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最終章 世界の終焉

松本義徳首相の国家非常事態宣言47

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・・警察庁・・

 「おい、連絡が取れたか?」
川口警察庁長官は黒い会議のメンバーに尋ねた。

「いや、一度だけ報告があっただけだ。二度目以降こちらからは繋がらない。もちろん向こうからもだ。」

黒い会議のメンバーと川口は覚悟を決めていた。

 「最後の公安からの報告の内容は間違いないのだな?」

 川口長官が同じ黒い会議のメンバーに再度尋ねた。

 「ああ、"感染が始まり初動態勢に不備もあり、我々は生き残るために自らの判断に基づいて、一切の公務を放棄する"  という事だ。まあ、やつらもあの爆発的な感染力は承知している。もう今頃京都府は爆発的な感染に襲われているところだろう。あんた長官て立場なんだから、松本総理に報告して自衛隊を動かせよ。もう我々の手には負えない。」

 川口長官はうなずき松本総理に連絡をする事にした。全てを公にするために。
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