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第一章 狂気の根源
徳川忠長の秘密84
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頬は痩せこけ、結がほどけた髪は肩までかかり、なぜか服は着ておらず、ふんどし一丁の姿で酷く悪臭を放っていた。
駿府大納言徳川忠長のあまりにも変わり果てた姿に浜松藩兵らは唖然とするばかりであった。
「忠長様!ご無事でございましたか・・なぜかような場所に?」
忠長はうわ言を言うだけで目は虚。まともに受け答えはできなかった。
「おい!誰か体を覆うものを持ってこい!」
ただちに外にいる藩兵らに忠長発見の知らせが届き、外の藩兵らが持ってきた、捜索隊の印でもある藩の旗印を棒から取り外して、それを忠長の体に覆うことにした。
「忠長様これを、歩けまするか?皆の者心配しておりますぞ。ささこんな所にいるとお身体に障ります。」
藩兵らは忠長の両脇に手をやり、立たせると外に連れだした。
駿府大納言徳川忠長のあまりにも変わり果てた姿に浜松藩兵らは唖然とするばかりであった。
「忠長様!ご無事でございましたか・・なぜかような場所に?」
忠長はうわ言を言うだけで目は虚。まともに受け答えはできなかった。
「おい!誰か体を覆うものを持ってこい!」
ただちに外にいる藩兵らに忠長発見の知らせが届き、外の藩兵らが持ってきた、捜索隊の印でもある藩の旗印を棒から取り外して、それを忠長の体に覆うことにした。
「忠長様これを、歩けまするか?皆の者心配しておりますぞ。ささこんな所にいるとお身体に障ります。」
藩兵らは忠長の両脇に手をやり、立たせると外に連れだした。
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