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神々の間では異世界転移がブームらしいです。 第2部 《精霊の紋章》
97話 解呪と治癒を求めて
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俺は開放感に包まれながら長い廊下を歩いていた。
ここ最近は実績作りの為、騎士団を率いて魔物の討伐をしたり、父上の仕事を手伝い国政に付いての勉強をしたりと忙しい日々を過ごしていた。
だが今日、午前の政務を終えた今は、久々の余暇である。
自室に戻ろうと歩き慣れた廊下を進んでいると目の前の扉から銀髪の女性が姿を現した。
「シア」
「あら、レオ様。
もう政務を終えられたのですか?」
「ああ、やっと自由な時間を満喫出来るぜ」
「レオ様……」
「あー、久し振りに余暇を過ごす事が可能だ」
「どこに誰の耳目があるかわからないのですから、言動にはお気を付け下さいまし。
レオ様は次期国王陛下なのですから」
こうやって父上の様な二面性のある性格が形成されて行くのだろう、と俺はシアに曖昧な返事を返しながら思うのだった。
俺はシアと連れ立って自室に戻って来た。
シアも今日は午後からの時間は空いている様なので2人で過ごす事にしたのだ。
部屋の扉を開き、中に一歩踏み入れたのだが……俺は咄嗟に腰の剣に手を掛けた。
横を見るとシアも何処からか取り出した短剣を手にしている。
部屋の中に血の匂いが充満していたからだ。
しかし、俺達はすぐに武器から手を離した。
目の前には換気の為に一時的に開け放たれた奥の部屋に続く扉。
その先には先日マーリンから送られて来たSランク冒険者から譲り受けたと言う転移の魔方陣を設置してあった。
今はその場所に有った魔方陣は消滅しており、代わりに血と土埃で汚れた4人の人間が居た。
「マーリンさん!」
「誰か!医者を呼べ!」
俺は廊下に立つ近衛に命じて4人に駆け寄ったシアの後を追うのだった。
マーリンとエリオそれと、ソフィアとザネリは王宮医師の治療を受けた。
特に傷が深かったエリオとソフィアは治療に少し時間が掛かりそうだ。
また、マーリンには怪我は無かったが魔力をほとんど使い切った様で、今は魔力回復用のポーションを飲んで眠っている。
なので俺とシアは軽傷だったザネリから話を聞いた。
ソフィアは紋章を持つエリオのパーティメンバーだと、以前手紙で知らされたが、ザネリはたまたま行動を共にしていた冒険者らしい。
俺やシアが名乗ると酷く緊張した様だが何とか話を聞くことが出来た。
それは魔王の襲撃とカートの死と言う衝撃的な内容だった。
更に人類の希望の光、勇者エリオは魔王の呪いを受けて精霊の力を使う事が出来なくなっていると言う。
ザネリに退がって休む様に伝えると俺達も部屋に戻った。
詳しい話は明日、エリオやマーリンを交えて行うべきだろう。
翌日、エリオ達が休んでいる部屋に足を運ぶ。
今日の政務は文官達に任せてある。
そして、俺はエリオ達に関わる事に関して、国王代理の権限を与えられた。
昨日の夜、シアと2人でその説明を父上けら受けたのだが、父上はシアの方を見ながら話、最後に『頼んだぞシンシア』と話を締めくくった。
いや、シアの方が俺よりも優秀である事はわかっている。
わかっているが少し位なら愚痴っても良いだろう。
部屋に入るとマーリンは既に目覚めており、エリオとソフィア大丈夫そうだ。
全員に座って貰い話を始める。
「マーリン、エリオ、ソフィアとザネリも……まずはお前達が無事でよかった。
カートの件は……残念だ……何と言って良いかわからない」
「………………」
マーリン達は苦虫を噛み潰す様な顔をしている。
「エリオは呪いを受けたと聞いたが解呪は出来たのか?」
「いや、まだ出来てないんだ」
エリオは言いづらそうに言った。
「レオンハルト様、その件は私からご説明させて頂きます」
後ろに控えていた王宮医師が名乗り出た。
「エリオ殿に掛けられた呪いはとても強力です。
この呪いは魔力を扱おうとすると呪いを受けた者の魂に傷をつけます。
魔王との戦闘において無理に魔力を使おうとした為、すでにエリオ殿の魂にはかなりの傷を受けていると思われます」
「そうか……呪いの解呪と魂の治癒が必要だな」
「その辺はどうなっているのでしょうか?」
「はいシンシア様、解呪と治癒なのですが……現状では手が有りません。
とても強力な呪いで、相当な神聖魔法の使い手でなくては解呪は難しいでしょう」
「そうか……」
俺は少し考え込むと、1つの可能性にたどり着く。
周囲を見るとシアとマーリンも同じ答えにたどり着いた様だ。
彼女なら呪いの解呪は無理かも知れないが、魂の傷を治癒する事なら出来るのでは無いかと思う。
「王宮にお呼びしますか?」
俺はシアの問いに首を振る。
「この件はあまり時間をかける訳には行かない。
王家の移動用のワイバーン引きのワゴンがある。
アレを使いこちらから出向こう」
