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愛玲奈なエレナ4
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ずっと心の隅に固まっていた黒い塊がすっと消えてなくなったような気がする。今この瞬間、私は確かに救われた。だけど納得できないことはまだある。
「田中さんは幸せじゃないかもしれない私と、自分の娘が入れ替わることに何とも思わなかったのですか? どうしてそんなことを?」
私の魔法で私たちは入れ替わった。それはつまり私が不幸のどん底であの魔法を使ったとしても入れ替わると言うこと。それは愛玲奈を不幸にすることと同義だ。
愛玲奈のことが大切ならそんなもの作らない方が良い。
「妻が言っていたんだよ。女の子は誰しも一度は自分以外の誰かになってみたいんだって。だから愛玲奈もそうなのかと思って」
「それは……」
何とも言えない。確かに私はそう思ったから今ここにいるわけだけど、女の子皆がそう思うかと言われるとそうじゃないだろうし、男の子だって思う人もいるかもしれない。とてもじゃないけど頷けない言葉だ。
言葉を選ぶ私を見て田中さんは、ははっと笑った。
「今ならそんなことないと分かるけど、あの時はそうだと信じていたんだよ」
なるほど……?
「それに、僕と妻の子だ。少しの不幸には負けないと確信していたよ」
そう言った田中さんの表情はとても穏やかで、なんとも言えない気持ちになる。
「……お母さんを信頼しているのですね」
「信頼……? ああ、そうだね。信頼している」
私の言葉に首を傾げた田中さんは少し考えてそう答えた。お母さんは田中さんの話を全くと言っていいほどしない。それは少なくとも好意からくるものではないだろう。しかし田中さんはお母さんを今でも大切に思っている。そんな感じ。
「それにね、愛玲奈があちらの世界に行って、心の底から戻りたいと願った時は戻るよう設定してある。今だに君がここにいるということは愛玲奈はあちらで嫌な人生は送っていないんじゃないかな?」
「ええ、その通りです。愛玲奈は迷いながらも楽しんでいるようです。……私の暗かった人生を日の当たるものにしてくれた。きっとそう生きるのはとても勇気のいったことだったでしょうに」
田中さんが笑う。「お母さんに似ている」と。
そうは思えない。お母さんは愛玲奈みたいに活発な性格ではない。どちらかというと落ち着いた大人だ。……ああ、そうか、田中さんから見るお母さんと私から見るお母さんは違うんだ。
「ところで、あの子は今君として生きているんだよね? 誰を選んだのか知っているかな?」
誰を選んだのか。それは攻略対象の誰とくっついたかという話だろう。だとしたら誰でもない。
「誰でもありません。愛玲奈は第一皇子と結婚しました」
田中さんが驚きの表情を浮かべる。しかしそれは一瞬のことだった。すぐに笑顔に変わる。
「ふふっ、そうか、あの子は見つけたのか」
なぜかとても嬉しそうに見えた。首を傾げると田中さんは緩んだ表情のまま言った。
「リリーが生まれる前、カイが作り出される前、元々考えていたメインルートはユリウスだったんだよ。国をよくするために手段を選ばないユリウスを止め、そして段々と恋に落ちる。それがエレナのストーリーなんだ」
それはまるっきり愛玲奈がエレナとして歩いた道ではないか。つまり愛玲奈は私になって戻したということ。リリーが主人公の世界ではなく、エレナが主人公の世界に。
驚きを隠せなかった。そんな私を見て田中さんは察したようだ。
「愛玲奈は僕の世界を再現してくれたんだな。人の手が入って変わってしまった世界ではなく、僕の考えたエレナの為の世界を」
