するレッドも拳を固め、迎撃するべく前に出る。
多数の戦闘員に殺到されるが、接近される前に一人に近づいた。
「はあ!」
そのまま、一人を思いっきり殴りプロテクターをたたき壊した。
それでも殴ったエネルギーは、全て出し切っておらず戦闘員の身体を飛ばす。
戦闘員は地面と平行に飛び後ろにいた戦闘員に当たってようやく止まった。
それでも洗脳されて恐怖心を失った戦闘員達は怯まずレッドに殺到する。
「たあっ」
だが、レッドは上に飛んで避けると落下の勢いを使って迫ってきた戦闘員二人を一気に踏み倒す。
「ぐへっ」
タダの蹴りではなく、非常に重く戦闘員の身体が地面にめり込むほどだ。
その反動も凄まじく、レッドの身体が飛び出す。
しかしレッドは身体を捻って方向を制御し、向かってきた戦闘員達に砲弾のように突っ込みタックルをした。
「はっ!」
「ぎゃあああっっ」
数人の戦闘員が纏めて吹き飛ばされた。
その後も戦闘員達が襲いかかってくるが、いずれもレッドが一人一人叩きのめし、数を減らしていった。
「不甲斐ないわね」
戦闘員達が次々と倒れるのを見たヴァレリーは苛立たしげに言う。
「ええい! もう良い! 私が相手をするわ!」
ヴァレリーが長い足を大股にして進み、ブーツのヒールを鳴らしながらレッドの前に出ていった。
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