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番外編
クリスマスの舞台裏
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一樹、愛里、直樹による会話オンリーの話。
クリスマスの夜の電話越しの会話です。
********************************************
「……それでね、まだかまだかって待ち続けて。ようやく時間ギリギリで電話かかってきた時は思わず脱力しちゃったわよ。あ~ハラハラしたー!! いつ乗り込もうかスタンバっていた私をあんたたちも少しは労ってよね!」
「あはは、お疲れ~愛里」
「お疲れ様、姉さん」
「で? あのクリスマスプレゼント。ピッタリだったんでしょ? どんな感じに仕上がったのか気になるんだけど」
「そうだね、姉さんの技も駆使して、樹里がどんな小悪魔になったのか俺も気になるな」
「ふふ、そうよね~気になるわよねぇ~! もちろん手抜かりなしの愛里様は、ちゃーんと樹里の晴れ姿を激写しといたわよ」
「え、隠し撮り? 流石だね~お兄ちゃん鼻が高いよ」
「あんたの鼻が高くなろうがどうでもいいけど。まあ、問題なく綺麗に撮れてるわよ。ちょっと待ってて、携帯に送るから」
「「……あ、届いた(ね)」」
「こう見ると、樹里と姉さんって似てるんだよね。しっかりメイクすると瓜二つに見えるし」
「基本的に僕たち兄妹弟の顔の造りは似通っていると思うんだけど、樹里があえて地味路線を突っ走っちゃってるじゃない。恥ずかしがり屋なあの子はいかに目立たないで生きられるか、昔から気を付けてたし。こーんなにいい素材たくさん持ってるのにね~」
「あえて表に出さなくてもいいのよ。気づく奴が樹里の魅力に気づけば。むしろ外見だけに惹かれてよってくる輩なんて、こっちから願い下げよ! (ぷしゅっ)」
「あ、今ビール開けた? いーなー。僕も飲もうかな~」
「え。二人共何も飲んでなかったの?」
「あんたは何飲んでるのよ、今」
「ああ、クリスマスに是非って、仕事でもらったワイン」
「直樹さ、今年は珍しく家にいるからてっきりアンジェリカさんもいるのかと思ってたんだけど。もしかして一人で飲んでるの?」
「ちょっとー! 一人でワイン開けるなんて羨ましい事してんじゃないのー! 私も次はとっておきのワイン飲んじゃおう!」
「あはは、だってアンジーはクリスマスで実家に戻っちゃったからね。今年は初めて一人で過ごしているよ」
「(ため息)……直樹ってそういえば、去年までは毎年彼女全員と集まって合同パーティーやってたっけねぇ……。よく暴動が起きないわねって感心してたのよ」
「レストランを借り切って皆で楽しんだ方がクリスマスっぽいし、にぎやかでいいよね。時間も効率がいいし、僕の(元)恋人達は皆平等だから」
「直樹は女の子が大好きな僕と違って、平等に全員を愛する博愛精神があったよねー。ある意味尊敬するよ。樹里なんてよく、「人タラシ」って言ってたっけ。無意識に誑し込む天性の才能って意味らしいけど?」
「人タラシって(笑)ひどいなあ、もう」
「もう、直樹の話より今は樹里でしょ! ほらほら、どうなのこの出来栄えは! 私をもっと褒め称えなさいよ!!」
「うん、綺麗だよ。すっごく」
「流石は僕たちの妹だよね~! 聖なる夜に舞い降りた天使のごとく……なんてありふれた設定も好きっちゃ好きだけど。僕は断然、ダークな雰囲気を醸し出した妖艶な美女推しだよ!」
「全身真っ黒で、靴と口紅だけは赤かぁ。うん、そそられるね」
「でっしょ~! 選んだ甲斐があったわよねー! 鬼束君もこれで私に頭が上がらなくなるわね!(ぐびぐび、ぷっはー!)」
「すっかり力関係まで作っちゃって。ふふ、楽しんでるでしょ、愛里」
「もっちろんよ。可愛い妹をくれてやろうっていうのよ、変な男は認めないわよ!
