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第二章『MHX期』
第六話『森丘』
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あの日のことはよく覚えています。
だって、危うく死ぬところでしたから。
忘れようがありません。
このコだってきっとそう。
きっと、覚えてると思います。
あの日以来、ほんのちょっとだけ、おとなしくなったんです。
でも、私はこのコがいたから助かったし、このコも、あの人たちかいなからったら、私と一緒に死んでいたと思います。
このコと、そして、あの人たちには感謝してもしきれません。
あの人たちは私のヒーローなんです。
ーーーー
あぁ、うちの娘が助けられた日のことか?
普段、比較的過ごしやすい気候なんだが、あの日はいつもより暑くてね……
妙な胸騒ぎがしたもんだよ。
この辺りの森は、上質なハチミツが採れることは知ってるだろ?
最近はモガ産のが重宝されてるらしいが、うちらのだって負けてないぜ。
ま、そのハチミツを俺は採りに行ったんだが、帰り道の途中で大量の特産キノコの在り処を見つけてさ、俺はもう喜びで舞い踊っちまったよ!
持てるだけ持って、帰ろうと思ったらハムが足元にまとわりついてきてさ。
あ、ハムってのは娘が飼ってるプーギーのことで、キノコについてはモス並に鼻が効くんだよ。
俺がキノコ採ったのわかって村から飛び出してきちまったらしいな。
追っかけてきた娘と合流して、今度こそ帰ろうって思ったときに、静電気みたいなのがバチバチーってきてさ。
驚いてさ、振り向いたら、見たこともない緑色の竜がいるんだよ!
俺はもうぶったまげちまったよ!
いかにも凶暴そうでよ!俺たちをグワーッて食っちまいそうな感じで迫ってきたんだよ!
俺は咄嗟に、護身用で持ち歩いてる閃光玉を投げたんだ。
目の前がバァッ!て眩しくなって、あの緑の竜は目眩を起こしたんで、その隙に逃げようとしたんだが、これまた護身用で持ち歩いてる戻り玉がポーチからポトッて落ちちゃってよ、俺だけ村に舞い戻ってきちまったんだよ。
急いで娘のところに行こうとしたら、あのハンター達が来てさ、娘を助けに行くって言ってくれてよ。
娘が心配で仕方なかったが、あの時は神様にでも会った気持ちになったよ。
ーーーー
父が閃光玉を投げたのはわかったんですが、私もその光で方向を見失っちゃって、気が付いたら父と逸れていたんです。
父はうっかり者なので、多分戻り玉を落としちゃったんじゃないかと思うんですが……
緑色の竜が目眩を起こしてる間に、私はこのコを抱いて走って逃げたんです。
本当は村に戻る方向に逃げたかったんですけど、道が竜に塞がれてて……
迂回するルートを走ったんです。
でも、その時はどうしてなのかわからなかったんですが、緑色の竜が先回りして道を塞ぐんです。
それでも必死に逃げていたら、丘の上にある竜の巣に来ちゃったんです。
それで。あの竜は私達を巣に追い込んでいたんだと気付いたんです。
竜のトサカや翼の爪がエメラルドグリーンに輝いて、まるで御馳走を食べられる喜びに震えているようでした。
私は、恐怖と、輝く竜のあまりの美しさに立ちすくんでしまってました。
竜は徐々に近づいてきて、舌舐めずりをしました。生暖かい吐息が頬に当たって、私はもう食べられてしまうんだ……と思って、このコをギュッて抱いたんです。
そしたらこのコ、私の腕から抜け出して、緑色の竜の頭に突進したんです!!
竜の方も驚いたのか、トサカの輝きがパアッと散って、倒れこんじゃったんです!
このコはこのコで気絶しちゃってたんで私は慌ててこのコを拾い上げて逃げたんです。
でも、私も父と一緒でおっちょこちょいなので、高い崖側の出口から出ちゃったんです。
このコを抱いたまま崖から降りられないし、後ろからは竜が近づいてきてる気配がありました。
さすがにもうダメだ……と諦めた時に『迷ってなどおらぬ!』と怒気を含んだ声が足元から聞こえたんです。
下を覗いたら、フードを目深に被ったハンターさんが崖を登ってきていたんです!!
私、その姿を見て、どれだけ嬉しかったことか!!
崖を登り終えたハンターさんは、私の姿を見るなり、驚きでアワアワしていた私の説明を聞くまでもなく状況を把握していました。
そして『娘、まずは安全の確保が先、飛ぶ』と言って、このコを抱える私ごと脇に抱えて崖から飛んだんです!!!