「ど、何処に向かうんだ?」
エリオの質問に俺とシア、マーリンは声を揃えて答えた。
「「「辺境だ(よ・ですわ)」」」
ここ最近は実績作りの為、騎士団を率いて魔物の討伐をしたり、父上の仕事を手伝い国政に付いての勉強をしたりと忙しい日々を過ごしていた。
だが今日、午前の政務を終えた今は、久々の余暇である。
自室に戻ろうと歩き慣れた廊下を進んでいると目の前の扉から銀髪の女性が姿を現した。
「シア」
「あら、レオ様。
もう政務を終えられたのですか?」
「ああ、やっと自由な時間を満喫出来るぜ」
「レオ様……」
「あー、久し振りに余暇を過ごす事が可能だ」
「どこに誰の耳目があるかわからないのですから、言動にはお気を付け下さいまし。
レオ様は次期国王陛下なのですから」
こうやって父上の様な二面性のある性格が形成されて行くのだろう、と俺はシアに曖昧な返事を返しながら思うのだった。
俺はシアと連れ立って自室に戻って来た。
シアも今日は午後からの時間は空いている様なので2人で過ごす事にしたのだ。
部屋の扉を開き、中に一歩踏み入れたのだが……俺は咄嗟に腰の剣に手を掛けた。
横を見るとシアも何処からか取り出した短剣を手にしている。
部屋の中に血の匂いが充満していたからだ。
しかし、俺達はすぐに武器から手を離した。
目の前には換気の為に一時的に開け放たれた奥の部屋に続く扉。
その先には先日マーリンから送られて来たSランク冒険者から譲り受けたと言う転移の魔方陣を設置してあった。
今はその場所に有った魔方陣は消滅しており、代わりに血と土埃で汚れた4人の人間が居た。
「マーリンさん!」
「誰か!医者を呼べ!」
俺は廊下に立つ近衛に命じて4人に駆け寄ったシアの後を追うのだった。
マーリンとエリオそれと、ソフィアとザネリは王宮医師の治療を受けた。
特に傷が深かったエリオとソフィアは治療に少し時間が掛かりそうだ。
また、マーリンには怪我は無かったが魔力をほとんど使い切った様で、今は魔力回復用のポーションを飲んで眠っている。
なので俺とシアは軽傷だったザネリから話を聞いた。
ソフィアは紋章を持つエリオのパーティメンバーだと、以前手紙で知らされたが、ザネリはたまたま行動を共にしていた冒険者らしい。
俺やシアが名乗ると酷く緊張した様だが何とか話を聞くことが出来た。
それは魔王の襲撃とカートの死と言う衝撃的な内容だった。
更に人類の希望の光、勇者エリオは魔王の呪いを受けて精霊の力を使う事が出来なくなっていると言う。
ザネリに退がって休む様に伝えると俺達も部屋に戻った。
詳しい話は明日、エリオやマーリンを交えて行うべきだろう。
翌日、エリオ達が休んでいる部屋に足を運ぶ。
今日の政務は文官達に任せてある。
そして、俺はエリオ達に関わる事に関して、国王代理の権限を与えられた。
昨日の夜、シアと2人でその説明を父上けら受けたのだが、父上はシアの方を見ながら話、最後に『頼んだぞシンシア』と話を締めくくった。
いや、シアの方が俺よりも優秀である事はわかっている。
わかっているが少し位なら愚痴っても良いだろう。
部屋に入るとマーリンは既に目覚めており、エリオとソフィア大丈夫そうだ。
全員に座って貰い話を始める。
「マーリン、エリオ、ソフィアとザネリも……まずはお前達が無事でよかった。
カートの件は……残念だ……何と言って良いかわからない」
「………………」
マーリン達は苦虫を噛み潰す様な顔をしている。
「エリオは呪いを受けたと聞いたが解呪は出来たのか?」
「いや、まだ出来てないんだ」
エリオは言いづらそうに言った。
「レオンハルト様、その件は私からご説明させて頂きます」
後ろに控えていた王宮医師が名乗り出た。
「エリオ殿に掛けられた呪いはとても強力です。
この呪いは魔力を扱おうとすると呪いを受けた者の魂に傷をつけます。
魔王との戦闘において無理に魔力を使おうとした為、すでにエリオ殿の魂にはかなりの傷を受けていると思われます」
「そうか……呪いの解呪と魂の治癒が必要だな」
「その辺はどうなっているのでしょうか?」
「はいシンシア様、解呪と治癒なのですが……現状では手が有りません。
とても強力な呪いで、相当な神聖魔法の使い手でなくては解呪は難しいでしょう」
「そうか……」
俺は少し考え込むと、1つの可能性にたどり着く。
周囲を見るとシアとマーリンも同じ答えにたどり着いた様だ。
彼女なら呪いの解呪は無理かも知れないが、魂の傷を治癒する事なら出来るのでは無いかと思う。
「王宮にお呼びしますか?」
俺はシアの問いに首を振る。
「この件はあまり時間をかける訳には行かない。
王家の移動用のワイバーン引きのワゴンがある。
アレを使いこちらから出向こう」
「ど、何処に向かうんだ?」
エリオの質問に俺とシア、マーリンは声を揃えて答えた。
「「「辺境だ(よ・ですわ)」」」
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