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森の中
第1話 魔物使いVS槍使い
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『おい、ダイヤ、雨、降ってきた!』
「え、本当?何味?」
『いやそっちのあめじゃなくて・・・』
洞窟を出発して1時間たった時、
突然雨が降ってきた。
私は慌ててフードを被り、雨宿りするところを探した。
あ、あの木で雨宿りしよう。
コモルが風邪ひくと良くないからしまっておこう。
呪文を唱えた後、木の下に来た。
ふ~、びしょびしょだ~。
全然止まらないんだけど。
ただ雨の音を聞くだけなんて楽しくない。
〈ドサッ〉
え、誰かが倒れる音がした。
急いで駈け寄ったら、虎型の魔物が倒れていた。
見るからに火属性だ。
多分ブレイタイガーという種類の魔物だ。
・・・あれ?
火属性は氷属性に弱いけど、火って水に弱いよね・・・。
・・・・・・・!
大変だ!私は魔物を優しく掴み、木の下まで連れて行った。
そして凍結を防ぐ薬を飲ませた。
『ん・・・なんだ・・・ここは天国か?』
「天国じゃないって」
『人間!?』
「大丈夫、襲う気はないから。貴方さっき死にかけていたんだよ」
『!、ありがとう、助けてくれて』
火属性の魔物が私にくっついてきた。
この魔物、なんかかっこいい。
強そうだし、最初は怖かったけど・・・。
「ねぇ、貴方って何を食べるの?」
『そうだな・・・最初に浮かんだのはチリ実だ』
「へ~どんな味がするの?」
『辛いぞ。今度食わせてやろうか?』
「オコトワリシマス・・・」
実は私、辛いの苦手なんだよね・・・。
ちょうどその時、雨が止んだ。
『おぉ、晴れた。本当にありがとう。君の名前は?』
「コウ・・・ダイヤ」
また本名を言いそうになった。
『ダイヤか・・・いい名だな』
でもダイヤは本当の名前じゃない。
そう思うと罪悪感を感じる。
『そういう名前、我も欲しいな。付けてくれるか?』
私は魔物の特徴に目をやった。
体が燃えている感じだから・・・
「メラ・・・とか?」
『メラか・・・今後はそう名乗るとしy』
突然メラが倒れた。
「え・・・メラ?」
背中に大きな切り傷ができていた。
でもメラはまだ死んでいない。
「まだ生きているのか」
槍を持った少年が近づいてきた。
「貴方がメラを・・・?」
「ん?そいつは魔物だ。だから倒す」
「メラは悪い魔物じゃない!!」
かっとなって言い返した。
「は?女が何偉そうに言うんだ」
「見た目で判断しないでっ!!」
すると少年が槍を構えた。
「どけ、どかないとお前も殺してやる」
「どかない!」
恐らくメラを殺すつもりだ。
私が守らないと。
でも話し合っても無駄だ。
仕方がない、戦うしかない!
メラに薬を飲ませてから、
コウ
コモルを呼び出した。
「ほう、お前は魔物使いか。後悔させてやる」
「そっちこそ」
『よく分からない、けど、戦う』
槍使いは突進してきた。
慌ててよけた。
コモルもうまくよけた。
そしてコモルは槍使いの腕を噛んだ。
「・・・っ」
一瞬動きが止まったが、槍を私に向かって投げてきた。
今度は上手くよけれず、ダメージをくらってしまった。
その瞬間コモルは氷柱を出した。
見事に直撃した。
でもコモルはだんだん息が荒くなってきた。
一人だと無理か。
私は呪文を唱えた。
リンク
水属性から氷属性になった。
そして氷魔法を唱えた。
ブリザード
槍使いはバランスを崩したけどすぐに体制を整えて、技を放った。
音面刺し
超音波みたいに槍が飛んできた。
私も、コモルも大ダメージを受けた。
恐らく会心した。
やばい、私もコモルもHPがかなり削れた。
槍使いは次の攻撃を仕掛けようとしている。
コモルも私も覚悟を決めて突進した。
その瞬間誰かが間に入って言った。
「もうやめろー!」
人物データ
メラ
種族:魔物(ブレイタイガー) 属性:火
凍結しそうになった時、ダイヤに拾われた虎型の魔物。
何事にも全力で、冷たいものに弱い。辛い物が好き。
謎の槍使い
種族:人
突然ダイヤの前に立ちはだかった戦士。年はダイヤより少し年上みたいだ。
「え、本当?何味?」
『いやそっちのあめじゃなくて・・・』
洞窟を出発して1時間たった時、
突然雨が降ってきた。
私は慌ててフードを被り、雨宿りするところを探した。
あ、あの木で雨宿りしよう。
コモルが風邪ひくと良くないからしまっておこう。
呪文を唱えた後、木の下に来た。
ふ~、びしょびしょだ~。
全然止まらないんだけど。
ただ雨の音を聞くだけなんて楽しくない。
〈ドサッ〉
え、誰かが倒れる音がした。
急いで駈け寄ったら、虎型の魔物が倒れていた。
見るからに火属性だ。
多分ブレイタイガーという種類の魔物だ。
・・・あれ?
