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第一話 触手鎧姫 エレナ
戦いの後、昂ぶるエレナ
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「あ、パリス、終わったわよ」
ゴブリンを倒しきり、息も荒く答えるエレナ。
激しい運動をしたからでは無く、他の理由で息が荒くなっていた。
「体が火照っちゃった。このまましましょう」
ゴブリン達と決着が付き、その返り血を浴びたままエレナは戦いで興奮したまま再び交わることをパリスに求めた。
「い、いやそれは、無理」
戦いで激しく興奮し、エレナから垂れ下がる触手が激しく動いている。
それを見てパリスは今のエレナを受け入れたら、どうなるか予想できてしまい躊躇した。
「ダメ」
だが、戦いで興奮したエレナは聞いてくれない。
何が何でもしようとしている。パリスを捕まえ、なで回し全てに触手を絡め、パリスを吸い尽くすつもりだ
パリスは後ずさりしようとしたが、エレナの触手がいつの間にかパリスの足下に伸びてきて絡みつき、動きを止める。
そしてエレナ自身も、パリスに近づき押し倒した。
「ま、待ってよ」
「もう限界なの。この火照りを鎮めるにはパリスのじゃ無いと」
何とか止めようとするパリスだがエレナも目を大きく開き、迫る。
「で、でも」
「だめ?」
上目遣いでエレナは尋ねてくる。
戦闘で興奮し、エレナの体から出てくる甘い香りがパリスの鼻腔を刺激し思考を蕩けさせ、恐怖や恐れ抵抗を奪ってゆき、体を興奮させ、淫靡な気分にして惑わす。
胸甲の上の隙間から収められている豊満な胸の谷間が見え、鎧とインナーによって締め上げられた腰は細い。
大胆にカットされたハイレグ状のアーマーパーツは、下に行くほど細くなり、クロッチの部分で官能的な丸みを作り、真珠ようなの光沢が妖しく輝く。
その両側から出てくる両足の肉付きは良く肉感が良さそうだ。
両肩に置いた手は押し倒したとは思えないほど小さい。指も細く、掴む力も小さく、この後の事を思ってワキワキと小刻みに動かす。
風が吹きパリスの顔に垂れ下がった髪はサラサラで、甘い香りを放っている。
パリスに向けられる顔は端正で、唇は小さく整っている。
だが、一番パリスの心を揺さぶったのはエレナの瞳だった。
長い睫の下の大きな瞳が、まっすぐパリスを見ていた。
期待に満ちた、焦がれるような輝きを放つ瞳。
一瞬もパリスから離さず瞬きさえしない瞳は、ただただパリスだけを見ていて、求めている。
甘い香りが漂っていなくても同じ事になっただろう。
「……い……いいよ」
パリスは蕩けた瞳で、エレナの求めに応じた。
「やったあっ」
ゴブリンを倒しきり、息も荒く答えるエレナ。
激しい運動をしたからでは無く、他の理由で息が荒くなっていた。
「体が火照っちゃった。このまましましょう」
ゴブリン達と決着が付き、その返り血を浴びたままエレナは戦いで興奮したまま再び交わることをパリスに求めた。
「い、いやそれは、無理」
戦いで激しく興奮し、エレナから垂れ下がる触手が激しく動いている。
それを見てパリスは今のエレナを受け入れたら、どうなるか予想できてしまい躊躇した。
「ダメ」
だが、戦いで興奮したエレナは聞いてくれない。
何が何でもしようとしている。パリスを捕まえ、なで回し全てに触手を絡め、パリスを吸い尽くすつもりだ
パリスは後ずさりしようとしたが、エレナの触手がいつの間にかパリスの足下に伸びてきて絡みつき、動きを止める。
そしてエレナ自身も、パリスに近づき押し倒した。
「ま、待ってよ」
「もう限界なの。この火照りを鎮めるにはパリスのじゃ無いと」
何とか止めようとするパリスだがエレナも目を大きく開き、迫る。
「で、でも」
「だめ?」
上目遣いでエレナは尋ねてくる。
戦闘で興奮し、エレナの体から出てくる甘い香りがパリスの鼻腔を刺激し思考を蕩けさせ、恐怖や恐れ抵抗を奪ってゆき、体を興奮させ、淫靡な気分にして惑わす。
胸甲の上の隙間から収められている豊満な胸の谷間が見え、鎧とインナーによって締め上げられた腰は細い。
大胆にカットされたハイレグ状のアーマーパーツは、下に行くほど細くなり、クロッチの部分で官能的な丸みを作り、真珠ようなの光沢が妖しく輝く。
その両側から出てくる両足の肉付きは良く肉感が良さそうだ。
両肩に置いた手は押し倒したとは思えないほど小さい。指も細く、掴む力も小さく、この後の事を思ってワキワキと小刻みに動かす。
風が吹きパリスの顔に垂れ下がった髪はサラサラで、甘い香りを放っている。
パリスに向けられる顔は端正で、唇は小さく整っている。
だが、一番パリスの心を揺さぶったのはエレナの瞳だった。
長い睫の下の大きな瞳が、まっすぐパリスを見ていた。
期待に満ちた、焦がれるような輝きを放つ瞳。
一瞬もパリスから離さず瞬きさえしない瞳は、ただただパリスだけを見ていて、求めている。
甘い香りが漂っていなくても同じ事になっただろう。
「……い……いいよ」
パリスは蕩けた瞳で、エレナの求めに応じた。
「やったあっ」
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