人喰村

華岡光

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得体の知れない人間

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 「こんな所に木造作りの古臭い家があれだけあるて事は絶対にここが人喰村だよ。これはもしかして俺達有名人になっちゃうな」

 中村はさっそくライブ配信を始めた。

 「またかよ、配信なんかしてる場合じゃないだろ!!見てみろよ!!おや?ちょっとあそこに誰かいるぞ?」

 井口はふと視線を感じ、前方をみると人影が二つほど見えた。月岡は慌ててスマホを取り出すと会社に電話をかけ始めるが、電波はまったく通らなかった。

 「みんな、ついに人喰村を見つけました。俺らがいるこの岩山の向こうにその村があるのを確認しました。その前に、今俺らは誰かに監視されてます」
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