火属性は氷属性に弱いけど、火って水に弱いよね・・・。
・・・・・・・!
大変だ!私は魔物を優しく掴み、木の下まで連れて行った。
そして凍結を防ぐ薬を飲ませた。
『ん・・・なんだ・・・ここは天国か?』
「天国じゃないって」
『人間!?』
「大丈夫、襲う気はないから。貴方さっき死にかけていたんだよ」
『!、ありがとう、助けてくれて』
火属性の魔物が私にくっついてきた。
この魔物、なんかかっこいい。
強そうだし、最初は怖かったけど・・・。
「ねぇ、貴方って何を食べるの?」
『そうだな・・・最初に浮かんだのはチリ実だ』
「へ~どんな味がするの?」
『辛いぞ。今度食わせてやろうか?』
「オコトワリシマス・・・」
実は私、辛いの苦手なんだよね・・・。
ちょうどその時、雨が止んだ。
『おぉ、晴れた。本当にありがとう。君の名前は?』
「コウ・・・ダイヤ」
また本名を言いそうになった。
『ダイヤか・・・いい名だな』
でもダイヤは本当の名前じゃない。
そう思うと罪悪感を感じる。
『そういう名前、我も欲しいな。付けてくれるか?』
私は魔物の特徴に目をやった。
体が燃えている感じだから・・・
「メラ・・・とか?」
『メラか・・・今後はそう名乗るとしy』
突然メラが倒れた。
「え・・・メラ?」
背中に大きな切り傷ができていた。
でもメラはまだ死んでいない。
「まだ生きているのか」
槍を持った少年が近づいてきた。
「貴方がメラを・・・?」
「ん?そいつは魔物だ。だから倒す」
「メラは悪い魔物じゃない!!」
かっとなって言い返した。
「は?女が何偉そうに言うんだ」
「見た目で判断しないでっ!!」
すると少年が槍を構えた。
「どけ、どかないとお前も殺してやる」
「どかない!」
恐らくメラを殺すつもりだ。
私が守らないと。
でも話し合っても無駄だ。
仕方がない、戦うしかない!
メラに薬を飲ませてから、
コウ
コモルを呼び出した。
「ほう、お前は魔物使いか。後悔させてやる」
「そっちこそ」
『よく分からない、けど、戦う』
槍使いは突進してきた。
慌ててよけた。
コモルもうまくよけた。
そしてコモルは槍使いの腕を噛んだ。
「・・・っ」
一瞬動きが止まったが、槍を私に向かって投げてきた。
今度は上手くよけれず、ダメージをくらってしまった。
その瞬間コモルは氷柱を出した。
見事に直撃した。
でもコモルはだんだん息が荒くなってきた。
一人だと無理か。
私は呪文を唱えた。
リンク
水属性から氷属性になった。
そして氷魔法を唱えた。
ブリザード
槍使いはバランスを崩したけどすぐに体制を整えて、技を放った。
音面刺し
超音波みたいに槍が飛んできた。
私も、コモルも大ダメージを受けた。
恐らく会心した。
やばい、私もコモルもHPがかなり削れた。
槍使いは次の攻撃を仕掛けようとしている。
コモルも私も覚悟を決めて突進した。
その瞬間誰かが間に入って言った。
「もうやめろー!」
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メラ
種族:魔物(ブレイタイガー) 属性:火
凍結しそうになった時、ダイヤに拾われた虎型の魔物。
何事にも全力で、冷たいものに弱い。辛い物が好き。
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