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一部

017 騎士対話篇

　ユルセール王国の騎士との対話を残した書である。この当時、ユルセール王国の首都には魔法での移動が禁じられていたと記されている。

　当時、すでに高い身分であったメテオが、気さくに馬車の御者台で騎士と語らう内容だ。
　王よりの詔命に魔法での転移を拒み、あくまで馬車で赴くことで、メテオが王に敬意を払っていることがよく伺える歴史的価値のある書となっている。
　とはいえ資料的な価値はそれほど高くはないが、騎士たちの間では好まれている写本が多く出回っている。