171 / 233
第171話 トロールコレクター
しおりを挟む
目覚まし草と満腹草の効果で睡眠も食事も必要なくなり、影縫いのお守りの効果でダンジョン外に出される心配もなくなった俺は動きの遅いトロールをばったばったと斬り倒していった。
途中トロールが落としたドロップアイテムである攻撃力+7の鉄こんぼうをスラに飲み込ませ手に入れたカエルの涙を異次元袋の中にしまうとまたもトロールたちと対峙した。
七百体、八百体、九百体とトロールたちを狩っていき一日とちょっとが経過した時だった。
【トロールコレクターを取得しました】
俺はスキル、トロールコレクターを手に入れたのだった。
*************************************
マツイ:レベル158
生命力:224/226
魔力:152/156
攻撃力:176
防御力:174
素早さ:119
スキル:魔眼、テイマー、スライムコレクター、ゴブリンコレクター、ゾンビコレクター、ビーコレクター、コボルトコレクター、バットコレクター、ボアコレクター、スケルトンコレクター、オークコレクター、キマイラコレクター、グリュプスコレクター、トロールコレクター
魔法:バトルマッチ、ヒール、バトルアイス、キュア、バトルウインド、ハイヒール、バトルアース、ハイキュア、バトルメテオ、フライ
*************************************
俺のレベルは149から158に上がっていた。
またフライという新しい魔法も覚えた。
*************************************
スラ:レベル181
生命力:87/88
魔力:44/45
攻撃力:43
防御力:75
素早さ:156
特技:飲み込む、吐き出す、自爆、口笛
*************************************
スラのレベルも165から181に上がり新しい特技をマスターしていた。
「スラの覚えた口笛ってなんだ?」
ククリに訊ねると、
「口笛はモンスターの攻撃対象を自分にする特技です」
わかりやすく教えてくれる。
「へー、あんまり使い道はなさそうだな」
『だねー』
「面倒だからその特技は使うなよ、スラ」
弱いスラがそんな特技を使ったら余計足手まといになるだけだからな。
『わかってるってば。あたしもう自分が弱いってことわかってるし、そんなむちゃしないよーだ』
「あ……そうなの?」
てっきりスラはまだ自分が強いとでも勘違いしていると思っていたのだが。
『あのねマツイさん、あたしだってバカじゃないんだからさすがに気付くって。グリュプスとかトロール相手にあたしがマジ勝てるわけないっしょ。あたしに出来ることはせいぜいマツイさんの足を引っ張らないようにしながらいいアイテムを吐き出すことくらいじゃん』
レベルが上がったせいかスラは少しだけ大人びた表情で語った。
うーん……いつの間にかスラは自分の置かれている状況を理解していたようだ。
お前は切り札だと言ったら無邪気に喜んでいた頃がちょっとだけなつかしい。
「ククリ、ちなみに俺の新しい魔法はどういう魔法なんだ?」
フライという魔法を覚えたようだが口にすると発動してしまうから不用意に言うわけにはいかない。
「フライですか? フライは空を飛ぶ魔法ですよ」
「へー。消費魔力は?」
「一秒につき魔力を1消費します」
「だいぶ魔力を使うんだな」
俺の魔力は156だからマックスでも二分ちょっとしか飛べないじゃないか。
「そうですね。まあ今のマツイさんには必要ない魔法だからいいじゃないですか」
ヒーローマントを装備している俺を見てククリが言う。
「それより今回はガンガン行くんですよね。でしたらさっさと次の階層に進みましょうよ」
「あ、ああ。じゃあスラ行くぞ」
『オッケー』
俺たちはミノタウロスの待つ地下十三階層へと歩を進めた。
途中トロールが落としたドロップアイテムである攻撃力+7の鉄こんぼうをスラに飲み込ませ手に入れたカエルの涙を異次元袋の中にしまうとまたもトロールたちと対峙した。
七百体、八百体、九百体とトロールたちを狩っていき一日とちょっとが経過した時だった。
【トロールコレクターを取得しました】
俺はスキル、トロールコレクターを手に入れたのだった。
*************************************
マツイ:レベル158
生命力:224/226
魔力:152/156
攻撃力:176
防御力:174
素早さ:119
スキル:魔眼、テイマー、スライムコレクター、ゴブリンコレクター、ゾンビコレクター、ビーコレクター、コボルトコレクター、バットコレクター、ボアコレクター、スケルトンコレクター、オークコレクター、キマイラコレクター、グリュプスコレクター、トロールコレクター
魔法:バトルマッチ、ヒール、バトルアイス、キュア、バトルウインド、ハイヒール、バトルアース、ハイキュア、バトルメテオ、フライ
*************************************
俺のレベルは149から158に上がっていた。
またフライという新しい魔法も覚えた。
*************************************
スラ:レベル181
生命力:87/88
魔力:44/45
攻撃力:43
防御力:75
素早さ:156
特技:飲み込む、吐き出す、自爆、口笛
*************************************
スラのレベルも165から181に上がり新しい特技をマスターしていた。
「スラの覚えた口笛ってなんだ?」
ククリに訊ねると、
「口笛はモンスターの攻撃対象を自分にする特技です」
わかりやすく教えてくれる。
「へー、あんまり使い道はなさそうだな」
『だねー』
「面倒だからその特技は使うなよ、スラ」
