【R18】触手鎧姫 エレナ 強く美しい淫蕩な触手の姫

第二話 領土争い

敗将の責任

「はあはあ」

　二度目の射精を受けて息も絶え絶えなレイアは、ぐったりと倒れ込む。
　エレナも久方ぶりに、気に入った女性の身体を堪能できて嬉しそうだった。

「かなり、良かったようね」
「あうっ」

　レイアの背中を指でなぞり、敏感になった肌が反応して声を出したのを満て、エレナを嬉しそうに笑う。
　しかし酷薄な笑みを浮かべてエレナは言う。

「けど、敗北の責任は取らないとね」

「責任……」

　蕩けていたレイアの顔が曇る。

「エレナ様の領土に、攻め込んだことはお許しを」

「いいえ、それなら既に敗北したし、人質になって貰うから別にいいのよ」

　散々嬲っておいて酷い言い草だった。
　だが、エレナは止めるつもりはなかった。

「では、なにを……」

「敗北した兵士への責任とけじめよ」

「ど、どうか、彼らは……」

「いいえ、あなたの指揮下にあって負けたんだから、あなたが責任を取って貰わないと。あなたたち」

　エレナは立ち上がるとレイアの周りに集まっていた兵士達に言った。

「指揮官としての責任を取るため、レイアにはあなたたちと交わって貰います」

「そ、それは」

「ダメよ。これは私の要求、命令よ」

「ですが」

「やり遂げないと、どうしましょうかしら」

　悪魔の笑みを浮かべると、つま先で恥裂を突いた。

「あうっ」

　何度も嬲られて開発されたため、触れただけで絶頂寸前にまでいってしまう。
　この後来であろう悦楽の津波にレイアは備えた。
　しかし、来なかった。

「ああ……」

　エレナがつま先を引っ込めるとレイアは物欲しそうに眉を寄せて求める。

「欲しいなら、兵士達と交わってからよ」

「そんな」

　生き残っている兵は、数百人はいる。そんなに相手をしたら穢れてしまうし、最悪死んでしまう。
　しかし、エレナの愛撫は欲しい。
　一方的に嬲られたが、生まれて初めての絶頂体験であり、心身が覚えている。
　もう一度、してみたいという思いが募り、自然と身体が疼く。
　既に鼓動は大きくなり、乳首は立ち、恥丘は疼き、子宮はキュンシュン言って燃え上がっている。
　もう一度して貰えないのは残念だ。

「嫌なら別に良いけど、これでお別れね」

　エレナの言葉にレイアは目の前が真っ暗になった。

「……」

　あの快楽が得られないのでは、生きている意味がない。

「……や、やります……」

「聞こえなかったわ。何？」

「やります！　全員と交わります！　ですからエレナ様の愛を！」

「いいわよ。全員と相手したあと、可愛がったげるわ」

「はい！　さあ、全員、やって来て」

　突然の命令に兵士達は戸惑う。
　しかし、凜々しかった女騎士があれほど淫乱となる姿を見て、兵士達の息子達は立ち上がっていた。
　粗暴な兵士達は、規律に五月蠅かった女騎士を思う存分いたぶれるとばかりに服を脱ぎ捨てると向かっていった。