もの凄いスピードで地面が近づいてきて、着地の瞬間、怖くて目を瞑ったんです。
そしたらほとんど反動もなく、まるで猫が屋根から着地したかのようにハンターさんは着地しちゃったんです。
着地したハンターさんは私達を降ろして、何かを地面に叩きつけ、とても清らかなものがそこから立ち登りました。
ハンターさんは『これは消臭玉、これで彼奴はプーギーの匂いを追ってくることもできまい』って言ったんです。
そこで初めて、あの竜がこのコの匂いを追ってきていたって気付きました。
『しばらく身を潜めよ、勇敢なプーギーと共に』
ハンターさんはそう言い残すと、巣に戻っていきました。
茂みに隠れてこのコをみたら、私の腕から抜け出して、私を守るように周りを見張っている感じでした。
このコは、こんなに小さいのに、私を守ってくれているんだなぁ……って思ったら、なんだか涙が出てきました。
ーーーー
ハンターさん達が娘を連れて村に戻ってきたのは、俺と最初に会ってからそんなに時間が経っていなかったから、俺はてっきり娘だけまずは助けてくれたんだなーって思ってたらよ、あの化け物を狩ってきたって言うじゃねぇか!!
おらぁ、本当にたまげちまったよ!
娘も、ハムも、無事に戻ってきて、おらぁ嬉しくて涙がこぼれちまったよ……
すると村長がやってきてよ、ハンターさん達に『わしの依頼はおろか、この娘の命まで救うとは、お主達の働きはまさに英雄のそれ!』とかって言い出すのよ。
俺はここでピンときたんだ。
俺たちの村には、英雄の伝説があってよ。
今じゃ信じられないが、なんでも遥か昔にうちの村長がハンターだったらしくてよ、その時に使っていた剣が村の外れの岩に刺さってるんだ。
でよ、その剣は英雄を待っているらしく、村長はおろか、村人全員が力を合わせても抜けないって代物よ!
伝説なんだから、抜けないのはわかるが、せめて元の持ち主って言うんなら村長は抜けよって思ったね!
で、その剣を授けるって言うに決まってるって思ってたら、案の定よ。
皆でそこまで移動してよ、『さぁ!』なんて村長が力強く言うもんだから、フード被ったハンターさんが剣に手をかけたんだよ。
そしたら、スポッと、なんの抵抗もない感じで、スポッと抜けたんだよ!
驚いたね!!やっぱ英雄だ!!
その瞬間、事を見守ってた村人全員が思ったはずさ。割れんばかりの拍手と歓声が村中を包んだよ。
それをよ、ハンターさんが『我には無用』とかいって岩にまた刺したんだよ!
なんだよ!無用ってなんだよ!
戻すか、あの流れで普通!
そしたらデカイ銃槍のハンターさんが剣に手をかけて、またまたスポッと抜いたんだ。
おおっ!って歓声とどよめきがあってよ、英雄揃い踏みか!!って思ってまた拍手したら『私は片手剣が使えなくて申し訳ございません』とかいってまた刺したんだよ!!
もう訳わかんねぇよ!!
使えないならなんで抜くんだよ、そしてなんで抜けるんだよ!!
そう思った俺は、一回抜けたからもう誰でも抜けるもんになったと思って、剣を抜こうと思ったら、今度はビクともしやがらねぇ。
あぁ、やっぱハンターさんは英雄なんだなって悟ったね。
悟ったけど、なんだか虚しかったね。
そんな時にフードのハンターさんが『貴殿はどうだ?』って、双剣持ってずっと目をつぶってるハンターさんに抜かせようとしたんだわ。
そのハンターさんは周りの異様な空気を察知してしばらく悩んでたみたいだけど、結構、剣に手をかけ、これまたあっさりスポッと抜いたよ。
もう誰も拍手もしねぇ。
そのハンターさんは周りを見渡して、村長の鋭い視線に気付いたんだろうな……
『じゃあ、私が……』
とか言って鞘に収めてたよ。
沸き起こるまばらな拍手の中、皆、心の中で思ったね『英雄伝説の武器をじゃあ使うってなんだよ!!』ってさ。
まぁ、そんなやり取りを遠くで見ていた娘は笑ってるし、本当に感謝してもし足りないほどの恩があるハンターさん達だ。
これからもあのハンターさん達を応援してるよ。
ん?そのハンターさん達?
