181 / 418
神々の間では異世界転移がブームらしいです。 第1部 《漆黒の少女》
171話 間引きとわたし
しおりを挟む
お知らせ
お話の都合により170話のラストを少し修正しました。
ごめん_:(´ཀ`」 ∠):
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
生い茂る木々を抜けて森の奥へと入って行きます。
そして強力な魔物の魔力を感じた場所に到着します。
そこにはまた、あの貴族のバカ少年達とオークキングが対峙していました。
オークキングと取り巻きのオークジェネラルやオークは、草むらで分かりづらいですが、洞窟の様なところから出てきているみたいですね。
オークの群れはゴブリンと同様、粗末な小屋などを建てて村をつくる事が多いです。
洞窟をそのまま巣にしているのは珍しいですから、間引きの冒険者達も見逃したのでしょう。
オークはバカ少年達を取り囲もうとしています。
「くっ、逃げるぞ! 走れ!」
お?
てっきり根拠の無い自信で戦いを挑むと思ったのですが相手の数を見て逃走を選びましたね。
単にびびっただけかも知れませんが……
逃げ出したバカ少年達をオーク共が追いかけます。
わたしも後を追いましょう。
必死で走るバカ少年達の後に続く様に10体程のオーク、オークジェネラル、オークキングが後を追っています。
学生にはちょっと多いですね。
わたしは手に入れてからずっとアイテムボックスの肥やしにしていた魔法銃を取り出し、魔石をセットします。
狙うのは10体も居るオークの脚です。
半分くらいに間引いておきましょう。
パッ!
パッ!
パッ!
足を撃ち抜かれたオークが悲鳴をあげて転がります。
パッ!
パッ!
こんな物ですか。
バカ少年達を追っているオークの数は5体になりました。
わたしは転がっているオークに素早くとどめを刺して再度、追跡します。
追跡スキルがある為か、多少離されてもマッピングスキルを使う事なく移動の跡を探し、追跡が出来ます。
パッ!
パッ!
オークキングの背中に魔法銃を撃ち込みますがあまり効果は無いようです。
しかし、鬱陶しいのかこちらを振り向き、わたしに威嚇の声を上げます。
さ、作戦通りですね。
オークキングの槍を躱しながら考えます。
今、バカ少年達を追っているのはオークジェネラルとオーク5体、生徒達だけでは勝つ事は出来ないでしょうが、少しくらいなら持ち堪える事が出来るでしょう。
わたしは少し掃除をしなければなりません。
「光鱗」
「ぐぶふぅぅう!」
オークキングの槍がわたしの心臓を目掛けて突き出されます。
「魔装《鱗鎧》」
魔力で出来た光の鎧が槍の穂先を砕きます。
「ぐぼぉ!」
わたしは、驚愕しているオークキングに恐怖の魔眼、威圧の魔眼を全力で掛けながら雷鳴の鉈を取り出します。
「魔装《鱗鉈》」
光の鱗が宿った鉈を振り、オークキングの両腕を切り飛ばします。
「ぐぶっぅぅう」
「お疲れ様です」
オークキングの首を切り飛ばしたわたしは、手早く死体を回収しバカ少年達を追いかけるのでした。
お話の都合により170話のラストを少し修正しました。
ごめん_:(´ཀ`」 ∠):
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
生い茂る木々を抜けて森の奥へと入って行きます。
そして強力な魔物の魔力を感じた場所に到着します。
そこにはまた、あの貴族のバカ少年達とオークキングが対峙していました。
オークキングと取り巻きのオークジェネラルやオークは、草むらで分かりづらいですが、洞窟の様なところから出てきているみたいですね。
オークの群れはゴブリンと同様、粗末な小屋などを建てて村をつくる事が多いです。
洞窟をそのまま巣にしているのは珍しいですから、間引きの冒険者達も見逃したのでしょう。
オークはバカ少年達を取り囲もうとしています。
「くっ、逃げるぞ! 走れ!」
お?
