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あの子が耳を塞いだ時だけ現れる記録用紙
古物商
しおりを挟むロームちゃん(350JPY 1981)
─30代女性。娘の古い人形とのこと。
薬缶(80JPY 1960)
─80代男性。錻製で、注ぎ口がひしゃげている。
真鍮の頭蓋骨(980JPY 1975)
─20代女性。父親が大娜鉱山付近で拾得とのこと。
クリラ社卓灯(1,400JPY 1965)
─10代男性。逃避。
「またかしら、またかしら。ドアーをかためて、ふるえましょ。まどをふさいで、わめきましょ。オホホ、オホホホ、イヒヒヒ…………(以下繰返し)」
「買取後、どういうわけか茶を飲めなくなった。こぼれだして、指も爛れさして、参ったもんだ。土もくずして、困ったもんだ」
「「「「「「」」」」」
かえせ」
「みなさま、御免なさい、御免なさい。ミツ子はぼくが殺しました。はじめは、右の腕をはぎました。はいだのを鼻に巻いて、かぎながらズックズックと、あそびました。(以下、読者の裁量を狂わせかねない内容であると判断し、不記)」
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