確か、teamZEROとかって言ってたぜ。
ーー月刊 狩りに生きる 巻頭インタビューより抜粋ーー
だって、危うく死ぬところでしたから。
忘れようがありません。
このコだってきっとそう。
きっと、覚えてると思います。
あの日以来、ほんのちょっとだけ、おとなしくなったんです。
でも、私はこのコがいたから助かったし、このコも、あの人たちかいなからったら、私と一緒に死んでいたと思います。
このコと、そして、あの人たちには感謝してもしきれません。
あの人たちは私のヒーローなんです。
ーーーー
あぁ、うちの娘が助けられた日のことか?
普段、比較的過ごしやすい気候なんだが、あの日はいつもより暑くてね……
妙な胸騒ぎがしたもんだよ。
この辺りの森は、上質なハチミツが採れることは知ってるだろ?
最近はモガ産のが重宝されてるらしいが、うちらのだって負けてないぜ。
ま、そのハチミツを俺は採りに行ったんだが、帰り道の途中で大量の特産キノコの在り処を見つけてさ、俺はもう喜びで舞い踊っちまったよ!
持てるだけ持って、帰ろうと思ったらハムが足元にまとわりついてきてさ。
あ、ハムってのは娘が飼ってるプーギーのことで、キノコについてはモス並に鼻が効くんだよ。
俺がキノコ採ったのわかって村から飛び出してきちまったらしいな。
追っかけてきた娘と合流して、今度こそ帰ろうって思ったときに、静電気みたいなのがバチバチーってきてさ。
驚いてさ、振り向いたら、見たこともない緑色の竜がいるんだよ!
俺はもうぶったまげちまったよ!
いかにも凶暴そうでよ!俺たちをグワーッて食っちまいそうな感じで迫ってきたんだよ!
俺は咄嗟に、護身用で持ち歩いてる閃光玉を投げたんだ。
目の前がバァッ!て眩しくなって、あの緑の竜は目眩を起こしたんで、その隙に逃げようとしたんだが、これまた護身用で持ち歩いてる戻り玉がポーチからポトッて落ちちゃってよ、俺だけ村に舞い戻ってきちまったんだよ。
急いで娘のところに行こうとしたら、あのハンター達が来てさ、娘を助けに行くって言ってくれてよ。
娘が心配で仕方なかったが、あの時は神様にでも会った気持ちになったよ。
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父が閃光玉を投げたのはわかったんですが、私もその光で方向を見失っちゃって、気が付いたら父と逸れていたんです。
父はうっかり者なので、多分戻り玉を落としちゃったんじゃないかと思うんですが……
緑色の竜が目眩を起こしてる間に、私はこのコを抱いて走って逃げたんです。
本当は村に戻る方向に逃げたかったんですけど、道が竜に塞がれてて……
迂回するルートを走ったんです。
でも、その時はどうしてなのかわからなかったんですが、緑色の竜が先回りして道を塞ぐんです。
それでも必死に逃げていたら、丘の上にある竜の巣に来ちゃったんです。
それで。あの竜は私達を巣に追い込んでいたんだと気付いたんです。
竜のトサカや翼の爪がエメラルドグリーンに輝いて、まるで御馳走を食べられる喜びに震えているようでした。
私は、恐怖と、輝く竜のあまりの美しさに立ちすくんでしまってました。
竜は徐々に近づいてきて、舌舐めずりをしました。生暖かい吐息が頬に当たって、私はもう食べられてしまうんだ……と思って、このコをギュッて抱いたんです。
そしたらこのコ、私の腕から抜け出して、緑色の竜の頭に突進したんです!!
竜の方も驚いたのか、トサカの輝きがパアッと散って、倒れこんじゃったんです!
このコはこのコで気絶しちゃってたんで私は慌ててこのコを拾い上げて逃げたんです。
でも、私も父と一緒でおっちょこちょいなので、高い崖側の出口から出ちゃったんです。
このコを抱いたまま崖から降りられないし、後ろからは竜が近づいてきてる気配がありました。
さすがにもうダメだ……と諦めた時に『迷ってなどおらぬ!』と怒気を含んだ声が足元から聞こえたんです。
下を覗いたら、フードを目深に被ったハンターさんが崖を登ってきていたんです!!
私、その姿を見て、どれだけ嬉しかったことか!!
崖を登り終えたハンターさんは、私の姿を見るなり、驚きでアワアワしていた私の説明を聞くまでもなく状況を把握していました。
そして『娘、まずは安全の確保が先、飛ぶ』と言って、このコを抱える私ごと脇に抱えて崖から飛んだんです!!!
