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第二章 狂気に憑かれし者達との戦いが始まる

8代将軍吉宗の戦い104

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 「無事だったか、宗春!助けに参ったぞ!」

 吉宗が優しく微笑みながら宗春に言うと、あれほど吉宗を憎んでいた宗春は吉宗に一言言った。

 「礼なんかしねーからな。余計な事しゃがって・・おまえ傷だらけじゃねーかよ・・馬鹿野郎が・・のこのこ江戸に戻ってきゃがって。」

 宗春は自分の使ってない真新しい木綿の布を吉宗の傷口にそっと当ててから縛った。

 「これで止血でもしろよ。」

 徳川宗春の精一杯の感謝の表し方に吉宗は笑顔がこぼれる。

 そこに、大岡越前守忠相が現れた。

 「上様!!ご無事でござりましたか。良かった・・」

 「おお!忠相!!おまえも無事でなにより、江戸再建の際に奉行がいなければ大変な事になるからな。」

 「ありがたき幸せでござりまする。しかし・・」

 忠相は北町奉行所の葛城奉行とその配下全てが壮絶な最期を遂げた事を報告した。

 それを聞いた吉宗の頬を熱い涙が辿る。
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