もし私がその道を見つけ、歩くことができていたら、この人は同じ表情をしてくれただろうか。……いや、そんな『もし』はない。私はモブとしてのエレナで、そんな世界を作り出すことはできない。できるのは本物の愛玲奈だけだったのだ。
少しだけ羨ましいと思った。だけど妬ましいとは思わない。
「……最後に一つ、聞いてもいいですか?」
「どうぞ」
「どうしてお母さんと別れたのですか?」
お母さんの話が出た時だけ田中さんの顔つきが違う。それを見たら誰だって分かるはずだ。田中さんはまだお母さんを愛している。
田中さんは一瞬だけ目を丸くして、そして笑った。
「平日は日付を越えて帰宅。休日は家族の予定をキャンセルするどころか、入れることもなく仕事。そんな男は父親にはなれないらしい」
『らしい』。誰かに言われたのだろうその言葉。誰に、なんて聞かなくても分かる。
「……お母さんにとってはそうだったのかもしれませんが、私には違います」
だって二人が離婚したことで私が生まれたんだから。ゲームを作るのが、世界を作るのが楽しくてやめられない人なのだろう。確かに父親には向いていないのかもしれない。それでも、
「私は父親というものを全く知りません。ですが、私と愛玲奈のことを話すその表情は確かにお父さんの顔でした。あなたは間違いなく私と愛玲奈のお父さんです」
エレナの時もお父様との関わりなどないに等しかった。愛玲奈になってからはお父さんなどいなかった。だけど友達のお父さんたちが娘を、息子を見る目は知っている。
田中さんの目はそれだった。
田中さんは驚いたように目を見開いていた。私が立ち上がると慌てた様子で引き留めようとする。
「エ、エレナ……」
「忙しい中時間を取っていただいてありがとうございました」
私がもう帰るつもりだと気が付いた田中さんは少し迷いながらも聞いた。
「ま、また会えるか……?」
私はそれに頷くことはできない。次に会う時はきっと今回とは違う形。父親と娘として会うのだろう。それはお母さんに対して裏切りのように思えたから。
代わりに一枚の紙を差し出す。
「うちの住所です。私は今はそこにはいませんが、お母さんはいます。次に会う時はお母さんと一緒です」
はっとした表情でその紙に手を伸ばす田中さん。お母さんは離婚をしてから引っ越したと言った。田中さんにとってそれはずっと求めて切望して、手に入らなかったものだったのだろう。
……エレナの顔を見に行くくらいなら尾行でもすればよかったのに。いや、それは普通に犯罪か。
頭を下げて部屋を出ると田中さんが慌てて追いかけて来た。
「エレナ、次は三人で会おう。絶対だ」
「はい、なんとしてもお母さんを説得してくださいね、お父さん」
三人で会うとして、そこにいるのが本物の愛玲奈ではなく私であることは少し申し訳ないけど。次の電話は報告することがいっぱいだな。
「愛玲奈、あなたもわたくしも幸せ者ね」
そう呟いてみると、「うん!」とエレナの声が聞こえた気がした。
「田中さんは幸せじゃないかもしれない私と、自分の娘が入れ替わることに何とも思わなかったのですか? どうしてそんなことを?」
私の魔法で私たちは入れ替わった。それはつまり私が不幸のどん底であの魔法を使ったとしても入れ替わると言うこと。それは愛玲奈を不幸にすることと同義だ。
愛玲奈のことが大切ならそんなもの作らない方が良い。
「妻が言っていたんだよ。女の子は誰しも一度は自分以外の誰かになってみたいんだって。だから愛玲奈もそうなのかと思って」
「それは……」
何とも言えない。確かに私はそう思ったから今ここにいるわけだけど、女の子皆がそう思うかと言われるとそうじゃないだろうし、男の子だって思う人もいるかもしれない。とてもじゃないけど頷けない言葉だ。
言葉を選ぶ私を見て田中さんは、ははっと笑った。
「今ならそんなことないと分かるけど、あの時はそうだと信じていたんだよ」
なるほど……?