てっきり根拠の無い自信で戦いを挑むと思ったのですが相手の数を見て逃走を選びましたね。
単にびびっただけかも知れませんが……
逃げ出したバカ少年達をオーク共が追いかけます。
わたしも後を追いましょう。
必死で走るバカ少年達の後に続く様に10体程のオーク、オークジェネラル、オークキングが後を追っています。
学生にはちょっと多いですね。
わたしは手に入れてからずっとアイテムボックスの肥やしにしていた魔法銃を取り出し、魔石をセットします。
狙うのは10体も居るオークの脚です。
半分くらいに間引いておきましょう。
パッ!
パッ!
パッ!
足を撃ち抜かれたオークが悲鳴をあげて転がります。
パッ!
パッ!
こんな物ですか。
バカ少年達を追っているオークの数は5体になりました。
わたしは転がっているオークに素早くとどめを刺して再度、追跡します。
追跡スキルがある為か、多少離されてもマッピングスキルを使う事なく移動の跡を探し、追跡が出来ます。
パッ!
パッ!
オークキングの背中に魔法銃を撃ち込みますがあまり効果は無いようです。
しかし、鬱陶しいのかこちらを振り向き、わたしに威嚇の声を上げます。
さ、作戦通りですね。
オークキングの槍を躱しながら考えます。
今、バカ少年達を追っているのはオークジェネラルとオーク5体、生徒達だけでは勝つ事は出来ないでしょうが、少しくらいなら持ち堪える事が出来るでしょう。
わたしは少し掃除をしなければなりません。
「光鱗」
「ぐぶふぅぅう!」
オークキングの槍がわたしの心臓を目掛けて突き出されます。
「魔装《鱗鎧》」
魔力で出来た光の鎧が槍の穂先を砕きます。
「ぐぼぉ!」
わたしは、驚愕しているオークキングに恐怖の魔眼、威圧の魔眼を全力で掛けながら雷鳴の鉈を取り出します。
「魔装《鱗鉈》」
光の鱗が宿った鉈を振り、オークキングの両腕を切り飛ばします。
「ぐぶっぅぅう」
「お疲れ様です」
オークキングの首を切り飛ばしたわたしは、手早く死体を回収しバカ少年達を追いかけるのでした。
2
お気に入りに追加
2,354
あなたにおすすめの小説
アイテムボックス無双 ~何でも収納! 奥義・首狩りアイテムボックス!~
明治サブ🍆スニーカー大賞【金賞】受賞作家
ファンタジー
※大・大・大どんでん返し回まで投稿済です!!
『第1回 次世代ファンタジーカップ ~最強「進化系ざまぁ」決定戦!』投稿作品。
無限収納機能を持つ『マジックバッグ』が巷にあふれる街で、収納魔法【アイテムボックス】しか使えない主人公・クリスは冒険者たちから無能扱いされ続け、ついに100パーティー目から追放されてしまう。
破れかぶれになって単騎で魔物討伐に向かい、あわや死にかけたところに謎の美しき旅の魔女が現れ、クリスに告げる。
「【アイテムボックス】は最強の魔法なんだよ。儂が使い方を教えてやろう」
【アイテムボックス】で魔物の首を、家屋を、オークの集落を丸ごと収納!? 【アイテムボックス】で道を作り、川を作り、街を作る!? ただの収納魔法と侮るなかれ。知覚できるものなら疫病だろうが敵の軍勢だろうが何だって除去する超能力! 主人公・クリスの成り上がりと「進化系ざまぁ」展開、そして最後に待ち受ける極上のどんでん返しを、とくとご覧あれ! 随所に散りばめられた大小さまざまな伏線を、あなたは見抜けるか!?
ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。
クラス転移したからクラスの奴に復讐します
wrath
ファンタジー
俺こと灞熾蘑 煌羈はクラスでいじめられていた。
ある日、突然クラスが光輝き俺のいる3年1組は異世界へと召喚されることになった。
だが、俺はそこへ転移する前に神様にお呼ばれし……。
クラスの奴らよりも強くなった俺はクラスの奴らに復讐します。
まだまだ未熟者なので誤字脱字が多いと思いますが長〜い目で見守ってください。
閑話の時系列がおかしいんじゃない?やこの漢字間違ってるよね?など、ところどころにおかしい点がありましたら気軽にコメントで教えてください。
追伸、
雫ストーリーを別で作りました。雫が亡くなる瞬間の心情や死んだ後の天国でのお話を書いてます。
気になった方は是非読んでみてください。
大工スキルを授かった貧乏貴族の養子の四男だけど、どうやら大工スキルは伝説の全能スキルだったようです
飼猫タマ
ファンタジー
田舎貴族の四男のヨナン・グラスホッパーは、貧乏貴族の養子。義理の兄弟達は、全員戦闘系のレアスキル持ちなのに、ヨナンだけ貴族では有り得ない生産スキルの大工スキル。まあ、養子だから仕方が無いんだけど。
だがしかし、タダの生産スキルだと思ってた大工スキルは、じつは超絶物凄いスキルだったのだ。その物凄スキルで、生産しまくって超絶金持ちに。そして、婚約者も出来て幸せ絶頂の時に嵌められて、人生ドン底に。だが、ヨナンは、有り得ない逆転の一手を持っていたのだ。しかも、その有り得ない一手を、本人が全く覚えてなかったのはお約束。
勿論、ヨナンを嵌めた奴らは、全員、ザマー百裂拳で100倍返し!
そんなお話です。
大器晩成エンチャンター~Sランク冒険者パーティから追放されてしまったが、追放後の成長度合いが凄くて世界最強になる
遠野紫
ファンタジー
「な、なんでだよ……今まで一緒に頑張って来たろ……?」
「頑張って来たのは俺たちだよ……お前はお荷物だ。サザン、お前にはパーティから抜けてもらう」
S級冒険者パーティのエンチャンターであるサザンは或る時、パーティリーダーから追放を言い渡されてしまう。
村の仲良し四人で結成したパーティだったが、サザンだけはなぜか実力が伸びなかったのだ。他のメンバーに追いつくために日々努力を重ねたサザンだったが結局報われることは無く追放されてしまった。
しかしサザンはレアスキル『大器晩成』を持っていたため、ある時突然その強さが解放されたのだった。
とてつもない成長率を手にしたサザンの最強エンチャンターへの道が今始まる。
婚約破棄された上に国外追放された聖女はチート級冒険者として生きていきます~私を追放した王国が大変なことになっている?へぇ、そうですか~
夏芽空
ファンタジー
無茶な仕事量を押し付けられる日々に、聖女マリアはすっかり嫌気が指していた。
「聖女なんてやってられないわよ!」
勢いで聖女の杖を叩きつけるが、跳ね返ってきた杖の先端がマリアの顎にクリーンヒット。
そのまま意識を失う。
意識を失ったマリアは、暗闇の中で前世の記憶を思い出した。
そのことがきっかけで、マリアは強い相手との戦いを望むようになる。
そしてさらには、チート級の力を手に入れる。
目を覚ましたマリアは、婚約者である第一王子から婚約破棄&国外追放を命じられた。
その言葉に、マリアは大歓喜。
(国外追放されれば、聖女という辛いだけの役目から解放されるわ!)
そんな訳で、大はしゃぎで国を出ていくのだった。
外の世界で冒険者という存在を知ったマリアは、『強い相手と戦いたい』という前世の自分の願いを叶えるべく自らも冒険者となり、チート級の力を使って、順調にのし上がっていく。
一方、マリアを追放した王国は、その軽率な行いのせいで異常事態が発生していた……。
異世界で快適な生活するのに自重なんかしてられないだろ?
お子様
ファンタジー
机の引き出しから過去未来ではなく異世界へ。
飛ばされた世界で日本のような快適な生活を過ごすにはどうしたらいい?
自重して目立たないようにする?
無理無理。快適な生活を送るにはお金が必要なんだよ!
お金を稼ぎ目立っても、問題無く暮らす方法は?
主人公の考えた手段は、ドン引きされるような内容だった。
(実践出来るかどうかは別だけど)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる