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第178話 ミノケンタウロスの残した宝箱
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ゴゴゴゴゴ……。
ミノケンタウロスの消滅とともに部屋が開放されて新たな階段が現れる。
そして宝箱も俺の足元に現れた。
「マツイさーん、お見事でしたよ~!」
『やるじゃん、マツイさんっ』
ククリとスラが駆けつけてくる。
「いやあ、相手が素早くてびっくりしたけどふたりのおかげで勝てたよ」
「えへへ~、そんなことないですってば」
『マツイさんの魔法マジでヤバいね。あたしもあんな魔法が使えたら役に立てるのにさー』
「スラは充分役に立ってるよ。さっきだってスラが吐き出した魔力草がなかったらヤバかったかもしれないんだからな」
『そう? だったらいっかな』
ククリもスラも満足げに破顔した。
「さてと、ミノケンタウロスを倒した代わりに出てきた宝箱には何が入ってるかなー」
フロアボスの残していく宝箱には罠はないので俺は透視はせずにそのまま開けてみた。
ガチャ。ギイィィ……。
「あれ? なんにも入ってない……?」
『え、あたしにも見せてっ』
スラも一緒になって覗き込むも、
『ほんとだ、マジなんもないじゃん』
やはり中には何も入っていない。
『ククリちゃん、どゆこと?』
「え~、おかしいですね、何も入ってないはずないんですけどね~……」
首をかしげながらククリが宝箱の底を覗き込んだ。
「あっ、ちゃんとあるじゃないですかっ」
ククリが声を上げる。
「え、どこにあるんだよ」
「これですよ、これ。この茶色いのがそうです」
ククリが宝箱の底を指差して俺とスラに顔を向けた。
「んー?」
『どれどれ……』
俺とスラは再度宝箱を覗き込みククリの指差す先に目を凝らす。
「あっ」
『あっ!』
宝箱の底に茶色い米粒のようなものが落ちていることに気付き俺たちは声を揃えた。
「これがアイテム?」
俺は人差し指と親指でそれをつまみ上げる。
『ククリちゃん、これなーに?』
「えっへっへ~。なんとそれはですね~、スキルの種です!」
スラの問いにドヤ顔で答えてみせるククリだった。
ミノケンタウロスの消滅とともに部屋が開放されて新たな階段が現れる。
そして宝箱も俺の足元に現れた。
「マツイさーん、お見事でしたよ~!」
『やるじゃん、マツイさんっ』
ククリとスラが駆けつけてくる。
「いやあ、相手が素早くてびっくりしたけどふたりのおかげで勝てたよ」
「えへへ~、そんなことないですってば」
『マツイさんの魔法マジでヤバいね。あたしもあんな魔法が使えたら役に立てるのにさー』
「スラは充分役に立ってるよ。さっきだってスラが吐き出した魔力草がなかったらヤバかったかもしれないんだからな」
『そう? だったらいっかな』
ククリもスラも満足げに破顔した。
「さてと、ミノケンタウロスを倒した代わりに出てきた宝箱には何が入ってるかなー」
フロアボスの残していく宝箱には罠はないので俺は透視はせずにそのまま開けてみた。
ガチャ。ギイィィ……。
「あれ? なんにも入ってない……?」
『え、あたしにも見せてっ』
スラも一緒になって覗き込むも、
『ほんとだ、マジなんもないじゃん』
やはり中には何も入っていない。
『ククリちゃん、どゆこと?』
「え~、おかしいですね、何も入ってないはずないんですけどね~……」
首をかしげながらククリが宝箱の底を覗き込んだ。
「あっ、ちゃんとあるじゃないですかっ」
ククリが声を上げる。
「え、どこにあるんだよ」
「これですよ、これ。この茶色いのがそうです」
ククリが宝箱の底を指差して俺とスラに顔を向けた。
「んー?」
『どれどれ……』
俺とスラは再度宝箱を覗き込みククリの指差す先に目を凝らす。
「あっ」
『あっ!』
宝箱の底に茶色い米粒のようなものが落ちていることに気付き俺たちは声を揃えた。
「これがアイテム?」
俺は人差し指と親指でそれをつまみ上げる。
『ククリちゃん、これなーに?』
「えっへっへ~。なんとそれはですね~、スキルの種です!」
スラの問いにドヤ顔で答えてみせるククリだった。
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