弱いスラがそんな特技を使ったら余計足手まといになるだけだからな。
『わかってるってば。あたしもう自分が弱いってことわかってるし、そんなむちゃしないよーだ』
「あ……そうなの?」
てっきりスラはまだ自分が強いとでも勘違いしていると思っていたのだが。
『あのねマツイさん、あたしだってバカじゃないんだからさすがに気付くって。グリュプスとかトロール相手にあたしがマジ勝てるわけないっしょ。あたしに出来ることはせいぜいマツイさんの足を引っ張らないようにしながらいいアイテムを吐き出すことくらいじゃん』
レベルが上がったせいかスラは少しだけ大人びた表情で語った。
うーん……いつの間にかスラは自分の置かれている状況を理解していたようだ。
お前は切り札だと言ったら無邪気に喜んでいた頃がちょっとだけなつかしい。
「ククリ、ちなみに俺の新しい魔法はどういう魔法なんだ?」
フライという魔法を覚えたようだが口にすると発動してしまうから不用意に言うわけにはいかない。
「フライですか? フライは空を飛ぶ魔法ですよ」
「へー。消費魔力は?」
「一秒につき魔力を1消費します」
「だいぶ魔力を使うんだな」
俺の魔力は156だからマックスでも二分ちょっとしか飛べないじゃないか。
「そうですね。まあ今のマツイさんには必要ない魔法だからいいじゃないですか」
ヒーローマントを装備している俺を見てククリが言う。
「それより今回はガンガン行くんですよね。でしたらさっさと次の階層に進みましょうよ」
「あ、ああ。じゃあスラ行くぞ」
『オッケー』
俺たちはミノタウロスの待つ地下十三階層へと歩を進めた。
0
お気に入りに追加
672
あなたにおすすめの小説
異世界帰りの元勇者、日本に突然ダンジョンが出現したので「俺、バイト辞めますっ!」
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
俺、結城ミサオは異世界帰りの元勇者。
異世界では強大な力を持った魔王を倒しもてはやされていたのに、こっちの世界に戻ったら平凡なコンビニバイト。
せっかく強くなったっていうのにこれじゃ宝の持ち腐れだ。
そう思っていたら突然目の前にダンジョンが現れた。
これは天啓か。
俺は一も二もなくダンジョンへと向かっていくのだった。
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
「魔物肉は食べられますか?」異世界リタイアは神様のお情けです。勝手に召喚され馬鹿にされて追放されたのでスローライフを無双する。
太も歩けば右から落ちる(仮)
ファンタジー
その日、和泉春人は、現実世界で早期リタイアを達成した。しかし、八百屋の店内で勇者召喚の儀式に巻き込まれ異世界に転移させられてしまう。
鑑定により、春人は魔法属性が無で称号が無職だと判明し、勇者としての才能も全てが快適な生活に関わるものだった。「お前の生活特化笑える。これは勇者の召喚なんだぞっ。」最弱のステータスやスキルを、勇者達や召喚した国の重鎮達に笑われる。
ゴゴゴゴゴゴゴゴォ
春人は勝手に召喚されながら、軽蔑されるという理不尽に怒り、王に暴言を吐き国から追放された。異世界に嫌気がさした春人は魔王を倒さずスローライフや異世界グルメを満喫する事になる。
一方、乙女ゲームの世界では、皇后陛下が魔女だという噂により、同じ派閥にいる悪役令嬢グレース レガリオが婚約を破棄された。
華麗なる10人の王子達との甘くて危険な生活を悪役令嬢としてヒロインに奪わせない。
※春人が神様から貰った才能は特別なものです。現実世界で達成した早期リタイアを異世界で出来るように考えてあります。
春人の天賦の才
料理 節約 豊穣 遊戯 素材 生活
春人の初期スキル
【 全言語理解 】 【 料理 】 【 節約 】【 豊穣 】【 遊戯化 】【 マテリア化 】 【 快適生活スキル獲得 】
ストーリーが進み、春人が獲得するスキルなど
【 剥ぎ取り職人 】【 剣技 】【 冒険 】【 遊戯化 】【 マテリア化 】【 快適生活獲得 】 【 浄化 】【 鑑定 】【 無の境地 】【 瀕死回復Ⅰ 】【 体神 】【 堅神 】【 神心 】【 神威魔法獲得 】【 回路Ⅰ 】【 自動発動 】【 薬剤調合 】【 転職 】【 罠作成 】【 拠点登録 】【 帰還 】 【 美味しくな~れ 】【 割引チケット 】【 野菜の種 】【 アイテムボックス 】【 キャンセル 】【 防御結界 】【 応急処置 】【 完全修繕 】【 安眠 】【 無菌領域 】【 SP消費カット 】【 被ダメージカット 】
≪ 生成・製造スキル ≫
【 風呂トイレ生成 】【 調味料生成 】【 道具生成 】【 調理器具生成 】【 住居生成 】【 遊具生成 】【 テイルム製造 】【 アルモル製造 】【 ツール製造 】【 食品加工 】
≪ 召喚スキル ≫
【 使用人召喚 】【 蒐集家召喚 】【 スマホ召喚 】【 遊戯ガチャ召喚 】
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
エラーから始まる異世界生活
KeyBow
ファンタジー
45歳リーマンの志郎は本来異世界転移されないはずだったが、何が原因か高校生の異世界勇者召喚に巻き込まれる。
本来の人数より1名増の影響か転移処理でエラーが発生する。
高校生は正常?に転移されたようだが、志郎はエラー召喚されてしまった。
冤罪で多くの魔物うようよするような所に放逐がされ、死にそうになりながら一人の少女と出会う。
その後冒険者として生きて行かざるを得ず奴隷を買い成り上がっていく物語。
某刑事のように”あの女(王女)絶対いずれしょんべんぶっ掛けてやる”事を当面の目標の一つとして。
実は所有するギフトはかなりレアなぶっ飛びな内容で、召喚された中では最強だったはずである。
勇者として活躍するのかしないのか?
