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第二章 狂気に憑かれし者達との戦いが始まる

8代将軍吉宗の戦い110

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 門の周辺が騒ついてるのを気になった助左衛門は狂人が押し寄せて来たと思い、槍を手に取り門へと向かう。

 「なにやら門のほうが騒がしいな。狂人どもが押し寄せて来たのか、たろ!ここにいろ。周りの大人達の側にいるんだぞ!」

 助左衛門が門のほうへと走っていくと、門の脇の柱の隙間から外を覗いてみた。

 門番の兵士らは銃を突きつけ、なにやら外の連中を追い出そうとしていた。

 助左衛門はその外の連中の顔を見ると、どこか見覚えのある顔が二つあった。

 「うん?あの馬に乗ってる人、どこかで・・あ、あれはも、も、もしや吉宗様では・・隣りにいる派手な服の人のほうは、尾張藩の徳川宗春様・・間違いない・・」

 助左衛門はただちに門を警備してる兵にそれを伝える。
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