でもまあ、彼は一応合格かしら? 鬼束君ったら、あんな見た目で樹里には俺様っぽいのに。案外オーソドックス好きで、中身は真面目だったりするのよね~」
「へーそうなんだ? それってこの前愛里が鬼束君を連れまわした時の事?」
「え、姉さん彼をどこに連れて行ったの。俺聞いてないんだけど」
「あら? 直樹には言わなかったっけ。ほらあ、樹里の最後のプレゼント。あれ後から届けられたじゃない? あの子はアレも私からのプレゼントって思ってるけど、違うわよ。あれ選んだのは鬼束君だから」
「うんうん、白だったよね!」
「色とサイズ指定は私がしたのよ」
「姉さんったらいつの間に」
「私が彼に、「好きな勝負下着の色は?」って訊いたら。鬼束君ったら困惑した顔で、「黒、でしょうか」なんて言うのよー? 黒いドレスに黒の下着はバッチリと言えばバッチリなんだけど。今回のシナリオには向かないから却下させてもらったわ」
「あはは! それ、開口一番で訊いたでしょ? 見たかったなぁ~彼が戸惑う所!」
「ある意味振り回されて不憫に思えてくるけどね」
「何か言った? 直樹」
「何でもないよ。ほら、そろそろビールも飲み終わるんじゃないの? ワイン開けちゃったら?」
「そうね。今丁度開けてもらっているわ。……え? ロゼのシャンパンー? それでもいいわよ~!……さて、どこまで話したかしら?」
「勝負下着でしょ」
「そうそう! それで気難しい顔で眉間に皺を寄せながら、乙女の園にいる鬼束君が超浮いてて! でも別に店員も客も怪訝な顔なんてしていないから堂々としていなさいって言ったんだけどね、なかなか積極的に選んでくれなかったから強引に迫っちゃった」
「ぐいぐい引っ張っていったんだ?(ニヤニヤ)」
「そう。白でどれか選んで! できれば清純可憐な乙女風の奴! って言ったら、レースが繊細で華美過ぎない、シンプルでも愛らしいのを選んできたのよ。ちょっと意外に思えて内心笑っちゃった」
「へぇ~、あの子のイメージに合わせたって感じだねえ」
「樹里が着ている所を想像したんじゃないの? でもイメージがそれなら、彼の中で樹里はシンプルだけど可愛らしいって事になるね」
「そうなのよ。他にもたっくさん種類があったのに、持ってきたのは一着だけよ? で、鬼束君に言ったわけ。自分を惑わす妖艶な美女が服を脱いだら可憐な聖女に見える展開はどう? って」
「あはは! 返答に困るなぁ、それー」
「当然、萌える(燃える)わよね! ってぐいぐい押したら、一応頷いてくれたからそれにしたのよ。うふふ、超おいしいと思うなあ~! ギャップはやばいでしょ、普通」
「淫らに誘う悪魔の女王風の美女を剥いてみたら、現れたのは恥じらう乙女、ねえ。意外と乙女なのは愛里だと僕は思うよ」
「女の子はいくつになっても乙女なのよ!」
「今頃二人はどうしてるかな。うまくいってるといいけど」
「あら? もう23時近いじゃない。とっくに食われちゃってる頃ね」
「ようやく素直になれたか~あの子も。長かったね~。あ、そういえばあの樹里の会社の子。うまくいったのは彼女のおかげでもあるんだよね」
「遥ちゃん、だっけ?」
「あんたたちは女の子の名前、本当によく覚えてるわよね~。ええ、彼女も立派な協力者よ」
「ところでさ、結局その鬼束君を狙っているフリをしてくれてた秘書課の彼女。あの子と弟君はどうなったのか、そっちも気になるんだけど」
「あの場で見届けてくれた遥ちゃんによるとね、あのカップルもうまくいったようよ? クリスマスディナーを食べて、何だか初々しい恋人同士の空気が出てたって」
「へえ、すごいね、遥ちゃん。彼女もデート中だったんだろ? 大丈夫だったのか、姉さんちゃんとフォローした?」
「遥ちゃんのお相手も樹里達と同じ職場の人だから、むしろ興味津々だったみたいで。全然気を悪くしなかったって連絡が来たから大丈夫じゃないかしら。あの店の予約を取ってあげたの、うちだしね。感謝されたわよ」
「それを言うなら、あそこのホテルのスイートをプレゼントしたのは、僕経由だよ!」
「でかしたわ、お兄ちゃん。ああ、そろそろ私もう切るわ」
「うん、時間も遅いしね」
「それにしても、可愛い妹が大人の階段上っちゃってちょっぴり寂しいよ~。今夜は春樹と添い寝しようかな」
「あんた鬱陶しがられるわよ。柚香さんを労わりなさい」
「柚香から一人で寝たいって言われちゃってるんだよね。ああ、お兄ちゃんは寂しい!」
「楽しそうで何よりじゃない。じゃ、また改めて報告を聞かせてもらうよ」
「おやすみー」
「(プツン)」
「……で? 企み好きな愛里ちゃんはまた何か考えているのかな?」
「あらあ、いやーねー。私も暇じゃないのよ? 二人がくっついたのなら、後は当人同士で好きにしてもらえばいいじゃない。まあ、今夜で全て決着がついているでしょうし? 私が動かなくてもいいわよねー」
「(クスリ)そう。それならそう思っておいてあげるよ。――じゃあ、おやすみ愛里」
「ええ、一樹も。今度はとびっきりのワインを開けましょうねー」
「ふふ、お祝い用にか。楽しみだね」
************************************************
一樹:岸尾さん
愛里:遠藤さん
直樹:石田さん
・・・とか、どうでしょう?
(わかるあなたは立派な声フェチ仲間!(笑))
クリスマスの夜の電話越しの会話です。
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「……それでね、まだかまだかって待ち続けて。ようやく時間ギリギリで電話かかってきた時は思わず脱力しちゃったわよ。あ~ハラハラしたー!! いつ乗り込もうかスタンバっていた私をあんたたちも少しは労ってよね!」
「あはは、お疲れ~愛里」
「お疲れ様、姉さん」
「で? あのクリスマスプレゼント。ピッタリだったんでしょ? どんな感じに仕上がったのか気になるんだけど」
「そうだね、姉さんの技も駆使して、樹里がどんな小悪魔になったのか俺も気になるな」
「ふふ、そうよね~気になるわよねぇ~! もちろん手抜かりなしの愛里様は、ちゃーんと樹里の晴れ姿を激写しといたわよ」
「え、隠し撮り? 流石だね~お兄ちゃん鼻が高いよ」
「あんたの鼻が高くなろうがどうでもいいけど。まあ、問題なく綺麗に撮れてるわよ。ちょっと待ってて、携帯に送るから」
「「……あ、届いた(ね)」」
「こう見ると、樹里と姉さんって似てるんだよね。しっかりメイクすると瓜二つに見えるし」
「基本的に僕たち兄妹弟の顔の造りは似通っていると思うんだけど、樹里があえて地味路線を突っ走っちゃってるじゃない。恥ずかしがり屋なあの子はいかに目立たないで生きられるか、昔から気を付けてたし。こーんなにいい素材たくさん持ってるのにね~」
「あえて表に出さなくてもいいのよ。気づく奴が樹里の魅力に気づけば。むしろ外見だけに惹かれてよってくる輩なんて、こっちから願い下げよ! (ぷしゅっ)」
「あ、今ビール開けた? いーなー。僕も飲もうかな~」
「え。二人共何も飲んでなかったの?」
「あんたは何飲んでるのよ、今」
「ああ、クリスマスに是非って、仕事でもらったワイン」