能力を鍛え、復讐と色々エラーがあり屈折してしまった心を、召還時のエラーで壊れた記憶を抱えてもがきながら奴隷の少女達に救われるて変わっていく第二の人生を歩む志郎の物語が始まる。
多分チーレムになったり残酷表現があります。苦手な方はお気をつけ下さい。
初めての作品にお付き合い下さい。
異世界の約束:追放者の再興〜外れギフト【光】を授り侯爵家を追い出されたけど本当はチート持ちなので幸せに生きて見返してやります!〜
KeyBow
ファンタジー
主人公の井野口 孝志は交通事故により死亡し、異世界へ転生した。
そこは剣と魔法の王道的なファンタジー世界。
転生した先は侯爵家の子息。
妾の子として家督相続とは無縁のはずだったが、兄の全てが事故により死亡し嫡男に。
女神により魔王討伐を受ける者は記憶を持ったまま転生させる事が出来ると言われ、主人公はゲームで遊んだ世界に転生した。
ゲームと言ってもその世界を模したゲームで、手を打たなければこうなる【if】の世界だった。
理不尽な死を迎えるモブ以下のヒロインを救いたく、転生した先で14歳の時にギフトを得られる信託の儀の後に追放されるが、その時に備えストーリーを変えてしまう。
メイヤと言うゲームでは犯され、絶望から自殺した少女をそのルートから外す事を幼少期より決めていた。
しかしそう簡単な話ではない。
女神の意図とは違う生き様と、ゲームで救えなかった少女を救う。
2人で逃げて何処かで畑でも耕しながら生きようとしていたが、計画が狂い何故か闘技場でハッスルする未来が待ち受けているとは物語がスタートした時はまだ知らない・・・
多くの者と出会い、誤解されたり頼られたり、理不尽な目に遭ったりと、平穏な生活を求める主人公の思いとは裏腹に波乱万丈な未来が待ち受けている。
しかし、主人公補正からかメインストリートから逃げられない予感。
信託の儀の後に侯爵家から追放されるところから物語はスタートする。
いつしか追放した侯爵家にザマアをし、経済的にも見返し謝罪させる事を当面の目標とする事へと、物語の早々に変化していく。
孤児達と出会い自活と脱却を手伝ったりお人好しだ。
また、貴族ではあるが、多くの貴族が好んでするが自分は奴隷を性的に抱かないとのポリシーが行動に規制を掛ける。
果たして幸せを掴む事が出来るのか?魔王討伐から逃げられるのか?・・・
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
ダンジョン美食倶楽部
双葉 鳴|◉〻◉)
ファンタジー
長年レストランの下働きとして働いてきた本宝治洋一(30)は突如として現れた新オーナーの物言いにより、職を失った。
身寄りのない洋一は、飲み仲間の藤本要から「一緒にダンチューバーとして組まないか?」と誘われ、配信チャンネル【ダンジョン美食倶楽部】の料理担当兼荷物持ちを任される。
配信で明るみになる、洋一の隠された技能。
素材こそ低級モンスター、調味料も安物なのにその卓越した技術は見る者を虜にし、出来上がった料理はなんとも空腹感を促した。偶然居合わせた探索者に振る舞ったりしていくうちに【ダンジョン美食倶楽部】の名前は徐々に売れていく。
一方で洋一を追放したレストランは、SSSSランク探索者の轟美玲から「味が落ちた」と一蹴され、徐々に落ちぶれていった。
※カクヨム様で先行公開中!
※2024年3月21で第一部完!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる