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第一章 狂気の根源
徳川忠長の秘密22
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広々とした部屋で奥にはさらにもう一つの部屋があるのだが、そこも探しても忠長はいない。困り果てた家老達に1人の藩士が口を開く。
「この通路脇に格小窓があり、その格の部分が外れておりまする!しかしながらその下は深い森へと続き辺りには獣も出ると思われ・・」
それを聞いた家老の1人はすぐさまに探索をかけるように兵達を招集するよう命じるとともに、この宿場町の全ての人間に口封じをする工作をたてた。
「将軍様の弟がこんな様だと藩の面目も、徳川宗家に対する面目も全てにおいて潰れるわ・・あの馬鹿殿にはほどほど参る。」
ついに、家老の1人が腹の中の不満をぶちまけてしまった。
「この通路脇に格小窓があり、その格の部分が外れておりまする!しかしながらその下は深い森へと続き辺りには獣も出ると思われ・・」
それを聞いた家老の1人はすぐさまに探索をかけるように兵達を招集するよう命じるとともに、この宿場町の全ての人間に口封じをする工作をたてた。
「将軍様の弟がこんな様だと藩の面目も、徳川宗家に対する面目も全てにおいて潰れるわ・・あの馬鹿殿にはほどほど参る。」
ついに、家老の1人が腹の中の不満をぶちまけてしまった。
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