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第一話 触手鎧姫 エレナ
ゴブリンの襲撃
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ゴブリンは縄張り近くに近寄ってきた人間の男女を、それもまぐわって、その匂いを周囲にまき散らしているため見つけやすかった。
すぐに居場所を特定し、群れで囲んだ。
男は撲殺し女は捕らえて玩具にすることを考え、ゴブリン達は襲撃を開始。
力強く抵抗する思われる男に向かってゴブリンは棍棒を振り下ろす。
「邪魔しないでよね」
しかし、襲いかかったゴブリンがパリスを叩く前にエレナが剣を取りだし、後ろ手に棍棒を切り落とした。
「私の美しさ見たさに出歯亀してしまうのは仕方ないとしても、せっかく昂ぶってきて、いざって時に、邪魔をするなんて万死に値するわ」
血に濡れた剣を構えながら、ゴブリンを見る。
だが、剣はエレナの腕から生えていた。
その異様な姿にゴブリンは戸惑うが、エレナは気にせず口上を続ける
「順番を守れないような無礼者、いえ場をわきまえない愚か者は許さないわ。確かに貴方を倒しに来たんだけど、それは明日の朝以降よ」
エレナは起き上がると、興奮して淫らな甘い香りを放ち、上気し薄ら紅くなった裸身を星明かりに照らした。
「それでも今、相手になりたいというなら、タップリと相手してあげるわ」
エレナが宣言すると彼女の体から細長い触手が何本も現れた。
身体の数カ所から出てきた触手はエレナの身体に巻き付き各所を覆い、硬質化。
真珠のような光沢を放つ堅い殻となりアーマーパーツとなる。
残りの部分はパーツから伸びてきたピンク色の薄い膜、粘膜に覆われていく。
最後にはピンク色で脈動と共に鮮やかな鮮血色を見せる粘膜インナーの上に、真珠のような光沢を放つ白に所々紫に彩られた鎧型のパーツを装着したエレナが現れた。
「私たちの楽しみを邪魔したバツよ。楽に死なせないわよ」
エレナの口上が終わるやいなや、ゴブリンの群れが一斉に襲いかかる。
だがエレナはよけもせず全てアーマーで受け止める。
先ほどまで柔らかい触手だったのに、金属よりも硬い衝撃が棍棒を通じてゴブリンに伝わり、彼らを驚愕させる。
予想外の事態に、一旦距離を取るゴブリンに向かってエレナは目を細め口の両端を引き上げながら言った。
「あなたたち、私の二つ名を知っている? 私はエレナ、触手鎧姫のエレナよ」
この国の国王である父と触手鎧姫ラナの娘として生まれたエレナは生まれながらにして触手鎧を操る事が出来た。
体を自由に構築し様々な物に擬態するミミックを元にしているため、各部分の硬質化など簡単だった。
特に堅い材質に変化するキングミミックの流れを汲んでいるため堅さも一段と上だった。
あまりの硬さにはじき返され唖然とするゴブリンを見下すようにエレナは言う。
「あなたたち程度の雑魚に倒せる私ではないわ」
すぐに居場所を特定し、群れで囲んだ。
男は撲殺し女は捕らえて玩具にすることを考え、ゴブリン達は襲撃を開始。
力強く抵抗する思われる男に向かってゴブリンは棍棒を振り下ろす。
「邪魔しないでよね」
しかし、襲いかかったゴブリンがパリスを叩く前にエレナが剣を取りだし、後ろ手に棍棒を切り落とした。
「私の美しさ見たさに出歯亀してしまうのは仕方ないとしても、せっかく昂ぶってきて、いざって時に、邪魔をするなんて万死に値するわ」
血に濡れた剣を構えながら、ゴブリンを見る。
だが、剣はエレナの腕から生えていた。
その異様な姿にゴブリンは戸惑うが、エレナは気にせず口上を続ける
「順番を守れないような無礼者、いえ場をわきまえない愚か者は許さないわ。確かに貴方を倒しに来たんだけど、それは明日の朝以降よ」
エレナは起き上がると、興奮して淫らな甘い香りを放ち、上気し薄ら紅くなった裸身を星明かりに照らした。
「それでも今、相手になりたいというなら、タップリと相手してあげるわ」
エレナが宣言すると彼女の体から細長い触手が何本も現れた。
身体の数カ所から出てきた触手はエレナの身体に巻き付き各所を覆い、硬質化。
真珠のような光沢を放つ堅い殻となりアーマーパーツとなる。
残りの部分はパーツから伸びてきたピンク色の薄い膜、粘膜に覆われていく。
最後にはピンク色で脈動と共に鮮やかな鮮血色を見せる粘膜インナーの上に、真珠のような光沢を放つ白に所々紫に彩られた鎧型のパーツを装着したエレナが現れた。
「私たちの楽しみを邪魔したバツよ。楽に死なせないわよ」
エレナの口上が終わるやいなや、ゴブリンの群れが一斉に襲いかかる。
だがエレナはよけもせず全てアーマーで受け止める。
先ほどまで柔らかい触手だったのに、金属よりも硬い衝撃が棍棒を通じてゴブリンに伝わり、彼らを驚愕させる。
予想外の事態に、一旦距離を取るゴブリンに向かってエレナは目を細め口の両端を引き上げながら言った。
「あなたたち、私の二つ名を知っている? 私はエレナ、触手鎧姫のエレナよ」
この国の国王である父と触手鎧姫ラナの娘として生まれたエレナは生まれながらにして触手鎧を操る事が出来た。
体を自由に構築し様々な物に擬態するミミックを元にしているため、各部分の硬質化など簡単だった。
特に堅い材質に変化するキングミミックの流れを汲んでいるため堅さも一段と上だった。
あまりの硬さにはじき返され唖然とするゴブリンを見下すようにエレナは言う。
「あなたたち程度の雑魚に倒せる私ではないわ」
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