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第二章 狂気に憑かれし者達との戦いが始まる
8代将軍吉宗の戦い51
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宴で盛りあがる中、酒井忠徳は一人駿府内に宿所として設けた上屋敷の中で桐の箱と川上芳平がまとめた狂人報告日誌を見ていた。
「川上殿が調べに調べつくしたこたびの狂人騒動の全ての記録か・・まさか、この箱の中にその伝染源があろうとはの誠に恐ろしきことこの上なし。しかし、この箱の裏の葵の御紋は間違いなく徳川家のもの・・駿府・・徳川家の御紋・・狂人・・発狂・・発狂!、そういえば・・」
酒井忠徳の頭にある事が浮かんだ。
「そういえば昔、駿府藩藩主であった徳川忠長が発狂した末にお家断絶、斬首の刑に処せらてたな・・しかも、その忠長への幕府の処罰への報復を恐れたあまり、家光公は駿府の人々すら殺害をした。もしや、忠長とこの桐の箱に何か関係があるのかもしれぬ。忠長が埋葬されたのは高崎藩内の寺だったな。一度その墓を観てみるか。」
酒井忠徳は江戸へ引き返す前に高崎藩に寄り徳川忠長の墓を観てまわることにした。
「川上殿が調べに調べつくしたこたびの狂人騒動の全ての記録か・・まさか、この箱の中にその伝染源があろうとはの誠に恐ろしきことこの上なし。しかし、この箱の裏の葵の御紋は間違いなく徳川家のもの・・駿府・・徳川家の御紋・・狂人・・発狂・・発狂!、そういえば・・」
酒井忠徳の頭にある事が浮かんだ。
「そういえば昔、駿府藩藩主であった徳川忠長が発狂した末にお家断絶、斬首の刑に処せらてたな・・しかも、その忠長への幕府の処罰への報復を恐れたあまり、家光公は駿府の人々すら殺害をした。もしや、忠長とこの桐の箱に何か関係があるのかもしれぬ。忠長が埋葬されたのは高崎藩内の寺だったな。一度その墓を観てみるか。」
酒井忠徳は江戸へ引き返す前に高崎藩に寄り徳川忠長の墓を観てまわることにした。
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