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第27章 ソーロン帝国の秘密編
2708.光魔法治療学院(4)
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ホータルから、思念伝達で、連絡が入った。私は、直ぐに、イーデン王国の都市ロンデンにあるテラ・ワールドの支店に移動した。そして、支店の中に入って、受付に声を掛けた。
「ムーンだけど、ホータルは、いるかな?」
「はい、私です。お待ちしておりました」
「それで、何処の土地かな?」
「まず、治療院の方から、説明します」
「お願いする」
ホータルは、ロンデンの地図を広げて、場所を示してくれた。
「分かった。直ぐに、治療院を建てたいが、いいかな?」
「はい、大丈夫です。既に、手付金は払っております」
ホータルの用意してくれた土地は、貴族エリアと平民エリアの両方に跨った所で、しかも、神殿からは、貴族エリアの両端に位置していた。希望通りの土地を探してくれたようだ。
「ありがとう。希望通りだ。よくやった」
「それから、宿泊施設ですが、治療院からは、少し離れた所になります」
ホータルは、また、地図の位置を示した。確かに、少し離れているが、特に問題はなさそうだ。
「今は、ここでいいが、治療院と宿泊施設の間の土地も、購入して貰えるかな。費用は、いくらかかってもいいよ」
「はい、分りました。直ぐに、手配します」
「それじゃ、よろしく頼む」
私は、ホータルと別れて、指示された土地を見に行った。早速、建物を建てるつもりだ。
最初に、治療院の建設に取り掛かった。こちらは、既にイメージが出来上がっていたので、特に問題なく、直ぐに土魔法で造ることが出来た。それから、宿泊施設用の土地に移動した。
こちらは、後々のことも考えて、地上4階建ての建物にした。そして、地下1階に転移魔法用の魔法陣を描いて、複数の治療院に移動できるように、準備を整えた。そして、更に下に地下4階まで、作り上げた。地下1階から地下2階以下に行くには、結界があって、指定された者しか行けないようにした。
暫くして、マリーから思念伝達で、連絡が入った。
「ムーンだが、どうした?」
「ある程度、魔人族の調査が終わりました。現時点での報告をさせていただきます」
「分かった」
「魔人族は、赤の竜人と交易があるようです。獣や魔物を日用品と交換しているようです」
「ほう、そうか」
「炎の魔人族、氷の魔人族、雷の魔人族は、交易をしているのですが、土の魔人族は、自給自足で生活しているようで、赤の竜人との接触はないようです」
「不思議だな。一番、近い所に住んでいるのに」
「確かに、ただ、その理由については、分かっておりません」
「そうか。引き続き、監視をしておいてくれ。但し、急ぎではないので、部下に任せておいて構わない」
「了解」
私は、マリーとの思念伝達を切った。思念伝達を切ってから、ふと、疑問になった。それは、交換している日用品をどこから持ってきているかだ。ソーロン帝国とは、戦争状態だ。そうすると、ソーロン帝国から、日用品を調達することは無理だ。船を使っているようには、思えない。
そうすると、転移魔法で、商品を転送しているということか。そして、それは、どこの国から持ってきているのか?これは、至急、調査しておく必要がある。赤の竜人のバックに、どこの国がいるのか、知っておく必要がある。そして、これは、至急、必要なことだ。
私は、もう一度、マリーに思念伝達で、連絡を取った。
「マリーか、ムーンだが、至急、調べて欲しいことがある。それには、直接、マリーが行って欲しい」
「ムーン様、それほど、大事なことですか?」
「そうだ。だから、他の者には、任せることができない」
「分かりました。私の直属の部下も使っていいですか?」
「構わない。このことは、最優先で、行って欲しい。だから、どの部下を使っても構わない。但し、マリー自らが実行するように、これだけは、必ず、守る事」
「はい、分りました」
私は、マリーとの思念伝達を切った。暫くは、待たなくては仕方がない。出来れば、早急に報告が欲しい。
一方、マリーは、カモミールとダリアを連れて、赤の竜人のいるダンジョンに向かった。
「ここからは、隠密魔法を使うよ」
「「はい」」
カモミールとダリアは、マリーに指示に従って、隠密魔法を使い、姿を消した。
3人は、姿を消して、ダンジョンを潜って行った。途中の魔物には、目もくれずに、ひたすら、赤の竜人を探して、潜って行った。
ついに、最下層に到着した。すると、赤の竜人の居る場所に、古い遺跡の様なものがあった。
その遺跡の様なものには、魔法陣が描かれている。マリーは、その映像をムーンに送ることにした。マリーは、用心しながら、写真乾板に魔方陣を写した。そして、最下層に居る赤の竜人の様子がいつでも見ることが出来る様に、監視用の神具を備え付けて、立ち去ることにした。
