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第二部

55.麗の挨拶

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 黒のスーツに黒のネクタイをビシっと決めた司馬さんが、休日にも関わらず私達を迎えに来てくれた。疑問に思いつつも車に乗り込み、司馬さんの運転で目的地――東条邸へ、車は進む。

 何で司馬さんまで一緒に来るんだろう?なんて考え事が出来る余裕は、正直言うと今の私にはなかった。

 だって東条さんのお宅訪問だよ!?ご両親に会うんだよ!?今まで男性とお付き合いした事なかったから、彼氏の家にお呼ばれされて家族とも挨拶~なんてシチュエーション、経験したことないんだよ。こんな時自分の経験値の低さが呪わしくなった。

 車が進むにつれて、心拍数も上がる。
 どどど、どうしよう・・・結婚の挨拶に伺うだけでも一杯一杯なのに、考えてみたら、東条さんのご両親ってあの東条グループの会長と会長夫人・・・めっちゃセレブじゃん!東条さんも天上人だけど、雲の上の人達だよ!!手土産とか何か用意するべきかと提案したけど、東条さんは笑って必要ないと言うだけで。でも何か持っていかないと!なんて焦った私は、次の瞬間には冷静になる。やめておけ、麗。どう考えたって、おいしくて高級な物が溢れている東条家に、私ごときがそこら辺で買える物をあげても、きっと迷惑になる。わざわざお取り寄せをした、○○の有名菓子みたいなフレーズが必要な物じゃないと!恥をかくのはきっと私であり、東条さんだ。

 せめて前日じゃなくて3日前だったら!何とか準備が出来たかもしれないのに。

 東条さんのお母様がデザインしたという夏らしい水色のワンピースを纏った私は、こっそりと車内で溜息を吐いた。着る服一つだって何を着たらいいのかわからないのに、東条さんのお母様ブランドを着るなんて、喜ばれるか、似合ってなくてがっかりされるかのどっちかだろう。お見合いなら振袖!って思えるけど、生憎私に着付けは出来ない。一応成人式の時に貰った振袖が仕舞ってあるけど、わざわざご両親にご挨拶で振袖は気合入りすぎかと思い、断念した。着物の着付けなら私が出来なくても、鷹臣君にしてもらえばって思ったのも、諦めて。古紫家はずっと和装だから、鷹臣君はあれで女性用の着付けも何故か出来たりするんだよね・・・いつか習っておいて損はないと思う。

 私の緊張が伝わったのか、そっと手を重ねて落ち着くように頷いてくれる東条さんが、とっても頼もしく感じた。事前情報からお2人ともそこまで気難しい人じゃないそうで。今回会うのも簡単なお昼を一緒にというレベルだから、堅苦しくないそうだ。
 散々説明を受けて、私は少しだけ強張っていた頬を緩めた。そうだよ、東条さんがこんなに穏やかで優しいんだから、ご両親もきっと似ているに違いない!そして東条さんと朝姫ちゃんの遺伝子から見て、かなり素晴らしい容姿をしている気がする。

 それはちょっと会うの楽しみじゃない?

 怖いや緊張などを考えずに、別の事に意識を集中させて、車は大きな門の前に一時停止する。そして暫くしてから自動的にゲートが開き、車が再び発車した。

 緑がたっぷりできれいに整った公園を抜けた先に、大きな洋風のお屋敷が見えてくる。そのあまりにも立派な豪邸を目の当たりにして、私は言葉を失った。

 「え・・・っと。マジで?」
 ようやく出てきた言葉は、たったの一言。それだけでちゃんと理解してくれた東条さんは、笑顔で頷いた。

 「はい。ここが私と朝姫が生まれ育った家ですよ」
 
 むしろ家と呼べるレベルじゃないよね!?
 白い外壁に左右対称のつくりになっているお屋敷を間近で見上げて、車から降りた。目の前には立派な噴水に、キレイにガーデニングされた色とりどりの花達。部屋数はざっと見ただけでも20以上はありそうな、もはやちょっとしたホテルと言えると思う。やばい、急激に回れ右したくなってきた・・・

 「あれ?でもさっきの公園は?」
 
 緑がたっぷりの木と芝生で整った公園は、なんだったんだろう。疑問に思っていることが伝わったのか、司馬さんが冷静に答えた。

 「ゲートの内側は、全て東条家の土地でございます」
 「・・・え?」
 「麗さんが公園と勘違いされている場所も、東条家の庭の一部です」

 なんですと!?
 あれが、庭・・・

 「あは、あはは・・・」

 戸惑いを隠せないでいる私の手を実に優雅な仕草で持ち上げて、エスコートをする東条さんは、当然だけど我が家に帰宅という気軽さで玄関扉まで向った。

 ◆ ◆ ◆

 「お帰りなさいませ、白夜様。そしてようこそいらっしゃいました、一ノ瀬様。東条家に仕えております、執事の柳沢やなぎさわと申します」

 恭しく一礼した初老のおじさまは、ロマンスグレーが似合う紳士だ。ドラマや漫画で見るような執事服をぴしっと着こなし、髪の毛も後ろに丁寧に撫で付けられている。銀縁眼鏡の奥から覗く瞳は、にこにこしてとっても感じがいい。柳沢さんの人柄の良さに安堵しながら、執事と聞いて内心驚く。やっぱりいるんだ、執事さんやメイドさんとか・・・!名前が日本語名で安心したけど!

 扉を開けて邸の中へ入るよう促してくれた柳沢さんは、東条さんのエスコートできょろきょろとつい物珍しそうに視線を動かす私に微笑ましい笑顔を向けた。背後で司馬さんが扉を閉める音が聞こえる。

 見事な絵画や広い玄関に圧倒されながら柳沢さんの案内について行くと、ゆったりとした歩調で歩く柳沢さんが耳に心地いい柔らかな声音で話しかけた。

 「もう皆様はおそろいですよ。こちらのお部屋ですので。私は飲み物の準備をしてまいりますね」
 
 ん?皆様?
 その言葉にどこか違和感を感じたけど、そのまま聞き流した。東条さんがお礼を告げて、重厚そうな扉を開ける。中から数名の楽しそうな談笑が聞こえてきた。

 恐る恐る東条さんに促されて入った私は、何十回も考えてきた第一印象を決める自己紹介などをさっぱり忘れて、目の前に繰り広げられている光景に目が点になる。相手が気付く前に驚きすぎた私は、思わず声をあげてしまった。

 「な・・・なんでいるの――!?」

 あら?と目尻に笑い皺を浮かべながら振り向いた着物姿のお母さんと、スーツ姿の父、そして夏服の制服を纏った響が、案内された広い部屋のソファでゆったりと腰をかけて座っている。反対側に座っている人物の顔はすっかり視界から外されて、私はいるはずのない三人がいることに、驚きのあまり固まってしまった。

 ◆ ◆ ◆

 「やーね。第一声がそれって・・・あら?貴方が白夜さんね?初めまして、麗の母の美夜子です」
 「こちらこそ初めまして、東条白夜です。ようやくお会いできたことを光栄に思っております」

 あら!うふふ、と顔を赤らめて嬉しそうな顔をする母を眺めている場合じゃなーい!
 思わず隣で敵対心を抱かれない相手の懐にすんなり入ってしまう微笑みを浮かべる東条さんに詰め寄った。一体これはどういうことなの!

 「うちの両親も来るって聞いてませんけど?」
 「はい。貴女を驚かせたくって黙っていました。すみません」
 
 すみませんって!
 余計なドッキリは寿命を縮ませるだけだから、いらないと思うんだけど!?

 そんな私を我に返してくれたのは、凛とした、良く聞きなれた声だった。

 「白夜。そんなところに突っ立っていないでこっちに来て、噂の麗さんを早く紹介してくれない?」

 朝姫ちゃんにそっくりな声の人物が、面白いものを見るような目で笑っていた。明るい茶色の髪は襟足の長いショートカット。上品な花柄のカシュクールワンピースに、首元にはシンプルで素敵なネックレス。朝姫ちゃんの目元に良く似た瞳に、エレガントなオーラ・・・
 その方は、どこから見ても東条兄妹の血縁者だとわかる人だった。

 「ええ、そうですね。私の婚約者の一ノ瀬 麗さんです。そしてこちらが、私と朝姫の母の東条夏姫なつきです」
 前半は夏姫さんに、後半は私にざっと紹介してくれた。
 
 「え、お母様!?」
 この人が?嘘、若くないか!?
 歳の離れたお姉さんって言われても納得できるんですが・・・うちのお母さんも若く見えるけど、同じくらい若い。一体いくつでご結婚されたんだろう・・・

 慌てて頭を下げて挨拶をすると、夏姫さんはくすりと笑って一歩前に近付いた。

 「はじめまして。白夜の母です。朝姫の話どおり明るくて可愛いらしいのね~うずうずするわ」
 
 最後の言葉の意味が理解できないできょとんとしていると、隣に立っている東条さんが私の腕を引っ張り、夏姫さんから離らせた。

 「独り占めはダメですよ、夏姫さん」
 笑顔で牽制をする東条さんに、夏姫さんは肩をすくめる。そして母親同士の挨拶が終わり、父親同士の挨拶が始まった。

 ずっと黙っていたお父さんが、立ち上がり近付いてくる。スーツ姿でちゃんとした格好をすると、普段は隠れている貫禄というか威圧感が漂ってくるようだ。眼鏡に隠れた瞳にはどこか厳しさが宿り、緊張感を与える。
 そんな父相手にも、東条さんの態度は変わらず穏やかで、私は少しほっとした。内心では父から何を言われるか、ドキドキだけど!

 「えっと、父です。」
 なんともそっけない紹介だけど、父から発せられる空気が重くなり、それ以上何を言っていいかわからなくなった。うわー機嫌悪いよー!さっきまで東条さんのご両親と笑って話してたのに!!

 「はじめまして、東条白夜です。お忙しい中お時間を取っていただけて、感謝しております」
 
 黙って東条さんを眺めている父に、たまらず無言で早く挨拶を返せと要求する。いたたまれなくなってきた頃、父が大きく息を吐いた。

 「・・・そうか、君が娘の婚約者だね。いろいろと迷惑をかけてすまなかった」
 
 先週末、お母さんが私を家から追い出したことを言っているんだろう。迎えに行ってくれるよう頼んだのは、母だ。

 「私は迷惑だなんて思っていませんよ」
 むしろ感謝してます。

 そう言った東条さんは嬉しそうに顔をほころばせて、逆に私はますます居たたまれない心地になった。ぴくりと眉が動いた父は、何か言いたげな苦悩に満ちた表情を一瞬浮かべた。微妙な空気だと敏感に察したお母さんが、滑るような足取りで私達に近寄る。

 「あらあら、羨ましいほど仲がよくて良かったわね~!ね?昴」
 朗らかに笑いかけるお母さんに、父は複雑そうな表情で一言「そうだな」と頷いた。

 修羅場にはならなかったことに安堵していたら、背後から低い美声がかけられた。声に誘われるまま振り向くと、夏姫さんの隣にダンディーでかっこいいおじさまが・・・!

 「立ち話もなんだから、そろそろ昼食にしよう。麗さん、よろしければ私がエスコートしますよ」
 
 仕立てのいいスーツに180cm近い身長、白髪が混じり始めた髪は豊かで、びしっと整えられている。目元に刻まれた皺が年月を現しているけど、優しそうな面持ちの男性は一目で東条さんのお父様だとわかった。映画俳優並にかっこいいんですが・・・!!

 差し出された手を断るわけにもいかず、はにかみながらお言葉に甘える。東条さんもお父様にこの場は譲るみたいだ。

 隣接された部屋に移動して、大きなダイニングテーブルに腰掛ける。椅子まで引いてくれて、この家の当主で東条グループの会長自ら何をさせてるんだと思うと、冷や汗が出てくるんですが!それでも何とか笑顔でお礼を告げた。やばい、めちゃくちゃ素敵なんだけど・・・!
 