「それに、僕と妻の子だ。少しの不幸には負けないと確信していたよ」
そう言った田中さんの表情はとても穏やかで、なんとも言えない気持ちになる。
「……お母さんを信頼しているのですね」
「信頼……? ああ、そうだね。信頼している」
私の言葉に首を傾げた田中さんは少し考えてそう答えた。お母さんは田中さんの話を全くと言っていいほどしない。それは少なくとも好意からくるものではないだろう。しかし田中さんはお母さんを今でも大切に思っている。そんな感じ。
「それにね、愛玲奈があちらの世界に行って、心の底から戻りたいと願った時は戻るよう設定してある。今だに君がここにいるということは愛玲奈はあちらで嫌な人生は送っていないんじゃないかな?」
「ええ、その通りです。愛玲奈は迷いながらも楽しんでいるようです。……私の暗かった人生を日の当たるものにしてくれた。きっとそう生きるのはとても勇気のいったことだったでしょうに」
田中さんが笑う。「お母さんに似ている」と。
そうは思えない。お母さんは愛玲奈みたいに活発な性格ではない。どちらかというと落ち着いた大人だ。……ああ、そうか、田中さんから見るお母さんと私から見るお母さんは違うんだ。
「ところで、あの子は今君として生きているんだよね? 誰を選んだのか知っているかな?」
誰を選んだのか。それは攻略対象の誰とくっついたかという話だろう。だとしたら誰でもない。
「誰でもありません。愛玲奈は第一皇子と結婚しました」
田中さんが驚きの表情を浮かべる。しかしそれは一瞬のことだった。すぐに笑顔に変わる。
「ふふっ、そうか、あの子は見つけたのか」
なぜかとても嬉しそうに見えた。首を傾げると田中さんは緩んだ表情のまま言った。
「リリーが生まれる前、カイが作り出される前、元々考えていたメインルートはユリウスだったんだよ。国をよくするために手段を選ばないユリウスを止め、そして段々と恋に落ちる。それがエレナのストーリーなんだ」
それはまるっきり愛玲奈がエレナとして歩いた道ではないか。つまり愛玲奈は私になって戻したということ。リリーが主人公の世界ではなく、エレナが主人公の世界に。
驚きを隠せなかった。そんな私を見て田中さんは察したようだ。
「愛玲奈は僕の世界を再現してくれたんだな。人の手が入って変わってしまった世界ではなく、僕の考えたエレナの為の世界を」
もし私がその道を見つけ、歩くことができていたら、この人は同じ表情をしてくれただろうか。……いや、そんな『もし』はない。私はモブとしてのエレナで、そんな世界を作り出すことはできない。できるのは本物の愛玲奈だけだったのだ。
少しだけ羨ましいと思った。だけど妬ましいとは思わない。
「……最後に一つ、聞いてもいいですか?」
「どうぞ」
「どうしてお母さんと別れたのですか?」
お母さんの話が出た時だけ田中さんの顔つきが違う。それを見たら誰だって分かるはずだ。田中さんはまだお母さんを愛している。
田中さんは一瞬だけ目を丸くして、そして笑った。
「平日は日付を越えて帰宅。休日は家族の予定をキャンセルするどころか、入れることもなく仕事。そんな男は父親にはなれないらしい」
『らしい』。誰かに言われたのだろうその言葉。誰に、なんて聞かなくても分かる。
「……お母さんにとってはそうだったのかもしれませんが、私には違います」
だって二人が離婚したことで私が生まれたんだから。ゲームを作るのが、世界を作るのが楽しくてやめられない人なのだろう。確かに父親には向いていないのかもしれない。それでも、
「私は父親というものを全く知りません。ですが、私と愛玲奈のことを話すその表情は確かにお父さんの顔でした。あなたは間違いなく私と愛玲奈のお父さんです」
エレナの時もお父様との関わりなどないに等しかった。愛玲奈になってからはお父さんなどいなかった。だけど友達のお父さんたちが娘を、息子を見る目は知っている。
田中さんの目はそれだった。
田中さんは驚いたように目を見開いていた。私が立ち上がると慌てた様子で引き留めようとする。
「エ、エレナ……」
「忙しい中時間を取っていただいてありがとうございました」
私がもう帰るつもりだと気が付いた田中さんは少し迷いながらも聞いた。
「ま、また会えるか……?」
私はそれに頷くことはできない。次に会う時はきっと今回とは違う形。父親と娘として会うのだろう。それはお母さんに対して裏切りのように思えたから。
代わりに一枚の紙を差し出す。
「うちの住所です。私は今はそこにはいませんが、お母さんはいます。次に会う時はお母さんと一緒です」
はっとした表情でその紙に手を伸ばす田中さん。お母さんは離婚をしてから引っ越したと言った。田中さんにとってそれはずっと求めて切望して、手に入らなかったものだったのだろう。
……エレナの顔を見に行くくらいなら尾行でもすればよかったのに。いや、それは普通に犯罪か。
頭を下げて部屋を出ると田中さんが慌てて追いかけて来た。
「エレナ、次は三人で会おう。絶対だ」
「はい、なんとしてもお母さんを説得してくださいね、お父さん」
三人で会うとして、そこにいるのが本物の愛玲奈ではなく私であることは少し申し訳ないけど。次の電話は報告することがいっぱいだな。
「愛玲奈、あなたもわたくしも幸せ者ね」
そう呟いてみると、「うん!」とエレナの声が聞こえた気がした。
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