マリーは、思念伝達で、カモミールとダリアに連絡を取って、秘密のアジトに移動するように、言った。3人は、転移用の神具で、素早く移動した。
「ムーンだけど、ホータルは、いるかな?」
「はい、私です。お待ちしておりました」
「それで、何処の土地かな?」
「まず、治療院の方から、説明します」
「お願いする」
ホータルは、ロンデンの地図を広げて、場所を示してくれた。
「分かった。直ぐに、治療院を建てたいが、いいかな?」
「はい、大丈夫です。既に、手付金は払っております」
ホータルの用意してくれた土地は、貴族エリアと平民エリアの両方に跨った所で、しかも、神殿からは、貴族エリアの両端に位置していた。希望通りの土地を探してくれたようだ。
「ありがとう。希望通りだ。よくやった」
「それから、宿泊施設ですが、治療院からは、少し離れた所になります」
ホータルは、また、地図の位置を示した。確かに、少し離れているが、特に問題はなさそうだ。
「今は、ここでいいが、治療院と宿泊施設の間の土地も、購入して貰えるかな。費用は、いくらかかってもいいよ」
「はい、分りました。直ぐに、手配します」
「それじゃ、よろしく頼む」
私は、ホータルと別れて、指示された土地を見に行った。早速、建物を建てるつもりだ。
最初に、治療院の建設に取り掛かった。こちらは、既にイメージが出来上がっていたので、特に問題なく、直ぐに土魔法で造ることが出来た。それから、宿泊施設用の土地に移動した。
こちらは、後々のことも考えて、地上4階建ての建物にした。そして、地下1階に転移魔法用の魔法陣を描いて、複数の治療院に移動できるように、準備を整えた。そして、更に下に地下4階まで、作り上げた。地下1階から地下2階以下に行くには、結界があって、指定された者しか行けないようにした。
暫くして、マリーから思念伝達で、連絡が入った。
「ムーンだが、どうした?」
「ある程度、魔人族の調査が終わりました。現時点での報告をさせていただきます」
「分かった」
「魔人族は、赤の竜人と交易があるようです。獣や魔物を日用品と交換しているようです」
「ほう、そうか」
「炎の魔人族、氷の魔人族、雷の魔人族は、交易をしているのですが、土の魔人族は、自給自足で生活しているようで、赤の竜人との接触はないようです」
「不思議だな。一番、近い所に住んでいるのに」
「確かに、ただ、その理由については、分かっておりません」
「そうか。引き続き、監視をしておいてくれ。但し、急ぎではないので、部下に任せておいて構わない」
「了解」
私は、マリーとの思念伝達を切った。思念伝達を切ってから、ふと、疑問になった。それは、交換している日用品をどこから持ってきているかだ。ソーロン帝国とは、戦争状態だ。そうすると、ソーロン帝国から、日用品を調達することは無理だ。船を使っているようには、思えない。
そうすると、転移魔法で、商品を転送しているということか。そして、それは、どこの国から持ってきているのか?これは、至急、調査しておく必要がある。赤の竜人のバックに、どこの国がいるのか、知っておく必要がある。そして、これは、至急、必要なことだ。
私は、もう一度、マリーに思念伝達で、連絡を取った。
「マリーか、ムーンだが、至急、調べて欲しいことがある。それには、直接、マリーが行って欲しい」
「ムーン様、それほど、大事なことですか?」
「そうだ。だから、他の者には、任せることができない」
「分かりました。私の直属の部下も使っていいですか?」
「構わない。このことは、最優先で、行って欲しい。だから、どの部下を使っても構わない。但し、マリー自らが実行するように、これだけは、必ず、守る事」
「はい、分りました」
私は、マリーとの思念伝達を切った。暫くは、待たなくては仕方がない。出来れば、早急に報告が欲しい。
一方、マリーは、カモミールとダリアを連れて、赤の竜人のいるダンジョンに向かった。
「ここからは、隠密魔法を使うよ」
「「はい」」
カモミールとダリアは、マリーに指示に従って、隠密魔法を使い、姿を消した。
3人は、姿を消して、ダンジョンを潜って行った。途中の魔物には、目もくれずに、ひたすら、赤の竜人を探して、潜って行った。
ついに、最下層に到着した。すると、赤の竜人の居る場所に、古い遺跡の様なものがあった。
その遺跡の様なものには、魔法陣が描かれている。マリーは、その映像をムーンに送ることにした。マリーは、用心しながら、写真乾板に魔方陣を写した。そして、最下層に居る赤の竜人の様子がいつでも見ることが出来る様に、監視用の神具を備え付けて、立ち去ることにした。
マリーは、思念伝達で、カモミールとダリアに連絡を取って、秘密のアジトに移動するように、言った。3人は、転移用の神具で、素早く移動した。
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