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神々の間では異世界転移がブームらしいです。 第2部 《精霊の紋章》
7話 協力と救援
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町までの道中は数回、ゴブリンやコボルトに遭遇したが問題無く討伐した。
インベの町に戻って来た俺とマーリンはギルドに向かった。
ギルドで手紙の配達の報酬とゴブリンやコボルトの魔石を売却金を貰った俺は売却金をマーリンと分けながら尋ねる。
「町に着いたけどマーリンはこれからどうするんだ?」
「そうね、取り敢えず路銀を稼ぐ為に暫くはこの町で仕事をしよう思うんだけど…………エリオは特に目的とかは無いのよね?」
「目的ならあるさ。
冒険者として、名を上げたいからね」
「でも、目指している場所とかは無く、漠然とした目的でしょ。
なら、暫くわたしと組まない?」
俺はマーリンの意外な提案に尋ね返す。
「マーリンと?」
「ええ、道中の戦闘で分かったと思うけど、私は元々支援系の魔法使いなのよ。
もちろん、今まで一年近くソロでやって来たから剣も使えるけど付与や魔法での援護の方が得意なの。
だから戦士系の前衛と組む方が戦い易いのよ」
「そうか、確かにマーリンの補助魔法が有ると戦い易いな」
マーリンの付与魔法や援護魔法が有ると本来の力以上の動きが出来た。
「そうでしょ?」
「分かった。
これからよろしく」
「ええ、よろしく。
取り敢えず、宿を取って休みましょう。
明日は休憩にして、明後日から依頼を受けるって事で良いかしら?」
「ああ、それで構わないよ」
「そう、じゃあ行きましょう」
俺とマーリンは宿を探しに行く為、ギルドを後にした。
===========================
わたしとシアさんは海の上を飛び続けています。
方角は時々シアさんが取り出した地図で確認しているので問題ありません。
シアさんの地図はマジックアイテムなのか、わたし達の現在地やシアさんの商会の一部の商人さんの居場所が分かるそうです。
「近くにわたしの商会の商船が有りますわ。
少し休ませて貰いますか?」
「そうですね。
そろそろお昼ですし、休憩にしましょうか」
シアさんの指示する方向に飛ぶと一隻の船が見えて来ました。
「不味いですね」
「どうしたのですか?」
「戦闘中のようです。
海賊でしょうか?」
「いえ、この海域には強力な魔物も多いので海賊は居ない筈です。
恐らく魔物だと思いますわ」
「とにかく、助けに行きましょう。
どうも、相手の数が多いようです。
負けないにしても被害が出るかも知れません」
「お手数おかけしますわ」
「シアさんはオリオンと待っていて下さいね」
当然シアに戦わせるつもりは有りません。
彼女は強いですがもし怪我をしてはいけませんからね。
そう思ったのですが……
「いえ、わたくしも戦いますわ!」
っとシアさんは主張します。
何でも今のシアさんは貴族の令嬢ではなく、1人の商人であり、部下が襲われているのを、見捨てる訳には行かないとの事です。
今は言い争っている場合では有りませんし、まぁ、シアさんなら大丈夫でしょう……多分。
わたしの責任では有りませんし……多少の怪我なら治療できますしね。
船に近づくと甲板で護衛の冒険者らしき人達が戦って居るのが見えて来ました。
どうやら相手は海のゴブリンとでも言うべき魔物サハギンです。
わたしとシアさんはオリオンから飛び降り、甲板へと着地したのでした。
インベの町に戻って来た俺とマーリンはギルドに向かった。
ギルドで手紙の配達の報酬とゴブリンやコボルトの魔石を売却金を貰った俺は売却金をマーリンと分けながら尋ねる。
「町に着いたけどマーリンはこれからどうするんだ?」
「そうね、取り敢えず路銀を稼ぐ為に暫くはこの町で仕事をしよう思うんだけど…………エリオは特に目的とかは無いのよね?」
「目的ならあるさ。
冒険者として、名を上げたいからね」
「でも、目指している場所とかは無く、漠然とした目的でしょ。
なら、暫くわたしと組まない?」
俺はマーリンの意外な提案に尋ね返す。
「マーリンと?」
「ええ、道中の戦闘で分かったと思うけど、私は元々支援系の魔法使いなのよ。
もちろん、今まで一年近くソロでやって来たから剣も使えるけど付与や魔法での援護の方が得意なの。
だから戦士系の前衛と組む方が戦い易いのよ」
「そうか、確かにマーリンの補助魔法が有ると戦い易いな」
マーリンの付与魔法や援護魔法が有ると本来の力以上の動きが出来た。
「そうでしょ?」
「分かった。
これからよろしく」
「ええ、よろしく。
取り敢えず、宿を取って休みましょう。
明日は休憩にして、明後日から依頼を受けるって事で良いかしら?」
「ああ、それで構わないよ」
「そう、じゃあ行きましょう」
俺とマーリンは宿を探しに行く為、ギルドを後にした。
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わたしとシアさんは海の上を飛び続けています。
方角は時々シアさんが取り出した地図で確認しているので問題ありません。
シアさんの地図はマジックアイテムなのか、わたし達の現在地やシアさんの商会の一部の商人さんの居場所が分かるそうです。
「近くにわたしの商会の商船が有りますわ。
少し休ませて貰いますか?」
「そうですね。
そろそろお昼ですし、休憩にしましょうか」
シアさんの指示する方向に飛ぶと一隻の船が見えて来ました。
「不味いですね」
「どうしたのですか?」
「戦闘中のようです。
海賊でしょうか?」
「いえ、この海域には強力な魔物も多いので海賊は居ない筈です。
恐らく魔物だと思いますわ」
「とにかく、助けに行きましょう。
どうも、相手の数が多いようです。
負けないにしても被害が出るかも知れません」
「お手数おかけしますわ」
「シアさんはオリオンと待っていて下さいね」
当然シアに戦わせるつもりは有りません。
彼女は強いですがもし怪我をしてはいけませんからね。
そう思ったのですが……
「いえ、わたくしも戦いますわ!」
っとシアさんは主張します。
何でも今のシアさんは貴族の令嬢ではなく、1人の商人であり、部下が襲われているのを、見捨てる訳には行かないとの事です。
今は言い争っている場合では有りませんし、まぁ、シアさんなら大丈夫でしょう……多分。
わたしの責任では有りませんし……多少の怪我なら治療できますしね。
船に近づくと甲板で護衛の冒険者らしき人達が戦って居るのが見えて来ました。
どうやら相手は海のゴブリンとでも言うべき魔物サハギンです。
わたしとシアさんはオリオンから飛び降り、甲板へと着地したのでした。
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