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神々の間では異世界転移がブームらしいです。 第2部 《精霊の紋章》
47話 変人現る
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「ひいぃぃいあがぁ⁉︎」
もう何人目でしょうか?
グリント帝国を出てヤナバル王国に入ってからと言うもの街道で商人や旅人を見掛けると、必ずと言って良いほど盗賊とセットです。
襲われていなかったのは片手で数えられるくらいしか居ません。
この国の兵士は何をやっているのでしょうか?
国境の兵士も感じが悪かったですしね。
最初は何様だってくらいしか上から目線の高圧的な態度だったのにわたしのギルドカードを見てAランク冒険者だと知ると、途端に態度を変えて媚を売って来ました。
いっそ清々しいくらいの小物感です。
さて、いつもの『お話タイム』と行きましょうか。
盗賊に襲われていた旅人さんから気持ち程度のお礼を受け取り、護衛の依頼を断ると、わたしは盗賊の生き残りを集めると死なない程度に治療します。
「貴方達のアジトを教えて下さい」
「フン、誰がてめぇみてぇなガキにがぁぁぁあ!」
盗賊の腹の傷に雑に毒草の粉末を塗り込みます。
いえ、初めは普通に尋問していたんですよ?
でも、こうも多いとだんだん面倒になって来たのです。
いちいち毒薬を使うのはもったいないですし、今度は自白剤を用意しておきましょうかね?
わたしは盗賊の多さに辟易しながら聞き出したアジトへと向かうのでした。
ヤナバル王国の中でもそこそこ大きな街、カタンの街に到着しました。
グリント帝国との国境からこの街までほぼ一直線に飛んで来ましたが、ここまでで3日、潰した盗賊団は8個です。
多過ぎます!
一体どうなっているのですかこの国は!
この街からリーブン王国との国境までは馬車で5日だと聞きました。
オリオンなら1日で移動可能でしょう。
しかし、その間に幾つ盗賊団が現れるかわかりません。
取り敢えず冒険者ギルドで周辺の情報を集める事にします。
ギキギィ!
軋むスイングドアを開け、ギルドに入ります。
ギルドの中も街と同じくどんよりとした雰囲気です。
「おいおい、いつから冒険者ギルドはガキの遊び場になったんだ?」
「「「がっはっはっは!」」」
酒で顔を赤くした巨漢がわたしの前に立ちふさがりました。
新しいギルドに来るといつもコレです。
前々から思っていましたが、依頼人や商人の下働きなどで冒険者ギルドに出入りする少年少女もいるでしょう。
なんでそれに絡むのか、わたしには理解できません。
「やめないか!」
いつも通り殴りつけようとしたのですが、そんなわたしの前に割って入る冒険者がいました。
その冒険者は旅用の丈夫な白い服に赤く染め抜いた革鎧を着け、真っ白なマントを羽織っていました。
冒険者は金髪をキザったらしくかき上げながら言います。
「いたいけな少女を恫喝するなんて美しくないと思わないのか!」
何ですか、此奴は?
そして、何ですかそのポーズは?
冒険者は大きく腕を振り上げ、まるで舞台役者の様に巨漢を糾弾しています。
巨漢もいきなりの乱入者の熱量に唖然としており、その隙に冒険者は振り返ると、わたしに対してポーズ付きで声をかけて来ました。
「この僕が来たからにはもう大丈夫、君のその澄んだ高原の夜空の様に美しい髪の1つ足りとも奴に触れさせたりはしない!(髪をかき上げながら遠くを見つめるポーズ)
だから涙を拭いて、笑っておくれ(左手を自分の胸に当て、右手をわたしの方に差し出すポーズ)
君に涙は似合わない。
君の笑顔を守るためなら、僕はドラゴンだろうと叩き伏せて見せよう!(荒ぶる鷹のポーズ)」
ドン引きです。
今までかなり濃い人達を見て来ましたが、かなり高レベルの変人です。
しかし、経験上高ランク冒険者には変人が多いです。
と言うか変人しか居ません。
チョロいエルフ……略してチョロフのリュミナスさんに、兄より優れた弟などいないジャギさん、愛と筋肉の伝道師アイゼンさん、磯の香りのカイさん、誰も彼も癖の強い人達ばかりです。
まともな常識人は、わたしくらいでしょう。
わたしが現実逃避している間に、あれよあれよと巨漢と変人が模擬戦で決着をつけると言う話になりました。
ドウシテコウナッタ…………
野次馬達が見物に行き、何故か、ほぼ無関係なわたしもギルドの訓練所まで連れて行かれ、立会人みたいな立ち位置になってしまいました。
本当にどうでもいいです。
「はっん! この俺がCランクのガラッドだ!