「直樹さ、今年は珍しく家にいるからてっきりアンジェリカさんもいるのかと思ってたんだけど。もしかして一人で飲んでるの?」
「ちょっとー! 一人でワイン開けるなんて羨ましい事してんじゃないのー! 私も次はとっておきのワイン飲んじゃおう!」
「あはは、だってアンジーはクリスマスで実家に戻っちゃったからね。今年は初めて一人で過ごしているよ」
「(ため息)……直樹ってそういえば、去年までは毎年彼女全員と集まって合同パーティーやってたっけねぇ……。よく暴動が起きないわねって感心してたのよ」
「レストランを借り切って皆で楽しんだ方がクリスマスっぽいし、にぎやかでいいよね。時間も効率がいいし、僕の(元)恋人達は皆平等だから」
「直樹は女の子が大好きな僕と違って、平等に全員を愛する博愛精神があったよねー。ある意味尊敬するよ。樹里なんてよく、「人タラシ」って言ってたっけ。無意識に誑し込む天性の才能って意味らしいけど?」
「人タラシって(笑)ひどいなあ、もう」
「もう、直樹の話より今は樹里でしょ! ほらほら、どうなのこの出来栄えは! 私をもっと褒め称えなさいよ!!」
「うん、綺麗だよ。すっごく」
「流石は僕たちの妹だよね~! 聖なる夜に舞い降りた天使のごとく……なんてありふれた設定も好きっちゃ好きだけど。僕は断然、ダークな雰囲気を醸し出した妖艶な美女推しだよ!」
「全身真っ黒で、靴と口紅だけは赤かぁ。うん、そそられるね」
「でっしょ~! 選んだ甲斐があったわよねー! 鬼束君もこれで私に頭が上がらなくなるわね!(ぐびぐび、ぷっはー!)」
「すっかり力関係まで作っちゃって。ふふ、楽しんでるでしょ、愛里」
「もっちろんよ。可愛い妹をくれてやろうっていうのよ、変な男は認めないわよ!
でもまあ、彼は一応合格かしら? 鬼束君ったら、あんな見た目で樹里には俺様っぽいのに。案外オーソドックス好きで、中身は真面目だったりするのよね~」
「へーそうなんだ? それってこの前愛里が鬼束君を連れまわした時の事?」
「え、姉さん彼をどこに連れて行ったの。俺聞いてないんだけど」
「あら? 直樹には言わなかったっけ。ほらあ、樹里の最後のプレゼント。あれ後から届けられたじゃない? あの子はアレも私からのプレゼントって思ってるけど、違うわよ。あれ選んだのは鬼束君だから」
「うんうん、白だったよね!」
「色とサイズ指定は私がしたのよ」
「姉さんったらいつの間に」
「私が彼に、「好きな勝負下着の色は?」って訊いたら。鬼束君ったら困惑した顔で、「黒、でしょうか」なんて言うのよー? 黒いドレスに黒の下着はバッチリと言えばバッチリなんだけど。今回のシナリオには向かないから却下させてもらったわ」
「あはは! それ、開口一番で訊いたでしょ? 見たかったなぁ~彼が戸惑う所!」
「ある意味振り回されて不憫に思えてくるけどね」
「何か言った? 直樹」
「何でもないよ。ほら、そろそろビールも飲み終わるんじゃないの? ワイン開けちゃったら?」
「そうね。今丁度開けてもらっているわ。……え? ロゼのシャンパンー? それでもいいわよ~!……さて、どこまで話したかしら?」
「勝負下着でしょ」
「そうそう! それで気難しい顔で眉間に皺を寄せながら、乙女の園にいる鬼束君が超浮いてて! でも別に店員も客も怪訝な顔なんてしていないから堂々としていなさいって言ったんだけどね、なかなか積極的に選んでくれなかったから強引に迫っちゃった」
「ぐいぐい引っ張っていったんだ?(ニヤニヤ)」
「そう。白でどれか選んで! できれば清純可憐な乙女風の奴! って言ったら、レースが繊細で華美過ぎない、シンプルでも愛らしいのを選んできたのよ。ちょっと意外に思えて内心笑っちゃった」