もの凄いスピードで地面が近づいてきて、着地の瞬間、怖くて目を瞑ったんです。
そしたらほとんど反動もなく、まるで猫が屋根から着地したかのようにハンターさんは着地しちゃったんです。
着地したハンターさんは私達を降ろして、何かを地面に叩きつけ、とても清らかなものがそこから立ち登りました。
ハンターさんは『これは消臭玉、これで彼奴はプーギーの匂いを追ってくることもできまい』って言ったんです。
そこで初めて、あの竜がこのコの匂いを追ってきていたって気付きました。
『しばらく身を潜めよ、勇敢なプーギーと共に』
ハンターさんはそう言い残すと、巣に戻っていきました。
茂みに隠れてこのコをみたら、私の腕から抜け出して、私を守るように周りを見張っている感じでした。
このコは、こんなに小さいのに、私を守ってくれているんだなぁ……って思ったら、なんだか涙が出てきました。
ーーーー
ハンターさん達が娘を連れて村に戻ってきたのは、俺と最初に会ってからそんなに時間が経っていなかったから、俺はてっきり娘だけまずは助けてくれたんだなーって思ってたらよ、あの化け物を狩ってきたって言うじゃねぇか!!
おらぁ、本当にたまげちまったよ!
娘も、ハムも、無事に戻ってきて、おらぁ嬉しくて涙がこぼれちまったよ……
すると村長がやってきてよ、ハンターさん達に『わしの依頼はおろか、この娘の命まで救うとは、お主達の働きはまさに英雄のそれ!』とかって言い出すのよ。
俺はここでピンときたんだ。
俺たちの村には、英雄の伝説があってよ。
今じゃ信じられないが、なんでも遥か昔にうちの村長がハンターだったらしくてよ、その時に使っていた剣が村の外れの岩に刺さってるんだ。
でよ、その剣は英雄を待っているらしく、村長はおろか、村人全員が力を合わせても抜けないって代物よ!
伝説なんだから、抜けないのはわかるが、せめて元の持ち主って言うんなら村長は抜けよって思ったね!
で、その剣を授けるって言うに決まってるって思ってたら、案の定よ。
皆でそこまで移動してよ、『さぁ!』なんて村長が力強く言うもんだから、フード被ったハンターさんが剣に手をかけたんだよ。
そしたら、スポッと、なんの抵抗もない感じで、スポッと抜けたんだよ!
驚いたね!!やっぱ英雄だ!!
その瞬間、事を見守ってた村人全員が思ったはずさ。割れんばかりの拍手と歓声が村中を包んだよ。
それをよ、ハンターさんが『我には無用』とかいって岩にまた刺したんだよ!
なんだよ!無用ってなんだよ!
戻すか、あの流れで普通!
そしたらデカイ銃槍のハンターさんが剣に手をかけて、またまたスポッと抜いたんだ。
おおっ!って歓声とどよめきがあってよ、英雄揃い踏みか!!って思ってまた拍手したら『私は片手剣が使えなくて申し訳ございません』とかいってまた刺したんだよ!!
もう訳わかんねぇよ!!
使えないならなんで抜くんだよ、そしてなんで抜けるんだよ!!
そう思った俺は、一回抜けたからもう誰でも抜けるもんになったと思って、剣を抜こうと思ったら、今度はビクともしやがらねぇ。
あぁ、やっぱハンターさんは英雄なんだなって悟ったね。
悟ったけど、なんだか虚しかったね。
そんな時にフードのハンターさんが『貴殿はどうだ?』って、双剣持ってずっと目をつぶってるハンターさんに抜かせようとしたんだわ。
そのハンターさんは周りの異様な空気を察知してしばらく悩んでたみたいだけど、結構、剣に手をかけ、これまたあっさりスポッと抜いたよ。
もう誰も拍手もしねぇ。
そのハンターさんは周りを見渡して、村長の鋭い視線に気付いたんだろうな……
『じゃあ、私が……』
とか言って鞘に収めてたよ。
沸き起こるまばらな拍手の中、皆、心の中で思ったね『英雄伝説の武器をじゃあ使うってなんだよ!!』ってさ。
まぁ、そんなやり取りを遠くで見ていた娘は笑ってるし、本当に感謝してもし足りないほどの恩があるハンターさん達だ。
これからもあのハンターさん達を応援してるよ。
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