俺の名を聞いてビビったか?
謝るなら今の内だぞ」
「フッ、君の名前に興味なんてないな(肩をすくめるポーズ)」
「あぁん?
てか、てめぇ何者だ、この辺では見ねぇ顔だな?」
「ふっふっふ、僕こそ、戦場に咲く赤き薔薇、美の守護者にして、乙女の守り人、アークだ!」
「アーク、 聞かねえ名だな。
ランクは?」
「ふっ……Eだ」
「は?」
は?
Eランク?
手紙の配達などのお使いクエストを卒業して、ようやく魔物を討伐し始めるランクです。
いえ、あの自信に満ちた態度を考えればランク以上の力を持つのでしょう。
まだ、ギルドに登録したばかりとか……
「お前……冒険者になって何年目だ?」
「ん?5年目だが」
あ、こりゃダメですね。
彼はただのバカです。
5年も経ってまだEランクと言うことはよほど向いていないのでしょう。
ガラッドさんも呆れた顔をしています。
はぁ、早く終わらせましょう。
「じゃあ、模擬戦を始めましょう。
構えて……はい、始め」
わたしのやる気のない合図で模擬戦が始まりました。
始まったのですが…………
「ふっふっふ、そんな不安そうな顔をしないでくれ。
僕に全て任せておくれ、子猫ちゃん(ウインク)」
「いいから前を見てください。
始まってますよ」
「はぁ~、面倒クセェ。
なんでこんな事に……」
ガラッドさん、その意見には同意しますが元凶は貴方ですからね?
もう何人目でしょうか?
グリント帝国を出てヤナバル王国に入ってからと言うもの街道で商人や旅人を見掛けると、必ずと言って良いほど盗賊とセットです。
襲われていなかったのは片手で数えられるくらいしか居ません。
この国の兵士は何をやっているのでしょうか?
国境の兵士も感じが悪かったですしね。
最初は何様だってくらいしか上から目線の高圧的な態度だったのにわたしのギルドカードを見てAランク冒険者だと知ると、途端に態度を変えて媚を売って来ました。
いっそ清々しいくらいの小物感です。
さて、いつもの『お話タイム』と行きましょうか。
盗賊に襲われていた旅人さんから気持ち程度のお礼を受け取り、護衛の依頼を断ると、わたしは盗賊の生き残りを集めると死なない程度に治療します。
「貴方達のアジトを教えて下さい」
「フン、誰がてめぇみてぇなガキにがぁぁぁあ!」
盗賊の腹の傷に雑に毒草の粉末を塗り込みます。
いえ、初めは普通に尋問していたんですよ?
でも、こうも多いとだんだん面倒になって来たのです。
いちいち毒薬を使うのはもったいないですし、今度は自白剤を用意しておきましょうかね?
わたしは盗賊の多さに辟易しながら聞き出したアジトへと向かうのでした。
ヤナバル王国の中でもそこそこ大きな街、カタンの街に到着しました。
グリント帝国との国境からこの街までほぼ一直線に飛んで来ましたが、ここまでで3日、潰した盗賊団は8個です。
多過ぎます!
一体どうなっているのですかこの国は!
この街からリーブン王国との国境までは馬車で5日だと聞きました。
オリオンなら1日で移動可能でしょう。
しかし、その間に幾つ盗賊団が現れるかわかりません。
取り敢えず冒険者ギルドで周辺の情報を集める事にします。
ギキギィ!
