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神々の間では異世界転移がブームらしいです。第4部《新たなる神話》
28話 俺とマーリン
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防御をソフィアに任せて攻撃に専念する。
邪神の槍がソフィアの大楯に止められた隙に光の剣を突き立てる。
切っ先はプロテクションで止められ邪神までは届かないが、マーリンが言うにはこれで良いらしい。
ジンとバッカス、ランスも隙をついて攻撃する。
「威力は抑えめで良いわ、数を当てるのよ!」
高威力の攻撃を防いでも、低威力の攻撃を防いでもプロテクションに使う魔力は同じ、ならば速度を重視するべきだろう。
「ちっ、調子に……のるなぁ!!!!」
「な⁉︎」
邪神は突然のソフィアを相手にするのをやめると、両手の剣と槍を手放し、背後から拳を振るっていたランスの腕を掴む。
「おらぁ!」
「かっは!」
邪神は技術など関係なく、ただ力任せにランスを石畳へと叩きつけた。
あまりの衝撃に石畳が砕ける。
「ランス!」
「人のことを心配している場合か?」
「 ⁉︎ 」
つい先ほどまでランスの側にいたはずのしは、1番後方にいたはずのジンの側で足を振り上げていた。
「ぐぁ!」
蹴り飛ばされたジンは壁に叩きつけられる。
「おのれ!
よくもジンを!」
「よせ、バッカス!」
俺が止めるのも聞かずバッカスは邪神へ戦鎚を振り下ろす。
「ふん」
「なんじゃと⁉︎」
邪神は大岩すら砕くバッカスの戦鎚を片手で受け止めた。
「退がれバッカス!
連携を取るんだ!」
俺は光の精霊の力で邪神の直ぐ近くまで移動する。
そこから更に高速で剣を振る。
バッカスが大勢を立て直す時間を稼ぐ為だ。
「アビスシュート!」
「アイシクルショット!」
マーリンとソフィアも援護として魔法を放つ。
しかし、俺の剣を受ける事なく無視した邪神はマーリンの魔法を紙一重で躱すとソフィアの魔法に当たる事にも関わらずバッカスを追う。
「はぁ!」
「くぅぼお!」
バッカスもジンと同様に邪神の蹴りを受ける。
邪神の動きは止まらず、マーリンとソフィアに襲いかかる。
「くっ、シールド!」
「キャッスルゲート!」
マーリンのシールドが2人の周囲に展開し、ソフィアの魔法で強化される。
「くだらん!」
ガギン
邪神は拳で2人の防壁を打ち砕いた。
「ま、マーリン!」
咄嗟にマーリンの前に立ったソフィアの盾に邪神の拳が突き刺さる。
Aランクの魔物、キマイラの素材で出来た大楯が粉々に砕ける。
「調子に乗ってんじゃねえぞ。
下等生物ども、貴様らはただ黙って滅びれば良いんだよ」
邪神はマーリンに向かって拳を振り上げる。
「マーリン!」
「アビスチェーン」
マーリンの周囲に現れた魔方陣から黒い鎖が飛び出し邪神の身体に巻き付く。
「ちっ、深淵の拘束魔法か……」
邪神は駆け寄る俺に向けて手を伸ばす。
その姿がクルスに手を向けた時の姿と重なった。
瞬間、俺は横に身を投げ出す。
すると、俺がいた場所を高速で剣と槍が飛び去る。
剣を掴み取った邪神は、マーリンの鎖を簡単に断ち切ってしまう。
「くっ、如何すれば……」
「もう少しよ、私達で奴の魔力を削るしかないわ」
マーリンは邪神が鎖で身動き出来ない僅かな隙に俺の側まで退避して来ていた。
マーリンは告げる。
「私が援護するから邪神に斬りかかって」
「分かった、やってやるさ」
圧倒的な戦闘力を見せる邪神向かって、俺はマーリンと共に駆け出すのだった。
邪神の槍がソフィアの大楯に止められた隙に光の剣を突き立てる。
切っ先はプロテクションで止められ邪神までは届かないが、マーリンが言うにはこれで良いらしい。
ジンとバッカス、ランスも隙をついて攻撃する。
「威力は抑えめで良いわ、数を当てるのよ!」
高威力の攻撃を防いでも、低威力の攻撃を防いでもプロテクションに使う魔力は同じ、ならば速度を重視するべきだろう。
「ちっ、調子に……のるなぁ!!!!」
「な⁉︎」
邪神は突然のソフィアを相手にするのをやめると、両手の剣と槍を手放し、背後から拳を振るっていたランスの腕を掴む。
「おらぁ!」
「かっは!」
邪神は技術など関係なく、ただ力任せにランスを石畳へと叩きつけた。
あまりの衝撃に石畳が砕ける。
「ランス!」
「人のことを心配している場合か?」
「 ⁉︎ 」
つい先ほどまでランスの側にいたはずのしは、1番後方にいたはずのジンの側で足を振り上げていた。
「ぐぁ!」
蹴り飛ばされたジンは壁に叩きつけられる。
「おのれ!
よくもジンを!」
「よせ、バッカス!」
俺が止めるのも聞かずバッカスは邪神へ戦鎚を振り下ろす。
「ふん」
「なんじゃと⁉︎」
邪神は大岩すら砕くバッカスの戦鎚を片手で受け止めた。
「退がれバッカス!
連携を取るんだ!」
俺は光の精霊の力で邪神の直ぐ近くまで移動する。
そこから更に高速で剣を振る。
バッカスが大勢を立て直す時間を稼ぐ為だ。
「アビスシュート!」
「アイシクルショット!」
マーリンとソフィアも援護として魔法を放つ。
しかし、俺の剣を受ける事なく無視した邪神はマーリンの魔法を紙一重で躱すとソフィアの魔法に当たる事にも関わらずバッカスを追う。
「はぁ!」
「くぅぼお!」
バッカスもジンと同様に邪神の蹴りを受ける。
邪神の動きは止まらず、マーリンとソフィアに襲いかかる。
「くっ、シールド!」
「キャッスルゲート!」
マーリンのシールドが2人の周囲に展開し、ソフィアの魔法で強化される。
「くだらん!」
ガギン
邪神は拳で2人の防壁を打ち砕いた。
「ま、マーリン!」
咄嗟にマーリンの前に立ったソフィアの盾に邪神の拳が突き刺さる。
Aランクの魔物、キマイラの素材で出来た大楯が粉々に砕ける。
「調子に乗ってんじゃねえぞ。
下等生物ども、貴様らはただ黙って滅びれば良いんだよ」
邪神はマーリンに向かって拳を振り上げる。
「マーリン!」
「アビスチェーン」
マーリンの周囲に現れた魔方陣から黒い鎖が飛び出し邪神の身体に巻き付く。
「ちっ、深淵の拘束魔法か……」
邪神は駆け寄る俺に向けて手を伸ばす。
その姿がクルスに手を向けた時の姿と重なった。
瞬間、俺は横に身を投げ出す。
すると、俺がいた場所を高速で剣と槍が飛び去る。
剣を掴み取った邪神は、マーリンの鎖を簡単に断ち切ってしまう。
「くっ、如何すれば……」
「もう少しよ、私達で奴の魔力を削るしかないわ」
マーリンは邪神が鎖で身動き出来ない僅かな隙に俺の側まで退避して来ていた。
マーリンは告げる。
「私が援護するから邪神に斬りかかって」
「分かった、やってやるさ」
圧倒的な戦闘力を見せる邪神向かって、俺はマーリンと共に駆け出すのだった。
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