 皆席についたところで、ふと朝姫ちゃんがまだいない事に気付く。同じく朝姫ちゃんの不在に気付いた東条さんが柳沢さんに尋ねようとした時、扉がノックされた。

 「遅くなりました、申し訳ありません」

 仕事を抜け出てきたような朝姫ちゃんの格好を見て、もしかしてわざわざこの為に時間を割いてくれたのかと思うと、ちょっとだけ申し訳なくなった。簡単に挨拶をすませた後、朝姫ちゃんは東条さんの隣に腰をかけた。目の前に座る響は、美人が前にいると緊張するんだけど・・・と私にこっそりと話しかけてきたので、激しく同意しておいた。

 ◆ ◆ ◆

 東条家のシェフが腕を振るってコース料理はどれも絶品だった。
 食後のデザートは季節のフルーツを使ったもので、あっさりしてていくらでも食べれそうなくらいおいしい。緊張して喉を通らないなんて思っていたのに、私は案外図太いのかも。

 そして会話が途切れ、沈黙が下りた。心臓が煩いくらい主張を始める。
 どうしよう、いよいよだ・・・ちゃんと挨拶をして結婚のお許しを貰わないと・・・!!

 けれど沈黙を破ったのは、私でも東条さんでもなくて。
 夏姫さんだった。

 「それで式はいつにしましょうか?夏は暑いけど、中に入っちゃえば結構快適ですしね」
 「そうですよね。冷房がちゃんときいていますし、私共はいつでも構いませんわ。娘の晴れ姿の為なら、この人もちゃんと連休を取れるでしょうし」

 夏姫さんの問いに返答したのは、お母さんだった。
 そして何故か結婚式の日取りから式場、場所が国内か国外かまで話が進み――私は思わず待ったの声をあげる。

 「いえ、あの、てっきり今日は結婚のお許しをもらう為に集まったのだと思っていたんですが・・・」
 何故にもう式場の話を!?
 話に着いていけない私に、東条夫妻はにこやかに笑う。

 「先ほど既にご両親と話がついているから大丈夫よ、麗さん。勿論、私達も賛成よ。息子が選んだ人なら、反対する気なんてないわ」
 「え?そ、そうなの?」

 隣に座るお母さんに尋ねると、優雅な動作で振り向いた。

 「あなたたちが来る前にね。誰も反対なんてするつもりはないそうよ。良かったわね?麗」
 
 どっと安堵と疲れが押し寄せてくる。
 もし、反対されたらどうしようってずっと思っていたのは、嬉しいことに杞憂だったようだ。

 ニコニコと眺めていた東条さんは、改めて私の両親2人に頭を下げた。

 「ありがとうございます。彼女を悲しませる真似だけはしないと、お約束いたします」
 
 お母さんは笑顔で頷き、父は神妙な面持ちでゆっくりと頷いた。

 「・・・君の想いはちゃんと受け取ったよ。不束な娘だけど、よろしく頼むね、白夜くん」
 「はい、お義父さん」

 嬉しくて涙が出そうになるけど、同時に激しくくすぐったい。
 うわーうわー!ドラマでしか見たことなかった『娘さんを下さい』『やるか!』みたいな展開じゃなくてよかったけど、東条さんが父を”お義父さん”って呼んだのが、物凄くくすぐったいー!!

 顔を真っ赤にさせた私が面白かったのか、東条家の皆様からは生暖かい視線を感じる。うわーもう見ないで!

 小さく息を吐いた父が、コーヒーを一口飲んでから口を開いた。

 「まさか今回の帰国で娘の結婚が決まるとは思っていなかったけどね。よかったよ。これで安心してアフリカへ戻れるね、美夜」
 「そうね。また来年から赴任先も変わるでしょうし、もっと治安がいい所だったら遊びにいらっしゃいね」
 
 東条さんに微笑みかけたお母さんは、「こんな素敵な息子が出来てお母さんも嬉しいわ~」と、本音を暴露した。

 「さて。それではそろそろ行きましょうか」
 
 席から立ち上がった東条さんが、私の手を取って扉へ向う。他の皆を置いたまま。
って、ちょっと待って!どこに行くんですか!?

 「白夜様。こちらを」

 いつの間にか現れた司馬さんが、なにやらアタッシュケースのような物を東条さんに差し出した。そして車の鍵を受け取ると、柳沢さんの「いってらっしゃいませ」の言葉を最後に、東条邸を後にする。
 
 「ちょっと待って!一体どこに行くの!?」

 私の発言を笑顔でごまかして。
 東条さんは車を発車させた。











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