軋むスイングドアを開け、ギルドに入ります。
ギルドの中も街と同じくどんよりとした雰囲気です。
「おいおい、いつから冒険者ギルドはガキの遊び場になったんだ?」
「「「がっはっはっは!」」」
酒で顔を赤くした巨漢がわたしの前に立ちふさがりました。
新しいギルドに来るといつもコレです。
前々から思っていましたが、依頼人や商人の下働きなどで冒険者ギルドに出入りする少年少女もいるでしょう。
なんでそれに絡むのか、わたしには理解できません。
「やめないか!」
いつも通り殴りつけようとしたのですが、そんなわたしの前に割って入る冒険者がいました。
その冒険者は旅用の丈夫な白い服に赤く染め抜いた革鎧を着け、真っ白なマントを羽織っていました。
冒険者は金髪をキザったらしくかき上げながら言います。
「いたいけな少女を恫喝するなんて美しくないと思わないのか!」
何ですか、此奴は?
そして、何ですかそのポーズは?
冒険者は大きく腕を振り上げ、まるで舞台役者の様に巨漢を糾弾しています。
巨漢もいきなりの乱入者の熱量に唖然としており、その隙に冒険者は振り返ると、わたしに対してポーズ付きで声をかけて来ました。
「この僕が来たからにはもう大丈夫、君のその澄んだ高原の夜空の様に美しい髪の1つ足りとも奴に触れさせたりはしない!(髪をかき上げながら遠くを見つめるポーズ)
だから涙を拭いて、笑っておくれ(左手を自分の胸に当て、右手をわたしの方に差し出すポーズ)
君に涙は似合わない。
君の笑顔を守るためなら、僕はドラゴンだろうと叩き伏せて見せよう!(荒ぶる鷹のポーズ)」
ドン引きです。
今までかなり濃い人達を見て来ましたが、かなり高レベルの変人です。
しかし、経験上高ランク冒険者には変人が多いです。
と言うか変人しか居ません。
チョロいエルフ……略してチョロフのリュミナスさんに、兄より優れた弟などいないジャギさん、愛と筋肉の伝道師アイゼンさん、磯の香りのカイさん、誰も彼も癖の強い人達ばかりです。
まともな常識人は、わたしくらいでしょう。
わたしが現実逃避している間に、あれよあれよと巨漢と変人が模擬戦で決着をつけると言う話になりました。
ドウシテコウナッタ…………
野次馬達が見物に行き、何故か、ほぼ無関係なわたしもギルドの訓練所まで連れて行かれ、立会人みたいな立ち位置になってしまいました。
本当にどうでもいいです。
「はっん! この俺がCランクのガラッドだ!
俺の名を聞いてビビったか?
謝るなら今の内だぞ」
「フッ、君の名前に興味なんてないな(肩をすくめるポーズ)」
「あぁん?
てか、てめぇ何者だ、この辺では見ねぇ顔だな?」
「ふっふっふ、僕こそ、戦場に咲く赤き薔薇、美の守護者にして、乙女の守り人、アークだ!」
「アーク、 聞かねえ名だな。
ランクは?」
「ふっ……Eだ」
「は?」
は?
Eランク?
手紙の配達などのお使いクエストを卒業して、ようやく魔物を討伐し始めるランクです。
いえ、あの自信に満ちた態度を考えればランク以上の力を持つのでしょう。
まだ、ギルドに登録したばかりとか……
「お前……冒険者になって何年目だ?」
「ん?5年目だが」
あ、こりゃダメですね。
彼はただのバカです。
5年も経ってまだEランクと言うことはよほど向いていないのでしょう。
ガラッドさんも呆れた顔をしています。
はぁ、早く終わらせましょう。
「じゃあ、模擬戦を始めましょう。
構えて……はい、始め」
わたしのやる気のない合図で模擬戦が始まりました。
始まったのですが…………
「ふっふっふ、そんな不安そうな顔をしないでくれ。
僕に全て任せておくれ、子猫ちゃん(ウインク)」
「いいから前を見てください。
始まってますよ」
「はぁ~、面倒クセェ。
なんでこんな事に……」
ガラッドさん、その意見には同意しますが元凶は貴方ですからね?
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