「へぇ~、あの子のイメージに合わせたって感じだねえ」
「樹里が着ている所を想像したんじゃないの? でもイメージがそれなら、彼の中で樹里はシンプルだけど可愛らしいって事になるね」
「そうなのよ。他にもたっくさん種類があったのに、持ってきたのは一着だけよ? で、鬼束君に言ったわけ。自分を惑わす妖艶な美女が服を脱いだら可憐な聖女に見える展開はどう? って」
「あはは! 返答に困るなぁ、それー」
「当然、萌える(燃える)わよね! ってぐいぐい押したら、一応頷いてくれたからそれにしたのよ。うふふ、超おいしいと思うなあ~! ギャップはやばいでしょ、普通」
「淫らに誘う悪魔の女王風の美女を剥いてみたら、現れたのは恥じらう乙女、ねえ。意外と乙女なのは愛里だと僕は思うよ」
「女の子はいくつになっても乙女なのよ!」
「今頃二人はどうしてるかな。うまくいってるといいけど」
「あら? もう23時近いじゃない。とっくに食われちゃってる頃ね」
「ようやく素直になれたか~あの子も。長かったね~。あ、そういえばあの樹里の会社の子。うまくいったのは彼女のおかげでもあるんだよね」
「遥ちゃん、だっけ?」
「あんたたちは女の子の名前、本当によく覚えてるわよね~。ええ、彼女も立派な協力者よ」
「ところでさ、結局その鬼束君を狙っているフリをしてくれてた秘書課の彼女。あの子と弟君はどうなったのか、そっちも気になるんだけど」
「あの場で見届けてくれた遥ちゃんによるとね、あのカップルもうまくいったようよ? クリスマスディナーを食べて、何だか初々しい恋人同士の空気が出てたって」
「へえ、すごいね、遥ちゃん。彼女もデート中だったんだろ? 大丈夫だったのか、姉さんちゃんとフォローした?」
「遥ちゃんのお相手も樹里達と同じ職場の人だから、むしろ興味津々だったみたいで。全然気を悪くしなかったって連絡が来たから大丈夫じゃないかしら。あの店の予約を取ってあげたの、うちだしね。感謝されたわよ」
「それを言うなら、あそこのホテルのスイートをプレゼントしたのは、僕経由だよ!」
「でかしたわ、お兄ちゃん。ああ、そろそろ私もう切るわ」
「うん、時間も遅いしね」
「それにしても、可愛い妹が大人の階段上っちゃってちょっぴり寂しいよ~。今夜は春樹と添い寝しようかな」
「あんた鬱陶しがられるわよ。柚香さんを労わりなさい」
「柚香から一人で寝たいって言われちゃってるんだよね。ああ、お兄ちゃんは寂しい!」
「楽しそうで何よりじゃない。じゃ、また改めて報告を聞かせてもらうよ」
「おやすみー」
「(プツン)」
「……で? 企み好きな愛里ちゃんはまた何か考えているのかな?」
「あらあ、いやーねー。私も暇じゃないのよ? 二人がくっついたのなら、後は当人同士で好きにしてもらえばいいじゃない。まあ、今夜で全て決着がついているでしょうし? 私が動かなくてもいいわよねー」
「(クスリ)そう。それならそう思っておいてあげるよ。――じゃあ、おやすみ愛里」
「ええ、一樹も。今度はとびっきりのワインを開けましょうねー」
「ふふ、お祝い用にか。楽しみだね」
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一樹:岸尾さん
愛里:遠藤さん
直樹:石田さん
・・・とか、どうでしょう?
(わかるあなたは立派な声フェチ仲間!(笑))
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